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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2018年07月23日

「働き方」と「暮らし方」

「働き方」が変わりつつある、と言われている。

7月18日(水)
イナカレッジバー@東京・湯島

にいがたイナカレッジ
https://inacollege.jp/
の説明会を兼ねた座談会的なイベント。

大学生の感想コメントを読んでいて、

「暮らしのインターン」という
キーワードが響いたことがわかる。

1人だけ紹介しておくと、
・「暮らしのインターン」という言葉が印象に残りました。
仕事を中心に考えるのではなく、どうやったら自分の幸せを
感じられるのかという「幸せの基準」みたいなものを中心にして、
仕事や生き方を考えるというのが大切なのかなと思いました。

こんな感じ。

「働き方」と同じくらい「暮らし方」が
大切なんだなと思った。

イナカレッジのコンセプト
https://inacollege.jp/about/

「価値観」とか「地域の豊かさ」とか「よそ者」「若者」とか。
まあ、そうなんだけど。
もしかしたら、
「暮らし方」っていうキーワードなのかもしれないな、と。

「働き方」って、何かまだ、正解があるような気がするし、
「これからの働き方」って言われると、
何か今までと違う何かがあるのではないかという気になる。

でも、「暮らし方」って答えないもんね。
自分が何に「価値」を置いて、何を大切にしていくか、
っていうことだから。

言ってみれば、
「暮らし方」の中に「働き方」があるのだと思う。

にいがたイナカレッジが
「暮らしのインターン」だとすれば。
(たしかに、1か月の「暮らし」がそこにはある)

そこで得られるものは、
自分の暮らしの中で「大切にしたいもの」
について考える機会なのかもしれない。

糸井重里事務所の「はたらきたい。」という本で、
最終面接で聞かれる質問として、
「あなたは何を大切にして生きてきましたか?」
というものがある。

それってまさに
「価値観」そのものが問われていて、

その答えによって、
「この人と一緒に働きたいかどうか」が
問われているのだという。

っていうことはさ。

就職活動の前に、まずしたほうがいいのは、

「自分は何を大切にして生きてきたか」と
「自分はこれから何を大切にして生きていきたいか」
という問いに答えることなのではないか。

その一つの視点を、切り口を
「暮らし方」は提供してくれるのではないか。
にいがたイナカレッジは、
それについて考える機会を提供しているとも言える。

20代社会人にとってもそれは同じなのかもしれない。

副業とか複業とか
パラレルキャリアとかナリワイとか
ってさ、

「働き方」の多様化だと言われているけど。

本当に欲しいのは、
デュアルライフっていうか、
「暮らし方」の発見なのではないかな。

二拠点とかフルサトとか
サードプレイスとかって、
「暮らし方」の話で、
それは個人ひとりひとりの「価値観」の問題で、
かつ答えがないっていうこと。

「学びあう」場なのかもしれないっていう。

「二拠点」っていうのも、
東京と地方の学びあいというふうに思えば、
もっと魅力的になるのかもしれないと思った。

たぶん、
そういうのを「本屋」や「ライブラリー」を
参加型にすることによって、
コミュニケーションしていくのかもしれないなあと。

「働き方」から「暮らし方」へのシフトというか、
「暮らし」の中で「大切にしたいもの」をひとりひとりが考え、
そこに向かっていく時代で、
そこに「働き方」が付随してくるのかもしれないなと思った。

たぶん、今年の後半はこのテーマで
活動していくような気がします。  

Posted by ニシダタクジ at 07:59Comments(0)日記

2018年07月19日

接続するコミュニティ

宇多田ヒカルさんについて
書かれたこちらの記事
https://note.mu/wildriverpeace/n/n75dfc3e5212d

~~~以下引用

「コミュニティというものが所属によって成立し得なくなるからです。」
だから、無理に属さなくてもいい。属することでの安心というのは、
それと引き換えに、空気を読んだり、納得しないながらも同調するという行動を伴います。
所属とは、みんなと同じなら安心だ、という錯覚に陥ることですから。

今後ポイントになるのは、無理に属さなくても、
私が私じゃない誰かと一瞬接続することだけでも得られる、
そんな刹那の安心があると気付ける事だと思う。

僕は、それを「接続するコミュニティ」と表現しています。

(中略)

インサイドコミュニティとは、自分自身の中にコミュニティを作り出すということです。
所属するコミュニティは、あくまで自分の外側の枠に自分を置くことでした。
しかし、接続するコミュニティでは、逆に自分の内面に安心できるコミュニティを築くことになります。

なぜなら、たくさんの人とつながり、自分の中にたくさんの
多様な自分が生み出されるということは、
それは個人であっても唯一無二の個人ではなく、多様な個人、
言うなれば「やおよろずの個人」が存在するわけです。
だから自分の中にコミュニティは生み出せるのです。

~~~ここまで引用

たくさんの人とつながることで、
自分の中にたくさんの多様な自分が生み出される。
その人たちとコミュニティをつくっていく。

えっ。
そんなことが可能なんですか?
って思った。

そして以下の曲作りの話へとつづく。

☆☆☆ここから

宇多田ヒカルが曲作りや歌詞作りをするにあたっては、
私が「私ではない誰か」に伝えたいことを書くという話でした。
「私ではない誰か」とは特定の誰かではない。かといって架空でもない。
それは、「私ではない私」でもあり、「誰かによって生まれた私」なのだ。
だからこそ、彼女の歌は、多くの人の心の中にいる
「宇多田ヒカルによって生まれた私」が刺激されて心を打つのだろう。

★★★ここまで

そんな曲作り。

なるほど。
だから宇多田ヒカルの歌は心を打つのか。

たぶん、本屋も同じだと思った。
「誰かによって生まれた私」のために、
本を選び、並べること。
伝えたい思いを込めて、本棚をつくること。

本屋のあり方を考えると、
そういう機会となるような本棚をつくること。
たぶんそういう本棚を作っていくのだろうなあ。

そしてそこに「接続するコミュニティ」が
できていくのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 10:09Comments(0)学び

2018年07月18日

「かえるライブラリー」始めます



「かえるライブラリー」始めます。
noteも同時更新予定です。

「かえるライブラリー」は、

ツルハシブックス(2011.3~2016.11)の中で
2011年7月に始めた若者のための「地下古本コーナー HAKKUTSU」
と東京・練馬・上石神井で2015年から活動している
10代限定の「暗やみ本屋 ハックツ」の次のバージョンだと思ってます。

特徴は、
・本棚があれば始められる。
・有志の人がチームをつくり、本を寄贈する。
・1冊1冊に値段(古本としての価格)がついている。
・借りることができるが、買うこともできる。
「かえる」⇒「買える」ライブラリー

で、もっとも大きな特徴が、売れた時に発生します。

・1冊1冊の値段で本が売れたとき、半分がライブラリーに入り、
半分は寄贈者本人が受け取ることができる。
(1000円の本が売れた場合、500円がライブラリーに、500円は本人に)
・寄贈者は上記の権利を放棄することができる。
・放棄した場合、同額の(上記の場合500円分)かえる券が発行される。
・地域に住んでいる若者(たとえば高校生以下など)はかえる券を使って本を購入できる。
・こうして地域に本が循環していく
「かえる」⇒「還る」ライブラリー

そして描いている未来は、こんな感じ

・「かえる券」を使用して本を購入した高校生は、何か恩返しがしたくなる。
・掃除とか店番とか手伝うようになり、コミュニケーションが増える。
・その場を使って、高校生が何かプロジェクトを始める。
・地域で何か創造的なプロジェクトをした高校生は、そこが「ふるさと」化する。
・進学・就職で外に出て行っても、その場に戻ってくるようになる。
「かえる」⇒「帰る」ライブラリー

そんな場を「かえるライブラリー」が作っていけたらと思います。

まずは、東京・湯島の「ソラ」をベースキャンプに
企画会議を開催中です。

今度の議題はこちら。

■「かえるライブラリー」への寄贈方法■

1 本を用意する
2 価格を設定する
3 申込書に記入

申込書内容:
・日付
・本のタイトル
・寄贈者氏名
・寄贈者連絡先(メール)
・価格
・売れた場合の半額の権利を放棄する、しないに丸を付ける
※しない場合、「かえる券」が発生します)
・寄贈してから半年が経過した本の行先については管理者に一任する。にチェック

