2012年11月30日
「対話」でしか解決しない
昨日からツルハシブックスをお休みして、本屋研修中。
人生モチベーショングラフ
でお互いの半生を共有したあとで、
「いまなぜ本屋か?」
というお題でミニ講座を行う。
テーマは3つ
・大学生も大人も「やりたいことがわからない」
・カフェ的空間のニーズの高まり~ツルハシブックスというカフェ
・「対話」で世界を変えよう~本屋という「対話」=「イノベーション」拠点
話をしていてもう一度
森田英一さんの「こんなに働いているのになぜ会社は良くならないのか?」

を読み直したくなったので、朝起きて読んでみる。
これはやはり、熱い本だ。
これからの世の中の変化トレンド
1 加速するスピード
2 高まる時間的・空間的複雑性
3 高まる社会的複雑性
4 誰も答えを知らない
IT化、グローバル化、地球温暖化に原子力発電所の問題など、
スピードを増し、複雑化する時代。
「誰も答えを知らない」時代、
つまり、「過去の成功体験」や「自分の勘」が
役立たないかもしれない時代に突入している。
だから、マネジメント・イノベーションが必要なのだと
森田さんは言う。
「対話」でイノベーションを起こす、のではない。
「対話」でしかイノベーションは起こらない時代に
突入しつつあると僕は思う。
駒崎さんがフローレンスを立ち上げた話だって、
母親の何気ない会話を、感性豊かに、
それはなんとかしたい、と思ったからではないか。
いま話題の未来工業も、
残業しないで、社員の「家族やまちとの対話」を促し、
それを会社に持ってくることで、
素晴らしい技術や商品が生まれているのではないか。
「対話」でしか解決しない。
もし、この仮説が正しいなら、
本屋さんという対話拠点は
イノベーションの拠点の最前線になる。
いや。
それをしていくことが私たちの役割なのだ、きっと。
人生モチベーショングラフ
でお互いの半生を共有したあとで、
「いまなぜ本屋か?」
というお題でミニ講座を行う。
テーマは3つ
・大学生も大人も「やりたいことがわからない」
・カフェ的空間のニーズの高まり~ツルハシブックスというカフェ
・「対話」で世界を変えよう~本屋という「対話」=「イノベーション」拠点
話をしていてもう一度
森田英一さんの「こんなに働いているのになぜ会社は良くならないのか?」

を読み直したくなったので、朝起きて読んでみる。
これはやはり、熱い本だ。
これからの世の中の変化トレンド
1 加速するスピード
2 高まる時間的・空間的複雑性
3 高まる社会的複雑性
4 誰も答えを知らない
IT化、グローバル化、地球温暖化に原子力発電所の問題など、
スピードを増し、複雑化する時代。
「誰も答えを知らない」時代、
つまり、「過去の成功体験」や「自分の勘」が
役立たないかもしれない時代に突入している。
だから、マネジメント・イノベーションが必要なのだと
森田さんは言う。
「対話」でイノベーションを起こす、のではない。
「対話」でしかイノベーションは起こらない時代に
突入しつつあると僕は思う。
駒崎さんがフローレンスを立ち上げた話だって、
母親の何気ない会話を、感性豊かに、
それはなんとかしたい、と思ったからではないか。
いま話題の未来工業も、
残業しないで、社員の「家族やまちとの対話」を促し、
それを会社に持ってくることで、
素晴らしい技術や商品が生まれているのではないか。
「対話」でしか解決しない。
もし、この仮説が正しいなら、
本屋さんという対話拠点は
イノベーションの拠点の最前線になる。
いや。
それをしていくことが私たちの役割なのだ、きっと。
2012年11月28日
この手で未来を創っている
11月18日 聖泉大学「学びのフリーマーケット」講師。テーマ「20代の宿題」
11月19日 金沢大学「地域社会論」講義ゲスト講師。テーマ「大学生の社会的責任」
11月23日 佐渡「粋域ふれあいいちば」県外事例発表講師。テーマ「若者とのコラボレーション」
11月23日 佐渡「大人の夜学 相川VS内野まちづくり談義」講師。テーマ「大学生の力を引き出すには?」
11月24日 にいがた市士の会講師。テーマ「ソーシャル・デザイン。人をつなぎ世界を広げる本屋さん」
11月27日 地域密着ビジネス繁盛会講師。テーマ「対話で未来を共に創る」
10日間で講演6回の準備のため、ブログ更新が滞りました。
話を聴いていただいたみなさま、本当にありがとうございました。
人数の少ない会には
「本日の共演者たち」ということで
自己紹介をお願いした時としなかった時があり、
やっぱりしたほうが雰囲気がよくなったので、これからも
15人以下の時は自己紹介をやっていきたいと思います。
特に18日の聖泉大学は5名の聴講者でしたが、
魂の限りを尽くしての講演、僕自身がシビれました。
やっぱり大学生や高校生、中学生に何か伝えたいという
根源的欲求があるのだと思います。
先行きの見えない時代。
10年後には今ある仕事がなくなっているかもしれない。
いや、10年前になかった仕事が生まれているかもしれない。
そして何より
経済優先の結果、コミュニティがズタズタに分断されて、
孤独の中で生きている若者にとって、
「やりたいことは何か?」「夢を持て」という残酷なメッセージ。
昨日のテーマは
「対話で未来を共に創る」
これに尽きるのかもしれません。
ひとりのアイデアマンが世界を変えていくのではなく、
対話によって、対話を重ねる「場」の力で、
ひとりひとりが当事者となり、未来を創っていけるのだと僕は思っています。
先行きの見えない時代。
言い換えれば、
未来を自らの手で創っていける時代です。
若者もおじさんもおばさんもおじいちゃんもおばあちゃんも。
対話で未来を共に創ろう。
世界が僕たちを待っています。
未来はこの手の中にある。
つかもうぜ。
11月19日 金沢大学「地域社会論」講義ゲスト講師。テーマ「大学生の社会的責任」
11月23日 佐渡「粋域ふれあいいちば」県外事例発表講師。テーマ「若者とのコラボレーション」
11月23日 佐渡「大人の夜学 相川VS内野まちづくり談義」講師。テーマ「大学生の力を引き出すには?」
11月24日 にいがた市士の会講師。テーマ「ソーシャル・デザイン。人をつなぎ世界を広げる本屋さん」
11月27日 地域密着ビジネス繁盛会講師。テーマ「対話で未来を共に創る」
10日間で講演6回の準備のため、ブログ更新が滞りました。
話を聴いていただいたみなさま、本当にありがとうございました。
人数の少ない会には
「本日の共演者たち」ということで
自己紹介をお願いした時としなかった時があり、
やっぱりしたほうが雰囲気がよくなったので、これからも
15人以下の時は自己紹介をやっていきたいと思います。
特に18日の聖泉大学は5名の聴講者でしたが、
魂の限りを尽くしての講演、僕自身がシビれました。
やっぱり大学生や高校生、中学生に何か伝えたいという
根源的欲求があるのだと思います。
先行きの見えない時代。
10年後には今ある仕事がなくなっているかもしれない。
いや、10年前になかった仕事が生まれているかもしれない。
そして何より
経済優先の結果、コミュニティがズタズタに分断されて、
孤独の中で生きている若者にとって、
「やりたいことは何か?」「夢を持て」という残酷なメッセージ。
昨日のテーマは
「対話で未来を共に創る」
これに尽きるのかもしれません。
ひとりのアイデアマンが世界を変えていくのではなく、
対話によって、対話を重ねる「場」の力で、
ひとりひとりが当事者となり、未来を創っていけるのだと僕は思っています。
先行きの見えない時代。
言い換えれば、
未来を自らの手で創っていける時代です。
若者もおじさんもおばさんもおじいちゃんもおばあちゃんも。
対話で未来を共に創ろう。
世界が僕たちを待っています。
未来はこの手の中にある。
つかもうぜ。
2012年11月21日
若者は地域を必要としている。
20代の時にやっておきたい50のこととか
っていうのがめちゃくちゃ出ているのだけど、
そんなに売れているのだろうか。
大学生、20代が
朝活や自己啓発本や勉強会に
熱心に出ているのは、
アイデンティティの確立と先行き不安の緩和
のためであろうと思う。
自分とは何か?という問いと
先行き不安に対処するために、
スキルを身に付けたり、仲間に出会ったりすることが
20年前よりもはるかに必要となっているのだと思う。
僕はその1歩目は、
地域に入っていくことなのではないかと思う。
今年の夏、粟島での3泊4日は、
劇的な効果があったように思っている。
離島という非日常空間で、
若者だというだけで歓迎される。
みんながあったかくしてくれる。
話を聞かせてくれる。
自分たちにも何かできないだろうか?
