2021年10月14日
うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ
まなびときばんだい(福島県磐梯町)に通りすがりにお邪魔してきました。
関係者の皆様(特に塩尻の山田さん)、
塩尻でお会いして以来の高田さん、お元気でしたよ!
小中高生のための自習スペース「まなびときばんだい」は、
たくさんのコミュニケーションの仕掛けが隠されていて、
学校以外の「まなびのトビラ」をうっかり開いてしまうような場になっていました。
公民館的な場所でも、デザインによってこんな素敵な「場」(空間)ができるなんて、と感動しました。
くじ引きシステムとか、やっぱり素敵だなあと。しかも番号じゃなくてカルタなところとか。
ということで、本日の1冊はこちら。
「やりたいことが見つからない君へ」(坪田信貴 小学館)
あの「ビリギャル」の坪田さんからのメッセージ。
いきなりいいです。
人生の早い段階で自分のやりたいことを決めるということは、「今、持っているカードの中から最善のものを選ぼうとしている」ということです。つまり、人生の早い段階で中途半端な夢を持つ人よりも、「人が求めていること」や「世の中が必要としていることは何か」を考える人のほうが、後々にずっと大きな可能性を持っているということです。
いや、ホントそうなんですよ。
夢・目標を定めることに大した価値はないんです。
(全くないとは言わないですけど)
だって、15年後には65%の仕事は入れ替わっている、らしいんですから。
あとは、受験勉強についてのこれ
「はっきり言って、受験勉強というのはパターン学習にすぎません。」
いいっすね。
何人もの子どもを有名大学に合格させてきた坪田さんが言うと説得力がある。
今日は「第3章「自分」を知ると関係性が開けてくる」からエッセンスを一部抜粋。
「自分」を知ることは一人ではできません。
この本の中で坪田さんは3つの方法をお勧めしています。
1 メタ認知
2 20答法
3 ジョハリの窓
たぶん、メタ認知っていうのは探究の授業とかの振り返りに当たるのだろうな。
その辺の重要性、もう一度確認しないとね。
基本的には
「印象にのこったこと、疑問に思ったこと、面白いと思ったこと」
「自分(あるいはグループメンバー)はなぜ印象にのこったのか?」
この繰り返しになると思うし、
予想できた、できなかった、よかった、悪かったマトリクスもメタ認知の手法なのだろうけど。
もう少し、高校生にもふりかえり・メタ認知の重要性を伝えることと
その具体的方法について一緒に試行錯誤することが大切だなと。
そしてもうひとつ、アイデンティティの話
~~~
つまり、君という人間のアイデンティティは、君の周りの人との関係性、さらにその先の人との関係性、もっとさきの人との関係性によって大きく左右されるということです。まさに網の目のように延々と続いていくネットワーク全体があなた自身のアイデンティティである、とも言えるのです。
~~~
アイデンティティ(自分らしさ)とは関係性である、と坪田さんは言います。
だからこそ坪田さんは、目の前の一人を感動させることが大切で、その評判はどんどん伝わっていく、と。
「誰かのため」にやっていることが「自分のため」になることもある、と。
夢や目標は一人ではかなえられないのだだから、偶然の積み重ねによって、時には誰かの目標に巻き込まれ、一緒にやり、仲間を増やしていくことで、実現の可能性が広がっていく、と。まずは目の前の一人を感動させることだ、と。
いや、ホントそうなのだろうな、と。
高校生の探究的な学びも向かうところはそこなのではないかなと。
昨日の只見高校でも、新國農園の新國さんが「手触り感(実現可能性)」と「ターゲット(顧客イメージ)」
について、高校生に説明していたけど、プロジェクトのモチベーションとかワクワクって結局そこだよね、と。
目の前のイメージできる誰かに、価値を届けること。
その届けるリアルを感じられること。
そこなんだろうな、と。
人生は、プロジェクトの連続である。しかも仕事や家庭、恋愛、その他プライベートなど、複数のプロジェクトの同時進行である。
プロジェクトづくりをする上で必須なのは、企画づくりと仲間づくりである。
企画づくりには「企画書づくり」のスキルと、社会や時代を読み取る観察力が必要であり、仲間づくりには、コミュニケーション・デザイン力と「自分を知り、相手を知る」ことが必要である。
プロジェクトは一隻の船をつくるようなものだ。
1 誰と船に乗っているか。
2 船に乗る人と、船を取り巻く環境のタイミングはいつなのか。
3 船の内装はどうか?どこの海、または川、湖に浮かんでいるのか?
4 船の目的地はどこか
5 この航海は誰をハッピーにするのか
6 この船は何を運んでいるのか、どんな機能をもっているのか
7 どうやって運ぶのか、その機能をどうやって発揮するのか。
こうして人はプロジェクトという船旅に出る。その時に、「成功」「失敗」にこだわらないこと。
全ては「実験と結果」にすぎないし、旅に出たからには「発見」があるはずだ。
つねに僕たちは船旅の途中だから。
トーマス・エジソンは言った。
「私は失敗などしていない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」
さて、次はどんな発見が待っているのだろうか。
関係者の皆様(特に塩尻の山田さん)、
塩尻でお会いして以来の高田さん、お元気でしたよ!
