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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2016年07月21日

長期的ビジョンは自分を縛るだけ


シゴトとヒトの間を考える~シゴトヒトフォーラム2014(ナカムラケンタ・友廣裕一)



「長期的ビジョンは自分の未来を縛るだけ。」
水曜どうでしょうの藤村さんの一説。

いいですね。
楽になります。

~~~ここから引用

会社でよく、3か年計画とか5か年計画とかつくるじゃないですか。
ぼくはあれも、まったく意味がないと思っています。

長期的な計画っていうのは、
ただ未来を縛るだけだから。

優秀な経営者がつくったものであれば、
縛ることなく、伸ばすのかもしれないけど、
優秀な経営者なんてほとんどいないんですよ。

そうじゃない人がつくった長期的ビジョンなんて、
未来を縛って、平気で無理をさせるだけなんです。

だからよく、取材を受けて
「『水曜どうでしょう』は今後どうしていきますか?」
って聞かれると、「とくに考えてないです」って答えます。
「何かやりたいことはないんですか?」って言われても、
「たいしてないです」って。

「なんてやる気のないヤツだ」って思われるかもしれないけど、
そんなことを考えていたら、自分を縛るだけだし、
やりたいことがあったらそれはもう、考えていないでやりますから。

~~~ここまで引用

いいなあ。
痛快。
気持ちいい。

一期一会。
この一瞬を生きる。
放浪書房が僕に教えてくれたこと。

この一瞬の本との出会いを、
大切にしていきたい。

やりたいことがあったら、
長期的ビジョンを描かずに、
いや、考えないで、まずはやろう。  

Posted by ニシダタクジ at 07:31Comments(0)

2016年07月20日

With whom to dance?


「幸せになる勇気」(岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社)

読み終えました。
いいですね。
何かすがすがしい気持ちになる。

最終章は愛について。
ストレートで勝負してきます。

この本では何度か引用されている
エーリッヒ・フロムの言葉から。

「誰かを愛するということはたんなる激しい感情ではない。
それは決意であり、決断であり、約束である」

そのほかにもキーワードがたくさん

~~~

あらかじめ定められた運命ではなく、
運命だと信じることを決意しただけ。

運命とは自らの手でつくりあげるもの。

「わたし」から「わたしたち」へ人生の主語を変える。

自立とは「わたし」からの脱却である。

~~~

などなど。
詳しくは本書をお読みください。

僕の中でのクライマックスはここ

▽▽▽ここから引用

哲人
「われわれは運命の下僕になってはいけない。
運命の主人であらねばならない。
運命の人を求めるのではなく、
運命と言えるだけの関係を築き上げるのです。」

青年
「でも、具体的にどうしろと!?」

哲人
「踊るのです。わかりもしない将来のことなど考えず、
存在するはずもない運命のことなど考えず、
ただひたすら、目の前のパートナーと
「いま」をダンスするのです。」

△△△ここまで引用

これは愛や結婚についての話なのだけど。

就職とか仕事とかプロジェクトとか、
そういうのにもズバリ、あてはまるんじゃないかと。

結局のところ、
「誰と一緒に踊りたいのか?」

With whom to dance?
が問われているのだ。

あなたと一緒に踊りたいから、
このプロジェクトを、仕事を、しているのだ。

その先にあるものを見てみたい。
だから一緒に踊っているのだ。

すべてのプロジェクトは、
そうやって始まるほうが楽しくなる。

昨年から始まった「つながる米屋コメタク」もその一つ。
あなたたちと一緒に踊りたかったのです。
そして今回、芽衣さんが加わって、さらに楽しくなりそうです。

コメタクは、クラウドファンディングで参加者を募っています。
100名の参加まで、あと28名です。
https://faavo.jp/niigata/project/1381#pj-single-nav  

Posted by ニシダタクジ at 08:00Comments(0)就職

2016年07月19日

ソフト化して、自由になる

ヤマダマサシすげえな、と。
ツルハシで掘り続けて、
やっと分厚い盤を砕いたんだと。

ダイヤモンドが散らばっていくように、
散らばっていくのだと。

ソフト化して、自由になる、か。

つくづく、
すごいチームでやっているんだなと。

松下村塾。
学びあいの場。
そうそう。
こういうのがやりたかったのだ。

2004年に立ち上げた
「吉田松陰プロジェクト」(メンバーは僕一人 笑)