4 メッセージカードを記入⇒表紙に貼り付ける
5 本と一緒に寄贈

いま、しくみ作り中ですが、
こちらでも少しずつ公開していきます。

次回からは「かえるライブラリー」に至った
ストーリーを確認するためにもこちらに
書いていこうと思います。  

Posted by ニシダタクジ at 08:13Comments(0)かえるライブラリー

2018年07月14日

19歳に贈る50冊の本

選書しました!
マイナーチェンジはあるかもしれませんが、
ひとまず思い浮かぶ本を。
メモとして置いておきます。

「じぶん」を考える

1「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)
キーワード:承認欲求
2「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史 だいわ文庫)
キーワード:同調圧力
3「わかりあえないことから」(平田オリザ 講談社現代新書)
キーワード:自分と他者
4「私とは何か」(平野啓一郎 講談社現代新書)
キーワード:分人、本当の自分
5「レイヤー化する世界」(佐々木俊尚 NHK新書)
キーワード:国民国家、多層化
6・7「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」(岸見一郎、古賀史健 ダイヤモンド社)
キーワード:アドラー心理学、自由
8「教育の力」(苫野一徳 講談社現代新書)
キーワード:教育、学びの個別化、協同化、プロジェクト化
9「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」(橘玲 幻冬舎文庫)
キーワード:能力、開花
10「評価経済社会」(岡田斗司夫 ダイヤモンド社)
キーワード:シャドウカリキュラム、ネット中世

「まなび」を考える

1「サヨナラ、学校化社会」(上野千鶴子 太郎次郎社)
キーワード:学校化社会
2「すべての教育は洗脳である~21世紀の脱・学校論」(堀江貴文 光文社新書)
キーワード:常識、国民国家
3「日本人」という、うそ(山岸俊男 ちくま文庫)
キーワード:道徳、武士道、商人道
4「日本人は何を考えて生きてきたのか」(斎藤孝 洋伝社)
キーワード:神、宗教、東洋、西洋
5「プレイフル・シンキング」(上田信行 宣伝会議)
キーワード:マインドセット、固定的知能観、成長的知能観
6「先生はえらい」(内田樹・ちくまプリマー新書)
キーワード:師匠、学び
7「最終講義」(内田樹 文春文庫)
キーワード:ミッション
8「本を読む人だけが手にするもの」(藤原和博 日本実業出版社)
キーワード:宗教、幸福論
9「教養のススメ」(池上彰 日経BP)
キーワード:教養、大学
10「公教育をイチから考えよう」(リヒテルズ直子×苫野一徳 日本評論社)
キーワード:学校、近代化、効率化

「しごと」を考える
1「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」(海老原嗣生 星海社新書)
キーワード:キャリアデザイン・キャリアドリフト
2「MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体」(田端信太郎 宣伝会議)
キーワード:メディア、予言の自己実現
3「心の時代にモノを売る方法」(小阪裕司 角川新書)
キーワード:生産と分配の経済と贈与と交換の経済
4・5「天職の作法」「冒険の作法」(小阪裕司 大和書房)
キーワード:天職、冒険、旅立ち
6・7「自分の仕事をつくる」「自分をいかして生きる」(西村佳哲 ちくま文庫)
キーワード:氷山、仕事
8「ナリワイをつくる」(伊藤洋志・ちくま文庫)
キーワード:兼業、副業、暮らし
9「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」(家入一真 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
キーワード:お金
10「転換期を生きる君たちへ~中高生に伝えておきたいたいせつなこと」(内田樹編 晶文社)
キーワード:13歳のハローワークの呪い

「みらい」を考える
1「コミュニティ難民のススメ。」(アサダワタル 木楽舎)
キーワード:コミュニティ難民
2「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (山口周 光文社新書)
キーワード:美意識、アート、サイエンス
3「わたしが芸術について語るなら」(千住博 ポプラ社)
キーワード:美しく生きる。
4「ホスピタルクラウン」(大棟耕介 サンクチュアリ出版)
キーワード:天職、顧客
5「14歳からの社会学」(宮台真司 世界文化社)
キーワード:学校、仕事
6「計画と無計画のあいだ」(三島邦弘・河出文庫)
キーワード:計画、目標
7・8「独立国家のつくり方」(坂口恭平 講談社現代新書)「隅田川のエジソン」(坂口恭平 幻冬舎文庫)
キーワード:世界はひとつではない。
9「種をまく人」(ポールフライシュマン あすなろ書房)
キーワード:種、畑、コミュニケーション・ツール
10「せかいでいちばんつよい国」(デビッド・マッキー 光村教育図書)
キーワード:世界の変え方

「こらぼ」を考える
1「かかわり方の学び方」(西村佳哲 ちくま文庫)
キーワード:場のデザイン
2「人が集まる「つなぎ場」のつくり方」 (ナカムラクニオ 阪急コミュニケーションズ)
キーワード:一期一会、場のチカラ
3「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」(小林せかい 太田出版)
キーワード:コミュニケーションデザイン
4「企画書のつくり方、見せ方の技術」(藤村正宏 あさ出版)
キーワード:企画、ラブレター
5「魔法をかける編集」(藤本智士 インプレス)
キーワード:編集、魔法
6「魔法のマーケティング」(川上徹也 フォレスト出版)
キーワード:好き、関係性
7「応援したくなる企業」の時代(博報堂ブランドデザイン アスキー新書)
キーワード:テーゼ(正)、アンチテーゼ(反)、ジンテーゼ(合)
8「ローマ法王に米を食べさせた男」(高野誠鮮 講談社+α新書)
キーワード:仕事づくり、体当たり
9「Communication Shift」(「モノを売る」から「社会をよくする」コミュニケーションへ 並河進 羽鳥書店)
キーワード:伝える
10「ロングエンゲージメント~なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか?」(京井良彦 あさ出版)
キーワード:「共感」の時代、コンセプト、ストーリー、デザイン  

Posted by ニシダタクジ at 14:49Comments(0)

2018年07月13日

19歳に贈る50冊

ウチノ食堂に小さな本屋さん
「Apartment bookstore」ができるというので
古本を選書しようかなと。

「かえるライブラリー@ウチノ食堂」
にしようかな、と。

50冊程度しか入らないということなので、
渾身の50冊を選んでみようかと。

ということで、
過去のブログをさかのぼりながら、
50冊選んでみようかなと。

「19歳に贈る50冊。」ってテーマで選書。
主な対象者は、
高校生までいわゆる「優等生」で来て、
地方国立大学に合格した1年生。

真っ先に浮かぶのは、

「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)
「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史 だいわ文庫)
かな。

「じぶん」「せかい」「しごと」「みらい」「いきる」
の5テーマで選書してみようっと。

途中経過は以下。

19歳のための50冊

「じぶん」を考える
「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)
キーワード:承認欲求
「孤独と不安のレッスン」(鴻上尚史 だいわ文庫)
キーワード:同調圧力
「わかりあえないことから」(平田オリザ 講談社現代新書)
キーワード:自分と他者
「自分とは何か」(平野啓一郎 講談社現代新書)
キーワード:分人、本当の自分
「レイヤー化する世界」(佐々木俊尚 NHK新書)
キーワード:国民国家、多層化

「せかい」を考える
「サヨナラ、学校化社会」(上野千鶴子 太郎次郎社)
キーワード:学校化社会
「すべての教育は洗脳である~21世紀の脱・学校論」(堀江貴文 光文社新書)
キーワード:常識、国民国家
「日本人」という、うそ(山岸俊男 ちくま文庫)
キーワード:道徳、武士道、商人道
「日本人は何を考えて生きてきたのか(斎藤孝 洋伝社)
キーワード:神、宗教、東洋、西洋
「プレイフル・シンキング」(上田信行 宣伝会議)
キーワード:マインドセット、固定的知能観、成長的知能観

「しごと」を考える
「僕たちはこれからなにをつくっていくのだろう」(箭内道彦 宣伝会議)
キーワード:仕事、誇り、綺麗事上等
「MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体」(田端信太郎 宣伝会議)
キーワード:メディア、予言の自己実現
「心の時代にモノを売る方法」(小阪裕司 角川新書)
キーワード:生産と分配の経済と贈与と交換の経済
「天職の作法」「冒険の作法」(小阪裕司 大和書房)
キーワード:天職、冒険、旅立ち
「自分の仕事をつくる」「自分をいかして生きる」「かかわり方の学び方」
(西村佳哲 ちくま文庫)
キーワード:氷山、仕事

「みらい」を考える
「コミュニティ難民のススメ。」(アサダワタル 木楽舎)
キーワード:コミュニティ難民
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」 (山口周 光文社新書)
キーワード:美意識、アート、サイエンス
「ホスピタルクラウン」(大棟耕介 サンクチュアリ出版)
キーワード:天職、顧客
「14歳からの社会学」(宮台真司 世界文化社)
キーワード:学校、仕事

「いきる」を考える
「独立国家のつくり方」(坂口恭平 講談社現代新書)
「隅田川のエジソン」(坂口恭平 幻冬舎文庫)
キーワード:世界はひとつではない。
「種をまく人」(ポールフライシュマン あすなろ書房)
キーワード:種、畑、コミュニケーション・ツール
「せかいでいちばんつよい国」(デビッド・マッキー 光村教育図書)
キーワード:世界の変え方  

Posted by ニシダタクジ at 18:08Comments(0)

