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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2014年08月31日

本屋をやることは人を好きになること



仙台にブックカフェ「火星の庭」がある。
2000年オープンなのですでに15年目だ。
http://www.kaseinoniwa.com/

すごく素敵な空間を作っていて、
居心地がよくて、3回も行ってしまった。

そして、この本。

「ブックカフェのある風景」(前野久美子 仙台文庫)

この本の中の一節にときめく。

「自分が古本屋をやると想像したとき、
気が付けばテーブルと椅子があった。
何の自信も経験もないけれど、

ヨーロッパで過ごしたブックカフェの心地良さだけは
しっかりと体にある。
そこに流れていた空気を今度は自分の住む街に
作りたいと思った。」

いいねえ、いい。
自分が思う「居心地の良い場所」を
自分の体が覚えていて、それを再現したい、といって
店ができていく。

そんな前野さんが大好きなミュージシャン友部正人さんの言葉。

「自由に生きることは自由に働くこと。
僕の仕事は歌うこと。
歌うことは人を好きになること。」

だから、前野さんにとって
ブックカフェをやることは人を好きになること。

いいなあ。
そうそう。
僕たちにとってもそう。

本屋をやることは人を好きになること。

いいですね、こういうの。

仙台で素敵な風に吹かれてきました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:26Comments(0)足跡

2014年08月30日

大阪、新潟、仙台、そして・・・



仙台・ノリフェス(中村憲和壮行会)
に行ってきました。

中村憲和さん。
大阪のNPO法人JAEで
インターンシップコーディネーターをやった後、
2007年10月に大阪から新潟へ。

当時、新潟大学経済学部の学生だった星野くんと、
新潟でのインターン事業の立ち上げを行う。

2008年2月に
企業での長期実践型インターンシップ「起業家留学」
をサービスイン。
3年半で80人ほどの大学生が巣立っていった。

2011年4月。
中村さんは仙台に移籍。

東日本大震災からの復興インターンの現場で、
コーディネーターとして活躍。

昨日の「ノリフェス」は、
中村さんゆかりの人たち約40人が集まる盛大なものだった。

僕が持っていったプレゼントは、
「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」(箭内道彦 宣伝会議)
だった。

仙台を離れ、新天地へ行く中村さんに贈る言葉は、
激励の言葉ではなく、この問いだった。

「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」
そんな問いを胸に、これからも歩んでいこう。
中村憲和さん、新潟では本当にお世話になりました。

ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 14:12Comments(0)足跡

2014年08月29日

日常を、劇場に。

日常を、劇場に。
きっとこれが「劇団員」という生き方なのだろう。

今から16年前。
「自然農」に出会い、
自然農とは、単なる農法ではなく、生き方なのだと実感した。

・耕さない
・肥料・農薬をやらない。
・草・虫を敵としない。
の3原則からなる「自然農」であるが、

人により、
あるいは時として、

少しだけ土の表面を削ったり、
米ぬかを撒いてみたり、
周りの雑草を少し刈ってみたりするのだ。

自然農実践家の沖津さんが言っていた。
「耕さない」は「耕してはいけない」、
のではなく、「耕す必要がない」から、耕さないのだ

そして、
僕の人生に衝撃を与えた、一言。
「その草を残すべきか、刈るべきか、畑に立つと自然と分かるようになる」

目の前の畑に、作物に、雑草に向き合い、
自らの人生をかけて、その雑草を刈るかどうか決断する。
そんな一瞬の判断。
そこに「生きている」という実感があるのではないかと思った。

いま、目の前に真剣に向き合い、行動すること。
それが自然農を生きるということなのだなあと思った。

劇団員。
おそらくは劇団員もそうだ。

いま、目の前に展開されている「お芝居」の中で、
自分はどんな役を演じたらいいのか?
また、演じたいのか?

そんなことを考え、
全力でその役を演じ切る、ということ。
きっとそれが劇団員という生き方なのだろう。

世の中は劇場のようだ。

いや、
私たちひとりひとりが、「劇場」だと思えば、
世の中は劇場になる。

数々のドラマが目の前で広がっていて、
まぎれもなく自分自身もそこに「参加」しているのだ。
日常を、劇場に。

「演じる」というのは、
もしかしたら根源的欲求なのかもしれない。

小さな女の子は、
おままごとをやって、お母さんを「演じる」
あるいはキッザニアとは、キャリア教育の現場などではなく、
店員を演じることができる小劇場の集合体なのではないか。

ツルハシブックスの店員侍たちも
店員を「演じて」いる。

たくさんの人が「演じている」空間は、
実は心地いいのではないか。
演じる瞬間、人は躍動するのではないか。

そんな劇場にいるかのような日々を送れるならば、
どんなに楽しいだろうか。

劇団員という生き方。
その一助となる本屋をつくりましょう。

宇都宮で素敵な場に参加させてもらいました。
写真はその前のとちぎユースサポーターズネットワークでの
ソトコト指出さん、ユース岩井さんとの1枚です。


ツルハシブックス劇団員募集
http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html  

Posted by ニシダタクジ at 07:10Comments(0)思い

2014年08月28日

人を好きになる力


「仕事でいちばん大切な人を好きになる力」(岩瀬大輔 講談社)