その方法論がわかったわけではないけれど、
一度できれば、何度でもできるような気がする。

お客を決めて、目標を決めて、
そこに向かって行動し、振り返り、
そして、メンバーを集める。
時限を切って、真剣勝負する。

そんなアートをこれからも生み出していきたい。  

Posted by ニシダタクジ at 07:41Comments(0)チーム

2016年07月17日

「学校づくり」というエンターテイメントビジネス



山の畑の中で「みんなで学校」

昨年僕は、伊那の濱ちゃんに出会い、
「学校観」が変わった。

誰でも「学校」をはじめていい。

教員免許だったり、
高い教育的知見だったり、
公立や私立学校での実践の経験がなかったとしても、
誰でも学校ははじめてもいい。

いや、もちろんそれは
義務教育に代わるものではないのだけど。

学びの場をつくる。

それは決して子どもの学びのための場ではなく、
大人自身が学ぶこと。
だから、大人が振り返らなければならない。

昨日のハイライトは、
阿部くんが、
「お父さん、そのサンダル、長靴ですよね?」
と、切れてしまった長靴の再利用に気がついたシーン。
あれは爆笑してしまった。

子どもが自分らしく学べる場をつくること。

それをどうやったら実現できるのか?
大人たちが実践しながら考え、発想、改善していくこと。

それはひとえに、
大人たちにとっての「自分らしく学べる場」
となっているのだろう。

だから、会費を払うのは
むしろ大人のほうなのだ。

学校をつくる条件はただひとつ。
「子どもから学ぶ気持ちがあるかどうか?」
それだけ。

子どもたちと接する中で、
自分は何を学び、どう振り返り、成長していくのか?
きっとそれが学びの場づくりなのだろうと。

「学校づくり」というエンターテイメントビジネス。
それは、ツルハシブックスという仕組みそのものでもあるのだなあと。

実は、ツルハシブックスは
「中高生のために、地域の居場所をつくっている」のではなく、
(いや、もちろんつくってはいるのだけど)

「中高生のための店づくり」を全力でやるという
学びの機会を、店員サムライに提供しているのではないか。

そういう意味では、ツルハシブックスもまた、
「学校づくり」というエンターテイメントビジネスの現場なのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 03:50Comments(0)日記

2016年07月15日

コメタクのあるまち

荻窪・6次元で「コメタクの米ナイト」

僕はイベントには
出られなかったのだけど、
イベント前にナカムラクニオさんと
お話をする機会をいただいた。


ナカムラさんの仕掛ける
山形ビエンナーレのプロジェクト
「ブックトープ」の話や、ツルハシブックスの
運営について、話をした。
本にサインをもらった。

イベント前に武蔵新城に移動。
新潟時代からの盟友の紹介で、
とある物件を。



マンションを賃貸している大家さんの
石井さんらが仕掛けるカフェ「新城テラス」
などの施設を見学。

石井さんの話に、引き込まれた。

「賃貸物件の価値を高めるには、
まちの価値を高める必要がある。」

あ、これ、なにか聞いたことあるな、と。
シブヤ大学つくり方学科に出たときに、
大手ディベロッパー勤務の人が言ってた。

「暮らしシフト」が起こっているのだ。

住みたいまちは暮らしたいまち。
子育てをしたいまち。
引退しても地域とつながりながらゆったりと暮らせるまち。

きっとそういう「まち」を
どのように作っていくか?が
不動産賃貸業界のテーマとなっていくのだなあと。

そのときのキーワードは、
若者にとっては特に、歴史や文化、そしてコミュニティ
なのだろうと思う。
アンテナの高い人たちが東東京に集まってきているような気がするのは、
そこに歴史や文化、コミュニティがあるからではないか。

そういう意味では、
歴史や文化が色濃く残る武蔵新城のまちは、
可能性は大いにあるのではないか。

そんなまちに住みながらブックカフェをやってみたい、
みたいな大学生や20代社会人はいないかな?

あらためて。
コメタクが内野町にあるということ。
イロハニ堂やツルハシブックスがあるということ。
飯塚商店や大口屋さんがあるということ。

住みたいまちは、暮らしたいまち。
コメタクのあるまちに暮らしたい。
好きな米屋で米を買う暮らしが豊かだと思う。

きっとそんな人がどんどん増えてくる。

つながる米屋コメタクのクラウドファンディングはあと15日です。
https://faavo.jp/niigata/project/1381#pj-single-nav

今日は、デザイナー芽衣さんの話。
大学生のときからアートプロジェクトで
内野の商店街に関わっていた芽衣さん。

芽衣さんのコンセプトの文章に胸がキュッとなる。

~~~ここから引用

空間デザインを考えるにあたって、ゆるく掲げたテーマは「感じる、コメ屋」。
きた人が、それぞれの感覚や感性に向き合って「自分で感じる」「自分を感じる」場であってほしいと思った。

だから、すごいスタイリッシュさやオシャレさはないけど、
誰もが見たことのある、コメにまつわる日用品や飯塚商店にもともとあるものを活かすようにしている。

みんなの感覚に寄り添えるような、
感性をちょっと刺激するような。

内野という町もコメタクも、ふだん「大勢」中に埋もれているたった一人の「自分」の存在に気づかせてくれる。
これからできるこの場所が、
「多くの顧客」じゃなく、「目の前のあなた」を見れる場所になるといい。
「なんかいい日だった」と思える空間になるといい。

~~~ここまで引用。

全文はこちらから。
https://faavo.jp/niigata/report/1381/8296#pj-single-nav  

Posted by ニシダタクジ at 07:01Comments(0)日記

2016年07月14日

「自分で決める」ということ



「幸せになる勇気」
(岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社)

