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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年10月17日

地域を「編集」するリアルメディアとしての宿

大正大学地域実習29日目。



南魚沼・里山十帖へ。
http://www.satoyama-jujo.com/about/

冒頭より
「2014年5月、私たちは新しい宿をオープンさせました。
でも旅館を始めたかったわけではありません。
レストランを始めたかったわけでもありません。
始めたかったのは、新たなインタラクティブ・メディアの枠組みをつくること。」

※この里山十帖とは?のページだけでも、応用できることが
たくさんあります。すごい。

雑誌「自遊人」を作っていた岩佐さんが
2004年に「米をつくいたい」と会社を移転。
農業法人を立ち上げ、地元の農家のお米を
生産者の名前入りで販売したりした(当時としては珍しい)
出版、農業、物品販売を行ってきた。

2013年。
山の中の温泉旅館が廃業するタイミングで
そこを買い取り、リノベーションの末「里山十帖」をオープンした。

「さとやまから始まる10の物語」
十帖とは、10ページのこと。

「真に豊かな暮らし」を提案・発信することを目的に、オーガニック魚沼産コシヒカリを育てる農作業体験「農」、美術大学との産学協同でリノベーションに取り組む「芸」、料理人とのコラボレーションで地産地消の郷土食文化に新たな彩りを加える「食」など、10のコンセプトから成っている(上記webより)

里山料理。
ここにあるものを楽しんでもらうこと。

そして何より、
ここでしかできない「体験」を重視していること。

「米一粒がメディア」。
「椅子はそのフォルムだけではなく、座り心地がメディア」。
「そこにある風景そのものがメディア」。
人と人の対話だけでなく、モノが、建物が、風景が語り出す……、
そんなメディアをつくっていきたいと考えています。(上記webより)

夏は星空を眺め、秋には稲刈りをして
冬にはかまくらの中でホットワインを楽しむ。

そんな里山十帖に来ないと体験できないことを
体験してもらうこと。

そしてスタッフではなくプレゼンターであり、
宿のコンセプト、食材の物語、自然について説明し
お客様に里山十帖を楽しんでもらうこと。
里山十帖そのものがメディアであるということ。

~~~以下メモ

雑誌が売れなくなってきている
→ホテル経営:次のステップへ

地域の人々に参加してもらう
料理部門:地域の食材を使って。

お客:ペルソナ設定
一番来てもらいたいお客にどうやってきてもらうか。

体験する:散歩ツアー
「あのお米が夜でますから」

そもそも美味しい上にプレゼンテーションするさらにおいしくなる。
150年前の北前船の物語:ネオ里山料理

宿:リアルメディア
その場所でしか味わえない。
1つ1つの体験がリアルメディア

薪ストーブ:暖かさが循環するように。

「地域おこし」をいかにカッコよくやるか。
「編集」によって地域の価値を高めていくこと。

バリアフリーではないこと
⇒ページに表示している。
お客さんの想定がある。

ハコは変わらない⇒季節によって「体験」を売ること
・たき火
・かまくら
・山菜

リピーターがくる。
⇒違う季節の里山体験をしたいから。

お土産を持ってくる。
「あなたに会いに来た」と言ってもらえる。

~~~ここまでメモ

美学。
言葉にうまくできないけど、そんな感じ。

美しさとは何か?
カッコよさって何か?
雑誌「自遊人」が編集していたものとは?
里山十帖が提供する「価値」とは?
そんな問いが次々に生まれていく。

「里山十帖」はお客さんの中に、
問いを残しているんじゃないか。

「豊かさ」って?
「季節」って?
「日本」って?
「地域」って?

その謎が解けなくて、
お客さんはまた里山十帖にやってくる。
与えられるだけの体験ではなく、そこに「参加」できること。

「編集者」とか「アーティスト」ってなんだろう?
って思った。

目の前にあるもの。
目の前になく、心や頭の中にあるもの。
人と人のあいだにあるもの。
季節と季節のあいだにあるもの。

それらを編集し、「価値」を生み出していく。

その「価値」っていうのは、
実は、自分の中に問いが生まれること、なのかもしれないなと思った。

それって、宿じゃなくて本屋でもできると思った。
いや、本屋こそがそういう空間になるんじゃないかと思った。

ツルハシブックスは
まさに「双方向メディア」だったんじゃないか。
そしてお客と店員の境をあいまいにすることで
お客が「参加」できる仕組みだったじゃないか。

デザイナーの役割は課題を解決すること
アーティストの役割は問いを投げかけること。

「編集者」っていうのは
その両方を同時に、しかもあいまいに行うこと、
なのかもしれないって思った。

さて、ぼくは本屋というフィールドで、
どんな編集をしますかね。

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Posted by ニシダタクジ at 07:35│Comments(0)学び
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