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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年01月31日

OSとしてのカマコン

ながおか市民協働センターイベント
「本当に地域を盛り上げるための地域資本主義の始め方」
に出てきました。

OSとしてのカマコン

初めてのカヤック柳澤さん!
うれしい。
長岡まで言ってよかったなと思いました。

第2部のU-style松浦さん、いわむろや小倉さん、池田組池田さんの事例紹介と
パネルディスカッションはここ5年くらいで一番おもしろかったなと。
司会の唐澤さんがすごい切り口で切り込んでいくのが楽しかった。

ということで。
おもに第1部の講演メモ。

~~~ここからメモ

鎌倉資本主義。OSとしてのカマコン。
文字で見るよりずっと臨場感があったなあ。
そこに思想や未来が詰まってる。
http://kamacon.com

「ビジネスネームを決める」ってよかったな。
会社での役割は、その人のひとつのロールに過ぎなく、全てではない、という思想。

法人=人工的な生き物をつくるということ。
「言葉から世界は生まれる」

カヤック信条「失敗するなら最速で。」
どんな失敗をしましたか?と査定で聞かれる。

面白いものは概して旬が短い。古典的なものは残っていくけど。

「知らない人と出会えるかもしれない」それが場、イベントの価値。

「右脳と左脳のバランスが良いものが流行る」
直感と理屈、インパクトと説明

報酬制度が組織を決める。通常は「上司」か「みんな」か「神様」が給与を査定する。それを全部やる。
ベース給はみんなで決め(360度評価)、賞与は上司が決め、サイコロ給は神様が決める。

「まち全体がオフィス」という発想。まちの社員食堂をみんなで運営・利用する。
⇒働く人たち同士が仲良くなる。

「面白法人」
1 まずは自分たちが面白がろう。
2 周囲からも面白い人と言われよう。
3 誰かの人生を面白くしよう。

「つくる人を増やす」という経営理念。
自分がつくる人になるということ。主体的に関わっていくこと。
選べる会社ロゴ。3本目のオールは自分で決められる。
地味なようで奥が深い。

なるべくルールを作らないようにする。
自分たちで作れなくなるから。

ブレストの意味と価値。
これが今日いちばん面白かったかな。
創造的なアイデアを出すための方法。
ブレストこそがカヤックをカヤックたらしめていた!

ブレストのルールは2つ。
1 仲間のアイデアに乗っかる。
2 とにかくたくさんのアイデアを出す。
「否定しない」よりもこの2つ。否定することで数が出せるとしたらそれはOK。
効能は自分ごと化され、つくる人になる、面白がる人になる。

カマコン=ブレスト
1 アイデアプレゼン
2 ブレスト
3 発表
4 プロジェクト立案
5 実行
自分ゴト化させるにはブレストは最強。
アイデアを出す部活的な感覚。

仕事だけじゃなく、居住と家族を大切にしたら人生が3倍楽しくなった。

面白がるために物理的にこだわったこと。
1 誰とするか 類友
2 どこでするか 鎌倉
3 何をするか 売上、利益
社員の90パーセントがクリエイター。鎌倉住宅手当39000円/月

資本主義の限界
1 GDPの指標の問題
そもそも伸びないし、成長と幸せが比例しない。新たな指標が必要。
2 地球環境の問題
3 富の格差の問題

指標を新たにつくる。
1 地域経済資本 何をするか(生産性)
2 地域社会資本 誰とするか(人とのつながり)
3 地域環境資本 どこでするか(自然・文化)
これらを合わせて地域資本主義。

「まちのコイン」
金融資本主義は格差を拡大し続ける。モノサシそのものを仮想通貨で測ること。
人とつながることでコインがもらえたり使えたりする。使えば使うほど仲良くなるコイン。
人と人がつながったり仲良くなったりするために使われる。
ハイタッチしたり話を聞いたり。そんな企画を一緒に考えることができる。
まちのコインが多く流通している→つながりが増えつつあるまち。

U-style松浦さんの「潟マルシェ」
エシカル&クラフトライフマーケットと呼んだら、人が増えた。
暮らしを豊かにする選択。自分で暮らしをつくること。
シンボルとしてのとやの潟。場を媒体とする地域の編集の場。
地域というコミュニティがあるのではなく、様々なコミュニティが重層的に重なり合っているのが地域。

にしかんマニフェスト
https://www.niigatawestcoast.com/nishikan/about/manifesto/

建築と不動産を編集するかきがわ不動産
https://www.kakigawa.com/concept/

誰とするか、どこでするか。
それって暮らしづくりでもある。
そもそも、まちづくりは暮らしづくり、か。
その通りだなあ。
仕事づくりの前に暮らしづくりを、したいよね。

暮らしをどうする?
って自分ゴトですよね?

カマコンは部活。必ずしもアウトプットしなくてもいい。いざとなったら集まれる関係。
だからOSなんだな。いろんなアプリを動かせる。

戦略というのは絞ること。絞るほうがスピードが速くなるから、結果競争に勝利する。

「食」と「禅」と「まちづくりデザイン」。
鎌倉のアイデンティティ。
わが町で大学つくったら何学部と何学部と何学部になりますか?

