プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2017年10月20日

活動そのものより振り返り

地域活動そのものにも、
インターンシップそのものにも、
たいした価値はない。

それを「経験」と呼べるのは、
振り返りをしているからだと思う。

ふりかえりという「自己評価」
ができて初めて、それが学びになる。

そして自己評価によってのみ、
「自信」が生まれる。

http://hero.niiblo.jp/e485809.html
「ふりかえり」と「自己評価」(2017.9.12)

僕が本屋をやったのは、
昨日も書いたけど、「機会提供」のためだった。

作品的に言えば、「偶然」だった。
https://www.youtube.com/watch?v=bYq8iDb_ei4
(2015.12.10)

バスケ部を辞めたばかりの中学2年生に、
「屋台をやってみない?」と誘い、
本屋の中でお菓子屋さんをやってもらった。

就活どうしよう?って悩みはじめていた大学生に、
新潟の社長、面白い人ばかりだよ、って
「夜景企画会議」に誘ったりした。

それぞれ、僕は機会を提供していたのだけど、
「ふりかえり」をやっていただろうか。

僕が「ふりかえりの文化」を身につけたのは、
2007年にインターンシップ事業を一緒に立ち上げた
ナカムラさんのおかげだ。

あの、執拗なほどの(笑)
「西田さん、ふりかえりしましょう」
によって、身体的に身についたのだった。
(打ち上げの飲み会の後とかはマジかんべんしてくれって思ってた。)

10年経って、
ようやくその偉大さがわかる。
「ふりかえりの文化」の大切さがわかる。

「機会提供」と「ふりかえり」
そうやって「学び」をドライブしていく。
「学び」がドライブするから、本を読む。
行動したくなる。

そういう個人としての学びのスパイラルと、
チームとしての学びあいのトライブをつくっていくのだろうと思う。

トライブについては、こちら。
http://hero.niiblo.jp/e485916.html
(2017.9.29)

うんうん。
そのベースキャンプになるような本屋さんが
必要ですね。  

Posted by ニシダタクジ at 07:53Comments(0)学び

2017年10月19日

「機会提供」をする「アンサングヒーロー」

本屋さんってなんだろう?
本屋さんの顧客は誰なんだろう?
顧客にとっての価値はなんだろう?
そんな根源的な問い。

地下古本コーナーHAKKUTSUがブレイクして、
取材を受けていて、いちばん困った質問は

「ハックツした若者にどうなってほしいですか?」
って聞かれること。

いや、別に、、、
みたいな。エリカ様みたいになってた。

僕の役割は
「本を売った瞬間」に完結しているのだ。

その人が本を読んだことで、どうなるのか?
はあまり興味がない。

ほんと、そうなんだ。
無責任だと言われようがそうなんだよね。

そんな、「機会提供」だけをしていきたい。
それは、「学校」や「教育」には不可能だからだ。

なにか大いなる「目的」のために、
いまを生きなければならない。
プロダクトを提供しなければいけない。

そんなこと、ないんじゃないかと。

機会を提供する、ということ。
それはそれだけで価値があるのではないか。

この前の居心地のいいカフェの話でもあったけど、
目的のない「余白」時間という機会を提供する、っていうのが
カフェの役割なのではないか。

そっか。
人は「目的のない」何かを必要としているのではないか。

もともと「本屋」ってそういう場所だったんじゃないかな。
「なんか面白いことないかなあ」って。
目的のない何か。
そういうのを欲しているんだな、きっと。

そこでなんらかの本に出会う。
人生が変わるほどの衝撃を受ける。

その時に、
本屋に感謝する人もたまにいるだろうけど、
ほとんどは、本そのもの、著者だったりに
感謝するだろう。
(僕は、甲府の春光堂さんにずいぶん助けられています。)

そんな「偶然」の「機会」を提供する
歌われざる英雄「アンサング・ヒーロー」
それが本屋さんなんだと思います。

センジュ出版の吉満さんと話したことを思い出したのでシェア。
http://hero.niiblo.jp/e476010.html
(2016.1.7 「本」というささやかな祈り)  