タイトルずばり。

いいですね。
こういう表紙。
こういうキャッチコピーを
本屋で浴びてると元気になれそうです。

まず好きになる。
そこから始まると著者は言います。

そしてそれには
「感謝」と「尊敬」がきっかけとなるということです。
農家ファンクラブのとき、
そんなキーワード出していたなあ。

「感謝」と「尊敬」を農家さんに持てれば、
広がっていくだろうなあと。

そしてそんな風に思えたら、
その人自身もハッピーになっていくだろうなあと。

人を好きになる。
そこから世界が開けていくと僕も思います。

素敵な本をありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:18Comments(0)学び

2014年08月27日

「劇団員」を生きる

「今、この瞬間を生きる。」

これは僕の大学時代にたどりついた
生き方のテーマだった。

大学時代農学部だった僕は、
大学3年生の夏から、
日本全国農家めぐりの旅を
ひたすらしていた。

1998年。
僕は自然農に出会った。
奈良の川口由一さん。
徳島の沖津一陽さん。

ほかにも、「自然農実践者の集い」で出会った
各地の農家さんのところに何度も足を運び、
畑を見せてもらったり、稲刈りをしたりした。

・耕さない
・肥料・農薬をやらない
・草・虫を敵としない
を基本理念とする自然農に惹かれた。

しかし。
自然農は人によって、
やり方が大きく異なっていた。

畑に応じて、
少し耕したり、米ぬかなどの肥料をやったり
するところもあった。

なんといっても
「草・虫を敵としない」とはどういうことか?
そんな疑問が僕の中に渦巻いた。

そして。
出会った。

「その草を刈るべきか、残すべきか、畑に立つと自然と分かるようになる。」

マニュアルではない。
目の前の畑に対峙し、
命を懸けて(と言えば大げさかもしれないが)
草を刈るか残すかを決断する。

自由、本気、全力の農。
今この瞬間を生きる農がそこにはあった。
あれが僕の人生の原点である、と思う。

あれから15年。
「劇団員」というコンセプトが生まれた。

本屋という舞台で、
今を演じ切る「劇団員」という生き方は、

僕にとっては自然農の畑に立つ
川口さんや沖津さんの境地に近づきたい、
ひとつの方法論なのかもしれないと思った。

「劇団員である」という自覚は
人生を鮮やかに彩るだろう。

いま、ここ、この瞬間を生きる。
演じ切る。
それが劇団員として生きるということなのかもしれない。

ツルハシブックス劇団員。

僕がいちばんなりたいです。


http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html  

Posted by ニシダタクジ at 08:27Comments(0)日記

2014年08月26日

インターンシップというコミュニケーションツール

実践型インターンシップは
なんのために導入するのだろうか?

学生サイドからすれば、
アルバイトでは得られない、
実践型の経験ということになるのだろう。

企業側から見れば、
学生しか出せない成果を
求めることになるのだろう。

よく勘違いされているが、
学生に「斬新なアイデア」や「若者らしい発想」
などを求めるのは無理がある。

ジェームス・W・ヤングの
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

という言葉通り、
アイデアはインプットが多い人から溢れてくる
ようになっているのだから、
普通の大学生が斬新なアイデアを出せるはずはない。

もちろん、子どもの頃からたくさんの本を読破したり、
たくさんのひとり旅や経験を積んでいたとしたら、
大学生でも斬新なアイデアというものが可能になるかもしれないのだが。

だとすると、
企業にとってインターンシップの価値とはなんだろうか?

ここで、1冊の本を思い出す。


「こんなに働いているのになぜ会社はよくならないのか?」(森田英一 PHP)

ちょっとタイトルが
ネガティブなのがツラいのだが、
この本はこれからの企業のあり方に一石を投じる素晴らしい内容だ。

内容については過去ブログでいくつか書いている。
http://hero.niiblo.jp/e216553.html
http://hero.niiblo.jp/e200969.html

あらためて。
コミュニケーションでしかイノベーションは起こらない。
イノベーションのきっかけはコミュニケーションにある。

誰も答えを持っていない時代。
社長が直感で答えを出していくのではなく、

社員同士が、
あるいはお客さんとの対話を通して、
何か新しいものを生み出していかなければならない。

そのために。
実はインターンシップが重要なのではないか、と思う。

「お客さんがなぜ自分の会社を支持しているのか?」
をヒアリングしたり、
大学生が社員と一緒になって、
プロジェクトを担当したり、学生のメンターになったり、

そうすることで、
確実に社内や顧客とのコミュニケーション機会が増える。

その積み重ねが
会社としてのイノベーションを生んでいくのではないだろうか。

インターンシップの価値は
そこにあるのではないか?

だとすると、
企業にメリットのある
インターンシップのプログラムは、

事業成果を第一に求めるのではなく、
「コミュニケーション機会を増やす」ことを主眼を置いて、
設計する必要があると考えられる。

企業にコミュニケーションの機会を増やす。

それがこれからの企業にとって
とても大切だ。
そして、面と向かって言えないことも、
インターンの大学生にだったら言えるかもしれない。

そんな顧客や社員とのコミュニケーションを
始めていくこと。
そこにインターンシップの価値があるのではないか。

5年ほど前、
ETIC.の研修で京都の会社の社長が言っていったっけ。

「インターン生が半年で成果を出すことは期待していません。
しかし、5年後、10年後を見たときに、
いま、インターンをお金を払ってでも受け入れることは、
社内にいい影響を与えていることだけは確信しています。」

きっとそのいい影響とは、
「コミュニケーション機会」や「コミュニケーションツール」
としてのインターンシップなのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 08:01Comments(0)学び

2014年08月25日

夢を叶えるより、今を演じ切る

世の中はこんなにも、科学的・現実的なのに、
どうしてキャリア教育は、あまりにも非科学的・非現実的な
話ばかり採用されるのだろう。

最近では、
サッカー日本代表の本田圭祐選手。
少し前では、
プログルファー石川遼選手。
もう少し前では、
メジャーリーグのイチロー選手。

超有名になったスポーツ選手を題材にして、
小学校の卒業文集が公開される。

そのキャリア教育的意味合いとはいったいなんだろうか?

本田は小学校卒業時にセリエAで10番と書いていた。
だから「夢・目標を設定することの大切さ」を伝えたい。
おそらくはこういうことだろう。

しかしながら、当たり前のことだけど、
小学校6年生のときに「プロサッカー選手になりたい」
と卒業文集に書いた人の圧倒的多数は、
高校、大学、社会人、プロと上がっていくことなく、
いつかサッカーを青春の思い出と位置づけ、選手生活を終える。

スポーツ選手とか、ミュージシャンとか、お笑い芸人とかは、
成功者となれるのはほんの一握りの人であり、
「夢を持って頑張れば、きっと叶う」というものではないことは、

科学的統計的にあきらかなはずだ。

もちろん、
夢や目標をもって頑張ることに意味がないわけでは決してない。
最後まで、あきらめずに夢を持ち続けた人だけが、
夢をかなえているのは間違いないはずだ。

しかし。
「夢を叶えたのは、最後まであきらめなかった人」というのと、
「最後まであきらめなければ夢は叶う」というのは、
数学としては相互に必要十分条件ではない。

なのに、
どうして、教育の現場では、
このようなことが言われ続けるのだろう?

キャリアデザインという
「夢・目標を定めて、そこに向かって逆算しながらコツコツ積み重ねていく」
という単一の方法論しかないのはなぜだろう?