アドラー心理学。
いまこそ、だなあと。
本質的な話だなあと。

カウンセリングに使う三角柱の話。

こちら側には、
「悪いあの人」「かわいそうなわたし」
と書いてあります。

相談事を持ちかけるとき、
けっきょくはこの2つのことしか語っていない
ことがよくわかるそうです。

しかし、語り合うべきことは
そういうことではなく、

三角柱を裏返すと現れる、
「これからどうするか」ということなのです。

この後、話は
教育、というか教室でのことに展開していきます。

その最後に
「自立」という概念が出されます。

教育の目標である「自立」に対して
自分が貢献できたこと、それが幸福の本質だと
哲人は言います。

子どもを「依存」や「無責任」の地位におかないこと。
「それは自分で決めていいんだよ」と教えること。

自分の人生は、日々の行いは、
すべて自分で決定するものなのだと教えること。

そして決めるにあたって必要な材料
‐たとえば知識や経験があれば、
それを提供していくこと。
それが教育者のあるべき姿なのです。

だから、教師が、いや大人ができることは、
子どもたちの決断を尊重し、
その決断を援助すること。
そしていつでも援助する用意があることを伝え、
近すぎない、援助ができる距離で見守るのです。

たとえその決断が失敗に終わったとしても、
子どもたちには、「自分の人生は、自分で選ぶことができる」
という事実を学んでくれるでしょう。

と。

そうか。
小学生向けの起業体験プログラム
「ジュニア・エコノミー・カレッジ」(ジュニエコ)
http://jec-net.com/
のテーマは、まさに「自分で決める」ということ。

アドラーと同じだ。
というよりジュニエコ
はもともと会津若松の商工会議所青年部で
生まれた。

中小企業の若手経営者たちの集まりだ。

彼らがもっとも伝えたいこと、
それが「自分で決める」ということ。

アドラー心理学の結論と
中小企業の若手経営者たちの実践から出るアウトプットが
「自分で決めること」にある、
というのは、非常に興味深いなあと感じた。  

Posted by ニシダタクジ at 06:53Comments(0)学び

2016年07月12日

哲学とは、永遠に歩き続けること



「幸せになる勇気」
(岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社)

大ベストセラー「嫌われる勇気」の第2弾。

前から読みたかったのだけど、
満を持して(?)、このタイミングで。

「嫌われる勇気」も
「これからの成人式」必読の1冊です。

いきなりきます。
「宗教」と「哲学」は何が違うのか?
これ、結構考えている人がいるのではないかなあと。

~~~ここから一部引用・メモ

宗教も哲学も、そして科学も、出発点は同じです。
わたしたちはどこからきたのか。
わたしたちはどこにいるのか。
わたしたちはどう生きればいいのか。

これらの問いから出発したものが
宗教であり、哲学であり、科学です。
古代ギリシアにおいては、哲学と科学の区別は無く、
科学(science)の語源であるラテン語の
「scientia」は、単に知識という意味でしかありません。

客観的な事実認定にとどまる科学と違って、
哲学や宗教では、人間に
人間にとっての「真」「善」「美」まで取り扱う。
ここは非常に大きなポイントです。

宗教と哲学の最大の相違点は「物語」の有無でしょう。
宗教は物語によって世界を説明する。
言うなれば神は、世界を説明する大きな物語の主人公です。
それに対して哲学は、物語を退ける。
主人公のいない、抽象の概念によって世界を説明しようとする。

~~~ここまで一部引用・メモ

なるほどな~。
「科学」と「宗教」と「哲学」
の関係性について、よくまとまっているなあと。

いま、「科学」が揺らいでいるから
「宗教」や「哲学」へと、人は関心を持っているのかもしれない。

そして、この章のハイライトは以下

▽▽▽ここから引用

真理の探究のため、われわれは暗闇に伸びる
長い竿の上を歩いている。

常識を疑い、
自問と自答をくり返し、
どこまで続くかわからない竿の上を、
ひたすら歩いている。

するとときおり、
暗闇の中から内なる声が聞こえてくる。
「これ以上先に進んでもなにもない。ここが真理だ」と。

そしてある人は、
内なる声に従って歩むことをやめてしまう。
竿から飛び降りてしまう。
そこに真理があるのか?わたしにはわかりません。

あるのかもしれないし、ないのかもしれない。
ただ、歩みを止めて竿の途中で飛び降りることを、
わたしは「宗教」と呼びます。
哲学とは、永遠に歩き続けることなのです。
そこに神がいるかどうかは、関係ありません。

