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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2021年09月04日

「場」という舟とともに流れる自分を感じること

昨日は、探究学習コミュニティの1回目でした。

テーマはメンタルモデルを知ること。
メンタルモデルについてはこちらから。
https://sevendex.com/post/322/

こんな学びをつくりたい⇒壁になっていることは?⇒そこにあるメンタルモデルは?
というワークをグループで行いました。

僕は、キーワード的には、
発見と変容とか、伴奏者によるジャズセッションのような学びとか、書いたのですが、
一番はやはり学びの主体を「個人」から「場」へとシフトさせたい、ということでした。

そのための壁はやはり「定期テスト」かなあと。
そこにあるメンタルモデルは、評価軸がひとつで先生方がなにをもって自分たちの成果を含めて評価するのか?という問いに対して、探究学習が答えられにくい、というのがあるなあと思いました。

「評価」の呪縛だし、評価の前には「計測可能」「再現可能」であるという教育を含めた「科学」の前提も影響しているなあと。
それ以前には昨日のメモマップにも書いたけど、工業社会という前提があるのではないかなあと。

もうひとつの見つかった課題は僕自身が、「個」から「場」へと、言ってはいるけど、それがわかりやすい言葉や感覚では伝えきれていないので、そこは試行錯誤する必要があるなと。一方で言葉にすると失われるものがあるから、そこにも注意して言語と非言語(感覚)の双方からアプローチが必要だなあと。

そんな振り返りをしていたら、朝読書はタイムリーにこの本が。
「場」という舟とともに流れる自分を感じること
「お金の学校」(坂口恭平 晶文社)
第7章 頭の中(お花)畑だよねあんた
から。

~~~

詩はお金になりません。しかしだからといって経済ではないとは断定できないんです。(中略)お金とは経済です。でも数多ある経済のうちの一つなんです。

コツは、楽しくない時間を経済にしないことです。やりたくないことはしない。(中略)理由はそれではお金を稼げないだけでなく、他の経済の流れも堰き止めてしまうからです。

畑の中では経済がぐるぐると回り回っています。流れてます。いい感じです。心地いいです。何よりも楽しいです。

なぜなら植物は自分自身が経済であることに気付いているからです。

植物は自分が経済であることを知っている。一方、人間は自分が経済であることを知らないんです。もう困ったものです。その挙句「私はなんのために生きているのかわからない」なんてことをぬかす、いや、失礼、嘆いてしまうんです。いやはや!

植物はなんで自分が経済であることを知っているんでしょうか。簡単なことです、一人じゃないからです。植物がどこかに生えると、というか生える前から植物はすでに土の中にいまして、その時点で一人じゃありません。土がベッドです。

作品を外に発表すると、流れが発生します。経済が生まれてます。経済は素直であればあるほど、生であればあるほど、その人の一番自然な部分であればあるほど、すくすくと、植物なんですから、どんどん伸びていきます。どこまでも届いていきます。

僕の経済は常にみんなの経済なのです。僕は経済です。みんなは経済です。僕と経済とみんなは、一つの大きな流れなのです。海みたいなものです。どこまでも流れていきましょう。

~~~

きましたね。タイミングよく。「個人」じゃなくて「場」を主体にする、ということに大きなヒントがあります。
その「場」とは「流れ」の中にある「場」であり、「場」に溶けだしている自分も「流れ」を感じているはずです。

植物は自分が「経済」であることを知っている。
この本でいうところの「経済」である、とは、「流れ」があるということ。
いや、そもそも自分自身が「経済」、つまり「流れ」である、ということ。
そういう意味では、「場」とは、「流れ」のある川の中に浮かぶ小さな船のようです。

ひとりひとりも「経済」つまり「流れ」であり、また「船」でもあるのでしょう。

そのことを実感・体感したとき、「自分」とか「意志」とか、そのような問いが無効化されていくのかもしれません。
僕が探究学習でつくりたいのは、そんな「場」であり、「舟」であり、「瞬間」なのだと思いました。

体験と、言語と感覚(非言語)で、そこにアプローチしていきたいなと思います。
コミュニティの皆様、3月までよろしくお願いいたします。

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Posted by ニシダタクジ at 07:54│Comments(0)日記学び
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