2018年07月13日

19歳に本という「機会」を届ける

プロジェクト「かえるライブラリー」
を準備している。

ツルハシブックスの正式名称は、
「ジブン発掘本屋ツルハシブックス」。

名前の由来は、
諸説あるのだけど、

まきどき村を始めるときに、
ツルハシを使って荒れ地を耕した、
あの初心を忘れないように、だ。

ちなみに
「本屋には新しい人生が転がっている」
(0.01坪のトランク本屋の名称)
「襷(たすき)書店」(箱根駅伝ブームだった)

は今井さん(ツルハシブックス設計・施工者)
によって却下された。

でもって、ツルハシブックスが2011年3月、
東日本大震災直後にひっそりとオープン。

6月の一箱古本市参加をきっかけに、
「地下古本コーナーHAKKUTSU」の
年齢制限アイデアが浮かび、7月にスタート。
30歳以上立ち入り禁止、がウケた。



万引き対策ということと、
古物商を持っていなかったので、
地域の人からメッセージを書いてもらい、
本を寄贈してもらった。

2014年1月発売のソトコト2月号、
同5月にはNHK新潟の特集
7月にはTBSの「知っトク」
8月ドキュメント20minNHK全国放送となり、話題となった。

「どうしてこんな企画を思いついたのか?」
とよく聞かれた。

1つ目は、地下室の有効活用を考えたときに
ドラクエ(ドラゴンクエスト)の地下に宝物があるような
イメージで宝探しをするように本探しをして欲しかったこと。

2つ目は、暗やみで「偶然」出会う本に出会ったほしかったこと。

3つ目は、中学生高校生に、地域の大人との出会いの機会
を作りたかったこと

「機会」を提供すること、
意図はたぶんそこにある。

「暗闇で本に出会った人に、どうなってほしいですか?」

よくインタビュー終盤に聞かれた質問。
答えられなかった。

「本に出会う」って機会の提供だから。
「機会」そのものが目的だから。

僕が(学校)教育とうまく合わないのはそこかもしれない。
教育の目的は、「教育目標の達成」である。
機会提供では断じてない。

先月、島根で「コミュニティナース」という活動に出会った。
「コミュニティナース」とは問いなのだと知った。
何をもってコミュニティナースとするか、
それはひとりひとりに委ねられている。

本屋もそうなんじゃないか、って思った。

最先端の知恵を提供する本屋
未来への希望が詰まった本屋
古き良き名作にである本屋
居心地の良い「居場所」としての本屋

「スターバックスはコーヒーを売っているわけではない。」
から始まった問いの旅は、まだ続いていたんだ。

あのとき。2014年1月。
秋田駅前のスターバックスで「劇場だ!」
と叫んだ。(心の中で)

ツルハシブックスは「劇場」を売る本屋だった。

「気がついたら私も
本屋という舞台の
共演者になっていました」
というコピーが生まれた。

じゃあ、僕はなんだろう?



2015年9月。
2014年のNHK放送をニューヨークで見た
サンクチュアリ出版の金子さんと
トーハンの水井さんが
東京でもやろうとブックスタマの加藤社長とつないでくれ、
「暗やみ本屋ハックツ@上石神井」がスタート。

初代代表の宮本さん、現代表の原さんを中心に、
10代に本という「機会」を提供している。
また、20代である自分たちに「学び」の機会を自らつくっている。
「暗やみ本屋ハックツ」は、そういう学びあいのデザインになっている。

僕自身の最終ミッションというか、コンセプトは、
「学びあいの場づくりで希望の灯を灯す」だ。
吉田松陰先生の野山獄エピソードがきっかけになっている。

そこに向かって、いま、何をするのか。
顧客は誰で、価値は何なのか?
そんな問い。

3年間大学にいて、
大学の外でも、対話をしてきて。
「他者から評価」「価値」「顧客」「就活」
について考えさせられた。

僕がこれからやること。
ひとまず、19歳に本という「機会」を届けること。

「本」の部分が、
にいがたイナカレッジインターンだったり、
米を炊くことだったり、
畑をすることだったりするのだろうけど。

ひとまずは、そこ、いってみようかな。

19歳に「機会」を届けること、始めてみます。  

Posted by ニシダタクジ at 09:28Comments(0)

2018年07月12日

「顧客」と「価値」の視点から過去を見つめなおす

「若松ミライ会議」ってなんだろう?

「過去をつなげる」と、「未来が見える」。(18.7.5)
http://hero.niiblo.jp/e487698.html

過去を振り返ること。

そしてそのひとつひとつのエピソードを
「顧客」「価値」の視点から見つめなおすこと。
たぶんそれがミライ会議。

ミライっていうのは、
ドラッカーじゃないけど、
「顧客」と「価値」に仮説を立てることから
始まっていくのだろうと思った。

子どものころに、夢中になったことはなんだろうか?
誰にも褒められず、報酬ももらえないにも関わらず、
没頭したことはなんだろうか。

「私」を外す、という美学(17.3.28)
http://hero.niiblo.jp/e484378.html

堀江さんは言っている。

~~~ここから

逆算をすればするほど、人の可能性は狭まっていくと思っている。
100点というゴールを最初に設定し、それに向かって突き進んでも、
あなたはどんなに頑張ったところで100点までしか取れない。
100点以上を取れる確率はゼロだ。

でも逆算をやめ、1点1点を楽しみながら積み上げていけば、
無我夢中で動いている間に、200点、300点と
その点が膨れ上がっていく可能性が開かれる。

この場合、取れる点数の上限はない。
目標からの逆算を思い切ってやめたほうが、
得られるものの可能性は大きく膨らむのである。

~~~ここまで

未来から逆算しないこと。
むしろ過去から夢中になったことを探すこと。
「顧客」と「価値」の視点から見つめなおすこと。

そういうわけで自分自身を振り返ってみる。

中学のとき、「青春18きっぷ」の存在を知り、
中1で栃木県の日光、中2で山梨県の身延
への旅行を計画し、それぞれ友人を誘って
日帰り旅行をしてきた。

中学生のときのマイブームはゴルフだったので、
近所の公園に18ホール(パー72)のコースを作って、
友人を誘ってやっていた。
硬質プラスチックの透明な下敷きを切って
スコアカードまで作っていた。

あとは放送委員会でクラス紹介ビデオづくりに
シナリオ書いて、作っていた。
ヤンキーのみんなも協力してくれた。

高校生のときは、「高校生クイズ」に
チャレンジしてたくらいかな。
3年のとき、図書館で「沙漠緑化に生命を賭けて」(遠山正英)
を読んで農学部を志望し、1浪して新潟大学農学部へ。

大学生の時は、農業サークルつくって、
環境啓蒙系のNGOの新潟支部つくって
川口由一さんの自然農の農家めぐりして、
幕内秀夫さんの「粗食のすすめ」キャラバンの新潟実行委員長やって、
そんで、24歳で「まきどき村」に至る。

夏に巻町に引っ越して、
ゲストハウス「拓庵」+本屋「本処くろすろうど」+学習塾「寺子屋途輝」をスタート。
旅人が来て、塾でしゃべってもらったりしてた。
思いのほか本が売れたので、サンクチュアリ出版の書店営業もすることになった。

2002年、27歳の時に不登校の中学3年生に出会って、
NPO法人虹のおとを設立。テーマはまちづくりと教育。
キーワードは「生きる力」。
地域のお年寄りと小学生の接点をつくる、
っていう活動をしていた。

2004年、29歳になる春、小説「吉田松陰」を読み、
野山獄でのエピソードに、
「学びあえば希望が生まれる」ことを知った。

同じ年、中越地震。
同時期に「だがしや楽校」というコンセプトに出会った。
「店」というものを通じたコミュニケーションに魅力を感じた。

2005年から「虹のひろば」を大学生たちと開始。
巻の神社で小学生と遊んでいた。

2006年「NEC社会起業塾」へ応募し、2時電話面接で落ちるが、
ETIC.から「チャレコミ」に誘われ、特別研究員へ。

大学生の地域企業インターンで地域を元気にする
というコンセプトに賛同して、
新潟でインターンシップの事業化へ向けて準備。

2008年、「起業家留学」としてサービス開始。
イベントを打って、大学生を集めて、
インターンシップ生として送り出すモデル。

優秀な学生が来て、成果を出すという仕組みに対して、
「自分に自信がない」「やりたいことがわからない」
という学生にはあまり有効な方法ではないことを知る。

2010年ころから大学からの依頼で、
企業ではなく温泉街や商店街、離島など「地域」を
テーマにしたプログラム作りに取り組む。

「地域」テーマであれば、
「自分に自信がない」「やりたいことがわからない」
という学生にも提供でき、効果が高い。

大学の近くに拠点(事務所)を設け、
企業インターンと地域インターン両方いけるような
モデルを目指して、2011年にツルハシブックスをつくる。

本屋をベースにして、
「シブヤ大学×まちゼミ」な感じで
大学生がコーディネートする商店街講座
「うちのまち なじみのお店 ものがたり」
を行ったり、

地域企業経営者と学生が夜景をみながら
語り合う「夜景企画会議」などを開催した。

「大学生」と「地域」がキーワードだった。
もっと大学の中でそれができたら、
高校生、中学生へと「地域」活動が広がっていくのではないかと
仮説を立てた。

2015年、茨城へ移住。
大学での地域プロジェクト立ち上げなどを
行うことに。
「価値」について考えることになった。

「学校的価値」に対しての疑問。
「価値観」という言葉への危うさなどを実感した。

2018年、ふたたびフリー(本屋)に。

「顧客」はだれか?
「価値」はなにか?