この単一の方法論によって多数の、
「やりたいことがわからない」と悩み続ける
若者を大量に生み出しているというのに、
どうして、いまだに、その方法論が採用され続けているのか。

僕の仮説は、
「評価」と「管理」のためだ。
そして、その根本原因は「効率化」という思想だ。

教育は、評価を前提に作られている。

目標を決めて、どのくらいの理解度があったのか、
どのくらいの教育効果があるのか?
を科学的に証明することが必要であるのだ。

そして、キャリア教育に関して言えば、
「キャリアデザイン」という方法論だけが、
唯一「評価」し得る方法だからだ。

つまり、
「僕の目標は英語を使って海外で仕事をすることです。」という
達成目標があり、
「だから今、TOEIC何点を目指して英語の勉強をしています。」という
わかりやすい行動目標を立てることができる。

すると、「他者評価」が可能になる。
いやあ、TOEICだけじゃなくて、
ネイティブに接することで、いろいろ経験したほうがいい、とか
短期の留学に行ったほうがいいとか、そういう行動目標ができ、
それぞれに評価が可能だ。

そしてさらに「管理」の問題だ。

「目標を持って、逆算していまやることを決めている。」
そういう子は、なんというか、安心だ。
わかりやすい。

たとえば中学3年や高校3年になったときの3者面談で、
「将来の夢は特にありません。どこでもいいから就職したいです。」
みたいな子は、
先生としてはちょっと対応に困るだろう。

だから、
「夢・目標を持って、そこに向かって努力する」という構図は、
管理者側からすると、非常に管理しやすいということになる。

この「評価」と「管理」
という合理的理由で、

「夢を持って、そこに向かって努力することがキャリア形成の唯一の道」
であるという
非科学的・非現実的な方法論が一般化されている。

13歳のハローワークの
前文には村上龍さんの熱い思いが書かれているが、

その要旨は、
「僕にも小説家という天職があった。
だからあなたにも天職がある。
世の中にはこんなにも職種があるのだから、
あなたにぴったりの天職がきっとある。」

という成功事例が1つしかない(村上龍さん本人)
ような本が200万部も売れた。

それを、
「成功事例のひとつ」
あるいは
「方法論のひとつ」だと認識できればいいが、

なぜか、ブームになると、
「それが唯一の答えだ」というような思考停止に
陥ってしまう。

よくよく考えてみると、周りを見渡して、
「カッコイイ大人」「あんな風になりたい大人」というのは
何人かはいると思う。

たとえば5人かっこいい大人たち(だと自分が思う人)を選んだとして、
そのうち何人が、小学校の卒業文集で、
「今の仕事になりたい、就きたい」と書いていただろうか?

おそらくはゼロ、もしくは1人くらいではないだろうか?
だから、確率論的に、
もしあなたがプロサッカー選手を目指していないのだとしたら、
小学校6年生で夢・目標・つきたい職業が決まっている必要はまったくない。

天職は、選ぶものではなくて、
たどりつくものだと僕は思っているし、
天職とは、職種のことではなくて、
天職だと思える瞬間のことだと思っているので、
「天職」だと思える瞬間をつくる仕事は無限にあると思っている。


「ホスピタルクラウン」(大棟耕介 サンクチュアリ出版)


「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」(福島正伸 だいわ文庫)
を読むと、それがよく分かる。

「病院でクラウンをやって、病気の子どもたちを勇気づけたい」
とか
「駐車場のおじさんになって、日々人々を元気にしたい」
とか
小学校6年生のときの作文には、ほぼ書けないだろう。

でも彼らは確かに「天職」を生きている。

夢を叶えるのではなく、今、この瞬間を演じ切る。

きっとそれが天職につながっていく。
僕はそう思っている。

だから、
「やりたいことがわからない」と嘆くのではなく、

目の前のアクションのチャンスを手に入れて、
その瞬間を燃焼しよう。

その先に、何かある。
いや、もしかしたらないかもしれないのだけど、
それはそんなに重要ではなくて、
動いた瞬間の輝きがきっとある。  

Posted by ニシダタクジ at 07:48Comments(0)日記

2014年08月24日

コミュニケーションから生まれる小さなイノベーション

地域若者チャレンジ大賞2014
北信越ブロック予選の審査員でした。
(審査委員長の大役、ありがとうございました)

ブロック代表に選ばれた
東郷堂の月原くん、全国でも期待しています。

5人のプレゼン中、
いちばん心に残ったのは、
温泉旅館でインターンをした上條さんのエピソード。

お客さんが
「このへんのマップはないの?」
とフロントに言う。
フロントは、いつも出している温泉組合あたりが作った全体のマップを出す。

そこで!
と思った上條さんは
周辺マップを自分で歩いて作り、提出。
いまでもそのマップは温泉旅館におかれている。

それまで、その温泉旅館は、
お付き合い程度に1~2週間のインターンの受け入れ
を行っていただけだった。
あまり期待していない。

上條さんを初めての1か月受け入れ、
生み出すアウトプットによって、
インターンの価値を再確認できたのではないか?と思う。

このような老舗企業にこそ、
インターンが必要なのだと感じた。

大学生の価値は、
「行動力」と「コミュニケーションしやすさ」である。

よく、顧客アンケートや、インタビューなどを
やる企業があるが、
そのときも、紙だけで聞くのか、
社員が聞くのか、大学生のインターンが聞くのか?

で、出てくる答えが変わってくる。
そこから出てくるお客さん像や、
大学生が感じたことを形にすることで、
小さなイノベーションが起こっていく。

そのような
「コミュニケーションから生まれる小さなイノベーション」を
特に老舗企業は求めているのではないか。

大学生の価値は、
「行動力」と「コミュニケーションしやすさ」

そしてそのコミュニケーションした経験は
近い将来、仕事の現場で必ず役立ってくると僕は確信している。

答えは、社長の頭の中ではなくて、現場にあるからだ。

お客さんとコミュニケーションする先に、
次の打ち手が見えてくるからだ。

そんなことを改めて考えさせてくれた
北信越ブロック予選でした。  

Posted by ニシダタクジ at 07:09Comments(0)日記

2014年08月23日

自信をつける商店街インターンシップ 後編

昨日のつづき。
http://hero.niiblo.jp/e450984.html

「自信をつける」には成功(達成)体験が必要で、
成功体験にはある程度ハードルの高い挑戦が必要で、
しかし、自信がなければ挑戦ができないので、
「自信がない」と思っている子は挑戦が起こらず、永遠に自信がつくことはない。

