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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2021年09月27日

「つくる」ために一緒に「見て」「感じる」

昨日はオンライン劇場ツルハシブックスvol.17
ゲストはウチノ食堂 藤蔵の野呂巧さん。
いやあ、なかなかのもやもやした時間でしたね。

~~~ここからメモ

その店に行く目的(理由)が1つではないようなお店。
「飲食店」「雑貨屋」とかでくくられないようなお店。
「あいまいさ」「偶然性」をもって人に出会う空間。

「性に合う」っていわゆる「生きるように働く」ってやつか。身体的にも、精神的にも。

フランスのカフェも、イギリスのパブも、スペインのバルも。いろんな人がいろんな使い方をしている場所。日本でいえば、酒も飲める大衆食堂、か。または本屋。

TSUTAYAの最大の魅力は、目的なく行ける場所だったことなのかもな。目的がないから落ちている「偶然」にレスポンス(反応)できる。

「日常」が「目的」によって余白部分を失いつつある。「余白」とは境界のあいまいな部分にある何か。多様性を受け入れ可能にするのは「余白」であると思うのだけど、「多様性が大事だ」と言葉にしてしまうとそこが「余白」ではなくなる気がする。

「日常」が「目的」によって余白部分を失いつつある。「余白」とは境界のあいまいな部分にある何か。
多様性を受け入れ可能にするのは「余白」であると思うのだけど、「多様性が大事だ」と言葉にしてしまうとそこが「余白」ではなくなる気がする。

~~~
とここまでは前座。

ここからが「食堂から見える人類学」の話です。

~~~
「お店という装置を通してどうまちを観察するか?」という問い。

「定食」がこの町にない。米屋も味噌屋もある町で、定食が出せるのではないか。
そこに来る人と何ができるか、考えたいし、一緒につくりたい。

自分もこの町に入り込んだ。取材を受けた時、それが自分に来ているのか、お店に来ているのか、戸惑った。「自分ーお店」は同時に変わっている。変化し合う関係。

学問とは自分と「(研究)対象」を分けて考える。自分と対象あいだに境界線を引く。そんな線を引いている時代じゃない。

「はみだしの人類学」思い出しました。
http://hero.niiblo.jp/e491269.html

他者との「つながり」によって「わたし」の輪郭がつくり出され、同時にその輪郭からはみ出す動きが変化へと導いていく。だとしたら、どんな他者と出会うかが重要な鍵になる。

その「はみだし方」が「一回性」(一期一会)をつくるのかもしれません。その瞬間の感じ合い、はみだし合う関係性が。

「つくる」前に「感じる」ことがあり、「感じる」前に「見る(観る、視る)」ことがある。お店づくり、場づくりをするには、まずは「店」や「場」を一緒に見つめて、感じて、そして創っていくんだ。

向き合わずに、同じ方向を見つめること。これが「つくる」コミュニケーションの基本なのではないか。1対1で向き合う関係ではなく、そこに見つめる対象をつくること。余白(隙)があったら自分も創造性を発揮できるような「場」。そういうもの。

「コワーキングスペース」と「商店街」の違い。
コワーキング:「コラボレーション」のためにあなたの「スキル」を提示してください、っていう。
商店街:暮らしを前提として、そこにいるメンバーでブリコラージュしてつくっていきましょう、っていう。
~~~

「愛するということはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見ること」(サンテクジュペリ)を思い出した。
そしてやはり、観察すること。

「つくる」ためのプロセスについて、考えさせられた。
お店のような「リアルメディア」において、
一回性の高い(一期一会の)場をつくるには、

そういうプロセスが必要なんだと。

一緒に
場を見つめること。
場を感じること。
そして、場に溶けていくこと。

野呂さんが言っていた
「そこに来る人と何ができるか、考えたいし、一緒につくりたい。」
っていうの。

そこに戻っていきたいな、って思った。

境界をあいまいにし、余白をつくり、場に溶けていく。
そんな空間を、場をつくっていくこと。

一緒に観て、感じること。
そこからしか「つくる」は始まらない。

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Posted by ニシダタクジ at 09:45│Comments(0)日記学び
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