そんな問いの中にいる。
もう少し考えてみることにする。  

Posted by ニシダタクジ at 08:35Comments(0)足跡

2018年07月11日

これまでの「物語」をつなぎ、これからの「物語」を始めていく









千葉・小湊鉄道・養老渓谷駅。
「逆開発」の現場を見てきた。
駅前ロータリーのアスファルトを剥がし、
10年かけて、森をつくっていくのだという。

「今から5000年以上前、この辺りでは、縄文人が自然との共同生活を始めました。
(中略)われわれ現代人は進化したのでしょうか?」
から始まる説明文。

そして、同じく千葉・鋸南町・道の駅「保田小学校」。
人気・話題の道の駅


教室は宿泊棟に。


調理実習室


カフェ金次郎


おそろしいほどの「保田小」推し


スタッフが着ている「保田小魂」のTシャツも買えます。パンツもある。笑。

一番ビックリしたのが、スタッフが全員「保田小魂」を背負っていて、
(スタッフTシャツなのだろうけど)、
直売所のレジのおねえさんからトイレ掃除のおじいちゃんまでが「いらっしゃいませ」
と話しかけてくるところ。

パンフレットもレトロな雰囲気で、
「道の駅保田小学校だより」って書いてある。

詳しくはこちらから。
https://icotto.jp/presses/10031

コンセプトって大事だなと思った。
山形・郁文堂書店を思い出した。
「リノベーション」とは何か?
問いかけてくる。

保田小学校は、
創立126年の歴史を誇る小学校のリノベーションだ。
小学校が地域に対して果たしてきた役割。
地域をつないでいく何か。

過去=これまでの物語をつなぎ、
未来=これからの物語をはじめていく、
それが「リノベーション」の本質だろうと思っていたけど、

小湊鉄道・養老渓谷駅、
そして、道の駅・保田小学校は
「逆開発」の言葉を借りれば、
里山的な「懐かしい未来」をつくっていくのだろうと思う。

そして何より、このような物語が
職員・住民たちの「誇り」となる。

まあ、保田小学校はちょっとキレイすぎるかもしれないが、
それでも、これからの地域コミュニティの未来を見る上で、
とても学びが多い訪問となった。

「開発」とはなんだろうか?
そこにある「価値」とはなんだろうか。
そして、その先にある「未来」とは。

千葉で2つの物語が確かに始まっていた。  

Posted by ニシダタクジ at 09:44Comments(0)日記

2018年07月06日

未来像をハッシュタグで説明する

「そこってどんな場所?」
「一言でいうと何?」
「どんなプロジェクト?」

それを表現するのって難しい。

どちらかというと、
目的が多様であるほうがいいと思っているし、
未来が決まっていないほうがいいと思っている。

かえるライブラリーキカクカイギ@湯島「ヨソラ」。

どんな場にしていきたいのか?
そんなことを話し合う。

場の運営者の高橋さんの話で
印象的だった話。

この場所(ヨソラ)は、
主に子ども(小学生~高校生)向けのプログラミング教室
をやっているのだけど、
最初から「カフェ的な空間」を目指していたのだということ。

つまり、畳があって、ちゃぶ台があって、
そこで作業してもよいということだったり、
木の机を置いたり、
かなり自由度が高い空間を作ってきた。

つまり、カフェ的な空間である。

カフェ空間の居心地の良さは、
目的が多様であること。
「コーヒーを飲む」という
目的以外の利用が認められていること。

たぶんそういうところにあると思う。
それ以外にも店主さんの気づかいというか
こだわりというか、そういうのも居心地の良さに
かかわってくると思うが。
(椅子と照明が居心地の良さの本質らしいので)

じゃあ、そんな「ヨソラ」で
「かえるライブラリー」を展開しつつ、
この場所をどう運営・展開していくのか、そんな話。

たぶん、場所のミッションとしては、
この場所は、昨日のブログの話で言えば、

「コネクティングドット」の「ドット」をつくる、ということ。

その時はどうつながるか分からなかったけれど、
あとで振り返ると、
あ、そういえば、あそこで出会った人が、あそこで借りた本が、
いまここにつながってます。

そういう「ドット」(点)をつくること。

それが「ヨソラ」×かえるライブラリーの
ミッションだと思った。

だから、
顧客は誰か、
顧客にとって価値は何か、

っていう定番の質問を
あえて明確にしないことなのかもしれないな。

かといって、だれでもフリーに来てほしいわけじゃなくて、
キーワードにヒットする人に来てほしい。

つまり、ツイッターのハッシュタグのような、
いくつかのキーワードがあって、
そこにいくつかヒットする人が集まってきて、
集まった人たちで(もちろん全員ではなく)、
顧客と顧客価値を設定して、プロジェクトが生まれていくような、
そんな場になればいいと思った。

「本」「本屋」「手紙」「学び」「スキル交換」
「地域」「パラレルキャリア」「二拠点居住」
とかそういう感じ。

僕自身がやりたい方向性としては、
「かえるライブラリー」のネットワークを通じて、
各「地域」に本やライブラリーを通じた友人ができて、
そこで小さなプロジェクトを一緒にやったり、
東京にいながら関われたり、東京でモノを売ったり、
そういう場所になれたらいいなと思った。

これからの「学び」。
それは「予測不可能性」にあり、
「越境」にあり、「コモンズ」にある。

そのためには、
目的の多様性を許容する「場」があり、
もちろん本棚があり、「身体性」が
発揮できるようになっている。

そんな目的を明確にしない「学び」と
仲間との「出会い」を、
湯島天神の前でやるっていうのが
このプロジェクトの面白いところだと思う。

学びとは何か?
問いかけるようなプロジェクトをつくりたい。
  

Posted by ニシダタクジ at 07:31Comments(0)学び

2018年07月05日

「過去をつなげる」と、「未来が見える」。



昨日は、シリーズ「若松ミライ会議」@コクリエ。
なかなか素敵なコンテンツができたなあと。
昨日の話題提供は吉成美里さん。デザイナー。

現在のプロフィールから始まって、

小学校
中学校
高校
大学

と過去を振り返っていく。

小学校の時に参加したオペラの事業名が
「オペラによるまちづくり」だったので
「まちづくり」というキーワードが頭の中に入ってきたという。
すごいな。言葉の力。祈りだね。

ハイライトは
中学の時につくった部活動「わくわく倶楽部」かな。

体育会系至上主義的な学校の中で、
それをやっていない自分たちの「居場所」をつくろうと発足させた。

顧問の先生とのやりとりでの葛藤。

※注
「琴で大会出場」とかって言ってたらしい。
そういう「学校的価値観」に合わないからその
倶楽部があったのにね。

日立の「いいとこ探し」をやろうと決めて、
桜満開の下、日立の良いところを聞いて、付箋に書いてもらってはった。
圧倒的行動力。

そんな彼女のプレゼンを聞いて、
若松さんが一言。

「共感性が高いっすね」って言った。
そうそう共感力がある。

自分の周りにいる子たちの
話を聞いて、力になりたくなる。

なるほど。
ミライ会議ってそういうことか。

僕も思ったのは、
美里ちゃんは、自分と同世代の人が
「好きになる」ってことをやってるんだって思った。

自分の置かれている状況や環境、
あるいは自分自身や友達のこと、
それを「好きになる」「肯定する」ために
活動しているんじゃないかって思った。

そんな話をしていたら、
美里さんがだんだん元気になっていくような、
そんな雰囲気があった。

「コネクティングドット」と、
スティーブジョブズはかつて言った。
過去の出来事、点と点がつながると。

若松ミライ会議は、
その「点」と「点」をそこに参加している人たちが
メタ化というか、ちょっと上から俯瞰して見たり、
感じたことを話したりして、

点と点がつながる、
あるいはつながったような気がする、
そんな会議だ。

「過去をつなげる」と、「未来が見える」。
そんな感じ。

就活生は、
自己分析とか強みとか適性とか、
そういう統計学に身を委ねるのではなくて、

自らの「過去」を振り返り、
それを他者とディスカッションして、
「点」と「点」をつなげていくこと。

その先に未来があるのではないかと僕は思った。
「若松ミライ会議」、これ、なかなか楽しいコンテンツですよ。

若松さん、吉成さん、
昨日も楽しい時間をありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:50Comments(0)学び

2018年07月02日

「やりたいことがわからない」とアイデンティティ不安

「やりたいことがわからない」
ことがこんなにも苦しいのはなぜだろう。

それはひとえに、
個人のアイデンティティ問題とリンクしているからだと思う。

http://hero.niiblo.jp/e482630.html
「13歳のハローワーク」の呪い(16.11.1)

