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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年03月02日

アイデアが生まれる場所

人とアイデアをかきまぜる「スクランブルエッグ」@柏崎市民活動センターまちから
にお邪魔してきました。

アイデアが生まれる場所
(講演中)

アイデアが生まれる場所
(出張ツルハシブックスもやらせてもらいました)

アイデアが生まれる場所
(集合写真)

第1部で「学ぶからはじまる、アイデア生まれる関係性とは」
というタイトルでお話させてもらった後、
5つのプロジェクトのアイデア出しワークショップ。

講演に関しては少し盛り込みすぎたかもしれないなと。

もっとシンプルにいけたかも、と。

1 導入:自己紹介:チューニング
2 活動紹介:これまでの活動紹介
3 印象に残ったこと、質問(心でふりかえる)
4 本の処方箋の紹介
5 アイデアが生まれるには?向き合わないこと
6 場のチカラとプロジェクトの7要素
7 ふりかえり手法「予想できなかったよかったこと」
8 予測不可能性と「学び」
9 アイデンティティ問題と「場」
10 愛すること→伴奏型チームをつくる

と眺めてみると10個ものコンテンツを入れてしまったのだなあと。
アイデンティティ問題の話は不要だったかもしれないけど、
そこに私の「WHY」があるのだなと改めて確認できた。

ワークショップでは、
10名程度の人たちでファシリテーターがいて、
アイデアだしのワークショップ。

アイデアが生まれる場所
(僕も矢田集落に「究極のモツ煮込み」を提案しました)

カヤック柳澤さんが言っていたような、
「人の意見に乗っかる」っていうのはなかなか難しいなと。
参考:OSとしてのカマコン
http://hero.niiblo.jp/e490259.html

どうしても、WHATとHOWの出し合いになってしまう。
まあ、アイデアなのだから、そうかもしれないけど。

その中で、出雲崎の「海まちLINK」さんのお題
「子どもの心に残る体験はどんなこと?」という問いは、
参加者ひとりひとりが自分の子どものころを思い出して、
共感が生まれることで、「それいいかも」って思えるような問いになっていたと思う。

場のチカラ理論で言えば、
「HOW」「WHAT」
の下にある「for whom」と「WHY」
に迫っていく質問だったように思う。

参考:場のチカラ理論
http://hero.niiblo.jp/e489531.html

今から7年ほど前に新潟日報メディアシップ内の
「4大学メディアキャンパス」とコラボした「にいがた未来考房」
のワークショップでも、ずっと考えてきた問い。

「現状の課題」と「未来思考」をどう両立させていくか?

あまりにも当事者をゲストにして語ってもらうと、
その現状に引っ張られて、未来の絵が浮かばない。
また、当事者がいないところでの議論は、
未来の話になりすぎて実現可能性が下がる。

それはどう両立させていくのか?

帰りの車の中で、また家に帰ってからも問いが残り、
そもそも「アイデア」はどこにあるんだろう?って考えていた。

アイデアが生まれる場所

そんな中で、「WHYから始めよ!」(サイモン・シネック 日本経済新聞出版社)を読み進め、
WHYの「生物学的」大切さを知る。

「アイデア」はどこにあるのだろうか?

さっきの場のチカラ理論で言えば、
「HOW」「WHAT」と「for whom」「WHY」のあいだにあるのではないか?と。

つまり、
言語化以前と言語化以後。
何をどうやるか、と、なぜ誰のために。

そのあいだにあるのではないか。

あるいは、
一回性と再現性
予測可能性と予測不可能性。
美しさと楽しさ。
そのあいだにこそアイデアがあるのではないか?
という仮説が生まれた。

だから、アイデアだしのワークショップにおいて、
「ファシリテーターの技術」があるとすれば、「WHYに迫る質問」ができることなのかもしれない。
あるいは場のチカラが高まっているときは、そういう質問で場から出てくるのかもしれない、と。

それは、プロジェクト当事者だけではなく、
集まった人たち(今回で言えばイベント参加者)の発言に対しての
WHYであり、for whomであるのかもしれない。

今回の講演冒頭に話した「チューニング」というのは、
「WHY」「for whom」をチューニングしていくこと、なのではないか。

「アイデアだし会議」がwhat と howに終始するから上滑りになって、「やったほうがいい」けれど「やるべき理由がない」ことになる。
その先の「誰のために」と「なぜ」に切り込んでいける場を作らないといけない。
そこで前提が覆されたり、新たな発見、学びがあれば、その場に再び集まりたくなる。

多くの人には、言語領域しか見えないから、WHATやHOWに目が行ってしまう。
しかし、本来一貫しているべきはWHATやHOWではなくWHYだ。WHATもHOWも手段にすぎないのだから。

この問いは、僕自身にも当てはまっている。

今回のお題、「アイデアが生まれる場づくり」ってHOWの話だ。
WHAT、HOWの前に、WHYを語らないと。
なぜ僕はコミュニケーション・デザインのHOWを人に伝えたかったのか。

ひとつは、社会的に言えば、コミュニティ・デザイン、つまり課題と課題を組み合わせて解決するために対話が必要だから。
もうひとつは、個人としては、というより、本線は、高校生大学生を含む私たちが「アイデンティティ・クライシス時代」を生きるために必要な方法論だから、だと思う。

そして僕はその先にパラダイム・シフトを見る

パラダイムシフト。それは、「手段として学ぶ」から「機会として学ぶ」へのシフト。
その「機会」を楽しみ、「機会」を起こし、「学び」をつかむために、「予測不可能性」と「一回性」を高め、感じることができればいい。

その先に、アイデンティティ(自分らしさ)の発見があると僕は思っている。

場と一体化し、場に溶けて、アイデアを出す。
その場の当事者になっていること。
場や団体の個性の構成員となっていること。
そのひとつひとつがその人らしさだ。

「自分」という他者と異なる何かを確立する必要などない。
たくさんの個性の構成員となればいい。
場に溶けていれば、それは複数あるあなたの個性と同一である。

僕がここにいる理由は、そんなところにあるのかもしれない。

「学校」を、そして「地域」を、ふたたびアイデンティティの構成要素、誇りの製造装置とする。
それには、部活などリーダーシップによる一体感と成功体験ではなく、個別のプロジェクトという場と、地域の人との関わりの中で生まれるふるさと感が重要なのではないか。

それを仮に伴奏型チームと呼んでみる。
多ジャンルの音楽を生み出す伴奏型チームに複数属してみること。
その繰り返しにより、人はミッション、つまりWHY、そしてfor whomに出会える。

高校生の探究活動の祭典「マイプロジェクトサミット」を見学して、
「自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題」という言葉の意味が分かった。

WHYに、そしてfor whomに出会えた人生は幸せな人生だと思う。
じゃあ、それをどうやって見つけるのか?

実は、「自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題」は最初から分かるのではなくて、共感とか違和感とか、そういう非言語領域を大切に抱え続けて行動することで、次第に見えてくるのではないか。
そして、その課題こそが自己のアイデンティティとなる。

具体的事象を題材にしたアイデア出しのワークショップには、
そんな要素が詰まっているのかもしれないと感じた企画となりました。

柏崎まちづくりネットあいさの宮さん、お誘いいただきありがとうございました。
考えさせられる時間となりました。
終了後、柏崎の海には夕景が広がっていました。

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Posted by ニシダタクジ at 10:16│Comments(0)学び
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