△△△ここまで引用

そうそう。
そうだよね。

僕が大学生の時に学んだ「自然農」は、
きっとそういうことなのだろうなあと。
「その草を残すべきか、刈るべきか、畑に立つと
自然とわかるようになる。」

農業とは、
特にマニュアルに頼らない自然農は、
「哲学」なんだろうなあと。

そして僕の大学時代のテーマはまさにそこ。
自分は、どこからきて、どこへいくのか。
それを農業に見出したかったのだろうと思う。

答えなどない。
お前はお前の信じる農業をやればいい。
自然と対話し、自問自答しながら、農業をやればいい。

そんな原点。
歩き続けること。

そんなことを思い出させてくれる1冊です。
19歳におすすめです。  

Posted by ニシダタクジ at 09:38Comments(0)

2016年07月11日

感性が技術を追い抜くとき


井上有紀ちゃん経由で、
6次元のナカムラクニオさんから
いただいた1冊。

山形ビエンナーレ2016のプロジェクトとして
つくられた1冊。

ブックトープ山形。

ビオトープ=生命(bio)+場所(tope)
が有機的に結びついた生物たちが循環する環境のことで、
ブックトープとは、
本を使って、街の生態系を循環させる仕組みなのです。

なんか、いつも
ナカムラクニオさんのつくる言葉は美しい。
言葉そのものに一期一会が詰まっている気がする。

ふたつだけご紹介

知の集まりを「場」として表現しているから本のある空間は美しい。
「本」とは、束ねた時間。「本」とは、束ねた空間の総称なのです。

絵画も、写真も、工芸も、技術に寄りかかっていては、何もうまれない。
感性が技術を追い抜くとき、あたらしい芸術がうまれるに違いない。

と。
いいなあ。そういうの。
美しい言葉たち。

そうそう。

感性で技術を追い抜いていこう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:20Comments(0)

2016年07月08日

強みに特化し、伸ばす。弱みはパートナーシップでカバーする。

センジュ出版の吉満さんから、
「あなたの強みは、発想力と巻き込み力。マネジメントは苦手」
「しっかりした誰かとペアでやったほうがいい。」
「そのほうが才能を活かしきれる。」

と助言いただく。
すごいなあ。さすが編集者だなあ。
素敵な出会いだったなあ。

先週、サンクチュアリ出版の金子さんに言われたのも、
同じような話だったのかもしれない。

「西田くんてさ、ほかのこともできると思ってるんじゃないの?」
「人を誘うことしか才能ないから。」
「そこだけを伸ばしていったらいいんじゃないの?」

たしかに。
そういえば。
言われてみれば。
人を誘うの得意だわ。

自分株式会社を経営する。
弱者の基本は、選択と集中。
強みに特化し、そこを伸ばす。
弱みはパートナーシップでカバーする。

組織とは、チームとは、パートナーシップとは、
そのためにあるのだ。

強みに集中すること。
40歳になってもできないことは、もうできないんだとあきらめること。

人生は、開花のプロセスであると同時に、
できないことを知るプロセスでもある。

選択と集中。
そういう時期を迎えているんだな。

ツルハシブックス
まきどき村
コメタク
暗やみ本屋ハックツ

素敵なパートナーたちに感謝します。
これからもよろしくお願いします。  

Posted by ニシダタクジ at 06:13Comments(0)言葉

2016年07月07日

クリエイティブであること


「物欲なき世界」(菅付雅信 平凡社)

アメリカ西海岸オレゴン州の都市・ポートランドが熱い、らしい。
いまさらか、みたいなツッコミを受けるかもしれない。
人口は60万程度。

しかし
2013年度全米で最も住みたい都市ランキングで
1位を獲得。

市内には「ブルーボトルコーヒー」のような
サードウェーブコーヒーが60軒、
クラフトビールの醸造所やワイナリーが
ひしめくオシャレなまちだ。

ポートランドに住人に言わせれば、
「ブルーボトル?いまさらか?
ポートランドは10年も前からコーヒーだって「クラフト」だよ。

いわゆる「小商い」が盛んで、
独立志向が強いのだという。

面白かったのはココ。

~~~以下引用

気をつけないといけないのは、
クリエイティヴに携わる人にとって、
この街が最適ではないということだよ。

自然豊かな都市で、
インディペンデントな文化もあるし、
たくさん若者やクリエイターがやってくる。

けれどクリエイティヴにとって
大切なことは、現状に満足せず
常に変化し続けて、競争に負けないようにすること。

例えば、
ニューヨークには、世界中から優秀なクリエイターが
集まっている。

自分より優秀な人間に勝つために
リラックスはしていられない。

全クリエイターがそう考えているから、
他の人より、少しでも良いものを作ろうとし、
結果的に最高のクリエイティヴがニューヨークで生まれる。

その反面、
自然豊かなポートランドの美しさは、
競争に打ち勝つエッジを際立たせはしない。

ポートランドは快適すぎるんだね。
だからバランスを取ることが大事だと思う。
今いる場所に依存しないためにも、
旅をすることはすごく大事。

自分の知らない世界を見て謙虚になれるからね。
クリエイティヴであるには、
常に動いていないといけないんだ。

(ワイデン+ケネディのクリエイティヴディレクターを長年務めたジョン・ジェイ氏の言葉)
~~~以上引用