という思いが芽生える。
新潟に戻ってきてからお年寄りにやさしくなる。
電車の中で席を譲る。
アルバイト先のお客さんにも
相手のことを思いやり、優しく接することができるようになる。
高齢者対象のサービス業の新入社員研修にも
とてもオススメだなあと思った。
若者は地域を必要としている。
自分自身のアイデンティティを確立するために、
「受け入れられ」「必要とされ」「人の役に立つ」という経験を
できることが必要なのではないか。
そして、それこそが
地域が若者に対して果たすべき役割なのではないかと思う。
地域は若者を必要としている。
それと同じように
若者は地域を必要としている。
それぞれが相互に役割を果たすような関係性を作り上げるのが、
コーディネーター、コミュニティデザイナーの仕事、なのだろう。
その先にある未来を見つめて、
パートナーシップを組んで、進んでいこう。
僕らはやはり、
軸足を若者に置き、
地域とのコラボレーションを生んでいこうと思う。
地域のために若者が頑張るのではなく、
若者がアイデンティティを確立する過程で、
地域が元気になっていく。
っていうのがめちゃくちゃ出ているのだけど、
そんなに売れているのだろうか。
大学生、20代が
朝活や自己啓発本や勉強会に
熱心に出ているのは、
アイデンティティの確立と先行き不安の緩和
のためであろうと思う。
自分とは何か?という問いと
先行き不安に対処するために、
スキルを身に付けたり、仲間に出会ったりすることが
20年前よりもはるかに必要となっているのだと思う。
僕はその1歩目は、
地域に入っていくことなのではないかと思う。
今年の夏、粟島での3泊4日は、
劇的な効果があったように思っている。
離島という非日常空間で、
若者だというだけで歓迎される。
みんながあったかくしてくれる。
話を聞かせてくれる。
自分たちにも何かできないだろうか?
という思いが芽生える。
新潟に戻ってきてからお年寄りにやさしくなる。
電車の中で席を譲る。
アルバイト先のお客さんにも
相手のことを思いやり、優しく接することができるようになる。
高齢者対象のサービス業の新入社員研修にも
とてもオススメだなあと思った。
若者は地域を必要としている。
自分自身のアイデンティティを確立するために、
「受け入れられ」「必要とされ」「人の役に立つ」という経験を
できることが必要なのではないか。
そして、それこそが
地域が若者に対して果たすべき役割なのではないかと思う。
地域は若者を必要としている。
それと同じように
若者は地域を必要としている。
それぞれが相互に役割を果たすような関係性を作り上げるのが、
コーディネーター、コミュニティデザイナーの仕事、なのだろう。
その先にある未来を見つめて、
パートナーシップを組んで、進んでいこう。
僕らはやはり、
軸足を若者に置き、
地域とのコラボレーションを生んでいこうと思う。
地域のために若者が頑張るのではなく、
若者がアイデンティティを確立する過程で、
地域が元気になっていく。
2012年11月20日
免許合宿×地域インターン
大学生になると、
ほぼみんな発生するのが運転免許取得問題だ。
いや、そんなに問題というわけではないのだけど。
通いか、合宿か、
1年の時か、2年の時か。
だいたい、3年生の就活前までに
取得するのが一般的であると言う。
ちなみに僕は2年生の秋に
10日間の「秋休み」というのがあったので、
合宿所のある自動車学校に電話して、
「すみません。秋休みに10日間だけ合宿して、
仮免まで取って、あとは週末に3回くらい通うとかいうのでもいいですか?」
と自分で合宿プランを提案して、
11月半ばくらいに運転免許を取得した。
このときの僕の心理はこうだ。
「通うのは面倒だからいやだし、何よりあの自動車学校バスがカッコ悪い。」
「かといって、合宿で仲間とワイワイやるのも性分に合わないから嫌だし、
夏休み、春休みのシーズンは混んでいて、自分の思うように教習が進まないのが不満」
こういうニーズって
あるんじゃないだろうか。
だから、考えられるプランはこうだ。
「運転免許合宿で田舎に行くのだけど、
空き時間はガチンコで地域のために
なるようなプロジェクトに参加し、
自動車学校卒業までに何か成果を出す」
みたいな合宿免許プランがあったらどうだろうか?
そんな問いを、石川県七尾自動車学校さんと
ブレストしていました。
http://www.nanao-drive.co.jp/index.html
美味しい魚と熱い大人に出会える運転免許合宿。
「地域」への入り口になると面白いなあと思います。
3月下旬に第1回開催予定ですので興味がある方、
(特に今の大学1年生)はお声掛けください。
ほぼみんな発生するのが運転免許取得問題だ。
いや、そんなに問題というわけではないのだけど。
通いか、合宿か、
1年の時か、2年の時か。
だいたい、3年生の就活前までに
取得するのが一般的であると言う。
ちなみに僕は2年生の秋に
10日間の「秋休み」というのがあったので、
合宿所のある自動車学校に電話して、
「すみません。秋休みに10日間だけ合宿して、
仮免まで取って、あとは週末に3回くらい通うとかいうのでもいいですか?」
と自分で合宿プランを提案して、
11月半ばくらいに運転免許を取得した。
このときの僕の心理はこうだ。
「通うのは面倒だからいやだし、何よりあの自動車学校バスがカッコ悪い。」
「かといって、合宿で仲間とワイワイやるのも性分に合わないから嫌だし、
夏休み、春休みのシーズンは混んでいて、自分の思うように教習が進まないのが不満」
こういうニーズって
あるんじゃないだろうか。
だから、考えられるプランはこうだ。
「運転免許合宿で田舎に行くのだけど、
空き時間はガチンコで地域のために
なるようなプロジェクトに参加し、
自動車学校卒業までに何か成果を出す」
みたいな合宿免許プランがあったらどうだろうか?