~~~ここまで講演&パネルトークメモ

まとめ。

いちばんはカマコンで行われる「ブレスト」の奥深さ。
単なるアイデア出しのテクニックではない。

ブレストのルールは2つ。
1 仲間のアイデアに乗っかる。
2 とにかくたくさんのアイデアを出す。

「否定しない」よりもこの2つ。否定することで数が出せるとしたらそれはOK。
効能は自分ごと化され、つくる人になる、面白がる人になる。

なるほど、と。

「乗っかる」ことを繰り返し続けていると誰のアイデアか分からなくなり、一体化してくる。
背景にある考えを想像するようになる。「乗っかる」って、創造的なツッコミのことかもしれない。

「乗っかる」って言葉でいうほど簡単じゃない。
観察して、背景を読んで、場と一体化していかないと、乗っかれない。乗っかり続けられない。

ブレストをやり続けると、楽しく働けるようになる。
ブレストをやり続けると、組織やまちに文句言わなくなる。
それは「ジブンゴト化される」から。

ジブンゴトっていうよりは、場と一体化してきて、自分が「鎌倉」になっちゃうんだろうな。
そういう「場」がカマコンにはできているんだと思った。
「OSとしてのカマコン」っていうのがすごい深い気がする。

ふたつめは、「暮らし」づくり。

仕事だけじゃなく、居住と家族を大切にしたら人生が3倍楽しくなった。

1 誰とするか:類友
2 どこでするか:鎌倉
3 何をするか:売上、利益

イナカレッジの研修プログラムの時も思ったけど、
1と2って大事だよね。
誰と、どこで、って「暮らし」のことなんじゃないか、って思った。

「まちづくり」じゃなくて、「暮らし」づくりなんだなと。
大学生は、「仕事づくり」の前に「暮らし」づくりをしたいんじゃないかと。
「働き方」よりも「暮らし方」を考えたいのでないかと。

みっつめは、少ししか話は出てこなかったけど「まちの大学」の話。
https://daigaku.machino.co/

フード学部、ボディ&マインド学部、アイデア学部
の3つが予定されている。
これって、鎌倉のアイデンティティだなと。

「食」「禅」そして「アイデア」。
歴史的なものと新しいもの。
左脳的なものと右脳的なもの。
それを象徴するような「カマコン」

ブレストは、言葉のように見えて、身体的な要素がとても大きい。
まさに脳と身体、左脳と右脳の真ん中でアイデアが生み出す感じ。

「ツルハシブックス」が閉店して、
テーマコミュニティを続けていくことは難しいと思った。

コミュニティは、性質として無意識のうちに閉じていくからだ。
新しいものが入ってこなかったり、入りづらくなったり、
新しいものが出ていかないと、コミュニティが閉じていき、
結果、そのコミュニティはゆるやかに死んでいく。

最近読み直した
「残酷な世界を生き延びるたったひとつの方法」(橘玲 幻冬舎)
の中に、「伽藍」と「バザール」の話が出てくる。
「伽藍(がらん)」とは、お寺の建物の壁という意味で、閉鎖空間を、
「バザール」とは、オープンな市場、つまり開放空間のことだ。

その2つでは生き延びるための戦略が明確に異なるという。
開かれた「バザール」では市場においてよい評判がフィードバックされ、信頼を得ることで、商売繁盛となる。
悪い評判がついてしまったとしたら、次の市場を目指し、その市場を退場することができる。
反対に閉じた空間である「伽藍」では、一生そこから出られないから、
「悪い評判を付けない」ことが最大の戦略となる。

これまでの「学校」や「企業」、「地方の小さな町」などのコミュニティは、「伽藍」そのものだった。
だから、「目立たないようにして、やり過ごす」ことがもっとも賢い選択だった。

その「伽藍」を変えることなく、
子どもたちや若手社員、役場職員に「失敗を恐れずに挑戦しろ」
っていうのは、あまりにも酷だ。

しかし、いま。
「伽藍」はすでに崩壊しつつあるし、崩壊させなければいけない。
開かれた「バザール」ができつつあり、作らなければいけない。
地域の大人や町外・県外の人に開かれた学校、
修学旅行や外国人観光客がたくさんくる開かれた観光地。

そこで、新しいものを生んでいく。
歴史的なものと新しいもの。
左脳的なものと右脳的なもの。
土の人と風の人。

それらが一体となって、新しいものをつくっていく。
集まる場所、帰ってこれる場所だけではなく、始まる場所、巣立って行ける場所になる。

そしてそれこそがわが町のアイデンティティになっていく。

そんな未来を展望できた長岡の1日でした。
柳澤さん、登壇者のみなさん。
企画・運営してくださった協働センターのみなさん、ありがとうございました。

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