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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年09月26日

目的最適化を超えて

経済至上主義とは、目的最適化社会のことである。
と以前に書いたような気がする。

土曜日にツルハシブックスに来た大学生は、
そんな目的最適化とまわり道の間でゆれていた。

そしたら、日曜日には、
某県庁職員でオーナーのGさん
の息子が来て、
名言を残していった。

「うちのオヤジは好奇心のタガが外れてしまっていますから。」

って言ったら、オヤジはこう返した。
「好奇心にタガがいるのかい?」

カッコいい。
シビれる一言。

そうそう。
好奇心が人生を豊かにするのだ。

「なんでもやってみる」
それは時間的制約の少ない、
大学生にこそできることだ。

途中でやめてしまうかもしれない。
そのときは、「ごめんなさい」と言うしかない。

近代社会はあまりにも目的最適化を
し過ぎてしまった。

本屋さんのビジネス書コーナーを見てみると、
そんな本ばかりの中に、
少しだけ、なぜ、働くのかを問いかけてきてくれる
本がある。

ネッツトヨタ南国では、
「一番大切なものはなんですか?」と
社員ひとりひとりが問われ、
その実現のために日々を過ごそうと言われる。

社員の大切なものを実現することで
ハッピーな社員が増え、
そのコップからあふれた幸せが
お客さんに届くのだという。

そう。
「目的最適化」の曲がり角にきているのがいまだ。

「目的最適化」では、
目的が達成されない。
いや、そもそもその「目的」の設定が
間違っていたのかもしれないからだ。

目的最適化を超えていく。
好奇心を大切にして、なんでもやってみる。

「一番大切なものは?」

に答えられる大人になっていくことが
20代の宿題なのではないかな。

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Posted by ニシダタクジ at 06:17│Comments(0)学び
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