「職業」こそがあなたの
「あなたらしさ」つまりアイデンティティを規定する。

たぶんこの「呪い」が
「やりたいことがわからない」の苦しさの
源泉にあるのだろうと思う。

そしてそれは、
「コミュニティ」の結びつきの低下、
つまり、地域コミュニティや会社コミュニティ、あるいは部活コミュニティのような
安心感を伴った他者に説明できるアイデンティティを失いつつあることで、
いっそう不安な状態にある。

だからこそ、
「自分が何者であるか?」という問いに答えるために、
「やりたいことがわかる」「将来の夢・目標がある」
ことが必要だと感じているのだ。

つまり、アイデンティティの不安である。

しかし、アイデンティティとは、いったいなんだろうか?
http://hero.niiblo.jp/e485055.html
「アイデンティティ」という音(17.6.13)

アサダワタルさんは
それは、「音」のようなものだと言う。

自分自身の中にあるのではなく、
他者とのセッションによって、
自分の「音」が規定されていく。

ああ、自分が出している音は、
このセッションの中でこういう音なんだ、
って感じることができる。
それがアイデンティティだ。

だから、
個人の中を掘っていっても、
アイデンティティそのものは存在しないことになる。

さまざまな人とのセッションの中で、
さまざまな音を出しながら、
いい音楽をつくっていくこと。

そんな中で、
「音」が見つかっていく。

そしてその「音」はひとつではない。

http://hero.niiblo.jp/e405109.html
「本当の自分」という幻想(2014.4.15)

平野啓一郎さんのいう分人主義のように、
さまざまなシーンで、バンドで、オーケストラで、ジャズセッションで、
自分が奏でる音、求められる音は変化する。
ときにはその楽器だって変わるだろう。

その瞬間に、その音に、「アイデンティティ」が存在するとしたら、
その音を奏でる瞬間をたくさんつくっていくことでしか、
アイデンティティは見つからない。

だからやっぱり、
「やりたいことがわからない」という不安からくる
「自分のやりたいことはなんだろう?」という問いは、
その問い方が違っているのではないかと僕は思う。

いろんな人とセッションしていく中で、
その「音」にたどりついていくこと。
そういうことなのだろうなあと思った。





今日は福島・白河に来ています。

そんな音が生まれるセッションが
地域の中で生まれていくような仕組みとしての
ライブラリーを考えてみたいなと思います。  

Posted by ニシダタクジ at 07:50Comments(0)日記

2018年06月30日

コモンズデザインと場のチカラ

昨日はまわしよみ新聞@長岡コモンリビングでした。







まわしよみ新聞についてはこちらから
http://www.mawashiyomishinbun.info/

僕も茨城大学で何度か実践したのですが
何度かやって、陸奥さんの話を聞いてみると奥が深い!

~~~以下メモ

まわしよみ新聞をつくったら、
通りすがりの人に見てもらうこと。
コメントが書いてあるので気になる。

コモンズ=コミュニティ外ということ
偶然目にする場所に貼ることが重要。

コミュニティ=同質性集団

コモン=常識
コモンズ=ふたつ以上の常識がある場
入会地(いりあいち)。

コモンズデザイン。
南極大陸はコモンズ
「クリエイティブコモンズ」

場のチカラ=居心地と創造性

たしかさとふたしかさ。
たしかさは同質性や宗教や信念、あり方。
ふたしかさは異質性、他者性、偶然性。

コミュニティは閉じていく。
ヒエラルキー(上下関係)が生まれる。

ふるさと納税=パイの奪い合い。
コミュニティ同士が奪い合う。

「めんたいこ」はオープンソース
原料採れないのに博多名物になった。

カラオケもオープンソース
「世界中に友達ができた。」

入会地=コモンズは地租改正でなくなった。

コミュニティを破壊し、分断しようとした国民国家。
それに対してコミュニティデザイン=コミュニティの復権を。

出島方式:誰でもウェルカム
参勤交代方式:半年間でバージョンアップして故郷に戻る。

藩は閉じている。
⇒派遣して、身内が他者になる。

~~~~ここまでメモ

なるほど。

僕が注目したのは、
国民国家による地域コミュニティの破壊
(つまり市町村合併)だ。

「国民国家」というフィクションを
成立させるために、地域コミュニティを破壊した。
いや、今も市町村合併ではそういうことが起こっている。

それでいてふるさと納税などで競い合わせる。
それって政治なのか、経営なのか。
国家運営なのか、営利会社運営なのか。

そして、コミュニティの破壊は同時に、
個人のアイデンティティも破壊する。

まあ、だからこそコミュニティデザインとか、
テーマコミュニティとか言っているんだけど。

それって、
破壊されたから復活させる、みたいな
同レベルの話になっちゃってるなあと。

陸奥さんのいう、コモンズデザイン。
それって、「場のチカラ」にも言えるなあと。

「場のチカラ」を生み出すには、
安心感と創造性を両立させる必要があって、
それには確かさと不確かさが同時に存在していることであり、

それって、コモンズ、つまり異質性のある他者の力、
共有財産である入会地のような場が必要なのだろうなと。
それをデザインする方法としてのまわしよみ新聞があるのだろうなと。

いやあ、場づくりとかコミュニティとか
言ってる人は陸奥賢さんに会ったほうがいいです。

コモンズデザイナー、陸奥賢さんと「まわしよみ新聞」は
今日30日も新潟市で開催されます。

お待ちしています!  

Posted by ニシダタクジ at 08:14Comments(0)学び

2018年06月26日

待っている人がいる「場」


作品名「僕の前に道はなく、僕の後ろに航跡ができる。」

阪九フェリーで新門司⇒大阪をワープし、
はじめての和歌山。




真言宗・高野山へ。
いきなり、生かせいのち。
シンプルで力強いメッセージ。


ベストショット。

そして、2時間の道のりを超えて、
いきたかった念願の本屋「イハラハートショップ」へ。


ウェルカムパピコをもらった。


井原さんと。

からの新宮へドライブして
ユースライブラリー「えんがわ」へ。


看板。


ライブラリーの様子。


並河さんと。

「ユースライブラリー」の名の通り。
若者のためのライブラリーというテーマで、
ゲストハウス、自習室、ライブラリーを運営。

隣には小さなカフェ「コーヒースタンド納屋」がある。
ここのカフェラテ飲んだけど、めちゃウマ。

そーいえば。
僕も、
1999年まきどき村はじめて、一軒家に引っ越して、
2000年に、
ゲストハウス(許可なし)
+本屋(サンクチュアリ出版の本だけ)
+学習塾(寺子屋風)
っていうのを始めたなあと思い出した。

ゲストハウスに泊まる旅行者(僕の友人)
が塾に来る中学生にいろんな話をしてくれたなあと。

2001年は商店街の中でお店開いてみて(これは大失敗)
2002年に不登校の中学3年生シンタロウに出会って、
NPO法人虹のおとができて、
だがしや楽校というコンセプトに出会ったころに、
2004年、中越地震が起こり、震度7の川口町と地元・巻町で
「遊びと学びの寺子屋 虹のひろば」を開始。

2006年に「ゲストハウス+学習塾」的なビジネスプランで
社会起業塾に応募したら、あえなく二次審査で落ちて、
そしたら「チャレコミ」からお誘いが来て、
大学生の地域企業でのインターン事業をやることになった。

2008年にサービスをはじめたインターン「起業家留学」は、
企業にも学生にも喜ばれていたけれど、
「自分に自信がない」とか「やりたいことがわからない」とか
言っている「もやもや系」の学生には求められるレベルが高すぎた。

2010年から商店街や温泉地や粟島といった離島での
大学生向けのプログラムをつくることになり、
それが大学生にとって大きなインパクトがあるように思い、
だんだんとそちらにシフトした。

2011年に事務所兼っていう割には本格的な本屋+レンタルカフェで
「ツルハシブックス」をオープン。
地下古本コーナーHAKKUTSU、店員サムライ、寄付サムライなどの
イノベーション(自分で言う)を起こした。

2015年から3年間、茨城大学で
大学生の地域参画プロジェクトの設計などを行う。

2016年11月にツルハシブックスは閉店。
2018年3月に新潟にふたたび戻り、「かえるライブラリー」などの
新規事業を構築中。




今朝は新宮市内のコメダ珈琲で、ひとり朝活。

昨日の「イハラハートショップ」で購入した
雨ニモマケズの新訳絵本を読んでいた。

雨ニモマケズを
Rain won't stop me
と。

そうそう。
雨も雪も、自分を止めない。
確かなものと不確かなもの。
そうやって歩いていく。

そんな「場」をつくりたいって思った。

高野山には、「確かなもの」があった。
「生かせいのち」っていうキャッチコピーがあった。
まあ、それも「問い」だとすると、
それぞれの中に「不確かなもの」も同時に存在している。