「挑戦する」という文化は、
減点法で育ってくると、
なかなか育つことが難しい。

「とりあえず、やってみよう」ではなくて、
「まずは目標を設定し、計画を立てて、準備して、実行に移そう。」
のほうが教育的だからだ。

もちろん「行動力」とは、
「考えずに行動する」ことではないのだが、
10年先の時代が予測できない今においては、
「行動してから考える」ことはすごく大切だ。

その行動(挑戦)することに対して、
「自信が必要である」という認識を変えなければならない。

行動するのに自信は不要だ。
ただ、心が動くことが必要だ。

その機会を商店街インターンシップは持っていると僕は思う。

商店街を一定の期間、大学生が歩いていると、
向こうから話かけられることになる。

「今日は何しに来たのか?」
「大学の授業なのか?」
「どこの出身なのか?」

など、そもそも商店街は
「コミュニケーション機会」の多い空間であるから、
そういったことは起こりやすい。

そこで起こることは、
「親和的承認」の初歩である、
「大学生というだけで自分は価値がある」と
非言語コミュニケーションで思うことになる。

そして、商店街の皆さんは
普段来ない大学生(おそらく夏休みにしか来ないだろう)
に対して、何かをしてあげようとする。

差し入れを持って来たり、
買い物をしたらおまけをいっぱいつけたりする。

すると人間は
何かをもらうとお返しをしたくなるから、
商店街のために何ができるのか?
と考えるようになる。

つまり。
そこに行動への「動機づけ」が起こる

親和的承認を受ける場所として「居場所」を感じ、
かつ先行した「贈与」を受けることによって、
「返報性の原理」が働き、行動が起こる、
というメカニズムである。

こうして、
行動が起こり、行動は挑戦に変わり、
成功体験を積み、自信がついていく。

「自分に自信がまったくない」人が
「自信をつける」には、
企業インターンシップではなく、
商店街インターンシップなのではないか、という仮説である。



美味しい料理は「だし」から(にいがたレポより)
http://niigata-repo.com/fooddrink/post-3609/

こちらにも取り上げてもらった
「うちのまち なじみのお店 ものがたり」
は大学生側から見ると、
まさにそのようなプログラムである。

商店街の人たちと一緒に何かを始める。
そこには、「親和的承認」と「先行された贈与」がある。

そこに行動力の源泉があり、小さな挑戦が始まる。
そこから新たな人生が拓けていくのではないだろうか。

若者がいなければいないほど、
高齢化していればしているほど、
商店街は「学びの場」として魅力的だと僕は思う。  

Posted by ニシダタクジ at 04:47Comments(0)日記

2014年08月22日

自信をつける商店街インターンシップ 前篇



美味しい料理は「だし」から(にいがたレポより)
http://niigata-repo.com/fooddrink/post-3609/

「自分に自信がない」という大学生は多い。
高校や大学サイドも、
将来の就職や就職活動に向けて、
なんとか自信をつけさせたい、と
さまざまな取り組みをしている。

そのひとつがインターンシップだろう。
企業に一定期間出社し、業務内容などを学び、
研修させてもらう仕組みのことだ。

そのインターンシップを
「自信」という観点から見てみると、
どんな効果があるだろうか?

「自信」をつけるには、
「成功体験」が必要であると言われる。

心理学者バンデューラらによると、
自信(≒自己効力感)をつけるには、

1 達成体験(自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験)
2 代理経験(自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること)
3 言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)
4 生理的情緒的高揚(酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚すること)
5 想像的体験(自己や他者の成功経験を想像すること)

などが必要だとされる。(wikipediaより)

「先輩の話を聞く」などのキャリア教育プログラムは
2の代理体験に当てはまるのだろう。
キャリア相談で励ましたりするのは3の言語的説得にあたるだろう。

さて。
企業でのインターンシップが
「達成体験」となるには、どの程度のレベルのことを
すればいいのだろうか?

当然、
「自信がつく」ほどのハードルの高い「挑戦」が必要となってくる。

では、
ここでひとつの疑問が湧いてくる。

自信がない人がはたして「挑戦」できるのだろうか?

もちろん、だからこそ、
「インターンシップ経験者の話を聞く」だったり、
「君ならできる」という励ましを続けていくことが
重要であるのだろうが。

そもそも、
これまでに小さな達成体験さえもない(と自分で思っている)
学生に、そんな「挑戦」ができるだろうか?

僕はそこに難しさがあると思っている。

自信をつけるには、達成(成功)体験が必要で
達成体験には、挑戦が必要なのだが、
挑戦するには自信が必要なので、
自信がない人には、ずっと自信がつくことがない。

そこで僕は、
「自信」という考え方そのものを転換する。

「チャレンジに自信はいらない。」
スタンフォード大・ドゥエック博士の言葉である。

大切なのは「自信」ではなく、マインドセットだとドゥエック博士は言う。

「固定的知能観:自分の才能は生まれつきで変化しない」ではなく、
「成長的知能観:やればやるほど、自分は成長できる」
に転換しなければ、チャレンジは起こりにくい、と説く。

これはまさしくその通りだと思う。
学校教育で培ってきた(?)
固定的知能観をどのように崩し、
もともとあった成長的知能観を取り戻していくか?が重要になる。

そしてもうひとつが「承認欲求」の話だ。

マズローではなくて、
山竹伸二さんの承認欲求3段階説だ。

1 親和的承認:ありのままの自分を承認してもらう
2 集団的承認:集団の中で役割を果たすことにより承認してもらう
3 一般的承認:一般的社会的に意義のあることをして、承認してもらう

この中で
1の親和的承認はおもに両親や肉親によって
なされる承認である。

そしてその親和的承認は、
自信や成長的知能観の源泉というか根っこの部分であり、
要は「ありのままの自分を受け入れる」
ために必要になってくる。

だから、
「自信をつける」にとってまず必要なのは
「親和的承認」であると僕は思う。

そのためには、
商店街や離島といった、高齢化した地域の力が必要だ。

なぜなら、
そこには若者がいないからだ。
若者が珍しいから、そこではよく大学生は話しかけられる。
おそろいのエプロンやTシャツを着てたりしたらなおさらだ。

「今日は何しているんだ?」
と行くたびに声をかけられ、
承認欲求を少しずつ満たされていく。

そこから、少しずつ挑戦が始まっていく。

まだまだまとまっていないけど、今日はここまで。  

Posted by ニシダタクジ at 08:48Comments(0)日記

2014年08月21日

時期尚早という人は100年たっても時期尚早という


「沸騰!図書館~100万人が訪れた驚きのハコモノ」(樋渡啓祐 角川ONEテーマ21)