なるほどね。
クリエイターってそういうことなんだろうな、って。

ここでいう「競争」っていうのは、
世間の評価ではなくて、

職人的な、「いいもの、つくったな」
というか、いい作品、できたな、みたいなものなのだろうな。

クリエイティヴであること。
旅をすること。
謙虚であること。

ここ1年の葛藤が文字化されたような
1冊ですね。

まだまだ読み進めます。  

Posted by ニシダタクジ at 08:14Comments(0)

2016年07月06日

旅立ちのとき

信州大学農学部の千晶さんが
伊那で古本屋さんをやることになりました。

そのメッセージにシビれて、転載します。

~~~ここから


(写真も転載)

\報告があって/
わたしは伊那で新たに始めようと思っていることがあります。
ちょっと長いけれど、
わたしの考えていることを綴りました。
もしよかったら、読んでいただけたら嬉しいです◯

----

わたしが始めようと思っているのは、古本屋です。
そこは、高校生がいろんな本に出会えて、
いろんな大人に繋がれる、高校生の居場所。

その場をきっかけに商店街にも繋がれるような空間。
にしようと思っています。
場所的には、伊那市駅前の商店街の空き店舗の一つで、高校生の通学路でもある場所です。

----

わたし、伊那に引っ越してきて、
ほんとうに伊那市駅前の商店街が好きになったんです。

もちろん最初は、わたしの大好きな方がいたってのもありました。
でも、会うみなさんがいちいちあったかくって。
ここはいろんな人と会えて、話せて、落ち着けて、
ずっと居られる、わたしの居場所になりました。

----

わたしが高校3年間通り続けた通学路には、
商店街なんてものはなかったし、自分が落ち着ける「居場所」ってなかったと思います。
しいて学校の自習室かなあ?
ほんとうにそんな感じ。

わたしは高校時代、勉強しかしてこなくて。
バスに乗ってる時も、トイレにいる時も、
さらには自転車に乗ってる時すら暗記カード見て勉強していました。
よく事故らなかったなあと思いますが(笑)

普通に考えたらそんなのばからしいけど、
その時は全然いいなあって思ってたんです。

もちろん勉強したから大学に受かったわけではあるけれど、
それ以外に高校生の時に触れておくべきことがあるなんて思いもしなかったから。

人と話すことが。本を読むことが。
こんなに自分の人生に影響するものだとは思いませんでした。
わたしはそう気付くのが遅かったです。
でもでも。だからこそこそ。

高校生に届けることはできると思っていて。
さまざまな機会に出会える。
そういう空間を届けることはできるんじゃないのかなあと思っています。

----

やっぱりせっかくの商店街でも通りすぎちゃうんです。
いくら毎日通ってるとはいえ。

この古本屋がきっかけで足を止めて、
いろんな本に出会って、
いろんな人に知り合って、
商店街に入りこんで、
自分の人生いろいろ考えるきっかけになれば。
と思って、大学在学中は試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います。

こんなふうな話になった時に、いろんな方がいろんな方につなげてくださって。
ほんとうにたくさんの方々のおかげで、ここで報告できるくらいに話が進んできています。
ありがとうございます。!

----

~~~ここまで

「ツルハシブックスやってもいいですか?」
と連絡が来たのは今年の2月6日。

「わたしは来年度から伊那市に行くので、
伊那市(か高遠)に本当にツルハシを作りたいです!
質問おかしいのですが、作ってもよろしいでしょうか?」

って・・・(笑)

