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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年11月27日

チームになるとは、「問い」を共有すること

チームになるとは、「問い」を共有すること
「問いのデザイン~創造的対話のファシリテーション」(安斎勇樹・塩瀬隆之 学芸出版社)

みなさまから半年遅れて読み始めました。
いつもそんな感じです。
第3章まできました。
いやあ、めちゃ本質的で楽しい。

ということで、忘れないようにメモ

~~~ここからメモ

アイデアの進化の歴史とは、問いの進化の歴史である。

導かれる「答え」を大きく変えたければ、まず「問い」を変えることが必要なのです。

「認識」と「関係性」の固定化の病い。

問いかける側と問いかけられる側に優劣や上下関係がなく、問いの前に対等な関係性が構築できていたことが、参加者の思考や感情を刺激することができたのかもしれません。

問いは集団に共有されたとき、主体的なコミュニケーションを誘発する性質をもっています。

問いに対峙した個人は、頭のなかで自分なりの意見を考えたり、新しいアイデアを思いついたり、あるいは新しい疑問やモヤモヤが生まれているかもしれません。そうした個人の思考の「種」は、同じ問いに対峙していたとしても、1人1人異なるはずです。その思考や感情の種が「場」に共有されたとき、コミュニケーションは駆動されます。

「教える-教わる」という関係が固定化されたままの場合、多くの問いは教わる側から始まりますが、2人のどちらからも問いが生まれるようになると、その関係性は変化し始めたと考えられます。

「問う」という行為は創造的対話を通して「答え」に辿り着くことがゴールではありません。創造的対話を通して認識と関係性が新たに編み直されたからこそ、現実を捉える別のまなざしが生まれ、新たな「問い」がそこから立ち現れる。そのようにしてデザインされた問いは、また新たな問いを生み出すのです。

問いの基本性質(P39)
1 問いの設定によって、導かれる答えは変わり得る
2 問いは思考と感情を刺激する
3 問いは、集団のコミュニケーションを誘発する
4 対話を通して問いに向き合う過程で個人の認識は内省される
5 対話を通して問いに向き合う過程で集団の関係性は再構築される
6 問いは、創造的対話のトリガーとなる
7 問いは、創造的対話を通して、新たな別の問いを生み出す

問いの基本サイクル(P41)
1 問いの生成と共有
2 思考と感情の刺激
3 創造的対話の促進
4 認識と関係性の変化
5 解の発見・洞察

質問・発問・問いの違い
質問:情報を引き出すトリガー
発問:考えさせるためのトリガー
問い:創造的対話を引き出すトリガー

「課題のデザイン」:問題の本質をとらえ、得べき課題を定める
「プロセスのデザイン」:問いを投げかけ、創造的対話を促進する

課題設定の罠(P58)
自己本位、自己目的化、ネガティブ・他責・優等生・壮大

問題を捉える思考法(P65)
素朴思考、天邪鬼思考、道具思考、構造化思考、哲学的思考

課題を定義する手順(P79)
要件の確認、目標の精緻化、阻害要因の検討、目標の再設定、課題の定義

目標の精緻化ポイント(P81)
1 期間によって、短期目標、中期目標、長期目標にブレイクダウンする
2 優先順位をつけて、段階的に整理したり(松竹梅・ABC、複雑な目標を分割する
3 目標の性質によって、成果目標・プロセス目標・ビジョンの3種類に整理する

目標の阻害要因(P93)
1 そもそも対話の機会がない
2 当事者の固定観念が強固である
3 意見が分かれ合意が形成できない
4 目標が自分ごとになっていない
5 知識や創造性が不足している

リフレーミングのテクニック(P98)
1 利他的に考える
2 大義を問い直す
3 前向きにとらえる
4 規格外にはみ出す
5 小さく分割する
6 動詞に言い換える
7 言葉を定義する
8 主体を変える
9 時間尺度を変える
10 第三の道を探る

課題の定義(P105)
1 効果性
2 社会的意義
3 内発的動機

~~~ここまでメモ

リフレーミングのテクニック、おもしろいなと。
特に次の3つ
4 規格外にはみ出す
理想の学校教育とは?⇒国を滅ぼす最悪の授業を考えてみることで理想の学校教育を考える

6 動詞に言い換える
万歩計をリデザインする⇒歩行を「はかる」をリデザインする

8 主体を変える
この会社の10年後のあり方を考える⇒この会社で働く私たちの10年後のあり方を考える

うーむ、これは面白いぞと。
これ、学校現場が直面している課題そのものだなあと。
なんとなく思っている「問題」からチームが共通認識できる「課題」へ。
その「課題」を手に入れるための「問い」。

それには、リフレーミング(枠組みを組み直すこと)が大切なのだと
「地域との連携」「地域に開かれた教育課程」ってそういうことですよね。
それは地域側も同じだ。
「学校との連携」「小中学生、高校生と一緒にやるまちづくり」

その両者のあいだに、というか全体としての「場」に、
「問いのデザイン」が必要なのだなあと。

チームになる1歩は、「問い」を共有することから始まる。

いい本だなあ。

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Posted by ニシダタクジ at 09:43│Comments(0)
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