Posted by ニシダタクジ at 07:54Comments(0)日記

2017年10月17日

現代美術家ポートフォリオ

現代美術家・ニシダタクジ
ポートフォリオ
っていうのを書いてみようと。

自分のプロフィールを
芸術家っぽく書いてみるっていうこと。
これは楽しそうなのでやってみようかな。

ニシダタクジ 現代美術家/余白デザイナー 
ジャンル リレーショナル・アート

本名:西田卓司。
1974年千葉県袖ヶ浦市出身。
1994年新潟大学農学部入学。
2000年新潟大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了。

作品1 まきどき村(1999~現在)(新潟・巻)
1999年畑のある公園「まきどき村」を企画・立案

「豊かさ」とは何か?という問いを投げかけながら、
自然・地域・他者と
農作業・食を通じたコミュニケーションを生み出す活動。

毎週日曜日には、早朝6時に集合して
農作業の後に参加者で朝食をつくって食べる
「人生最高の朝ごはん」を開催。

2004年からは拠点をかやぶきの家「旧庄屋佐藤家」に移し、
囲炉裏を囲んで釜炊きご飯を食べるスタイルに。
(~2017年現在も継続中)


作品2 ツルハシブックス(2011~2016)(新潟・内野)
2011年「ジブン発掘本屋 ツルハシブックス」を開業。
本を通じた、本と人、人と人とのコミュニケーションを生み出す。
テーマは「偶然」


作品3 地下古本コーナー「HAKKUTSU」(2011~2016)(新潟・内野)
地域の大人が「若者に読んでほしい本」をメッセージと共に寄贈し、
それを29歳以下の若者が懐中電灯で見つけ、購入できる古本屋。
テーマは「手紙」


作品4 天空HAKKUTSU(2015 長野・松本)
ブックカフェ「栞日」の4Fで、メッセージのついたブックカバーを
天井からぶら下げた古本屋。
(主催:ブックカフェ栞日)


作品5 暗やみ本屋ハックツ(2015~ 東京・上石神井)
「10代に贈りたい本」を地域の大人から寄贈してもらい、
ブックスタマ上石神井店内に10代だけが入店できる古本屋
「暗やみ本屋ハックツ」を毎月1度出現させるプロジェクト


作品6 あなたが未来に託す思い展(2016 神奈川・茅ヶ崎)
10代に本を通じて、思いを託す、
そんな1冊を茅ヶ崎在住の職業人56名から集めて
茅ヶ崎市美術館のエントランスホールに展示。
(主催:REVENDEL、NPO法人ツルハシブックス、公益財団法人茅ヶ崎文化・スポーツ振興財団)


作品7 「暗やみ本屋ハックツ」@高校生ウィーク(2016 茨城・水戸)
「10代に贈りたい本」を市民から公募し、
暗やみで発掘するプロジェクト


作品8 カリカリブックス(仮) (2016~ 長野・伊那)
伊那市の商店街に高校生が集まる古本屋をつくるプロジェクト


作品9 19歳本で感じる「これから」(2017 茨城・水戸)
大学生実行委員会が、19歳に贈りたい本をテーマに本を集め、
成人式に合わせて展示するプロジェクト


作品10 こめつぶ本屋(2017~ 大阪・千林)
京かい道商店街の米屋さんのガレージに
10代限定の本屋「暗やみ本屋ハックツ」を含めた
屋台を出現させるプロジェクト


作品11 屋台のある本屋「新城劇場」(2017~ 神奈川・武蔵新城)
JR武蔵新城駅前の空き店舗を屋台のある本屋として
運営するプロジェクト。常設の「暗やみ本屋ハックツ」も設置。