で、ぜひつくりましょう。と返信。
半年たたずに、すでに店の場所が決まっている・・・

すごいなあ。
世界を動かしてるなあ、と。

「手紙」が届いて、
そこから何かが始まっていく。

そんな感じ。

やっぱここ。

「もちろん勉強したから大学に受かったわけではあるけれど、
それ以外に高校生の時に触れておくべきことがあるなんて思いもしなかったから。

人と話すことが。本を読むことが。
こんなに自分の人生に影響するものだとは思いませんでした。
わたしはそう気付くのが遅かったです。
でもでも。だからこそこそ。

高校生に届けることはできると思っていて。
さまざまな機会に出会える。
そういう空間を届けることはできるんじゃないのかなあと思っています。」

それです。
それそれ。
僕が高校生に、中学生に届けたいもの。

それは「本屋」という空間が必要なのではないか?
と思っているのです。

全国いろんな場所に、いろんな形の
「ツルハシブックス」的な空間をつくりたい。

そんな旅へ出発する7月になりそうです。  

Posted by ニシダタクジ at 06:08Comments(0)日記

2016年07月05日

放浪書房が売っているもの



放浪書房@飯塚商店。

そうそう。
こういうやつ。
こういうのをやりたかったんだよね。

放浪書房がツルハシブックスに来たのは、
3年前。

新潟駅の近くでやっていた
放浪書房の情報をキャッチした
いとぽんが、
ツルハシブックスを紹介してくれた。

そして、2013年7月1日やってきました。
http://hero.niiblo.jp/e272062.html

楽しかった1日。
いっぱい本を買っちゃいました。

「これ、ツルハシブックスにも売ってますよ!?(笑)」
「いいんだよ。いま、放浪書房で買いたいんだよ。」

なんて会話しながら。

そして、
一番衝撃だったのは次の日。

もう、ツルハシブックスに放浪書房はいなかった。

喪失感。
圧倒的な喪失感。

「もう、放浪書房はいないんだ・・・」みたいな。

そのときに思ったんだ。

「放浪書房」は「一期一会」を売っているんだなあって。

六次元のナカムラクニオさんも言っていたけど、

~~~
場づくりにおいて大切なことは
「もしかして次に来た時には、
もうここはないんじゃないか」と感じさせるような
「一期一会の空間」をつくることだと思っています。

それこそが、どこでも買えない価値のあることなんだと、
みんなすでに気が付いているのではないでしょうか?
~~~

そうそう。
それだよね。
放浪書房がやっているのはまさにそれなんだよね。

そういう空間を
これからもつくっていきたいと思った
放浪書房@飯塚商店でした。

ありがとね~。  

Posted by ニシダタクジ at 08:16Comments(0)

2016年07月04日

3つのハックツ





奈良県立図書情報館の乾さんのところへ。
すごいなあ。
稀代の企画人だなあと。
かっこいい。
わくわくする。

「ハックツ」というコンテンツが
たくさんの人の手と頭によって、
どんどん展開していく面白さがあるなあと。

10代に本と手紙を届ける。

これがハックツのコンセプトなのだけど。
奈良でも何かできそうな予感。

水戸で動いているのも
そうなのだけど。

やっぱり茅ケ崎で熊澤さんが仕掛けたハックツは、
とても大きかったなあと。

乾さんは、
3つのハックツがある、と言った。

第1のハックツは
もちろん、10代が本を「ハックツ」するということそのもの。

第2のハックツは
その本を集める人が大学生だとしたら、
その対話の中で、大切な思いを「ハックツ」するということ。

そして第3のハックツは、
そうした対話の中で、あるいは寄贈するプロセスの中で
寄贈者自らが人生を再度「ハックツ」していくことになるということ。

いいなあ。
奈良でハックツ。
シャレが聞いている。

キャッチコピー案は
「過去ばかり掘っていていいんですか?」

「未来」を掘ろう。
ハックツ@奈良県立図書情報館

みたいな。(笑)  

Posted by ニシダタクジ at 08:05Comments(0)日記

2016年07月03日

永久の未完成これ完成である

永久の未完成これ完成である。

と言ったのは宮澤賢治だった。

「農民芸術概論綱要」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html

宮澤賢治1926年の考。
いまからわずか90年前に、こんな哲学者がいた。
大学時代農学部だった僕の
ハートを激しく揺さぶった。

昨日は大阪ハックツ準備中。
10代に届けたい本と手紙というテーマでイベントを開催。

午前中は、
9月のイベント・リハーサル。
千林商店街で買い物をして、食べよう企画


たこ焼き


厚揚げ


塩辛


から揚げ(めっちゃ混んでる)


サラダ


買い物をしてくれたふたり


こんな豪華なおかずが1991円!


いただきます~!

とまあこんな感じ。
午後からは、いよいよ寄贈本の紹介。
まずはハックツ予定地の場所を確認。

あ、暑い。。。


だいぶヘバってます。

ということで。
徒歩1分のところにある角屋さんへ。

知る人ぞ知るあいすもなか70円(!)





いきなりアイス食べ歩きから始まるイベント、新しい。



で本の紹介。

そのあと、2グループに分かれて
これからのハックツの話をしました。
アイデアいっぱい出たなあ。

ひとまず、9月10日(土)のキックオフ後は、
採れ立てのレンコンパーティーになりました。

いや。
何か、すごいことが起こりそうな予感。
最近はイベントとかワークショップの
内容やタイムスケジュールを決めないことが多い。

でも、なんかそのほうが
うまくいっている気がする。
だって、よくわからない何かをつくっていくのだよね。

昨日の話し合いでも、
一番印象に残っているのは、
まずは9月から仮オープンしながら
工事やりつつ、みたいなことやって、
3月にプレオープンで、まだまだ工事もやってます。みたいな。