そんな問いを、石川県七尾自動車学校さんと
ブレストしていました。
http://www.nanao-drive.co.jp/index.html
美味しい魚と熱い大人に出会える運転免許合宿。
「地域」への入り口になると面白いなあと思います。
3月下旬に第1回開催予定ですので興味がある方、
(特に今の大学1年生)はお声掛けください。
2012年11月19日
「思い」あふれて
聖泉大学「学びのフリーマーケット」に
参加してきました。
今年2月。
ETIC.の研修会で知り合った
聖泉大学有山先生。
あの情熱はどこから来るのだ!?
とシビれ、5月の京都、佛教大学の視察の
帰り道に寄ってみる。
寄った日がたまたま
2年生の授業の日だった。
「学びのフリーマーケット」の
学生運営仮想会社の立ち上げ記念式典。
なぜか胸に花を付けて、来賓席に座っていた。(笑)
社長の情熱にシビれたのと、
後ろの方でモチベーションが
あまり高くないであろう学生たちに一抹の不安を感じ、
それが半年後にどうなっているのだろうと気になり、
「私も来ます」と宣言。
福島正伸さんの本販売が予定されていたので、
18日(日)の最終講義なら、ということで入れてもらいました。
福島先生の講演を聞いたばかりだったので、
「世界を変えるためにいってまいります」
と気合十分で講座をやりました。
5名の参加という状況でしたが、
情熱の限りを尽くして、プレゼンテーションをしました。
終了後は燃え尽きたような気分。
体中が脱力感に襲われました。
しかし。
まだ終わっていない。
この後、片づけ後のノンアルコール慰労会を
見学してから帰路につくと決めていた。
午後7時前にそれは始まりました。
係長、課長、部長、副社長、社長と
幹部たちにあいさつ。
「学びのフリーマーケット」は
1年近くかけて準備し、実行するのだが
2年生は必修の授業。
必修ということはモチベーションの差があって、
そんな大イベントできるのかな、と思っていた。
事実、5月の段階では
やる気があるのか、ないのか、という人もたくさんいた。
ところが昨日。
幹部のあいさつがクライマックスに近づくに連れ、
場の空気が変わっていく。
そして最後。
有山先生が総括する。
天気に恵まれなかった2日間だった。
入場は目標に届かない2400人台。
先生は彼らの先輩に言われていた言葉があった。
「先生、量やない、質やで」
入場者がいっぱいいたほうがいいのは間違いない。
でも、大切なのは質、クオリティだと言うのだ。
僕は確かに見せてもらった。
あの空気感の中で、話をさせてもらったこと。
参加者ではなく、僕の人生が変わりました。
そう、思った。
1度しかない人生を感じた。
この瞬間は1度しかない舞台だと、僕は思った。
だから燃焼した。
持てるものをすべて、置いてきた。
そしたら、僕の人生が変わった。
「瞬間を生きる」
14年前、軌保博光さんに教わった生き方に
少しだけ近づいた気がした。
缶ジュースで乾杯。

あんなにおいしいミカンジュースは飲んだことありません。
平成のスクールウォーズ、有山先生とそれを支えた彦根の盟友、しばたさんと記念撮影。
本当に素晴らしいものを見せてもらいました。
「働くとは人を笑顔にすること」
その原点が根底に流れていたイベントでした。
ありがとうございました。
参加してきました。
今年2月。
ETIC.の研修会で知り合った
聖泉大学有山先生。
あの情熱はどこから来るのだ!?
とシビれ、5月の京都、佛教大学の視察の
帰り道に寄ってみる。
寄った日がたまたま
2年生の授業の日だった。
「学びのフリーマーケット」の
学生運営仮想会社の立ち上げ記念式典。
なぜか胸に花を付けて、来賓席に座っていた。(笑)
社長の情熱にシビれたのと、
後ろの方でモチベーションが
あまり高くないであろう学生たちに一抹の不安を感じ、
それが半年後にどうなっているのだろうと気になり、
「私も来ます」と宣言。
福島正伸さんの本販売が予定されていたので、
18日(日)の最終講義なら、ということで入れてもらいました。
福島先生の講演を聞いたばかりだったので、
「世界を変えるためにいってまいります」
と気合十分で講座をやりました。
5名の参加という状況でしたが、
情熱の限りを尽くして、プレゼンテーションをしました。
終了後は燃え尽きたような気分。
体中が脱力感に襲われました。
しかし。
まだ終わっていない。
この後、片づけ後のノンアルコール慰労会を
見学してから帰路につくと決めていた。
午後7時前にそれは始まりました。
係長、課長、部長、副社長、社長と
幹部たちにあいさつ。
「学びのフリーマーケット」は
1年近くかけて準備し、実行するのだが
2年生は必修の授業。
必修ということはモチベーションの差があって、
そんな大イベントできるのかな、と思っていた。
事実、5月の段階では
やる気があるのか、ないのか、という人もたくさんいた。
ところが昨日。
幹部のあいさつがクライマックスに近づくに連れ、
場の空気が変わっていく。
そして最後。
有山先生が総括する。
天気に恵まれなかった2日間だった。
入場は目標に届かない2400人台。
先生は彼らの先輩に言われていた言葉があった。
「先生、量やない、質やで」
入場者がいっぱいいたほうがいいのは間違いない。
でも、大切なのは質、クオリティだと言うのだ。
僕は確かに見せてもらった。
あの空気感の中で、話をさせてもらったこと。
参加者ではなく、僕の人生が変わりました。
そう、思った。
1度しかない人生を感じた。
この瞬間は1度しかない舞台だと、僕は思った。
だから燃焼した。
持てるものをすべて、置いてきた。
そしたら、僕の人生が変わった。
「瞬間を生きる」
14年前、軌保博光さんに教わった生き方に
少しだけ近づいた気がした。
缶ジュースで乾杯。

あんなにおいしいミカンジュースは飲んだことありません。
平成のスクールウォーズ、有山先生とそれを支えた彦根の盟友、しばたさんと記念撮影。
本当に素晴らしいものを見せてもらいました。
「働くとは人を笑顔にすること」
その原点が根底に流れていたイベントでした。
ありがとうございました。

2012年11月18日
カッコいいことしか言わない
福島正伸さんの講演&セミナーの
本の販売に行ってきました。
いやあ。
ステキです。
福島先生。
僕の原点のひとつです。
あの日、あのシルバーホテルビルの紀伊国屋書店新潟店で、
環境・農業コーナーからの帰り道に目に飛び込んできた1冊の本。
「起業家に必要なたったひとつの行動原則」
(ダイヤモンド社 現在は絶版)
その中の1冊
「成功者は思いを5分ごとに確認する」
に、体中を電流が駆け抜ける。
その日から、僕は「ビジネス書」という
本のジャンルがあることを知った。
たしか、1998年だったと思う。
僕が環境系の活動をしていて、
環境問題の本当の原因は?