1日で読んじゃいました。
これは、熱いっす。
志ある若き公務員の方には
必ず読んでほしい1冊です。

公共施設をつくるというのは、尊い仕事だなあと思いました。
そして意志を持ってやり遂げる素晴らしさを学びました。

やぱりツルハシブックスが目指すところは、
「武雄市図書館」のような居心地の良さなのだろうなあ。

この本の終盤に、
「図書館総合展」で実際に言われた
図書館の目的外利用
の話が興味深かった。

武雄図書館は対前年度比で、
来館者数が3.2倍になった。
一方で
図書貸し出し数は1.6倍。

これで成功したと言えるのか?
という批判を受けた。

つまり、スターバックスでコーヒーを飲んだり、
雑誌を立ち読みしたり、新刊本を買ったり。
「目的外利用」が増えている、という意味で、
それは図書館と言えるのか?という批判だ。

これにはビックリした。

目的外利用こそが価値ではないのか?
と僕は思う。

昨年11月、
武雄市図書館にいったときに、
感じたあの空間のチカラ。

2階のデスクから見たとき、
児童書コーナーを左奥に、
手前が図書館、まわりにツタヤ
そのまわりをスターバックスが囲んでいる空間を
見下ろしながら、本を読んだり勉強できたら最高だなあと思った。

あの「さまざまな人が違う目的であの場に共存している」ことこそ、
僕にとっての心地よさだと感じた。

ツルハシブックスも同じだ。
本を選ぶ人
プレゼント用の雑貨を探す人
人と話すために来た人
いろんな人が店内のいたるところで、過ごしていたり、
話していたりする空間こそ、居心地のよさだと思っている。

「目的外利用」

それこそが空間に居心地という価値を生んでいくのだ。


「文化の樹を植える~函館蔦屋書店という冒険」

でのCCCの増田社長の一節がよみがえる。

「そして日本最大の書店チェーンとなった責任を胸に、
私はより一層強く思っている‐本を売るつもりはない、と。」

「そこに売られているのは、単なる書籍や雑誌という物体ではない。
私はいつも“提案”を店内に陳列したいのだ。それはこの先も変わらない。」

こうやって、先人たちが、
自分たちの感性を信じて、
反対意見や不安を押し切り、
やり遂げていうこと、それが文化を創っていくということなんだろうなあ。

樋渡市長がいう。
「時期尚早という人は100年たっても時期尚早という。」

誰のための図書館なのか?
何のための図書館なのか?
そのためにどうあるべきか?
を問いかけること。

そこからしか始まらないのだろう。

アツかったっす、「沸騰!図書館」

※ ツルハシブックスに5冊くらい在庫がございます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:55Comments(0)

2014年08月20日

HAKKUTSUの物語

NHK「ドキュメント20min」で
ツルハシブックスのHAKKUTSUの仕組みが取り上げられました。
(鈴木さんに画像拝借しました)









NHK新潟ディレクターの丸山さん、
粘り強い取材を本当にありがとうございました。

丸山さんの
「ツルハシブックス物語」はこちらから。(感動です)
ドキュメント20minディレクター裏話
http://www4.nhk.or.jp/20min/118/

地下からたくさんの物語が生まれ、
始まっていく様子がすごく伝わってきました。
僕も本を寄贈したくなりました。

地下古本コーナーHAKKUTSUの物語は
2002年1月までさかのぼります。

会社を辞めて、プータローだった私に、
「息子の家庭教師してくれないか?」
と言ってくれた平井さん。

あのときの出会いがなかったら、
HAKKUTSUは誕生していなかった。

中学3年男子、シンタロウは不登校だった。
おとなしいように見えた彼は、
勉強や合宿などを通してだんだんと心を開き、
卒業する時には笑顔が絶えなかった。

第一志望校には合格できなかったけど、
高校に進学していった。

あの時。
僕が感じたこと。

プータローの自分が中学校3年生を元気にするなんて、おかしい。
なんで学校や地域も、彼を笑顔にできなかったんだ。

世の中にはこういう中学生が何万人といて、
シンタロウにとってはたまたま僕だったのかもしれないけど、
100人の中学生には100通りの彼らを笑顔にする地域の大人が必要なのではないか。

そのときに立てた問い。

「学校以外の場所(つまり地域)で、
中学生が地域の大人と出会うには、
どうしたらいいだろうか?」

そして、出会いの仕組みをつくる、
と決意して、NPO法人を設立。

しかしながら。
その仮説はなかった。

・祭りでの地域のおじいちゃんと子どもがベーゴマをして遊ぶ「昔遊び屋台」
・第2第4土曜日に神社の境内でおじいちゃんおばあちゃんと子どもが遊ぶ「虹のひろば」
・「虹のひろば」を延長した町民祭での「だがしや楽校」
・大学生が企業で実践型の研修をする「起業家留学」
・大学生が商店街を舞台に活動する「商店街インターン」

などなどを経て、
気がついたら、僕は本屋さんになり、

地下には「地下古本コーナー HAKKUTSU」ができた。
・29歳以下しか入場できない
・年齢によって価格が違う
・中高生は1冊100円
という仕組みだった。

そして、この取り組みが面白かったらしく、
たくさんのメディアから取材を受けるようになった。

「なんで、地下古本コーナーをやろうと思ったのか?」

と問われて気がついたこと。
(HAKKUTSUを開始してから半年以上経っていた)

そういえば、僕、そういうのやりたかったんです。
2002年から。

「学校以外の場所(つまり地域)で、
中学生が地域の大人と出会うには、
どうしたらいいだろうか?」

という問いに、答えたかったんです。

思いを込めて、本を置く、
その本を手に取った中学生が持ってくる。
たまたまそこに居合わせた自分は、
中学生と少しだけ話をするようになる。

そうそう。
そういう仕組み、やりたかったんです。
「問い」から始まる、何かがきっとあります。

みなさまからの「人生を少しだけ動かす この1冊」の寄贈を
お待ちしています。

そして悩める中学生のために本屋という舞台を演じる劇団員を募集しています。

月額1,000円
店頭受付は明日21日からです。
お待ちしています。

http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html  

Posted by ニシダタクジ at 08:28Comments(0)足跡

2014年08月19日

自分の周りを劇場に

ツルハシブックスはオープン当初から
「参加型の本屋」を目指してきました。
お客さんが本屋という場に参加することで、
お店が出来上がっていくと思っていました。

そもそもが僕は素人でした。
本屋はおろか、小売業さえ、初めてでした。
今でもお釣りの千円札を目の前に見せながら「いち、に、さんぜんえんと」
と数えることができません。

