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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2022年09月04日

「自分」と「時間」に中途半端に抗う

三大発明と言えば「火薬」「羅針盤」「活版印刷」なのだそうです。

僕は、ツルハシブックス前後から、
(正確には中越地震ボランティア以来)
大学生と接する機会が増えた中で、

「やりたいことがわからない」
「自分に自信がない」
が大きな二大悩みであることを知った。

その解決策は、いま多くの場所で行われているような
「やりたいことを見つける」ことや「自分に自信をつける(もしくは自己肯定感を高める)」
ことなのだろうか?

そもそも、
「やりたいことがわかっている」「自分に自信がある」
という状態に価値があるのか?
価値があるとしたら、どんな価値なのか?

課題は、「やりたいことがわからない」ことではなく、
「やりたいことがわからなくてつらい」ことではないか。

取り組みべきは
「やりたいことがわかっている」状態を目指すことではなく
「やりたいことがわからなくてもつらくない」状態なのではないか。

「13歳のハローワーク」(村上龍 はまのゆか 2003)
と「世界にひとつだけの花」(SMAP 2003)

が同時に登場したことで、小中学生はどんなメッセージを受け取ったのか?
「あなたにもオンリーワンの自分に向いている仕事がある」なのではないか?
もしくは、「好き」を仕事にしている大人はカッコいい、なのではないか?

ひきだし2022で出てきたキーワードは「苦にならない」だった。
人は、「苦にならない」を見つけて、仕事にしている。

「好き」でも「嫌い」でもない。二元論ではない「苦にならない仕事」。
それを見つけるためには、「やってみる」以外に方法はない。

自分の意志ではなく、「言われたから、頼まれたから、仕事だから、やってみた。」

そういうことの中で自分の「苦にならない」を見つける。
あるいは人から「そういう作業、早いよね」って指摘されて意外な自分を知る。
「意志」ではなく「意外」

明治時代の最大の発明は「自分」と「時間」なのではないかと。
そして、その概念こそが、大学生を、高校生を苦しめているのではないかと。
そんな仮説を持った。

「アンチテーゼを示す」っていうのは、たぶん僕の得意分野でななくて、
フワッとした中途半端なものを差し出す、というのが僕の手法なのかもしれない。
中途半端で、あいまいであることが「余白」を生み「参加性」を増やす。(と言い訳している)

「自分」ではなく「場」を主体にすること。
「意志」ではなく「委ねる」こと。

直線的に進む「文明の時間」ではなく、循環する「自然の時間」を感じること
目的・目標ではなく、回っていく何かに委ねてみること。
それができるのが、この町なんだろうと。

その「あいだ」、そして行き来する何か、なのだろうな、と。

にいがたイナカレッジのやっている「にいがたでくらすはたらく編集室」
ってまさにそれを表現する「場」なのかもしれないな、と。

かといって、人は、環境に適応しなければ生きていけないから、
いまの「自分」と「(文明の)時間」のある経済社会に、ある程度の適応が必要となる。

副業とか複業とかプロボノとか趣味とかボランティアとかで
自分と社会のあいだの「場」をつくったり、
文明の時間(仕事)と自然の時間(暮らし)を行き来したり。
そういう視点で人生を捉えるのもいいなあと思う。

僕のアプローチは、「探究的な学び」において、
「自分」単位から「場」単位へのシフトというか行き来ができるようにすることと

丘の上の高台に、温泉と高校生寮を併設した目的・目標がわかりにくい空間をつくる、
というのが、

「自分」と「時間」という宗教に抗う中途半端な方法、なのかなあ。

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Posted by ニシダタクジ at 07:56│Comments(0)日記学び思い
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