と問い続けていたとき。
「起業家精神」(現タイトル「夢を叶える」)
に書いてあった「自立型人材」の一節に心が震える。
これか!
これこそが環境問題の根本原因じゃないか。
依存型人材ばかりの世の中で
他人やコマーシャルに流されて、
たくさんのモノを買い、そのために働いてきた。
しかも、だれも幸せになんかなってないじゃないか。
あの衝撃はいま思い出してもすごかった。
そしてそれこそが環境問題よりも深刻な課題だと思った。
ひとりひとりが自立型人材に変われば、
世の中は変わるし、その人自身も幸せになるはずだ。
そんな原点を思い出せてくれた講演会&セミナーでした。
・「カッコいいことしか言わない」と決める。
・弱いくせにあきらめない姿に人は感動するし、チームをやる気にさせる。
・「まさかここまでやるとは思わなかった」と言わせる。
・同業他社がやっていないことでお客様のためになること100個やれば流行らない店はない。
・名刺交換の時は「その人にどんな貢献ができるだろうか」という姿勢で全力で聞く。
・一生付き合うという覚悟がなければ部下は持てない。
・否定されてもあきらめない。その姿勢が人を育てる。
・人は尊敬している人の説教だけを聞く。
・このメンバーが世界最高だと思えるかどうか。
・その人の輝くものを信じられるかどうか。信頼とは覚悟。
・「充実」とは、明確な夢、困難を伴う、努力する、あきらめない、自発的、仲間がいるときになる。
などなど。
エッセンスが盛りだくさんでした。
福島先生、主催の寺子屋ありがとうの岸本さん
実行委員のみなさん、本当に素晴らしい機会をありがとうございました。
本の販売に行ってきました。
いやあ。
ステキです。
福島先生。
僕の原点のひとつです。
あの日、あのシルバーホテルビルの紀伊国屋書店新潟店で、
環境・農業コーナーからの帰り道に目に飛び込んできた1冊の本。
「起業家に必要なたったひとつの行動原則」
(ダイヤモンド社 現在は絶版)
その中の1冊
「成功者は思いを5分ごとに確認する」
に、体中を電流が駆け抜ける。
その日から、僕は「ビジネス書」という
本のジャンルがあることを知った。
たしか、1998年だったと思う。
僕が環境系の活動をしていて、
環境問題の本当の原因は?
と問い続けていたとき。
「起業家精神」(現タイトル「夢を叶える」)
に書いてあった「自立型人材」の一節に心が震える。
これか!
これこそが環境問題の根本原因じゃないか。
依存型人材ばかりの世の中で
他人やコマーシャルに流されて、
たくさんのモノを買い、そのために働いてきた。
しかも、だれも幸せになんかなってないじゃないか。
あの衝撃はいま思い出してもすごかった。
そしてそれこそが環境問題よりも深刻な課題だと思った。
ひとりひとりが自立型人材に変われば、
世の中は変わるし、その人自身も幸せになるはずだ。
そんな原点を思い出せてくれた講演会&セミナーでした。
・「カッコいいことしか言わない」と決める。
・弱いくせにあきらめない姿に人は感動するし、チームをやる気にさせる。
・「まさかここまでやるとは思わなかった」と言わせる。
・同業他社がやっていないことでお客様のためになること100個やれば流行らない店はない。
・名刺交換の時は「その人にどんな貢献ができるだろうか」という姿勢で全力で聞く。
・一生付き合うという覚悟がなければ部下は持てない。
・否定されてもあきらめない。その姿勢が人を育てる。
・人は尊敬している人の説教だけを聞く。
・このメンバーが世界最高だと思えるかどうか。
・その人の輝くものを信じられるかどうか。信頼とは覚悟。
・「充実」とは、明確な夢、困難を伴う、努力する、あきらめない、自発的、仲間がいるときになる。
などなど。
エッセンスが盛りだくさんでした。
福島先生、主催の寺子屋ありがとうの岸本さん
実行委員のみなさん、本当に素晴らしい機会をありがとうございました。
2012年11月14日
東大が新入生に特別休学

11月14日(水)読売新聞
東大に特別休学制度の新聞記事。
大学に入っていきなり、1年間の休学。
ボランティアしたり、インターンシップに行ったり
バイトをして海外を放浪したり。
なんでもありの特別休学制度が2013年度から東大で導入される。
「受け身の学習」からの脱却を狙っていると解説されている。
面白いのは、
授業を受ける前に、いきなり休学する、ということ。
「広い世界を見て、学ぶ意欲を高める。」
この感覚はすごくよくわかる。
僕は30歳の秋に玉川大学教育学部の通信を受講し始め、
31歳の夏にスクーリングに行った。
熱かった。
「教育の原理」
教育とは何で、どこへ向かうべきか?
それはそのまま、アンジェラ・アキの歌じゃないけど、
「自分とは何で、どこへ向かうべきか?」
という問いとして自らを突き刺した。
結局、自分自身の守るべきポジションは
学校の中ではなく、外、というか地域に
あるのではないかという
結論に達し、大学は中退してしまったのだが。
あのスクーリングほどエキサイティングな学びの時間は
なかったのではないか?
昼間の授業が何度もあふれてきて、
問いに向き合う夜の時間。
あれこそが大学での学びなのかもしれないと思った。
高知大学の長期インターンシップの実践が
「学習意欲を高めるため」を主な目的のひとつにしているように、
社会に出て、プレイヤーをやるということは、
その人の学びの意欲にスイッチを入れるだろうと思う。
自分は文系なのか、理系なのか。
生物が得意だったから、理学部に行ってみようかな。
とか
世の中のことを知りたいから法学部かな。
とか。
そういうレベル感ではなく、
プレイヤーとして社会に触れた経験から、
「これを何とかしなきゃいけない!」
「どうして社会はこんな矛盾だらけなのか!?」
「こんなスゲー人がこんな身近にいるんか!?」
というこころの動きを体感し、
意志を得て、大学で学ぶということにつなげていくことは
大きな意義と意味があるのだろうと思う。
「自分とは何で、どこへ向かうべきか、そしてなぜ学ぶのか?」
という問いに対して、自らが答えていかなければいけない時代に
今の大学生たちは生きている。
いや、もちろん僕もなのだが。
早期に社会のプレイヤーとなって、
共感を出発点に学びの意欲を高めていく。
そんな場を大学生も地域も、さらには大学も必要としている時代は
すぐそこまで来ていると感じた記事だった。
2012年11月13日
資源発掘から課題解決へ
「地域活性化」とは、資源を発掘し、活かすこと。
観光とは光を観ることだと。
その通りだと思う。
しかし。
それがどれほどの「当事者」を生むのか?