2011年3月のオープンから3年半。

ニシダタクジのツルハシブックスではなく、
サムライと劇団員とヒーローズによるツルハシブックスに
脱皮する時が来ました。

8月6日に聞いた「地デジ」講座。
四万十の迫田さんの「8合目までのデザイン」
8月8日に塩尻で聞いた
三田の家の坂倉さんの「つくらないコミュニティデザイン」

この2つの話が、
今のツルハシブックスがいかに恵まれているかを
確信させてくれました。

ツルハシブックスはようやく8合目。
今回の劇団員100名募集。

ひとりひとりが「劇団員」だと思って、
ツルハシブックスに入店する。

いや。
普段の生活から、
「ツルハシブックスの劇団員」としての自分を演じる。
もちろん24時間演じる必要はないのだけど。
そうすると、見える景色が変わる、人生が変わってくる。

そうやって、ツルハシブックスは
劇団員がつくる本屋へと脱皮します。

ツルハシブックスだけでなく、
自分の周りを劇場にしちゃうような、劇団員のみなさんを募集します。
ご連絡お待ちしています。


http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html  

Posted by ニシダタクジ at 07:09Comments(0)日記

2014年08月18日

劇団ツルハシブックス

劇団ツルハシブックス
劇団員募集のお知らせ。

気がついたら私も
本屋という舞台の
共演者になっていました。

ツルハシブックスは
そんな空間づくりを目指しています。

お店に一歩足を踏み入れる。
本を選ぶ、話をする。
そんなことをしていると、いつのまにか、
「ツルハシブックス」という舞台の共演者となっている。

気がついたら、友人ができていて、世界が広がり、
そこから私の新しい人生が始まっていったのです・・・

そんな「本屋のある1日」というシーンを
一緒に演じる劇団員を募集します。

劇団ツルハシブックス劇団員募集(仮)

募集人数:100名

対象:
・ツルハシブックスという劇場でなんらかの役を演じたい方
・ツルハシブックスから離れた場所に暮らしていても、その周りを劇場にしたい方

お願いすること:
・ツルハシブックスの劇団員紹介コーナーへ「自分を表すこの1冊」(名刺貼り付けや書籍内書き込みも歓迎)
・年2回以上の来店(遠方の方)
・年間5冊以上のメッセージ付き古本の寄贈
・毎年3月20日前後の周年祭におけるプレゼント交換用のギフトの送付
・ウェブマガジン「つるこぽん」の執筆

劇団費:月会費1,000円
支払方法
・クレジットカード払い
⇒有料ウェブマガジン「つるこぽん」に登録することで自動引き落としされます。
http://tsuruhashibooks.publishers.fm/

・店頭一括払い(銀行振り込みも可能です)
・半年間一括払い 6,000円
・一年間一括払い 10,000円

劇団員の証:
劇団ツルハシブックスに入団された方には、
「劇団員証 TSURUHASHI PASSPORT」と
自作用の消しゴムハンコが授与されます。

劇団員証を持って、
劇団員めぐりの旅をすることができます。

申し込み:
以下の情報を添えて、ツルハシブックス西田・今井まで。

1 氏名
2 住所
3 連絡先電話、メールアドレス

以下、劇団員名鑑の載せるための情報もお願いします。
※パスポートに張り付ける写真、イラストのデータも送付お願いします。

1 氏名(ニックネーム)
2 キャッチフレーズ
3 誕生日
4 居住地
5 好きな食べ物
6 人生を変えたこの1冊
7 出没スポット
8 他の劇団員との連絡希望方法、「ここに行くと会えます」情報

と、こんな感じです。

正式リリースは明日19日になります。
お楽しみに。

「役割を果たす」から「役を演じる」へ。

あなたも劇団員になって、
ツルハシだけでなく、
世の中を劇場にしちゃいませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 07:35Comments(0)日記

2014年08月17日

出会うことが生きること


「アイスブレイク」(今村光章 晶文社)

ひさしぶりの朝活読書。
いいですね、この本。

なぜ、アイスブレイクが必要なのか、
アイスブレイクがどう社会を変えていくのか?
そんなことが書いてあります。

そして
変わりつつある社会の中で、アイスブレイクが果たす役割は
大きいと感じさせてくれます。

ラストのチャプター7で著者は熱く語ります。

~~~ここから引用

大げさかもしれないが、アイスブレイカーは、
生きる原理を変革する役割があることも認識しておかねばなるまい。

定型化して簡潔に言えば、
「所有の豊かさ」から「存在の豊かさ」へ、
つまり、なにかを持つことで満足する生き方から、
だれかとつながって共にある存在としての生き方へ、
生きる原則を変革する可能性があることを理解しておかねばなるまい。

(中略)

日本では、高度経済成長期からバブル期が終焉するまで、
1960年ごろから1995年ごろまでの約30年間は、
金を稼ぎ、いい労働者と消費者になることによって、
人々は自己実現を果たしてきた。

大量生産―大量消費―大量廃棄の
システムを循環させていくためには、
人々が消費財を「持つこと」によって
アイデンティティを保ち、喜びとする心性をつくらねばならなかった。

その時は将来への夢があり、社会に期待が持てた。
生活はよりよくなるという予感もあった。

「わたし、イコール、わたしが持つもの」
というパターンで自己認識が進んだ。
「所有の豊かさ」が人生の目標ともなっていた。
それで自己充足感を感じた人もいたはずだ。

(中略)

持つことの豊かさを放棄しなければ地球環境問題は解決しない。
社会全体が持続不可能な時代にあって、
消費産業社会から未来の持続可能な社会へという
パラダイム変換が進む中で、個々人も生き方を問い直されている。

(中略)

自分が「なにかを持つ」からではなく、
だkれかとの「関わりを有する」からこそ自分がそこにいることを確認できる。
そういう時代になりつつある。

(中略)

存在の豊かさとは、
他者とともに「ある(共存する)」という生き方である。

