プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
オーナーへメッセージ

2019年02月10日

「営み」の中にある「畑」と「本屋」

2018年9月。
大正大学「地域実習」でお邪魔した
柏崎・荻ノ島集落。

「営み」の中にある「畑」と「本屋」

「営み」の中にある「畑」と「本屋」

そのときのレポート
「地域の個性の構成員になる」(18.9.20)
http://hero.niiblo.jp/e488131.html

7日のフォーラムでもお隣だった
春日さんと共に登壇した橋本さんの話を
思い出していた。

橋本さんは京都府立大公共政策からイナカレッジ長期インターンに参加し、
荻ノ島へ移住、1年目。

「会社ではたらく」よりも「米、野菜を自分でつくって百姓的に生きる」ほうが安定しているのではないか?
いまは5つ以上の仕事をしていると言っていた。

そんな橋本さんのコメントを思い出させるような本にあった。

「営み」の中にある「畑」と「本屋」
「常識的で何か問題でも?」(内田樹 朝日新書)
AERAの連載の再編集なのだけど。

内田さんの農業へのまなざし、というか表現力に
うなったのは、この本からだった。

営みと「天の恵み」という贈与と返礼(18.12.14)
http://hero.niiblo.jp/e488552.html

今回も素敵なフレーズがあったので、こちらに引用する。

~~~ここからメモ

文明と自然のインターフェースに立ち、自然からの贈与を人間社会に有用なものに変換する仕事には、人間性の根源に触れる何かがある。

うまく説明できないけれど、そのような場では、たぶん都市とは違う時間が流れているのだと思う。人工的な環境にいる限り決して発動しない脳内部位が活性化し、それまで使うことのなかった知覚が動き出すのではないかと思う。自分の身体が豊かな、手つかずの埋蔵資源で満たされていることに気づく。

自分自身の豊かさに気づくことのほうが、現金収入の多寡よりも大切だと彼らは直感したのだと思う。

~~~ここまでメモ

橋本くんが移住した理由って、
これなんじゃないか。
って思った。

農業(畑をやる)っていうのは、まさにそのような
贈与と返礼のまっただ中で、
自分の身体を使いながら、
自らの埋蔵資源に気づく、という営みなのではないか。

それを都市部で、バーチャルかもしれないけど、
ぎりぎり再現しようと思ったら、
「本屋」になるのではないか、とも思った。

もしかしたら「クルミドコーヒー」もそうなのかもしれない。
カフェのほうが「食べる」という身体性を伴っているし。

「本屋」を再定義すると、
本という先人からの贈与の真っただ中にあり、
その営みに組み込まれるように、
本屋に行き、本を買い、本を読む。

その繰り返しの中で、自分の中の埋蔵資源に気づいていくこと。
そして何かお返しをしなくては、と思うこと。

ああ、その通りだと思った。
「畑」と「本屋」はそういう意味で似ているのだ。

あ、僕が畑をやってから本屋になった理由がもうひとつ
見つかりました。

「営み」の中にある、という身体性を伴う経験が
自分自身やもっと大いなるものとの
コミュニケーションデザインが可能になるからです。

さて。
次は飲食店なのかもしれないな、と予感しました。

同じカテゴリー()の記事画像
貨幣経済が「質」を「量」に還元した
「意義」と「意味」
それ、「トロッコ」じゃないすか?
「30年の経験があります。」というウソ
なぜ、「教養」は死んだのか?
「シェア」という問い
同じカテゴリー()の記事
 貨幣経済が「質」を「量」に還元した (2019-07-04 09:19)
 「意義」と「意味」 (2019-07-02 08:56)
 それ、「トロッコ」じゃないすか? (2019-06-28 09:00)
 「30年の経験があります。」というウソ (2019-06-27 07:29)
 なぜ、「教養」は死んだのか? (2019-06-26 09:22)
 「シェア」という問い (2019-06-11 09:00)

Posted by ニシダタクジ at 08:03│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。