と、こんな感じ。
めっちゃやってるな。
もうちょっと整理して、プロフィールつくります。  

Posted by ニシダタクジ at 09:32Comments(0)足跡

2017年10月16日

whyから始める

「アップルはwhyから始まっている。」

県北ビジネス創出支援事業@大子町
の2日目。

ビジネスプランを膨らませるワークを
行った。

今回の手法はプロアクションカフェ。
https://www.ourfutures.net/session_methods/proactioncafe
(ちなみにこのサイト、めちゃエッセンス詰まってる)

~~~以下メモ

アイデアに価値はない。
アクションあるのみ。
ファーストペンギンになれ。

1 想いの深掘り
2 課題の提案
3 次の一歩

プロアクションカフェ=
ワールドカフェ+オープンスペーステクノロジー

提案者は種を蒔く人。花を咲かせる人。
支援者はミツバチ。質の高い質問をする。

ROUND1 想いの深掘り
・想いを持つにいたった背景は?
・本当に大切なことは?
・その人のやりたいことの深い意味合いは?
・根っこの想いはなんだろう。

数分間の休憩時に提案者は整理する。ココがポイント。

ROUND2 課題の探索
・想いを実現する上で不足していることは?
・目に見えない壁はどこにあるんだろう?
・やりたいことを実現するためにどんな手助けが必要だろうか?
・聞き役が助けられることは何かないだろうか?

ROUND3 次の一歩
・次の一歩は何ですか?
・何があると追い風になるか?
・やりたいことに近づくのに最初の一歩は何がふさわしいだろうか。
・どんな最初の一歩が周囲の共感を得て応援したいと思ってもらえるものになるだろうか。

タイトル(24文字以内)
なぜ?why
何を?what
誰に?who
どこで?where
どのように?how
いつ?when
いくらで?how much

なぜ、なぜ?が大事なんだろう?
→共感することが大切。

アップルはwhyから始まっている。
whyが共感を生む。
共感がお金を生む。
共感するのはストーリー、コト。

クラウドファンディングはテストマーケティング。
得られるものは、資金と顔の見える応援者、認知度。

伝わるために必要なこと。
顧客視点が大事。
相手の立場に立って考えてみること。

WHYから始まるクラウドファンディング
WHY
HOW
WHAT
の順につくる。

~~~以上メモ

なるほどな~。
って。
WHYに人は共感するんだなあと。

僕が思ったのは、
WHYの背景には
具体的な人(WHO)がいるんじゃないか
ってこと。

前日のワークでの
根っこの思い、種火
みたいなやつは、自分自身の経験
なのだろうけど、

そこに他者が存在している場合は、
その人がWHO、いわゆる顧客に
なる可能性が高い。

あるいは過去の自分自身が
顧客になるのかもしれない。

フローレンスの駒崎さんだって、
お母さんが電話で話していた知人の女性の
エピソードがきっかけになっているからね。

そこを明確にしたほうが
WHYの共感性が高まるんじゃないかなあと。

ということで、
僕も自分自身のWHYを掘らなきゃ、って。

今は、
18歳の他者評価依存の解消っていうのは
結構ミッションとして大きいなと。
そういう人に何人も出会っているし、

数年前までの、
「自信がない大学生」っていうのより、
クリアに顧客像が見えてきている。

他者評価の外に出てみる。
自己評価のピラミッドを確立する。

「やってみる」と同時並行して、
自分の中で「自己評価」のシステムを
作り上げること。

きっとこれを本屋がやらなきゃいけないのだろうなと
思いました。

まずは、whyから始めてみよう。  

Posted by ニシダタクジ at 07:57Comments(0)学び

2017年10月15日

ツルハシが掘るもの

茨城県が主催する
県北地域ビジネス創出支援事業
講座の第2回、大子町でのフィールドワークと
ワークショップ1日目。

大子町は
茨城県有数の観光地。

名勝・袋田の滝


をはじめ、温泉や名物の食べ物など、
たくさんの魅力に詰まったまち。

プログラムは、
常陸大子駅前のまち歩き
りんご園でのりんご狩り
ロケ地としても使われる旧上岡小学校
そして袋田の滝、と展開。

これでオープンになった参加者たちは
インタビューワークへ。
という流れになった。




印象に残ったのは
仲野りんご園
http://www.apple-nakano.com/index.html

仲野のオトウさんの
トークも実直で素晴らしい。

なんと、年間(といってもシーズンは9月~11月)
2000人ものりんご狩り客が来るのだという。
そしてそのほとんどがリピーター。
家族で毎年、来てくれるのだという。