に、地域の未来はかかっている。
当事者でなければ本気で行動しない。
いま、必要なのは、
本気の当事者たちなのだろうと思う。
「資源を組み合わせて、面白いこと考えましょう。」
などと会議をすれば、
確かに面白いアイデアは無限に出るだろう。
しかし、面白いからと言って実行されるか、というと
それはまったく別の次元の問題だ。
そこに切実さがなければ、人は行動しない。
何よりも「面白いから」という理由で、人を集めても、
その人たちは「もっと面白いもの」があれば、
そちらのほうを優先するだろう。
課題にフォーカスする必要があると思う。
大切なのはプランを作ることではなく、
課題を解決することだ。
資源を活かすのは、
課題解決の手段として、一番パワフルな方法だからだ。
それを「コミュニティ・デザイン」
と呼ぶのだろうと思う。
山崎亮さんたちのように、徹底したヒアリングから
あぶりだされた課題をなんとかして解決したい
という共感のもとでチームができ、
その解決の方法としてまちの資源を活かす。
「まちづくり」や「地域活性化」のために
人は動くのではなく、
この人を、この町のこの課題を何とかして解決しなきゃダメだろう。
という熱い当事者意識を持ったとき、行動が起こる。
その行動なくしては、何も始まらない。
まず資源発掘ではなく、
課題発見、それを解決したいという課題共感、
そのための資源を発掘・活用するという順番になるのだろう。
観光とは光を観ることだと。
その通りだと思う。
しかし。
それがどれほどの「当事者」を生むのか?
に、地域の未来はかかっている。
当事者でなければ本気で行動しない。
いま、必要なのは、
本気の当事者たちなのだろうと思う。
「資源を組み合わせて、面白いこと考えましょう。」
などと会議をすれば、
確かに面白いアイデアは無限に出るだろう。
しかし、面白いからと言って実行されるか、というと
それはまったく別の次元の問題だ。
そこに切実さがなければ、人は行動しない。
何よりも「面白いから」という理由で、人を集めても、
その人たちは「もっと面白いもの」があれば、
そちらのほうを優先するだろう。
課題にフォーカスする必要があると思う。
大切なのはプランを作ることではなく、
課題を解決することだ。
資源を活かすのは、
課題解決の手段として、一番パワフルな方法だからだ。
それを「コミュニティ・デザイン」
と呼ぶのだろうと思う。
山崎亮さんたちのように、徹底したヒアリングから
あぶりだされた課題をなんとかして解決したい
という共感のもとでチームができ、
その解決の方法としてまちの資源を活かす。
「まちづくり」や「地域活性化」のために
人は動くのではなく、
この人を、この町のこの課題を何とかして解決しなきゃダメだろう。
という熱い当事者意識を持ったとき、行動が起こる。
その行動なくしては、何も始まらない。
まず資源発掘ではなく、
課題発見、それを解決したいという課題共感、
そのための資源を発掘・活用するという順番になるのだろう。
2012年11月12日
日本史には英雄はいない
司馬遼太郎「この国のかたち」(文芸春秋)の一節。
アメリカ人学者が司馬に言った。
「日本史には英雄がいませんね」
この場合の英雄とは、
ヨーロッパや中国の近代以前にあらわれた人間現象
のことで、たとえばアレクサンドロス大王や秦の始皇帝、
あるいは項羽と劉邦といった地球規模で自己を肥大させた人物を指し、
日本史における信長、秀吉、家康という、いわば「統治機構を整えた」
という人物を指さない。(本文より)
司馬は言う。
「世界史的典型としての英雄を日本史は出さなかった、というよりも
その手の人間が出ることを阻みつづけた。というのは、
われわれの社会の誇りである。
信長にとっても天下は公だった。
「天下布武」とは、天下を私有したいという意味ではなく
天下のために天下を整えたいという宣言だった。
「天下」という虚なる主人のために、番頭を務めます。
というのが、日本的であると司馬は言う。
なるほどなあ。
なんとなく分かる気がする。
アメリカ人学者が司馬に言った。
「日本史には英雄がいませんね」
この場合の英雄とは、
ヨーロッパや中国の近代以前にあらわれた人間現象
のことで、たとえばアレクサンドロス大王や秦の始皇帝、
あるいは項羽と劉邦といった地球規模で自己を肥大させた人物を指し、
日本史における信長、秀吉、家康という、いわば「統治機構を整えた」
という人物を指さない。(本文より)
司馬は言う。
「世界史的典型としての英雄を日本史は出さなかった、というよりも
その手の人間が出ることを阻みつづけた。というのは、
われわれの社会の誇りである。
信長にとっても天下は公だった。
「天下布武」とは、天下を私有したいという意味ではなく
天下のために天下を整えたいという宣言だった。
「天下」という虚なる主人のために、番頭を務めます。
というのが、日本的であると司馬は言う。
なるほどなあ。
なんとなく分かる気がする。
2012年11月09日
人にやさしくなれる島
昨日の夕方、この夏に粟島で行った地域コミュニケーション留学
の報告会がありました。
9月の中旬に3泊4日で粟島に滞在し、
島の人々に話を聞きながら
ツアープランを考えるというプログラム。
合宿を行ってからすでに1か月半経っていましたが、
時間が経過しているからこそ、振り返りがてきていて、
いい時間になりました。
粟島に行ってからメモを取る習慣ができた。
やりきった気持ちを味わうことができた。
など、実際の行動の変化もあった。
一番印象的だったのは
1年生2人の個人コメント
これまで、お年寄りが
あまり好きでじゃなかったけど、
粟島に行ってから、電車で席をゆずるようになったし、
相手のことを思いやれるようになった。
これまでは、自分の祖父母に対しても、あまり接していなかったのだけど
話をするようになった。
飲食店のアルバイトで、
お年寄りがくると、嫌だなあと思っていたけど、
ゆっくり何度も話しかけたり、どうやったらわかってもらえるか、考えるようになった。
すごいね、粟島。
人にやさしくなれる島だ。
しかも、帰ってきてから効果は持続。
これ、医療や介護の専門職の人ばかりでなくて、
高齢者を顧客に想定しているビジネスの人たちは
みんな行った方がいいんじゃないか、って思いました。
僕が考えた
粟島での実習の意義は3つ。
1 開放感によって、バリアが解除され、「対話」が可能になる。
2 机上で考えていたことと実際の村の生活、価値観とのギャップを知ることで、価値観への問いが生まれる。
3 無条件に受け入れられるという愛を受けることで、貢献マインドが生まれる。
この3つによって、
非常に高い教育的効果を生むのではないかと考えた。
人にやさしくなれる島、そして、
あの日、置き忘れてきた何かがある島、粟島での
研修・教育プログラムづくりをこれからも進めていきたい。
の報告会がありました。