「イハラハートショップ」の井原さんからも
「ユースライブラリーえんがわ」の並河さんからも
「確かなもの」を感じた。

それは、西村佳哲さん風に言えば、「あり方」
なのかもしれない。

そして、「場」があること
それもとても大切なことだなあと思った。

本屋やライブラリーっていうのは、
場に「不確かさ」を加えてくれるものなのかもしれない。

誰かに会えるかもしれない。
何かが起こるかもしれない。

そんなエンターテイメントに満ちた「不確かさ」と
そこにいる人が持っている「確かさ」というかそういう感覚。

それを併せ持つ「場」をつくりたいと強く思った。
そしてそこで待つ人をやりたいなあと。

ああ、本屋やりたいなあ。  

Posted by ニシダタクジ at 08:23Comments(0)

2018年06月24日

「確かなもの」と「不確かなもの」











福岡県福津市津屋崎
「なまことかえるライブラリー」発足の会でした。

「暮らしの問屋」店主の古橋さんと、
「コメタク」のさくらさんと
「おでんや」のるみさんと
「ながしのこたつ」ののぞみさん。

キーワードは「余白」だったかな。
あと、本の「旬」の話。

~~~以下メモ

「暮らしの問屋」
子どもが生まれると問いが生まれ、問いが始まる。
駅徒歩何分とかではなく、暮らしに問いを持つということ。

図書喫茶なまこ
なまこがなぜなまこなのか?
津屋崎では嵐のあと、海岸になまこが落ちている(打ち上げられている)

お気に入りの本だったら読んでみたくなる。
本を通して、人を好きになる。
人を好きなると、まちを好きになる。
まちを好きになると、暮らしたくなる。

なまこは見た目はよくないかもしれないけど、
中身はおいしい。

その瞬間、読む本。
ひとそれぞれ「旬」(タイミング)がある。
価値が流動していることを体現する場=本棚

「日々の家~たねの木」
本で地域が見える。
体を動かしながら「余白」をつくる

コメタク:米を炊くことで「余白」ができる。

のせるみさん:「間」について調べたいから休学した。

おでん屋台:「屋台」は「内」でも「外」でもない。
あいまいさ。ふところが深い。自由。

ながしのこたつ:こたつが突然あって、コミュニケーションがはじまる。

「一期一会」の瞬間。

おじいちゃん
「おでんを売っているけど、おでんを売っているわけではない」
おばあちゃん
「いやいや、うちはおでん屋さんなんです。」

確かなものと不確かなもの。
それが共存している場。
日常に「温度」や「色」がつくこと。

「交流できる」と「交流しなければならない」のちがい
「交流」を目的としない場

おでんが食べ物だからいい。
内と外があいまいであること。
共有地、共有物。

~~~ここまでメモ

期せずして、3人娘の表現している「場」が
「余白」というキーワードでつながる。

たぶん、「日々の家~たねの木」っていうこの場所も、
ここに来る人たちの「余白」になっていくのだろう。

「なまことかえるライブラリー」は、
そんな精神的な余白をつくっていければいいと思った。

だから、こんな場所に置きたい本、
誰かに届けたい本を。

そしてそれが、「かえる券」を通じて、
中学生高校生に渡っていくような、
そんな場になったらいい。

「食」や「畑」、「海」や「海産物」、そして本。

たくさんの「余白」ツールがこの町にはある。

そんなものがたくさん集まるような、
確かなものと不確かなものが共存しているような、
そんな「場」になっていくのだろう。

そんな「場」づくりに参画できることが
とってもうれしくて、
ああ、新潟から津屋崎に車で来てよかったなあと思う。

古橋さん、ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:57Comments(0)イベント

2018年06月21日

「サードプレイス」とは、「目的外使用」ができる場所のこと

昨日は、奥出雲の「かがりや」
でのトークイベントでした。

その前に立ち寄った「さくら文庫」。
場を提供している上田さんに
話を伺う。

この場所は昼寝のための場所だと。
だから本を厳選してあります。
でも、私は読んだことがありません。

この本棚には、
つまらない本は置いてありません。
かといって読む必要はありません。

昼寝をするためには、
どんな本が並んでいたらいいのか。
そんな風に本が並んでいる。
つまり、本が「家具化」している。

そんなライブラリー。

鍵もかかっておらず、
自由につかってほしいのだという。

電気は通ってないので、
暗くなったらお帰りください。

そうそう、ここは「昼寝」をするための場所なのだから。

さくら文庫の正式名称は
「午睡亭 さくら文庫」
そう、昼寝をするためのライブラリー。

夜のトークセッション。
本を誰に届けたいのか?
ハックツとは何か?
っていう話。

暗やみで本に出会う「偶然性」。
「偶然性」が開く心「オープンマインド」
そして、本を買った人のその後は気にならないという
「機会提供の美学」。
最近キーワードの「予測不可能性」

そして、目的多様性、あるいは目的外使用。

そうそう。
さくら文庫で本を読むのは、
「目的外使用」なわけです。
昼寝のためのライブラリーだから。(笑)

そんな場所が増えたらいいのに。

っていうか。
「サードプレイス」ってそういうことができる場所のことじゃないか?
っていま思った。

つながった。

「サードプレイス」とは、「目的外使用」ができる場所のことではないか。
その目的外がたくさんあればあるほど、居心地のよい場所になるのではないか。
居心地のよさは「目的多様性」から来るのではないか。

海士町中央図書館って、だからいいんじゃないか。



「何かつらいことがあった時、よくこの図書館に行って、癒されていた。」
と、元海士町民の友人に聞いた。

それって、図書館だからいいんだなって。
離島のような閉鎖空間では、
「ひとりになれる場所」が少ない。

何か壁にぶつかったとき。
スナックでヤケ酒することができない。
真っ暗な海に向かって、叫ぶことができない。(あ、これはできるか)

図書館に行く。
そこでは、多様な本が迎えてくれる。
本も人も多様でいいのだ、ってメッセージを発しながら。

そして誰も「癒されに来た」とは思われない。
「図書館で本を読みに来たのだ」と周りには見せておく。

そんな空間があること。
海士町中央図書館があることで、
どれだけの人が救われているだろうか、と思った。

僕は、佐賀県武雄市の武雄市図書館の雰囲気が好きだ。
あそこは日本最高のスタバだと思っている。

「スタバのついた図書館」ではなく、
「図書館のついたスタバ」だ。

アリーナ席(僕は読んでいる)に
コーヒーを片手に座れば、
見下ろした下には、
左から絵本を読み聞かせている親子、
図書館の本を選んでいる人、
蔦屋の雑誌コーナーで立ち読みしている人、
スターバックスで友人と談笑している人、
DVDコーナーを探している人

そして後ろを振り返れば、
たくさんの高校生が勉強をしている。
その「目的多様性」に、
僕は居心地の良さを感じるのだ。

エンターテイメントの本質は「予測不可能性」であり、
居心地の良さの本質は「目的多様性」である。

そしてサードプレイスとは、
それらを2つとも満たす「場」なのかもしれない。

かつて本屋は、そして図書館は、いや喫茶店だって、
「目的多様性」や「(本来の)目的外の使用」、
そして何が起こるかわからない、誰に出会うかわからない
という「予測不可能性」が

が「場の魅力」と「居心地の良さ」を作ってきたのではないか。

「ツルハシブックス」や「ハックツ」とは、
それをラディカルに表現した場だったのではないか。

なんだか。
見えてきましたね。

島根のみなさん、ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:50Comments(0)学び

2018年06月20日

「本を届ける」ということ

福岡・津屋崎を目指して西へ向かっています。
今朝は隠岐・海士町でむかえています。


七類港から「フェリーくにが」に乗ります。


約3時間の旅を終えると、隠岐・海士町です。


海士町といえば、「ないものはない」です。


今回僕を誘ってくれたのは浅井さんです。


夜は自ら魚をさばいて、お寿司を握ってくれました!


「めぐりの環」のまかないランチを食べ、阿部さんに再会。




学習センターにもお邪魔しました。
澤さん、ありがとうございます。
「予測不可能性」について少しばかりお話しました。
島前高校の高校生がたくさん勉強してました。

今回、一番ビックリしたのは、海士町中央図書館。
休館日に入れてもらいました。


カフェコーナーが充実!
50円~100円でなんでも飲めます!


そしてカウンター席!


こんな感じです。

超素敵ブックカフェ(しかも図書館)が海士町にありました。

司書の磯谷さんに話を聞いていると、
とってもワクワクしました。

カウンターの横には、
「もう1冊いかがですか?」コーナーがあり、
最近気になる出来事に関連した本が並んでいます。


本のセレクトもめちゃめちゃ素敵で、
いままさに素敵本屋さんに新刊で並んでいるような
本が、未貸出しのままで(笑)、すぐに読めるなんて!