~~~ここまで引用

鋭い一節に思わずうなる。

特にこの部分。

「大量生産―大量消費―大量廃棄の
システムを循環させていくためには、
人々が消費財を「持つこと」によって
アイデンティティを保ち、喜びとする心性をつくらねばならなかった。」

システムを循環させるために、
そのような「心性」を「持たねばならなかった。」
きっとこれが真実なのだろうと思う。

それはその当時、
多くの人が一丸となってなり遂げたものだ。
しかしながら、
すでにそのようなモデルが通用しない。

人口減少
高齢化
環境問題
など、多くの理由で、そのシステムを維持していくことは不可能なのは明らかだ。

そのとき。
僕たちはどう生きるのか。

著者の言うように、
「存在の豊かさ」を追いかけて、
他者とともに「ある(共存する)」生き方を目指していくこと。

そのためにできることがたくさんあるなあと思った。
まずは僕がアイスブレイカーにならなきゃね。  

Posted by ニシダタクジ at 07:07Comments(0)

2014年08月16日

ツルンドセレクション最高金賞受賞

お土産もの屋さんで、
「モンドセレクション最高金賞受賞」
みたいなタグを見ると、うっかり惹かれてしまう。

おお。
そうか!

そういうの、自分たちでやったらいいんだ。

ニシダタクジが選ぶ「タクンドセレクション」

あるいは、
ツルハシブックス劇団員が選ぶ
「ツルンドセレクション」
とかをみんなでやったら面白いんじゃないか。

勝手にお土産のセレクションをして、
そこにシールとかタグとか付けちゃうの。
もちろん、断られることもあるだろうけど。

だって。
山崎亮さんファンだったら、全国を講演して渡り歩いている
「山崎亮さんが選ぶ全国のお土産15選」っていうのがあったら
絶対買いたくなるでしょう。食べたくなるでしょう。

そういうのをやったらいいんじゃないかな?

そういう品評会が面白いかもしれない。
おすすめの人がプレゼンして。

ツルンドセレクション品評会
・「スイーツ」部門
・「おつまみ」部門
・「自分用家族用」部門

ツルンドセレクション内野駅前編での
僕のエントリーは、

「大口屋」の海苔佃煮 320円くらいだったかな?
・・・これは超うまいです。市販のビンに入った海苔佃煮はニセモノですよ。

「飯塚商店」の特選米「収穫物語」 5㎏ 2250円
・・・新潟産コシヒカリをその年の出来に応じて選び、季節に合わせて削ります。

「マルカク醸造場」の味噌 1㎏ 648円
・・・きゅうりにそのままつけて食べる味噌としては日本最高峰ではないかと。きゅうり何本でも食べられます。

「樋木酒造」の銘酒「鶴の友」 四合瓶 800円~
・・・地元酒蔵の名酒。上白から特選までグレードがあります。特選は麻薬の味がします。(麻薬摂取したことないですが)

「松月堂」のティラミス大福 150円くらい?
・・・内野にもあります、ティラミス大福。凍っているのをちょっと解けた状態で食べるのがおススメです。

と、まだまだ続きますが、
今日はこの辺で。

「ツルンドセレクション」勝手に品評会、楽しみだなあ。

「ツルンドセレクション最高金賞受賞」みたいなノボリつくりたい。  

Posted by ニシダタクジ at 06:44Comments(0)日記

2014年08月13日

「幸運にも」というマジックワード

斉藤一人さんは「ツイてる」
山崎拓巳さんは「すべてはうまくいっている」
てんつくマンは「よくあること、よくあること」「修行、修行」「まぼろし、まぼろし」(笑)
というマジックワードを持っている。

何が起こっても。
これらの言葉を言うということ。

昨日。
ふと思ったこと。

「幸運にも」
という言葉。

これって、
目の前に起こっていることを
受け止めるだけじゃなくて、
いい方向に転換していくプロセスで
唱えるべきマジックワードなのかもしれないと思った。

小林正観さんが言っていたけど、
ものごとにプラスもマイナスもない。
そう思う自分の心があるだけ。

色即是空。
空即是色。

般若心経のこの言葉の意味は、
世の中の出来事はすべて「空」である。
「無」ではなく「空」なんだ。
だから、そこに色をつける自分がいるだけだ。

そう。
僕たちは、「幸運にも」この状況に陥っているのだ。

あとから振り返ったとき。

あのとき、「幸運にも」こんな出来事がありました。
と言えるような、毎日が楽しくていい。  

Posted by ニシダタクジ at 05:52Comments(0)言葉

2014年08月12日

劇団員がつくる本屋

8日金曜日の塩尻は、
長野県内の「サードプレイスサミット」だった。

松本、上田、長野の
「サードプレイス」と呼ばれるコワーキングスペースや
コミュニティスペースの運営者たちが集まり、
これからの「サードプレイス」を考えた。

僕も飛び入りで
ディスカッションゲストにしてもらい、
テーブルトークのホスト役になった。

僕のテーブルのテーマは
「ファンクラブがつくる本屋とは?」

慶応大学坂倉さんの講演は、シビれるものがあった。
「作りこみすぎない」
これは参加のためのコミュニケーションデザインだった。

そう考えると、
意外とツルハシブックスは結構作りこまれてきているのかもしれない
と思った。

そしてオープンから3年が経ち、
若者たちが集まるようになってきてはいるが、
まだまだ、初めて来店される近所の人には
「入りづらい」と言われることがある。

ツルハシブックスは、
ちょっと完成され過ぎてきているのかもしれないと思った。

だからこそ。
「ファンクラブがつくる本屋」にチャレンジしたい。

もともとは3月の3周年記念イベントの初日夜に
加藤くんのアイデアで、「ツルハシ公開経営会議」を行い、
その中で出たアイデアが
「ファンクラブ」と「一口オーナー」だった。