仮オープンからプレオープンみたいな。
いつオープンすんねん!?
みたいなツッコミが入るような店をしたいっていうこと。

そうそうそんな感じ。
よくわからない何かをつくっていくのだよ。

千林のハックツは、
ただ、10代に本を届けるだけでなくて、
「価値とはなんだろうか?」
という問いを常に持ちながら進んでいこうと思う。

10代にとって、たしかに本との出会いは
価値があると思うけど、それだけじゃない。
千林という場所でしか創れない何かがきっとある。

それをみんなで探していくのだろうな。

大阪・千林の「ハックツ」は、
本と米をキーワードに、
大切なものを探しに行く旅なのかもしれませんね。

10代ではなく、
10代に届けようとしている大人のほうこそ、
何かを発見・ハックツするするのではないか、
そんな風に思った1日でした。

朴井さん、本当にありがとうございました。
また9月にお邪魔します。




集合写真と寄贈してもらった本です。  

Posted by ニシダタクジ at 06:49Comments(0)日記

2016年06月30日

未来はカフェで生まれている

未来はカフェで生まれている。

きっとそうなんじゃないか。

だから人はカフェに行き、
人と話し、本を読むのではないか。

そんな場をつくりたいし、つくっていきたい。
そんな仕事を「作品」と呼ぶのだろう。



岡倉天心の生き様や書物からほとばしる
「teaism」

東洋と西洋、争ってないで、
まあ茶でも飲もうではないか。
そんな精神をどう体現するか?というプロジェクト。

こんな楽しい仕事があっていいのか。
と思えるようなワクワクする仕事。

今こそ、岡倉天心だと僕は思っている。
パラダイムシフトの時代に、
ひとりひとりが自らのコンパスを持たなければ
いけない時代に、僕たちはいま、茨城にいる。

この奇跡。

teaismとは、場のチカラのことだという。

五感を研ぎ澄まし、
主役であるお客様をおもてなしする。

ツルハシブックスの「劇団員」というコンセプトにも通じるなあと思った。

共演者たちとつくる時間と空間。
そのなかに未来が生まれている。

未来はカフェの中、カフェ的空間の中で
いま、この瞬間に生まれているのだなあと。

きっとこのプロジェクトは
「作品」と呼べるようなものに、きっとなる。  

Posted by ニシダタクジ at 07:35Comments(0)思い

2016年06月29日

未来は「会議室」の中で生まれている

成人する、大人になる、
とはなんだろうか?

世のハタチの中で、
「成人式」に出たことで
大人になったなあと実感する人は
何人いるのだろうか。

自治体が主導する「成人式」はもはや
同窓会の口実に過ぎないのではないか。

大人になるとはなんだろうか?

そもそも、
それがひとりひとり同じであるはずでもないし、
同時に起こるはずはもっとない。

自立とはなんだろうか?
安定とはなんだろうか?

仕事とは、はたらくとはなんだろうか?
生きるとはいったいなんだろうか?

そんな問いに対して、
自分なりの方向性を定めていくこと。
それこそが「成人式」なのではないか。

だとすると、
本屋や図書館が果たす役割は極めて大きい。
問いの宝庫だからだ。

そしておそらく、
その方向性に至る道筋も、もはや個人戦ではない。

多数の人が本を読み、それを語り、深め、
ふたたび本を読み、自分の中に落とし込んでいくこと。

きっとその繰り返しで
個人の生き方働き方は決まってくる。
そう、未来は「対話」の中に生まれていくのだ。

織田裕二が「踊る大捜査線」の中で

事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてんだ。
と叫んでいたけど、

未来は「対話」の中にあると僕は思っている。

だから、その対話が会議室の中で起こっているのであれば、
(多くの場合、それは環境に左右されるので、会議室よりはカフェのほうがいいのだけど)
未来は会議室の中で生まれていると言えるだろう。

この前、
ネット上の集合知の中に未来がある、という話を聞いたけど、
僕はネットだけでは生まれないと思う。
ネットはリアルの補完でしかない。

リアルな集合知をつくっていくこと。
それは大学の現場こそが
もっともつくりやすいだろうと思う。

大学の中に「カフェ的空間」をつくり、
そこに「対話」を生んでいくこと。

そこに未来が生まれ続ける場をつくっていくこと。

きっとそれが僕のミッションなのだろうと思う。
これからの成人式をつくる。

それは「式」というよりは「機会」であると思うけど、
そんな機会がハタチには必要だと、心から思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:28Comments(0)アイデア

2016年06月28日

だとしたら、西田くん、まだ手紙は届いてねえよ

「だとしたら、西田くん、まだ手紙は届いてねえよ。」

暗やみ本屋ハックツを一緒にやっている
金子さんからの一言。


(1年前の今日、暗やみ本屋ハックツ@ブックスタマ工事中の金子さんの勇姿)

サンクチュアリ出版営業時代は
彼の一言に救われてきた。

今も変わらぬ挑戦者としての
彼が目の前にいた。
すごい人と一緒にやっているんだな、と。

「すごい人」っていうのは、
世間的に評価が高い人のことではなくて、
目の前の瞬間に、自分を集中できる人のこと。

仕事であれ、食事であれ。
そこに注ぎ込める人のこと。

昨日の時間は楽しかった。
時間にして2時間。
お互いの近況とこれからのハックツや
ツルハシブックスの話なんかをした。

昨年9月。
ハックツオープン記念で福岡と大阪のツアーをした。
2人のトークセッション。

金子さんの手がけた話題作「遺書」の話に、
心ふるえた。

手紙だ。

と思った。
出版に限らず、すべての仕事は手紙なんだって思った。
売上げとは、本質的には、手紙が届いたことを示すしるしだと。

そんなことを改めて思い出していた。
ハックツは1周年。
そして大阪ハックツが動き出す。

そのタイミングで、冒頭の言葉。

「だとしたら、西田くん、手紙はまだ届いてねえよ。」

そうそう。
僕は売上げを上げてないからね。

そういう意味では、
僕は、まだ手紙を届けていないのかもしれない。

ひとりひとり、手紙の届け方があるような気もするし。
手紙を届ける相手がいるのだと思う。

金子さんのおかげで、
人生がリセットされました。
ありがとう。

まだまだ、僕の手紙は届いていない。  

Posted by ニシダタクジ at 08:44Comments(0)