なんていうか。
僕、この隣に本屋だしたいなと思いました。
こんなに本が買いたくなった図書館は初めてです。

「本を届ける」っていうこと。

そんなことをあらためて考えさせられた。

6月15日。
今回の旅の初日に、
富山県射水市の小杉駅の近くにある
「ひらすま書房」にお邪魔しました。





旧郵便局をそのまま使った店舗にシビれました。
僕もお店をやるなら、郵便局跡にやろうと思いました。

6月18日。
本屋の聖地、鳥取市・定有堂書店。
奈良さんにお会いして、お話を聞くことができました。





「これからは音楽を選ぶように、本を選ぶようになる。」
と思いました。

というか、小さい書店の価値は、
「音楽を聴いているかのように棚を見て、レコードを買うかのように、本を手に取る」
ということなのだろうと、実感しました。

本屋も、図書館も、そのミッションは、
「本を届ける」ということです。

定有堂書店の奈良さんは元郵便局員で、
こんな話を聞かせてくれました。

郵便事業っていうのは、運送業ではなくて
逓送業なんだって。

てい‐そう【逓送】とは、
[名](スル)
1 通信や荷物などを人の手から手へ順送りにすること。順送り。「物資を逓送する」
2 宿場などを次々に経由して送ること。
3 郵送すること。
「終に書を―するの意なし」〈織田訳・花柳春話〉

という意味なのだ、と。
つまり、「手紙をつないでいく、リレーする」
ということ。

それって本に似ているって思った。
僕がサンクチュアリ出版の営業をしているとき。
初めて編集会議に出て、編集のヨウヘイが
このフォントにした理由を説明していたとき、
電流が走るような衝撃があった。

駅伝なんだ!って思った。

本は思いを
著者から編集者へ
編集者から営業へ
営業から書店員へ
書店員から読者へ
リレーしていく。
営業とはその第3走者を走ることなのだ、と。

「本を届ける」ということ。
それはとっても素敵な仕事だなあと
あらためて強く思った。

そして、海士町中央図書館のような空間づくりが
「本を届ける」ということに、大きく影響するのだなあと。

全身で、五感を発動させて、
空間を味わいながら、本を手にとる。
そんなことが生まれる場。

そんな場を、僕もつくりたいと強く思った。

「本を届ける」場、僕もつくります。
ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:23Comments(0)

2018年06月11日

「価値」は見つけるのではなく、磨くもの

大学生向け新潟・中山間地の暮らし体験プログラム
「にいがたイナカレッジ」の説明会2DAYSに行ってきました。
(「インターン」って言葉を使わないで、なんて言ったらいいのか)

結論から言うと、
井上有紀さんと一緒に何かやるのは楽しいな、と。
あらためて思いました。

6月8日(金)は初めての試みの「イナカレッジバー@浅草」でした。






6月10日(日)は、高田馬場10°カフェで説明会。






8日は新潟コシヒカリ付きでした。
こういう説明会あってもいいなと。
定期的にやったらいいなと思いました。

今週は、
5日に「他者評価の檻から自分を脱出させる方法@茨城大学前」
6日に「若松ミライ会議@日立・コクリエ」
7日に「かえるライブラリーキカクカイギ@湯島・ヨソラ」
8日に「イナカレッジバー@浅草」
9日に「グリーンバードリーダー会議@代官山」
10日に「イナカレッジ説明会@高田馬場」でした。

1週間を通して、
「価値」について考えました。

音楽性の違い(18.6.6)
http://hero.niiblo.jp/e487534.html

「価値観の多様化」ではなくて「価値」そのものが流動化している(18.6.8)
http://hero.niiblo.jp/e487544.html

「評価」と「承認」と「共感」と「表現」
みたいなキーワード。

「自由」と引き換えに
「自分」(アイデンティティ)を失った。

で。
昨日。

「にいがたイナカレッジ」を
「インターン」という言葉じゃなくどう表現するか?
みたいな話から始まった。

イナカレッジと通常の企業インターンでは、
「価値」基準が異なるのだから、
「インターン」という同じ言葉で表現しては、
届かないのではないか。

昨日の参加者では
「東京以外の場所で暮らしたい」とか
そういうニーズがあることが分かった。

僕は、「評価」と「承認」の話をして、
「価値」について話していたのだけど。

自分にとっての「価値」は自分で決めること。
それが「価値観」であり、
他者評価の檻から脱出するには
そのコンパスを手に入れるしかない。

だから、価値の異なる場、というか、
価値が明確ではない場所に自分を置いて、
「価値」について感じ、考えることが大切。

田舎に行っても、1,2週間程度では、
「お客さん」だからもてなされてしまう

ってある大学生が言っていたけど、
ああ、そうなんだな。
もてなされていては、
そこに「暮らし」はあるようでないのだなと。

金曜日にイナカレッジのプロデューサー、阿部巧さんが
言っていた言葉を思い出した。

「コンサルは立場を固定する。その立場の落差がお金になっているからだ。
でもイナカレッジの大学生は、
何者かわからないあいまいな状態でムラに入っていき生活を共にする。
そうすると大学生なのか地元の人なのか、
よく分からなくなってくる。そこからしか生まれてこないものがある。」

「価値」とはいったい何だろうか?
という問いが詰まっている。

立場の違い、知識、技術の差異によって
ビジネスを生み出すことが価値だろうか?
「先生、このムラはどうしたらいいのでしょうか?」
と教えを乞い、その通りにやってみるのが価値なのだろうか?

イナカレッジの「価値」は
地域の人と一緒に何かをつくっていくこと。
そもそもの「価値」を考え、その「価値」を生み出していくこと。

そういう関係性からくる学びが、
地域にとっても大学生にとっても価値ある学びになるのではないか、
と思う。

「4週間というプログラム期間が長い」
と多忙な大学生には言われる。

そういえば、2年前、
コメタクから大学に復帰した井上有紀さんも
イナカレッジプログラム@川口・木沢に参画した。
彼女こそ、典型的な多忙な大学生だっただろう。

そんな彼女が昨日言っていたこと。

おばあちゃんは今日もダイコンの種をいつ播くかって話をしていた。
昨日もそんな話をしていたのに。

そんな中に、「豊かさ」があるんじゃないか、
って感じられるようになるのは、2週間くらい経ってからだという。

田舎の「暮らし」と一体化する。
五感を開放し、体を使って感じる。

その先に、見えてくる「価値」があるのではないか。

他者評価の檻から脱出するために、
自分なりの「価値」を持つこと。
それはすぐには言葉にならないかもしれない。

でも、新潟の山奥で、
五感を開放し、まずは感じること。
それを受け止めること。
ふりかえること。

その繰り返しによって、
「価値」に気づく。

その価値は、発見するものではないのかもしれないと
昨日の参加者の大学生の話を聞いていて思った。

「価値」は磨くものなのかもしれない、と。

自分の中にすでにある「価値」を磨いていくこと。
そのためには、五感を解き放つ必要があって、
そして、暮らしの中にある「価値」を感じながら、
自分なりに考えていくこと。

その先に、人生があるのではないか。

だから、4週間のイナカレッジプログラムが
大学生でやっておいたほうがいいのかもしれない。

「異文化」に飛び込む。
「異」とは、「価値」が異なるということ。
そして地域と共に「価値」をつくっていくこと。

海外旅行1か月バックパックに
匹敵するような何かがそこにあるような気がします。

その「何か」はあなたが見つけてください。
自分の中にある「価値」を磨いてください。

イナカレッジプログラム2018年夏、
エントリーをお待ちしています。

https://inacollege.jp/  

Posted by ニシダタクジ at 10:24Comments(0)学び

2018年06月08日

「価値観の多様化」ではなくて「価値」そのものが流動化している











話題のスポット、墨田区「喫茶ランドリー」に行ってきました。
洗濯しながら時間を過ごすところ。
パソコンいじっている人多かった。
ジンジャーエール400円。場所代って感じで潔い。
おかわりは200円。
この400円をどう捉えるか?