「ツルハシブックスにもっと払いたいんだけど、
払うための方法がないんだ。」

そして試行錯誤で5月から
一口オーナー「ヒーローズ」を月額1万円
ファンクラブとしてのメルマガ購読会員を月額1000円でスタート。

3か月やってみて、
リニューアルするのが、今回のファンクラブだ。

ツルハシブックスは
店主・西田がつくる本屋ではなくて、
ファンクラブがつくる本屋に変わる。

ファンクラブの名は「劇団ツルハシブックス」

本屋のような劇場である
「ツルハシブックス」を支える劇団員として、
一緒にツルハシブックスを創っていってくれる人を募集する。

通常のファンクラブと違って、
特典らしい特典はあまりない。

いちばんの特典は、
「ツルハシパスポート」と呼ばれる冊子と
そこに押すための消しゴムハンコが渡されること。

これはどのように使うのかというと、
全国に散らばる「劇団員」に会いに行くことができる
パスポートだ。

たとえば、
新潟大学の学生だったときにツルハシブックスの
ヘビーユーザーだった梨木さんは
いま、大阪で楽器関係の仕事をしている。

彼女が仮に劇団員のメンバーだったとして、
新潟大学で同じく劇団員になった後輩は、
「すみません。わたしも劇団員なんですけど、
今度大阪に行くので、お会いできませんか?」

と梨木さんに連絡を取り、
オッサンだらけの大阪の立ち飲み屋さんで
日本酒を飲む女子会を開催し、
そこで、パスポートにハンコを押し合う。

こうして、
劇団員(ファンクラブ)同士が
知り合いになっていくという仕組みだ。

人間スタンプラリー。
これが、ファンクラブの最大の価値だ。

これまで、ファンクラブというと、
アイドルやお店と大勢のお客さんという
1対多のカタチが多かったが、

しかし、本当はファンクラブ同士が語り合い、
共感をベースにつながることが
最大の価値があるのではないか。

そして、劇団員は
ツルハシブックスを支えるために、
さまざまな支援を行う。

たとえば、
1 年に1回以上の来店(遠方の方もいるので)
2 年に10冊以上の古本の寄贈(熱いメッセージ付)
などを目安にする。

そして、毎年3月の周年祭には、
それぞれの地域や自分がこれぞ!と思う
ギフトをツルハシブックスにいったん送り、
それに番号をつけて大抽選会をして、
全国から集まったものが再び全国に出ていく、
みたいなのも楽しいと思う。
規模のでかいプレゼント交換のようなものだ。

こうやって、劇団員たちはふだんの生活から
ツルハシブックスの劇団員としての自覚を持ち、
行動するようになる。

すると何が起こるだろうか。

世の中が劇場のようになっていく。

「劇場」とは、
いまを演じるということ。
自分の役を演じるということ。
目の前にいる人たちと今この瞬間、演じあうということ。

僕自身も
ツルハシブックスの西田ではなく、
ファンクラブ「劇団ツルハシブックス」のメンバーのひとりとして、
ツルハシブックスを支えていく。

そんな僕自身がほしいのが、
パスポートであり、
僕自身がやりたいのが、
全国規模のギフト交換だ。

こうやって、
ファンクラブのメンバーたちのアイデアや行動で
ツルハシブックスがどんどん変わっていく。

それが、坂倉流でいえば「創造的欠如」であり、
迫田流でいえば、「8合目までのデザイン」なのだと
思い始めてきた。

ツルハシブックスはいま8合目だ。
そしてきっと、どこまでも山頂は伸びていく。
あらゆる方向に伸びていく。

僕自身とツルハシブックスを切り離し、
劇団員(ファンクラブ)たちが運営する本屋をつくる。
これを9月末までに実行する。

リニューアルした
ツルハシブックスファンクラブ
「劇団ツルハシブックス」は、
8月21日(木)より店頭受付開始します。

正式発表までもうしばらくお待ちください。  

Posted by ニシダタクジ at 06:35Comments(0)日記

2014年08月11日

「思考停止」という「効率化」

昨日は
「これからの働き方の話をしよう」読書会

「働き方」をテーマにすると、
いつもモヤモヤした時間が過ぎていく。
でも、こういう思考のもやもや
から逃げちゃいけないんだよね。

大学生のときこそ
そんなもやもやに飛び込んでいく
いい機会だと思う。

子どもの時から
「効率的に生きる」ことを良しとされてきた。

思考停止ではなくて、
「もやもや」した「あいだ」を生きる。
そういう非効率的な何かが
大切なのだろうと思う。

そういう機会が、なかなかないのだよねえ。

やっぱり「働き方読書会」
継続していかなきゃいけないですね。

課題図書読みながら、やろうかな。  

Posted by ニシダタクジ at 07:02Comments(0)就職

2014年08月10日

菊地さんのコーヒー

ここのコーヒーが美味しいと思う。
菊地さんのコーヒー。


http://sioribi.jp/
長野県松本市。
松本駅から徒歩12分ほどのところにある小さな4階建てのビル。
そこに「栞日」があります。

~~~以下webより転載

栞の日と書いて、sioribiと読みます。
心地よい暮らしのヒントを集めた本屋です。

栞の日。それは、流れ続ける毎日に、そっと栞を差す日のこと。
あってもなくても構わないけれど、あったら嬉しい日々の句読点。
さざ波立っていた心が凪いで、ふっと笑顔が咲くような。

今日が、あなたの栞日になりますように。

~~~ここまで

いいでしょ、これ。
僕もそんな空間をつくりたいなあと思います。

そして何より。
2日連続で行ってしまうほど、
菊地さんの淹れるコーヒーがおいしいのです。

自己流でおいしいコーヒー屋さんを回りながら、
日々、考えているコーヒードリップ。
菊地さんの性格を表すような、
ていねいなドリップ。

僕はコーヒーは詳しくないのだけど、
いま、一番大好きなコーヒー屋さんです。

1Fに置いてある
リトルプレスのセレクトもめちゃめちゃ魅力的です。


4Fでコーヒーを飲むこともできます。
ひとり時間を過ごしたいならここ。


3Fはギャラリーになっていて、
8月17日までは疋田千里さんのブラジル写真展「VIDA」をやっています。
実は、疋田さんと10年ぶりの再会。
サンクチュアリ出版「夜回り先生」以来でした。


ブラジルの空気感を写真とレトロな額で
表現された、栞日らしい写真展になってます。

暮らしの中の句読点を。

ビジネスと、哲学と、アートは、
だんだんとひとつになっていきます。

いや。
ビジネスがビジネスだけで成り立っていた
この200年が特殊な時代だったんだと僕は思います。

そんなことを感じさせてくれた1杯のコーヒー。
菊地さん、いつもありがとうございます。

栞日 sioribi
〒390-0815 長野県松本市深志3-7-5
TEL 0263-87-5377
営業時間 8:00-18:00(不定休)  

Posted by ニシダタクジ at 07:10Comments(0)