9月の中旬に3泊4日で粟島に滞在し、
島の人々に話を聞きながら
ツアープランを考えるというプログラム。
合宿を行ってからすでに1か月半経っていましたが、
時間が経過しているからこそ、振り返りがてきていて、
いい時間になりました。
粟島に行ってからメモを取る習慣ができた。
やりきった気持ちを味わうことができた。
など、実際の行動の変化もあった。
一番印象的だったのは
1年生2人の個人コメント
これまで、お年寄りが
あまり好きでじゃなかったけど、
粟島に行ってから、電車で席をゆずるようになったし、
相手のことを思いやれるようになった。
これまでは、自分の祖父母に対しても、あまり接していなかったのだけど
話をするようになった。
飲食店のアルバイトで、
お年寄りがくると、嫌だなあと思っていたけど、
ゆっくり何度も話しかけたり、どうやったらわかってもらえるか、考えるようになった。
すごいね、粟島。
人にやさしくなれる島だ。
しかも、帰ってきてから効果は持続。
これ、医療や介護の専門職の人ばかりでなくて、
高齢者を顧客に想定しているビジネスの人たちは
みんな行った方がいいんじゃないか、って思いました。
僕が考えた
粟島での実習の意義は3つ。
1 開放感によって、バリアが解除され、「対話」が可能になる。
2 机上で考えていたことと実際の村の生活、価値観とのギャップを知ることで、価値観への問いが生まれる。
3 無条件に受け入れられるという愛を受けることで、貢献マインドが生まれる。
この3つによって、
非常に高い教育的効果を生むのではないかと考えた。
人にやさしくなれる島、そして、
あの日、置き忘れてきた何かがある島、粟島での
研修・教育プログラムづくりをこれからも進めていきたい。
2012年11月08日
多数決という責任回避
田坂広志さんの
「意思決定 12の心得」(PHP文庫)
いきなり来ました。
意思決定に必要な3つの力
「直観力」「説得力」「責任力」
なるほど。
3つの力が必要なのだなあ。
具体的な仮定のエピソードが面白い。
多数決で決める、というのは、
責任回避だと田坂さんが言う。
「衆知を集めて、独りで決める」
リーダーには、そんな覚悟が必要なのだと
田坂先生が教えてくれた。
「意思決定 12の心得」(PHP文庫)
いきなり来ました。
意思決定に必要な3つの力
「直観力」「説得力」「責任力」
なるほど。
3つの力が必要なのだなあ。
具体的な仮定のエピソードが面白い。
多数決で決める、というのは、
責任回避だと田坂さんが言う。
「衆知を集めて、独りで決める」
リーダーには、そんな覚悟が必要なのだと
田坂先生が教えてくれた。
2012年11月07日
コミュ力(りょく)

日経MJ 11月7日号 消費分析
なるほど~。
ハロウィンってのは時代のニーズに合っていたのだなあ。
とまずは思う。
サバイバルゲームやパブリックビューイングなどの「場を伴ったイベント型消費」
ハロウィンや花火大会の浴衣のような「イベントで周りと盛り上がるためのアイテム消費」
が実際に盛り上がっている。
うん。
たしかにそうだ。
平成学生は
「つながりたい」願望と
「つながり疲れ」の間に揺れている、
と記事は書いている。
なるほどなあ。
おもしろい。
「リア充」なのは、つながっている時間だけど、
つながっていない時間への渇望感もある。
「正直、1人になりたい時がある。」は80%以上、
「正直、携帯やネットがなかった時代がうらやましいと感じることがある」
も高校生39.7%、大学生では45%がYes回答だ。
「つながりたい」と「つながりすぎない」
を埋めていく。
そういう意味でも
本屋さんという空間は魅力的なプラットフォームに
なり得るのではないだろうか。
2012年11月06日
【募集】プラットフォーム志向の大学生
コミュニティ・デザイン
「場」「仕組み」をつくる
コーディネートする
そんなキーワードにヒットする
大学生を募集しています。
新潟の地域課題の解決のため、
ひとつひとつの課題を個別に撃破するのではなく、
たくさんの課題を組み合わせることで
それぞれの課題は違う課題にとって、資源になりうる。
栃尾のNPO法人UNEが取り組んでいるように、
中山間地に若者がいない。
おばあちゃんは生きがいがない。
障がい者は働く場所がない。
土地はあるけど耕す人がいない。
そしたら、地域活動支援センターをつくって、
障がい者や近所のおばあちゃんを受け入れ、
みんなで一緒にランチをして、農作業を手伝い、
できた野菜やばあちゃんに教えてもらった加工品を売って、
なんとかビジネスにならないだろうか。
そのような事業を起こしていく、
地域デザイナー、地域プロデューサーを
生んでいくプラットフォームをつくる。
これがテーマです。
事業者も、社会人も、大学生も、行政職員も
ひっくるめて、高い「当事者意識」の元、
地域課題にチャレンジしていくような
プラットフォームをつくりたいのです。
そんなプラットフォーム志向の大学生が
どのくらいいるのか、教えてください。
その役割は
「プラットフォームをつくる」というプロジェクトの
プレイヤー(行動する人)になるということです。
熱く行動できて、
かつ、全体を俯瞰した眼で見れる。
その両方を兼ね備えた人たちが必要とされています。
地域課題解決のプラットフォームづくり、
一緒にやりませんか?
お問い合わせはツルハシブックスまで。
「場」「仕組み」をつくる
コーディネートする
そんなキーワードにヒットする
大学生を募集しています。
新潟の地域課題の解決のため、
ひとつひとつの課題を個別に撃破するのではなく、
たくさんの課題を組み合わせることで
それぞれの課題は違う課題にとって、資源になりうる。
栃尾のNPO法人UNEが取り組んでいるように、
中山間地に若者がいない。
おばあちゃんは生きがいがない。
障がい者は働く場所がない。
土地はあるけど耕す人がいない。
そしたら、地域活動支援センターをつくって、
障がい者や近所のおばあちゃんを受け入れ、
みんなで一緒にランチをして、農作業を手伝い、
できた野菜やばあちゃんに教えてもらった加工品を売って、
なんとかビジネスにならないだろうか。
そのような事業を起こしていく、
地域デザイナー、地域プロデューサーを
生んでいくプラットフォームをつくる。
これがテーマです。
事業者も、社会人も、大学生も、行政職員も
ひっくるめて、高い「当事者意識」の元、
地域課題にチャレンジしていくような
プラットフォームをつくりたいのです。
そんなプラットフォーム志向の大学生が
どのくらいいるのか、教えてください。
その役割は
「プラットフォームをつくる」というプロジェクトの
プレイヤー(行動する人)になるということです。
熱く行動できて、
かつ、全体を俯瞰した眼で見れる。
その両方を兼ね備えた人たちが必要とされています。
地域課題解決のプラットフォームづくり、
一緒にやりませんか?
