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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年04月18日

あなたは、なに係なんですか?

昨日は日立市大みかの「コクリエ」にて
「コクリエドリンクススピンオフ~
パラレルプロジェクトを企画しよう」

でした。
「パラレルプロジェクト」とは、
若松佑樹さんの株式会社えぽっくが
進めているプロジェクトで

20代~30代の若手社会人が
地域企業と一緒に仕事をつくるプロセスを
経験できるものです。

今回題材となったのは
常陸太田市にある里山ホテル。

事例発表をしてくれたのは
藤岡みのりさん。

あなたは、なに係なんですか?

藤岡さんは
三重県出身で茨城県農学部に進学。
大学在学中に食農教育プロジェクトの立ち上げなどを行う。
卒論のテーマは「園芸療法」についてだった。

就職活動の時に、
まわりを見ていると公務員だったり大企業だったりの
いわゆる「安定志向」の人たちを見ていて、

「安定って何?」
という問いが生まれた。

そして、安定とは、大企業に入ることではなく、
どこでも生きていける力をつけることだと思うようになる。

「理念を事業化している企業」というテーマで
企業探しをするのだけどうまくいかず。

その後、4年生の8月から長期インターンをしていた
里山ホテルに入社する。

それは、こんな理念に共感したからだった。
「里山ホテル ときわ路は、里山にある自然の恵みを編集して
常陸太田から世界へ里山の魅力を伝えるライフスタイルホテルです。」
参考:
http://satoyama-hotel.com/whats/

そこで、当時の代表から素敵な質問をもらう。
「あなたはなに係なんですか?」

契約している有機農家さんにいったとき、
「野菜が胸を張っているように感じた」と
藤岡さんは言った。

それを私はとどけたいんだ、と
「とどける係」になった。

この春、就職してから3年が経った。
はたして自分は、「生きていける力」を身につけたのだろうか?
そして何をとどけてきたのだろうか?
そんな問いの中にいる。

・・・ここまでプレゼン内容

そんなプレゼンを受けて、
実際に、とどける係になったつもりで、

「誰に」「何を」届けたいのか?
というワークショップを行った。

その「誰に」や「何を」は、
単なるアイデア出しではなく、
自分の過去を掘り下げた時の
強烈な体験をベースにして考えること。

あなたは、なに係なんですか?

あなたは、なに係なんですか?

あなたは、なに係なんですか?

そんなテーマでワークショップを行い、発表してもらった。

あなたは、なに係なんですか?

あなたは、なに係なんですか?

あなたは、なに係なんですか?

出てきたプレゼンテーションに
心を動かされていた。

自分の実家が肉牛を育てていて、
それを初めて生まれてから出荷までの3年間を
体験した話をベースに、
長期の体験プログラムを考えたチームや、

中学時代に心を開く場がなくて苦しかった経験をもとに、
それを屋外での演劇ワークショップのプログラムに落とし込んで、
宿泊者同士のつながりをつくることを企画したチームなど、
心動かされるプレゼンだった。

こんな風に新規プランを考え、
実行するまでを「パラレルプロジェクト」として
取り組めると面白いなと思った。

「顧客は、過去にしかいない」
と僕は思っているし、

その「過去」を積み重ねるために、
何かをやってみることが大切で、
やってみるだけではなく、
それを振り返ることはもっと大切で。

小さなプロジェクトチームに入って、
結果が出るまでやってみる、という経験が
藤岡さんのいう
「どこでも生きていける力」につながっていくと思った。

「パラレルプロジェクト」は、
若手社会人にとっても、学生にとっても、
小さな、しかし真剣なプロジェクトを立ち上げ、
それを実行するためのプラットフォームになるだろうと思った。

そして、最後の締めで言おうと思っていたこと。
(言うの忘れた。)

今回のワークショップでは
みんなに「とどける係」をやってもらったけど、

プロジェクトにおいても
人生においても、
「あなたは、なに係なんですか?」
っていう問いが大切だなあと思った。

僕はなに係なんだろう?

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Posted by ニシダタクジ at 08:18│Comments(0)学び
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