2016年06月27日

寂しさに耐えながら、表現しようともがく



茨城県北茨城市五浦・六角堂。
思想家・岡倉天心が住んだ場所。
なんとも言えぬパワーを感じる場所。

今朝。
平田オリザ著「下り坂をそろそろと下る」を読了。

終章から少し抜粋する。

~~~ここから引用

おそらく、いまの日本と日本人にとって、
もっとも大事なことは、「卑屈なほどのリアリズム」
をもって現実を認識し、ここから長く続く後退戦を
「勝てないまでも負けない」ようにもっていくことだろう。

実際に、もがき苦しみながらも改革に取り組み、
希望が見え始めている自治体はいずれも、
現実を見据え、短期的、場当たり的な対策ではなく、
確かな理念をもった長期的な取り組みを行っている所ばかりだ。

それは一見奇策に見えながら、
「ここでいいのだ」という自己肯定感を伴った、
実は堅実な街作りである。

~~~ここまで引用

本書に出てきた小豆島や城崎温泉、
四国学院大学や女川の事例は、
まさにそのような気概にあふれたものだった。

「地方創生」とは、
本質的にはそのようなものであるはずだ。

昨日はふたたび
岡倉天心の生涯に触れ、
あらためてこの時代に、この国で、茨城にいるという喜びを感じた。

パラダイムシフト。
価値観の転換。

そんな時代を生きているといわれる。
おそらくはそうなのだろう。

僕たちは、
産業革命以来のパラダイムシフトの
時代を生きているのだろう。

天心は、この地で、何を思い、何を祈り、
世界とどのように対話したのだろうか?

そして、僕たちは、この茨城で、
何を思い、何を祈り、何を語り、
どう表現していくのだろうか?

下り坂を下りていく
寂しさに耐えながら、
表現しようともがいていこう。  

Posted by ニシダタクジ at 08:00Comments(0)

2016年06月26日

しんがりのリーダーシップ


「下り坂をそろそろと下る」(平田オリザ 講談社現代新書)

1章ずつ全部面白い。
ゆっくりとかみしめながら読み進めたい1冊。

第4章 復興への道

宮澤賢治の雨ニモ負ケズを引用して

日照リノ時ハ涙ヲ流シ、寒サノ夏ハオロオロ歩キ
のほうが大切なのではないか、と説く。
あれだけの事故が起こった以上、
オロオロするというのが大切なのではないかと。

そして、
鷲田清一さんの言葉を借りて、
「しんがりのリーダーシップ」を説明する。

~~~ここから一部引用

これからの日本と日本社会は、下り坂を、
心を引き締めながら下りていかなければならない。
そのときに必要なのは、
人をぐいぐいと引っ張っていくリーダーシップだけではなく、

「けが人はいないか」
「逃げ遅れたものはいないか」
あるいは
「忘れ物はないか」と見て回ってくれる、
そのようなリーダーも求められるのではあるまいか。

滑りやすい下り坂を下りて行くのに
絶対的な安心はない。
オロオロと、不安の時を共に過ごしてくれるリーダーシップが
必要なのではないか。

~~~ここまで一部引用

なるほどなあ。

もしかしたら、コーディネーターって
そういう人のことなのかもしれないなと思った。

「しんがりのリーダーシップ」をとれる人。
リーダーに万が一のときは、
リーダーに代わって、指揮を執る。

鷲田さんは震災後の大阪大学卒業式で
以下のように述べた

請われれば 一差し舞える 人物になれ  

Posted by ニシダタクジ at 07:37Comments(0)

2016年06月25日

当事者意識と未来思考

当事者意識と未来思考。

その間に、未来があるのだろう。
いや、それを合わせたところに未来があると思う。

半分目の前の顧客に
軸足を置きながら、
一方で、未来からの視点を持って、
現在を見る。

当事者意識が高すぎると、現状から出発してしまう。
かといって未来思考だけだと、実現しない企画ができてしまう。

理想的には、
当事者意識を備えた人たちが
未来思考で考えること。

それをワークショップ内で実現できたらいいのかも。

地域の人と大学生が混ざり合い、
当事者意識と未来思考を持ち寄って、
これからの話ができるようになったら
いいのだろうな。

僕の課題は、
「当事者意識」と「未来思考」が
同時に育っていくような「ふりかえり」をつくること。
かもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)日記