お問い合わせはツルハシブックスまで。
Posted by ニシダタクジ at
05:49
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2012年11月05日
帰ってくる場所、来れる場所
映画「ふるさとがえり」観てきました。
ちょっぴり涙が出ました。
ふるさとっていいなあと思いました。
そういえば、
僕が幼いころ育ったのは
千葉県市原市と袖ケ浦市だったのですが、
なにか、この映画のようなところだったのかなと
思うと、少し違ってました。
自然の中で釣りとかはしていたのですが、
あのような人間関係はなかったなあと思いました。
特に近所のおっちゃん、おばちゃんとの
会話なんてほとんどゼロに等しかったのではないかと思います。
そこは、視覚的にはふるさとの風景はありましたが、
「心のふるさと」と呼べるような、なんともいえない安心感は
あまり、ありませんでした。
帰ってくる場所、来れる場所。
これがふるさとなのだろうと思います。
そういえば、今年の春。
福島県の会社を退職して実家の愛媛県に帰る
新大の美術科の卒業生がツルハシブックスにやってきました。
彼女は、3日くらいかけて、
内野の商店街にあいさつ回りをしていたのです。
彼女が大学時代に人生を賭けた
「うちのDEアート」などのまちプロジェクト。
そのひとつひとつで
彼女は商店街の人たちと出会い、話をし、
そのおっちゃん、おばちゃんひとりひとりが、
彼女にとってのふるさとになっていったのだろうと思います。
だから彼女にとって、
内野の商店街は「帰ってくる場所、来れる場所」
何度もこのブログで書いていますが、KJ法生みの親、
川喜田次郎氏によると、
「全力で創造的行為をした場所を人はふるさとと呼ぶ。」
のだそうだ。
彼女はまさに、たくさんのアートプロジェクトの中で、
ふるさとを紡いでいったのだろうと思いました。
帰ってくる場所、来れる場所。
そんなが商店街だったら、
とても素敵なことだなあと思いました。
ちょっぴり涙が出ました。
ふるさとっていいなあと思いました。
そういえば、
僕が幼いころ育ったのは
千葉県市原市と袖ケ浦市だったのですが、
なにか、この映画のようなところだったのかなと
思うと、少し違ってました。
自然の中で釣りとかはしていたのですが、
あのような人間関係はなかったなあと思いました。
特に近所のおっちゃん、おばちゃんとの
会話なんてほとんどゼロに等しかったのではないかと思います。
そこは、視覚的にはふるさとの風景はありましたが、
「心のふるさと」と呼べるような、なんともいえない安心感は
あまり、ありませんでした。
帰ってくる場所、来れる場所。
これがふるさとなのだろうと思います。
そういえば、今年の春。
福島県の会社を退職して実家の愛媛県に帰る
新大の美術科の卒業生がツルハシブックスにやってきました。
彼女は、3日くらいかけて、
内野の商店街にあいさつ回りをしていたのです。
彼女が大学時代に人生を賭けた
「うちのDEアート」などのまちプロジェクト。
そのひとつひとつで
彼女は商店街の人たちと出会い、話をし、
そのおっちゃん、おばちゃんひとりひとりが、
彼女にとってのふるさとになっていったのだろうと思います。
だから彼女にとって、
内野の商店街は「帰ってくる場所、来れる場所」
何度もこのブログで書いていますが、KJ法生みの親、
川喜田次郎氏によると、
「全力で創造的行為をした場所を人はふるさとと呼ぶ。」
のだそうだ。
彼女はまさに、たくさんのアートプロジェクトの中で、
ふるさとを紡いでいったのだろうと思いました。
帰ってくる場所、来れる場所。
そんなが商店街だったら、
とても素敵なことだなあと思いました。
2012年11月04日
答えはひとつじゃない
18日の聖泉大学の「学びのフリーマーケット」
で話をする内容を考えていて、
金曜日は男子大学生1人、
昨日は大学生、社会人含めて5人の前で
ミニ講座を開催。
やっぱり実際にしゃべってみると、
話の流れって変わってくるなあと。
リハーサルって大事だ。
「やりたいことがわからない」と
いう現代の若者が抱える悩みに
果敢に切れ込んでいこうと思ってます。
学校教育の現場で
キャリア・デザイン=目標設定・達成
というキャリア理論だけを採用していること、
そのものが若者を苦しめているのではないか、と思うのです。
やりたいことを早く見つけ、
そこに向かって最適化していくことが「キャリアの正解」であり、
それから外れること(=不登校、退学、就職失敗、退職)や
そこに乗れないこと(=やりたいことがわからない)
は生きる価値がないくらいのつらいことになっているのは、
キャリア・デザイン理論だけを教えているからではないのか、と思うのです。
神戸大学の金井壽宏先生は、
「節目にはキャリアをデザインし、そうでないときはキャリアドリフト(=漂流)するべし」
と言っています。
「キャリアドリフト」とは、予期しなかった偶然の出来事を
チャンスと受け止め、その流れに任せて、進んでみる。ということです。
金井先生は
1 キャリア方向感だけを決め、
2 節目ではデザインして、
3 アクションを起こし
4 ドリフトも楽しむ
というモデルを提唱しています。
いずれにしても
「キャリアデザイン」一辺倒なのは、
中学生高校生大学生を精神的に追い込んでいる
と僕は思います。
しかも、時代の流れに合っていないと思います。
この変化の時代に、
「10年後も確実に存在する」と言えるような職業は、
そうではない職業に対して、必ずしも多くないと思います。
つい数年前まで
大手電機メーカーに就職するというのは、
安定を約束されたようなものでした。
工業社会からサービス業社会への変化によって、
企業の寿命、仕事の寿命は確実に短くなっています。
その中で、いちはやくやりたいこと、なりたい職業を決めて、
最適化するのはリスクでさえある時代だと僕は思います。
その違和感。
それを若者は感じているんじゃないか。
もうひとつの違和感、これは決定的です。
自分のまわりにいる「カッコいい」と思える大人が
いましている仕事を、「やりたいこと」だと思った日はいつだろう?
という問いです。
8割以上は20歳を超えてから、あるいは就職して何年か経ってから、
そうだ、これが俺のやりたいことだ、天職だと
思ったのではないでしょうか。
いま目の前にいるカッコいい大人は
小学生中学生高校生、あるいは大学生の時に
「自分のやりたいこと」を見つけたわけではない。
この事実を高い感性で感じながら、
一方で「やりたいことは何ですか?」「なりたい職業は?」と
問われ続けるわけです。
これはつらいだろうなあと思うのです。
キャリア理論=人のキャリアがどのように形成されるか?についての考察
は世界中にたくさんあります。
キャリア・デザインはその理論のひとつに過ぎません。
そんなことを若者にどのように伝えようか。
それが僕の今の座右の問いのようです。
で話をする内容を考えていて、
金曜日は男子大学生1人、
昨日は大学生、社会人含めて5人の前で
ミニ講座を開催。
やっぱり実際にしゃべってみると、
話の流れって変わってくるなあと。
リハーサルって大事だ。
「やりたいことがわからない」と
いう現代の若者が抱える悩みに
果敢に切れ込んでいこうと思ってます。
学校教育の現場で
キャリア・デザイン=目標設定・達成
というキャリア理論だけを採用していること、
そのものが若者を苦しめているのではないか、と思うのです。
やりたいことを早く見つけ、
そこに向かって最適化していくことが「キャリアの正解」であり、
それから外れること(=不登校、退学、就職失敗、退職)や
そこに乗れないこと(=やりたいことがわからない)
は生きる価値がないくらいのつらいことになっているのは、
キャリア・デザイン理論だけを教えているからではないのか、と思うのです。
神戸大学の金井壽宏先生は、
「節目にはキャリアをデザインし、そうでないときはキャリアドリフト(=漂流)するべし」
と言っています。
「キャリアドリフト」とは、予期しなかった偶然の出来事を
チャンスと受け止め、その流れに任せて、進んでみる。ということです。
金井先生は
1 キャリア方向感だけを決め、
2 節目ではデザインして、
3 アクションを起こし
4 ドリフトも楽しむ
というモデルを提唱しています。
いずれにしても
「キャリアデザイン」一辺倒なのは、
中学生高校生大学生を精神的に追い込んでいる
と僕は思います。
しかも、時代の流れに合っていないと思います。
この変化の時代に、
「10年後も確実に存在する」と言えるような職業は、
そうではない職業に対して、必ずしも多くないと思います。
つい数年前まで
大手電機メーカーに就職するというのは、
安定を約束されたようなものでした。
工業社会からサービス業社会への変化によって、
企業の寿命、仕事の寿命は確実に短くなっています。
その中で、いちはやくやりたいこと、なりたい職業を決めて、
最適化するのはリスクでさえある時代だと僕は思います。
その違和感。
それを若者は感じているんじゃないか。
もうひとつの違和感、これは決定的です。
自分のまわりにいる「カッコいい」と思える大人が
いましている仕事を、「やりたいこと」だと思った日はいつだろう?