役場の人が言うには、
りんご園それぞれにファンがついているのだという。

それって、リンゴ売ってないな、って思った。
また仲野さんに1年に一度会いたくて、来るんだろうな。

ということは、来る人同士で
仲良くなったらもっといいだろうな。

僕だったら、たとえば、
アップルパイづくり体験とかを企画して、
1500円とかで手摘み手作りアップルパイを
つくるとかいう企画したいかも、って思った。

そして、そんな企画を本屋がしてもいいんだなと。
そんなふうに考えていました。

夜、宿に帰ってから、
講師のコクリ!プロジェクト三田さんの講座とインタビューワーク。

これも学び多い時間となりました。

~~~ここからメモ

「種火」。
誰もが心の奥に持っている種火。
そこに気づいて、火を広げる。

ひとりひとりはgiftをもって生まれてくる。
ひとりひとりが本領発揮していく世の中をつくる。

1 ひとりひとりの可能性・ギフトを信じている。
2 境界を超えた共創によって世界に進化を。
3 100年後から見て、世界が変わったと言えるような社会実験を。

境界を超える。
越境する。

変革はS字カーブ。ある時から急激に変革は始まる。
ティッピングポイント。

コクリ!エコシステム
種火が生まれ続ける仕組み

ビジネスパートナーではなく、人としてつながる。
安心・安全な土壌で種火に気づき、育てる。
会う機会のない人に会えたという偶然性。
必ず実現するという思いをサポートする。

give&takeからgive&giveへ
協働から運命共同体へ
議題・課題からではなく人・想いから出発する。

1 根っこの思いを自覚する
2 境界を超えてつながる土壌
3 感性に従ってやってみる
安心・安全な土壌にワクワクの種火が蒔かれ、情熱と感性でやってみる。
3+1(ありたい未来という北極星)

関係の質モデル。
関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→

根っこの思いを確認するストーリーテリング。
自分とつながり、仲間とつながる。
自分の根っこに気づく。
相手の根っこに気づく。
インタビューワーク。
インタビュー役はレベル2の傾聴を。語り役はイメージを思い浮かべながら語る。

1 自分の住んでいるまちを好きだなと思った時。
2 人生で誇りに思うこと。本領発揮したシーン
3 根っこの想いは何か?

インタビューワークのゴールは、想いの源泉に触れる。
というか、掘り当てること。
そうすれば、温泉が湧いてくるように、やればやるほど力が出てくる。

インタビューワークは、源泉探し。
源泉は原点。源泉のほうがいいな。
いま、源泉掛け流し中です、とか。
熱すぎて少し水でうめてます、みたいな。

~~~ここまでメモ

なんか、思い出した。

ツルハシブックスの正式名称は、
「ジブン発掘本屋 ツルハシブックス」

発掘するジブンっていうのは、
きっとその「源泉」みたいなものなのだろうなって。

ツルハシブックスは、
コクリ!プロジェクトを、場として
実現しようとしているのかもしれないなって。

会えない人に会える偶然性。
想いの源泉に気づく本や人とのつながり。
とにかくやってみるための屋台。
それを支える安心空間。

そう言えば、いろんな人に、

「ジブン発掘」ってなんですか?
とか
ツルハシブックスのツルハシってなんですか?
とか
どうしてツルハシなんですか?
とか

よく聞かれたけど、
「まきどき村のときにツルハシで畑耕していたんです。
その原点を忘れないように。」

って言っていたんだけど、
言っている僕自身もよく分かってなかった。

6年半の時を超えて、今なら答えられる。

ツルハシブックスのツルハシは、
自分を掘る、仲間の心を掘るための道具です。
それは本であるかもしれないし、
本屋で出会った人かもしれない。

本屋で行われるワークショップかもしれないし、
本屋で出会った人に誘われた畑の場かもしれない。

自分の源泉に気づくこと。
仲間の源泉に気づくこと。
掘って、掘って、たどり着くこと。

掘り当てた源泉を、
ちゃんと温泉まで引いていくこと。

宿を整備すること。
無料の足湯をつくって、コミュニケーションすること。
客からフィードバックをもらい、改善していくこと。
客と一緒にいい宿をつくっていくこと。

これからの仕事づくりは、
そんな「温泉宿づくり」、になるのかもしれない。

まずは、その「源泉」を見つけよう。

そのためのツルハシ、売っています。
そのためのツルハシ、お貸しします。
そのためのツルハシ、一緒に作りませんか?

