2018年05月24日
「他者化」と「承認」
むつさとしさん(観光家、コモンズデザイナー、社会実験者)
に「当事者研究スゴロク」の話を聞いた。
https://tk-sugoroku.jimdo.com/
今日のメンバー
正宗屋は今日も定休日
当事者研究すごろく「降りていく生き方ゲーム」
■当事者研究とは?
北海道浦河町にある「べてるの家」と「浦河赤十字病院精神科」ではじまった
アセスメントとリハビリテーションのプログラムです。
どうにもならない自分を、他人事のように考えると
なぜだか元気になってくる不思議な研究。
合言葉は「自分自身で、共に!」「無反省で行こう!」など。
■当事者研究スゴロクとは?
むつさとし(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)が企画した
参加交流型のソーシャル・ゲームです。
オープンソースですので、誰でも自由に、
無料で作って遊べるスゴロク遊びです。
ぜひいろんなところで遊んでみてください。
https://tk-sugoroku.jimdo.com/
なんか、かっこいいんすよ、むつさんは。
今回もいい機会を頂きました。
~~~以下メモ
「他者化」するということ。
過去のトラウマも病気も、いったん他者化することで、
その他者化されたものに対して、共感することができる。
「当事者研究」では、
幻聴を「無くすべきもの」ととらえるのではなく、
ひとまず「幻聴さん」という他者化をする。
それによって、「幻聴さん」との対話が生まれる。
そうすると「幻聴さん」の言葉が変わってくる。
べてるの家では、「透明人間がいる」という結論になり、争いがなくなった。
「透明人間さん」のために、食事を用意するようになった。
ストーリーを共有する、ってそういうことか。
妄想が一個増えてる。透明人間だなんて。(笑)
「おもろい話ない?」
って大阪人に聞かれたら、「失敗談」をしゃべらなければならない。
相手は、さらにおもろい「失敗談」を話してくる。
そしたらそれを上回る失敗談を話しなきゃいけない
弱みを出せば出すほど仲良くなれる。
「こんな俺やけど仲良くしてや」
「そういうやつもおる。知らんけどな」って言える大阪。
「正直であること」が商人道の基本。
「武士は食わねど高楊枝」が武士道の精神。
学校は武士道ばかり教えていないか?
出来事(病気・つらかったこと等)を無記名で書き出し、他者化する。
その他者化されたものを他者からの共感(衝撃度)ベースで
何コマ進むにするかにレベル分けする。
自分の病名をまずつけてみる。
「世の中がどんどんダメになっていく。年寄りばっかりになる。
そしたら、助け合うしかないよね。その先には希望しかない。」
(むつさとしさんの言葉)
~~~ここまでメモ
「まわしよみ新聞」と「直観読みブックマーカー」
も陸奥さんが考えたコミュニケーションデザインだけど、
「当事者研究スゴロク」はさらにすごいな、と。
キーワードは「他者化」だ。
出来事を「文字化」し、
それをすごろくのコマにすることで、
「他者化」が起こる。
つらかった出来事を、
コマにし、それをみんなによって、
共感度(進むコマ数)を決めてもらう。
それって、「承認」のプロセスなんじゃないかな、って。
しかも「親和的承認」の。いわゆる存在承認だ。
病気だったり、つらい出来事があったけど、
いま、ここに生きている。
この場に居合わせている。
それでいいんだなって感じられる。
そのためには、悩みを真剣に聞くんじゃなくて、
スゴロクにして、遊んでしまえっていうのが
むつさん流のコミュニケーションデザインだ。
ちょうど
僕にとっては「承認」がキーワードだったので、
とてもタイムリーだった。
「他者化」と「承認」。
ひとつ、素敵なキーワードをもらいました。
ありがとうございました。
に「当事者研究スゴロク」の話を聞いた。
https://tk-sugoroku.jimdo.com/
今日のメンバー
正宗屋は今日も定休日
当事者研究すごろく「降りていく生き方ゲーム」
■当事者研究とは?
北海道浦河町にある「べてるの家」と「浦河赤十字病院精神科」ではじまった
アセスメントとリハビリテーションのプログラムです。
どうにもならない自分を、他人事のように考えると
なぜだか元気になってくる不思議な研究。
合言葉は「自分自身で、共に!」「無反省で行こう!」など。
■当事者研究スゴロクとは?
むつさとし(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)が企画した
参加交流型のソーシャル・ゲームです。
オープンソースですので、誰でも自由に、
無料で作って遊べるスゴロク遊びです。
ぜひいろんなところで遊んでみてください。
https://tk-sugoroku.jimdo.com/
なんか、かっこいいんすよ、むつさんは。
今回もいい機会を頂きました。
~~~以下メモ
「他者化」するということ。
過去のトラウマも病気も、いったん他者化することで、
その他者化されたものに対して、共感することができる。
「当事者研究」では、
幻聴を「無くすべきもの」ととらえるのではなく、
ひとまず「幻聴さん」という他者化をする。
それによって、「幻聴さん」との対話が生まれる。
そうすると「幻聴さん」の言葉が変わってくる。
べてるの家では、「透明人間がいる」という結論になり、争いがなくなった。
「透明人間さん」のために、食事を用意するようになった。
ストーリーを共有する、ってそういうことか。
妄想が一個増えてる。透明人間だなんて。(笑)
「おもろい話ない?」
って大阪人に聞かれたら、「失敗談」をしゃべらなければならない。
相手は、さらにおもろい「失敗談」を話してくる。
そしたらそれを上回る失敗談を話しなきゃいけない
弱みを出せば出すほど仲良くなれる。
「こんな俺やけど仲良くしてや」
「そういうやつもおる。知らんけどな」って言える大阪。
「正直であること」が商人道の基本。
「武士は食わねど高楊枝」が武士道の精神。
学校は武士道ばかり教えていないか?
出来事(病気・つらかったこと等)を無記名で書き出し、他者化する。
その他者化されたものを他者からの共感(衝撃度)ベースで
何コマ進むにするかにレベル分けする。
自分の病名をまずつけてみる。
「世の中がどんどんダメになっていく。年寄りばっかりになる。
そしたら、助け合うしかないよね。その先には希望しかない。」
(むつさとしさんの言葉)
~~~ここまでメモ
「まわしよみ新聞」と「直観読みブックマーカー」
も陸奥さんが考えたコミュニケーションデザインだけど、
「当事者研究スゴロク」はさらにすごいな、と。
キーワードは「他者化」だ。
出来事を「文字化」し、
それをすごろくのコマにすることで、
「他者化」が起こる。
つらかった出来事を、
コマにし、それをみんなによって、
共感度(進むコマ数)を決めてもらう。
それって、「承認」のプロセスなんじゃないかな、って。
しかも「親和的承認」の。いわゆる存在承認だ。
病気だったり、つらい出来事があったけど、
いま、ここに生きている。
この場に居合わせている。
それでいいんだなって感じられる。
そのためには、悩みを真剣に聞くんじゃなくて、
スゴロクにして、遊んでしまえっていうのが
むつさん流のコミュニケーションデザインだ。
ちょうど
僕にとっては「承認」がキーワードだったので、
とてもタイムリーだった。
「他者化」と「承認」。
ひとつ、素敵なキーワードをもらいました。
ありがとうございました。
Posted by ニシダタクジ at 12:15│Comments(0)
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