という問いです。
8割以上は20歳を超えてから、あるいは就職して何年か経ってから、
そうだ、これが俺のやりたいことだ、天職だと
思ったのではないでしょうか。
いま目の前にいるカッコいい大人は
小学生中学生高校生、あるいは大学生の時に
「自分のやりたいこと」を見つけたわけではない。
この事実を高い感性で感じながら、
一方で「やりたいことは何ですか?」「なりたい職業は?」と
問われ続けるわけです。
これはつらいだろうなあと思うのです。
キャリア理論=人のキャリアがどのように形成されるか?についての考察
は世界中にたくさんあります。
キャリア・デザインはその理論のひとつに過ぎません。
そんなことを若者にどのように伝えようか。
それが僕の今の座右の問いのようです。
2012年11月03日
シーン31 本屋に行く
ツルハシブックスは、お客さんに話しかける。
話しかけられる本屋というのはあまりない。
洋服屋さんとか
靴屋さんとかは
話しかけられるとちょっとビビる。
その話しやすさのさりげなさもポイントとなる。
でも、ツルハシブックスは話しかける。
もし、ひとりで本をじっくり選びたい人が
来店した場合は、最初のコンタクトでそれに
気づくようにする。
でもやっぱり話しかける。
なるべく、最初から本をオススメしないように。
相手のことを引き出す質問を。
このナチュラルさが難しいと
店員ミーティングでみんなが言っていた。
もし。
それが映画のワンシーンだったら。
シーン31 本屋に行く
だったとしたら、
店員さん役として、
最高の演技はなんだろうか?
と考える。
そう。
僕たちは、人生の重要なシーンを
いま、演じているのだ。
その人の人生という映画にとって、
絶対に外すことのできないシーンを
いま、演じているのだ。
その時にどうふるまったらいいのか?
そんなことを考えながら、今日も午前7時、ツルハシブックスはオープンします。
話しかけられる本屋というのはあまりない。
洋服屋さんとか
靴屋さんとかは
話しかけられるとちょっとビビる。
その話しやすさのさりげなさもポイントとなる。
でも、ツルハシブックスは話しかける。
もし、ひとりで本をじっくり選びたい人が
来店した場合は、最初のコンタクトでそれに
気づくようにする。
でもやっぱり話しかける。
なるべく、最初から本をオススメしないように。
相手のことを引き出す質問を。
このナチュラルさが難しいと
店員ミーティングでみんなが言っていた。
もし。
それが映画のワンシーンだったら。
シーン31 本屋に行く
だったとしたら、
店員さん役として、
最高の演技はなんだろうか?
と考える。
そう。
僕たちは、人生の重要なシーンを
いま、演じているのだ。
その人の人生という映画にとって、
絶対に外すことのできないシーンを
いま、演じているのだ。
その時にどうふるまったらいいのか?
そんなことを考えながら、今日も午前7時、ツルハシブックスはオープンします。
2012年11月02日
我々は何者で、顧客は誰か
大学生の本屋サムライと4人で
本屋ミーティングを開催。
企画会議の前段として、
・ツルハシブックスとは何か?
・我々にとってお客は誰か?
を話し合う。
いきなり企画会議だと
「おもしろそうな企画」という要素が
一番大切になってしますから、
ここの部分は非常に重要だ。
我々は何者で、顧客は誰か。
そのうえで
「お客さんを、どういう気持ちにしたいのか?」
という問いに入っていくこと。
ツルハシブックスにとってのお客さんは、
やはり大学生、20代社会人、そして中学生、高校生だ。
彼らが何らかのきっかけでこの本屋さんに訪れ、
さらに何らかのきっかけで、店員さんやほかのお客さんと知り合う。
そこで生まれる何かが、
彼らにとって世界を広げるきっかけとなる。
苦しいのは、小さな世界のモノサシで自分自身を測っているから。
その世界を広げてあげることが
とても大切だと思うから。
ツルハシは、その世界の壁を破るための道具なのかもしれない。
地域と人生の小田原中継所。
地域の大人たちは、
彼らのために、古本を提供し、
あるいはこの場所を維持するために本を購入し(願)、
また若者に声をかける存在となる。
なぜ、私たちは本屋さんなのか?
そんな原点からもういちどスタートした
本屋ミーティングでした。
サムライの2人、これからもよろしくお願いします。
本屋ミーティングを開催。
企画会議の前段として、
・ツルハシブックスとは何か?
・我々にとってお客は誰か?
を話し合う。
いきなり企画会議だと
「おもしろそうな企画」という要素が
一番大切になってしますから、
ここの部分は非常に重要だ。
我々は何者で、顧客は誰か。
そのうえで
「お客さんを、どういう気持ちにしたいのか?」
という問いに入っていくこと。
ツルハシブックスにとってのお客さんは、
やはり大学生、20代社会人、そして中学生、高校生だ。
彼らが何らかのきっかけでこの本屋さんに訪れ、
さらに何らかのきっかけで、店員さんやほかのお客さんと知り合う。
そこで生まれる何かが、
彼らにとって世界を広げるきっかけとなる。
苦しいのは、小さな世界のモノサシで自分自身を測っているから。
その世界を広げてあげることが
とても大切だと思うから。
ツルハシは、その世界の壁を破るための道具なのかもしれない。
地域と人生の小田原中継所。
地域の大人たちは、
彼らのために、古本を提供し、
あるいはこの場所を維持するために本を購入し(願)、
また若者に声をかける存在となる。
なぜ、私たちは本屋さんなのか?
そんな原点からもういちどスタートした
本屋ミーティングでした。
サムライの2人、これからもよろしくお願いします。