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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2021年08月21日

桃太郎のおばあさんになれ

「きみだけのドラマを語れ」

これは、いわゆる「マイプロ」
全国高校生マイプロジェクトのテーマだ。
https://myprojects.jp/

今日の1冊はこちら
桃太郎のおばあさんになれ
「将来の夢なんか、いま叶えろ」(堀江貴文 実務教育出版)

通信制高校サポート校である「ゼロ高等学院」を立ち上げた堀江さんが
2017年の「すべての教育は洗脳である」に続いて、2020年9月に刊行した本。

参考:「学校」は他者評価を「前提」としたシステム(17.5.31)
http://hero.niiblo.jp/e484924.html

このときは、衝撃のワンフレーズ。
僕は宗教には何の興味もない。否定も肯定もしない。それによって幸せになれると思うであれば、好きな神様を拝めばいいと思う。だけど、「常識」への信仰だけはおすすめしない。はっきり言って、幸せになる確率が低すぎる。

いや、ホントそれだよね。
いま、まさにそんな時代や社会を生きている気がします。

ということで、今回もなかなか考えさせられるフレーズが。

まずはこの一言から。
「教育現場で教えられることは、リアルの体験以外すべて、テクノロジーで代用できる」

高校魅力化プロジェクトのライバルは他の公立高校などではなく、ゼロ高やN高といったテクノロジーを駆使して個別最適化した学校なんだと思う。
じゃあ、ゼロ高やN高に対抗できる価値ってなんだろう?そんな問いを考える上でいい機会になる1冊。

~~~ここからメモ
英語ができればたしかに社会で便利な場面は多いけれど、英語だけできて、ほかに何もできなければ「英語×ゼロ=ゼロ」だ。英語を使って、何をしたい?という問いを深める機会と環境を学校が提供しないまま英語を詰め込んでも、無意味だ

「その学びを選んだ理由を、自身の没頭体験をもとに語ることができる」若者の育成。

没頭への支援ができなければ親の資格はない。

数字評価なんかに、心の充足を委ねてはいけない。

「やりたいことがある大人は楽しそうに生きている」と「やりたいことがない大人は我慢しながら生きている」の2つのイメージが合わさって「やりたいことが見つからない=将来お先真っ暗」と思い込んでしまうのではないでしょうか。
~~~

そして、ゼロ高が目指す方向性で共感したのはこの2つ

~~~
自立の3本の足
1 自分に何ができるのか、何をしたいのかを行動による失敗から理解していく
2 自分のできること、したいことで助け合える仲間を見つける
3 自分ができること、したいことでファンをつくる
この3本の足で立つことができたとき、人は自立することができます。

僕自身が、繰り返し生徒に伝えていることがあります。「僕は君のこれまでの、そしてこれからの物語を何も知らない。だから、自分でつくり上げて僕に教えてほしい」と。ゼロ高生には卒業するとき、誰かにこう語れるようになってほしいと考えています。

私は、ゼロ高というコミュニティで学びました。
私はその中で、自分だけの物語を紡いできました。
たとえば、ストーリー1、ストーリー2、ストーリー3。
ストーリー1の中で、〇〇をやり、〇〇を学びました。
ストーリー2の中で、〇〇をやり、〇〇を学びました。
ストーリー3の中で、〇〇をやり、〇〇を学びました。
そして私はいま、4つ目のストーリーとして〇〇をやろうとしています。
その理由は△△をやってみて、◇◇が面白いと思ったからです。
~~~

いやあ、これですよね。
マイプロジェクトをいくつも作って、振り返って、学びに落とし込む。
そうやって自分のやりたいことに出会うっていうパターン。

この本のラストは中高生世代に向けてのメッセージになっているのだけど、
その中でもシビれるところを抜粋します。

~~~
みんなが知っている「桃太郎」の話をしよう。
子どものときに親から聞かされて、よく覚えているのは主人公の桃太郎だろう。だが、本当に注目すべきは、おばあさんだ。川に洗濯に行ったおばあさんは、上流から「ドンブラコ」と流れてきた巨大な桃を、迷いなく拾い上げた。そして家に持ち帰り、何が入っているのだろう?と包丁でパカンと真っ二つに割ってみた。すると可愛らしい桃太郎が誕生した。

昔話のオブラートに包まれているが、おばあさんの行動は完全にぶっ飛んでいる。抱えきれないほどの巨大な桃を素手で拾ってくるだけでなく、家まで持ち帰って包丁で切るなんて、変わり者すぎる。普通だったら、そんな得体のしれない巨大桃が流れてきたら、ビビって見送ってしまうだろう。仮に拾ったとしても、常人なら包丁を入れるほどの勇気は持てないはずだ。

そうなのだ。おばあさんの「ありえない行動」が桃太郎の大冒険の始まりとなり、不朽の名作を後世に残したのだ。
~~~

いいなあ。
川上から流れてくる巨大な桃を拾うことで冒険が始まるんだ。

そして、人生の点を思い切り打ちまくれ、とスティーブジョブズの「コネクティングドット」の話を引用して語る。

~~~
「未来をあらかじめ予測して、点と点をつなぎ合わせることはできない。可能なのは、後からつなぎ合わせることだけだ。つまり私たちは、いまやっていることが、今後の人生のどこかでつながり、自然に実を結ぶことを信じ(て行動し続け)るしかない」

誰かではなく自分自身を驚かせる未来のために、たくさんの点を打とう!

多くの「点」は、やがて迎える未来の「いま」を描く、太い「線」になる。
~~~

堀江さんと思いは共通するところが多いかも、って思った。

点を打つ場所をどこにするか?
そして、誰と一緒に点を打つのか?

たぶん、中高生が持っている根源的問いはそこにあるのだろうし、点を打ちたくなる地域や地域との関係、コーディネーター的な動きが必要になる。

冒頭に書いたけど、「個別最適化」を考えれば、圧倒的にゼロ高やN高だと僕も思う。

でも、地域で、地域の大人たちと見つけ合いながら、地域の未来も少しだけ背負いながら、「点」を打っていく。

既存のシステムともうまく折り合いながら、未来を探り、試し、見つけていくような、そんな「まなび」をともに創っていけたらいいな、と。

今日は新潟駅MOYORe:で「まなびのトビラをともにひらく」が開催されます。

トビラを見つけ、ともに開けましょう。

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Posted by ニシダタクジ at 08:20│Comments(0)日記学び
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