「価値は何か?」
という問い。

かつてドラッカーは、
経営者への5つの質問として、

1 ミッションは何か
2 顧客は誰か
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か
と挙げた。

一方近代工業社会は、徹底した「効率化」を求めた。
「効率化」こそが利潤の源泉だった。
だから、従業員レベルには、「なるべく考えないこと」が推奨された。

上記の質問であれば、
4と5に集中することで「効率化」された。

ところがいま、工業社会が成熟し、
もはや「効率化」では価値が生めなくなった。

就職活動においても、
「自分で考え、行動できる人」が求められるようになった。
「価値観の多様化」と叫ばれるようになった。

水曜日、毎月恒例の若松ミライ会議。
「価値」について大学生と話していた。

最後の感想で出てきたこと。
・今まで学ぶ立場だったのが家庭教師して教える立場に
なると、自分の「価値」が変わる
・今までと違うコミュニティに「越境」すると、
自らの「価値」が変わる

そうか!
って衝撃が走った。

「価値観の多様化」ではなくて、「価値」が流動化しているんだなって。
いや、そもそも、「価値」とは流動的なものだったんだなって。

それを、国家が、為政者が、システムが、
「価値の固定化」を行ったのだ。
「富国強兵」「経済成長」の名の下に。

テレビや新聞などのマスメディアは
「価値の固定化装置」として機能した。

「欧米に、追いつけ、追い越せ。」
「ほしがりません。勝つまでは。」
みたいな。
「価値」を固定化し、目標を共有しないことには、
戦争や経済戦争で一丸となって戦えない。

学校もそうだ。
固定化された「価値」に見合う人材を輩出することが
学校の使命だった。

ところが、価値は本来流動していて、
固定化されてきた「価値」、
つまり、「情報処理能力が高いほうがいい」
という「価値」が揺らいできた。
(「イノベーション」を起こすには?のような問いが出てきた)

「イノベーション人材を教育で生み出せるのか?」
というジレンマがある。

「イノベーション」とは、
既存の枠組みではない「価値」を創出すること
だとしたら、

「イノベーションが価値である」という共通認識のもとに
開発されたプログラムからは、
イノベーション人材は輩出しえない。
という矛盾につき当たるのではないかと思う。

そして、
「就活」の違和感の源泉がそこにもあるのだろうと思う。

固定化された価値を「強化」するための学校システムから、
価値が流動化しつつある経済社会システムへの移行が、
ジレンマに満ちているのではないかと思う。

価値は流動化している。
いや、価値は本来、流動的なものなのだ。

それを体感できる場に身を置くこと。

学校社会だけじゃなくて、地域社会。
東京だけじゃなくて、地方。
日本だけじゃなくて、世界。

流動化する「価値」の中で、
自分自身の価値を考え、問いかけ、仮説を立て、
実践してみること。
そして、自分で「価値」を感じること。
その繰り返ししかない。

それは団体やチームでも同じだ。

設立の時に設定した「価値」
今年の団体・チームにとっての「価値」で
あるかどうかは分からない。
確認しなければならない。

それは社会によっても、
そこに集うメンバーによっても変わる。
いや、ひとつひとつの事業、もっと言えばイベントによっても変わる。
だから、それを確認しなきゃいけないんだよ。

この事業の「価値」は何なのか?「顧客」は誰なのか?
そんな問いがあるミーティングをしないといけない。

このイベントの集客目標は200名です。
マッチング目標は30名です。
そのためには、まずリストを2000名分集めます。
アプローチは、メールが何通で、SNSは毎日更新します。

みたいなミーティングだけをやっていないだろうか。

流動化する「価値」をつかむため、
ひとりひとりが感じている「価値」を共有すること。
事業によって生み出された「価値」を認識すること。

「仕事」はいつも、その先にあるのではないか、と僕は思う。

「価値」を考え続け、その「価値」を生み出すために
プロジェクトをつくり、自らの「価値観」を
プロジェクトやチームメイトとの関係性の中から
流動的に形成していくこと。

たぶん、これが必要になってくるのだろうな。
そういうミーティングをつくっていくような仕事したいなと思った。

大学生が「やりたいことがわからない」と悩むのは、なぜだろう?

それは、「自分のやりたいことを決める」ということは
自分の「価値」をいったん固定するということとイコールだから、
価値が流動化する社会において、それをやっていいのだろうか?
と不安になるからではないだろうか。

「価値」は常に流動している。
その「やりたいこと」は仮決定に過ぎないのだ。

「価値」を決めすぎず、「行動」を決める。
「行動」しながら、「価値」を問い続ける。
「やりたいこと」は仮説にすぎない。

そんな感じで進んでいけばいいのではないかなと思いました。

若松ミライ会議、僕のほうが学びになっています。
ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 08:31Comments(0)学び

2018年06月06日

音楽性の違い

「他者評価の檻から自分を脱出させる方法」@茨大前


なんか、やっぱり
タイトルが刺さる人には刺さるみたいですね。

要点から行くと、
~~~ここからメモ

・「評価」じゃなく「承認」が必要なんじゃないか。
・「親和的承認」⇒「集団的承認」⇒「一般的承認」のステップのうち
「親和的承認」、つまり存在承認の機会があまりにも減っている。
・「家族」「地域」の役割が低下したことが大きい

・職業的自由や地域的自由が少ないとき、
「承認」の機会は逆に大きくなる。
・本当に必要なのは「承認」なのではないか。
・「学校教育」は「承認」欲求を「評価」欲求にすり替える装置で
戦争と経済戦争での成功体験がある。

・「評価」は他者によって与えられ、見えやすいが、
「承認」は(特に親和的承認)は自分自身が感じるしかないから見えづらい。

・「音楽性の違い」。目指すべき音楽が違う。
・「チューニング」ではなく「音合わせ」。
・オーケストラを吹きたい人がいれば、
それを吹けばいい。ジャズを吹きたいなら吹けばいい。

・かつて会社は、ひとつのオーケストラのようだった。
目指すべき音楽があり、信頼する指揮者の元、
それぞれが自分のパートを全うし、ひとつの音楽を作り出していた。
「作品」と呼べるようなプロダクトやサービスがそこにはあった。
オーケストラの目指したい音楽が無くなり、
あるいはその音楽の共有が難しくなったのに、
「仕事だから」という理由で楽器を弾き、
吹き続ける奏者に「美しさ」はあるだろうか、それは「芸術家」と呼べるのか。

・俺はジャズで観客と一緒に音楽をつくりたい。
俺はロックでもっと深いところを世の中に問いかけたい。
だから、このオーケストラは抜けるぜ。
そんな感じで会社やめてるんじゃないかな。

・大きいホールで何十人ものチームメイトと何千人の観客と空間を共有し、
一体化したオーケストラの一員になりたい音楽家もいれば、
小さなカフェで3人の奏者とジャズを奏でたい音楽家もいる。

~~~ここまでメモ

こんな感じ。
「音楽性の違い」。

これ、めっちゃいいキーワードだなと。
若い人の気持ちを代弁している気がする。

会社って、そういうところだったんだ。
大きい会社はオーケストラを。
小さい会社はジャズを。

お客さんに届ける。
そういう仕事をしていたんじゃないか。
「芸術家」が「生活のために」音楽を奏でるようになっていいのか?
そんな問い。

それと、
「承認」の関係についてあらためて考えさせられた。  

Posted by ニシダタクジ at 11:51Comments(0)学び

2018年06月01日

19歳のための本屋

2011年7月にツルハシブックスの地下1Fで
始まった「地下古本コーナーHAKKUTSU」。
入場できるのは29歳以下だった。

20代のうちに行っておかなければ、
って遠くから人が来た。

でも、テレビを見た人の声の中には
「企画は面白いけど、本はイマイチ」
っていうのもあった。

たしかに、29歳以下の若者へって言われると、
自分が新入社員の時に読んでいたビジネス自己啓発書とか
贈りたくなる気持ちはわかる。

サンクチュアリ出版の金子さん、
トーハンの水井さんに声をかけられ、
ブックスタマの加藤社長に出会い、
東京で、「暗やみ本屋ハックツ」を立ち上げることになったとき。

新潟と同じように29歳以下にするか、
10代、つまり19歳以下に限定するか、
議論が分かれた。

10代限定にしたら、近隣の人しか入場できない。
一番フットワークの軽い20代を切ることになるからだ。
僕は最後まで、10代限定をゆずらず、
2015年9月に「10代限定の古本屋 暗やみ本屋ハックツ」が誕生した。

10代の集客は困難を極めた。
まず、東京の高校生はチラシをもらってくれない。

差し出したチラシを華麗にスルーしている。
耳にはイヤホン刺さっているし。

無視され続けても、
金子さんはチラシを配っていた。
熱い。

そのオープン記念イベントを、
東京だけじゃなくて、岡山と福岡でも
やったのだけど。
その時に出てきたコンセプトが「手紙」だった。

「暗やみ本屋ハックツ」は手紙。
本を通して「手紙」を届ける
そういう本屋なんだって思った。

いま、フリーになって、
あらためて。
誰に「手紙」を届けたいのか?
って考える。

2002年にNPOを立ち上げた時の
僕の顧客は15歳だった。

2年前の元日、
植松さんの本を読んで、
20歳に届けたいと思った。

http://hero.niiblo.jp/e475845.html
やったことがないことをやりたがる人(16.1.1)

ちなみに「つながる米屋コメタク」は、19歳に、ってなっている。
https://faavo.jp/niigata/project/1381

そして昨日のブログ。
http://hero.niiblo.jp/e487501.html
「やりたいことがわからない」と「自分に自信がない」(18.5.31)

これを届けるには。
「19歳のための本屋」っていうのはありかもしれない。
別に本屋でなくてもいいのだけど。
米も売りたいし。
そういうコンセプトで本を選んでみるのもいいなと。

選書のテーマは「自由」。
ちょっと大げさだけど、人が本を読むのは
そこに自由があるから。

自動車学校とコラボした商品とか作りたいなと。
自動車学校期間中に読む本をセレクトするとか。
そういうやつ、やります。  

Posted by ニシダタクジ at 10:03Comments(0)アイデア