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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年05月03日

「成長」とか「挑戦」ではなく

「にいがたイナカレッジ」
https://inacollege.jp/
インターンシップのブレストをしてきました。

「田舎インターンシップ」って、
高知市の南の風社さんとか、
海士町の巡りの環さんとか、
一時期そんな話していたなあと。

「インターンシップ」という言葉が一般的になり、
「どこか、インターンシップとか行く?」
と大学生の日常会話に出てくるようになった今こそ。

僕は、「田舎インターンシップ」を推したいなと思う。
それも、1,2年生の段階で。

キーワードはやはり、
「評価」と「承認」になるのかもしれないなと。

他者評価の檻から脱出する、
いや、
他者評価の檻から自分を脱出させる、そんな方法。

それを考えるには、
やはり、なぜ、を考える必要がある。

なぜ、教育は、
「他者評価の檻」へと人を投げ込もうとしてきたのか。

「承認」の欲求を、
「他者からの評価」欲求へとズラしてきたのか。

そして、私たちはなぜ、その戦略に
うっかりとハマってしまっているのか。
そんな問いから始める必要がある。

もし、あなたがそのような問いを持たずに、
大学に現役合格してしまったとしたら、
18歳、19歳の重要な宿題がその問いを考えること
なのかもしれないと思う。

そして、何より、
自分の中にある「承認」欲求に気づくこと。

そして、
「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)

「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史 だいわ文庫)

を読んで、
自分の中にある「承認欲求」と
日本の学校化された社会の「同調圧力」について知ること。

そしてもし、
自分に第1段階の「親和的承認」(存在承認)が足りてないとしたら、

まずはそれを補充することが
とっても大切なのだ。

「自信がない」大学生の根本原因は、
「親和的承認」(存在承認)の機会の少なさにあると僕は思っている。

家庭環境や学校生活、あるいは地域環境によって、
ありのままの自分、その存在そのものを認めてもらう機会が
減っている。

だからこそ。
イナカレッジが提供しているような
「田舎インターン」は効果的だと思う。

若者がほとんどいないような地域に入り込み、
ひたすら話を聞き、「価値は何か?」と自分に問いかける。

そうやって、価値を問い直すこと。
何よりも、地域のおじいちゃんおばあちゃんたちが
「今日は何するの?」
とか、話しかけてきてくれる。

その何気ない日常の会話が、
「自分は若いだけで価値があるのかもしれない」
と感じさせてくれる。

田舎では「若さ」は価値だ。
しかも、圧倒的な価値だ。
そんな価値のシャワーを浴び続けること。

「就職」とか「成長」とか「挑戦」とか
そういうキーワードを並べる前に、
(これって他者評価ベースのキーワードなんじゃないか)

僕は
「評価」について客観視し、「承認」を体感し、
「価値」とは何かを考える機会を得ること。
それこそが重要だと思う。

「夏休みの1か月という時間をどのように投資するのか?」
は重要な問題だと僕は思う。

僕なら、「田舎インターン」をおすすめしたい。
相談のりますよ。

「成長」とか「挑戦」ではなく
長岡市木沢(旧川口町)の朝

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Posted by ニシダタクジ at 07:49│Comments(0)日記
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