小中高生のための自習スペース「まなびときばんだい」は、
たくさんのコミュニケーションの仕掛けが隠されていて、
学校以外の「まなびのトビラ」をうっかり開いてしまうような場になっていました。
公民館的な場所でも、デザインによってこんな素敵な「場」(空間)ができるなんて、と感動しました。
くじ引きシステムとか、やっぱり素敵だなあと。しかも番号じゃなくてカルタなところとか。
ということで、本日の1冊はこちら。
「やりたいことが見つからない君へ」(坪田信貴 小学館)
あの「ビリギャル」の坪田さんからのメッセージ。
いきなりいいです。
人生の早い段階で自分のやりたいことを決めるということは、「今、持っているカードの中から最善のものを選ぼうとしている」ということです。つまり、人生の早い段階で中途半端な夢を持つ人よりも、「人が求めていること」や「世の中が必要としていることは何か」を考える人のほうが、後々にずっと大きな可能性を持っているということです。
いや、ホントそうなんですよ。
夢・目標を定めることに大した価値はないんです。
(全くないとは言わないですけど)
だって、15年後には65%の仕事は入れ替わっている、らしいんですから。
あとは、受験勉強についてのこれ
「はっきり言って、受験勉強というのはパターン学習にすぎません。」
いいっすね。
何人もの子どもを有名大学に合格させてきた坪田さんが言うと説得力がある。
今日は「第3章「自分」を知ると関係性が開けてくる」からエッセンスを一部抜粋。
「自分」を知ることは一人ではできません。
この本の中で坪田さんは3つの方法をお勧めしています。
1 メタ認知
2 20答法
3 ジョハリの窓
たぶん、メタ認知っていうのは探究の授業とかの振り返りに当たるのだろうな。
その辺の重要性、もう一度確認しないとね。
基本的には
「印象にのこったこと、疑問に思ったこと、面白いと思ったこと」
「自分(あるいはグループメンバー)はなぜ印象にのこったのか?」
この繰り返しになると思うし、
予想できた、できなかった、よかった、悪かったマトリクスもメタ認知の手法なのだろうけど。
もう少し、高校生にもふりかえり・メタ認知の重要性を伝えることと
その具体的方法について一緒に試行錯誤することが大切だなと。
そしてもうひとつ、アイデンティティの話
~~~
つまり、君という人間のアイデンティティは、君の周りの人との関係性、さらにその先の人との関係性、もっとさきの人との関係性によって大きく左右されるということです。まさに網の目のように延々と続いていくネットワーク全体があなた自身のアイデンティティである、とも言えるのです。
~~~
アイデンティティ(自分らしさ)とは関係性である、と坪田さんは言います。
だからこそ坪田さんは、目の前の一人を感動させることが大切で、その評判はどんどん伝わっていく、と。
「誰かのため」にやっていることが「自分のため」になることもある、と。
夢や目標は一人ではかなえられないのだだから、偶然の積み重ねによって、時には誰かの目標に巻き込まれ、一緒にやり、仲間を増やしていくことで、実現の可能性が広がっていく、と。まずは目の前の一人を感動させることだ、と。
いや、ホントそうなのだろうな、と。
高校生の探究的な学びも向かうところはそこなのではないかなと。
昨日の只見高校でも、新國農園の新國さんが「手触り感(実現可能性)」と「ターゲット(顧客イメージ)」
について、高校生に説明していたけど、プロジェクトのモチベーションとかワクワクって結局そこだよね、と。
目の前のイメージできる誰かに、価値を届けること。
その届けるリアルを感じられること。
そこなんだろうな、と。
人生は、プロジェクトの連続である。しかも仕事や家庭、恋愛、その他プライベートなど、複数のプロジェクトの同時進行である。
プロジェクトづくりをする上で必須なのは、企画づくりと仲間づくりである。
企画づくりには「企画書づくり」のスキルと、社会や時代を読み取る観察力が必要であり、仲間づくりには、コミュニケーション・デザイン力と「自分を知り、相手を知る」ことが必要である。
プロジェクトは一隻の船をつくるようなものだ。
1 誰と船に乗っているか。
2 船に乗る人と、船を取り巻く環境のタイミングはいつなのか。
3 船の内装はどうか?どこの海、または川、湖に浮かんでいるのか?
4 船の目的地はどこか
5 この航海は誰をハッピーにするのか
6 この船は何を運んでいるのか、どんな機能をもっているのか
7 どうやって運ぶのか、その機能をどうやって発揮するのか。
こうして人はプロジェクトという船旅に出る。その時に、「成功」「失敗」にこだわらないこと。
全ては「実験と結果」にすぎないし、旅に出たからには「発見」があるはずだ。
つねに僕たちは船旅の途中だから。
トーマス・エジソンは言った。
「私は失敗などしていない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」
さて、次はどんな発見が待っているのだろうか。
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