ツルハシブックスはそんな本屋です。  

Posted by ニシダタクジ at 08:06Comments(0)学び

2017年10月14日

リスペクトとパートナーシップ


「ラブ、ピース&カンパニー これからの仕事50の視点」(楠本修二郎 日経BP)

なんか、本質的。
チーム作りに関しても、とっても響くことがたくさんあった。

~~~ここから

僕たちはいつも仲間とカフェで遊び、カフェで学んで来ました。
今度はそこを仕事場にする。ならば、
「遊び=学び=仕事」が連動する会社。
それを目指そうと思ったのです。

普段の生活の中にこそ、可能性やアイデアが満ち溢れているのであり、
オンとオフを切り替える必要は本来ないと悟ったのです。

クリエイティブな環境を創ると、人のパワーは炸裂する。

1 相手との共通点を見つけたら、心から喜び合うこと。
2 相手が自分と違うと感じたら、そこをとことんrespectすること。

~~~ここまで

なるほどね。
ほんとそれだわ。

仕事を学びにし、遊びにする。
そんな感覚。

「パートナーシップ」(協働)
を考える上で、リスペクトは欠かせないなと、

そしてそれこそが、
クリエイティブの源泉なのだろうと。

パートナーシップを機能させるために、
リスペクトという基本姿勢が必要なのだろうなと思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:54Comments(0)

2017年10月12日

「共感」、「共有」、「共振」が起こる本屋


「ラブ、ピース&カンパニー これからの仕事50の視点」(楠本修二郎 日経BP)

心躍るビジネス書に出会いました。
WIRED CAFEなどを手掛ける「カフェ・カンパニー」の社長の本。

「ワイヤード」って
「ワイヤレス」に対応する言葉だったのだと
今さら気がつきました。
ワイヤードカフェ=つながるカフェってことですね。

そして、
この本がとっても素敵なのだけど、
一部だけご紹介。

P64の「13スタイルがコミュニティを創る」より。

~~~ここから抜粋して引用

「カフェのある風景を創ることで、
感性豊かなライフスタイルを創造し、
活き活きとしたコミュニティ型社会を実現する。」
これがカフェ・カンパニーの使命であり、存在意義でとして掲げています。

価値観や趣味性に感じ入ることで人が集まる
‐そこには「共感」があります。

それを相手と分かち合いたくなる
‐「共有」が起こります。

魂が震え、そこから新しいアクションが起こる。
‐これが「共振」です。

共感、共有、共振が生まれる舞台、
それがカフェだと僕は考えています。
コミュニティとは、人の生き様に魂が震えて、
初めて生まれるものです。

僕がライフスタイルという言葉を使うときは、
その人にとっての「生き様」「生き方」という
意味で使っています。
結果として、カフェは訪れた人の生き方に
大なり小なりの影響を及ぼしていきます。

今は、モノはモノとして売れません。モノがきっかけとなって、
人と人とがふれあい、何か共感が生まれたときにモノが売れる。
そういう時代になってきたと思います。

「売り場」から「買い場」へ、
「買い場」から「集い場」へ。
コミュニティ型消費ともいうことができるでしょう。

そしてそこには必ずスタイルへの共感があるのです。

style makes your community

これも、僕たちカフェ・カンパニーが
とても大切にしている言葉です。

スタイルなきところに共感は生まれず、
共感なきところにコミュニティは生まれません。
そして、そこから起こる共振、
魂の震えるアクションによってこそ、
新しい価値が生まれます。

~~~ここまで抜粋して引用

うわ~。
そうです、そうです。
そういう店をやりたいんです!

この4ページだけで、
この本を買う価値があるのではないかと。

共感、共有、共振。

それには頭で考えるだけじゃなくて、
心で感じないといけないのだなと。

スタイル=生き様、生き方。

バイブレーションが起こるような、
人生を生き、場をつくり、新しい価値とアクションを起こしていきたい。
それが、お店の使命です。

僕がやりたい本屋は、
実は機能としては、カフェなのだと思っていたけど。
http://hero.niiblo.jp/e208716.html
(2012.10.28)

それがより言語化されたように思います。

「共感」、「共有」、「共振」が起こる本屋。
そんなの、あなたも始めませんか。  

Posted by ニシダタクジ at 08:10Comments(0)

2017年10月11日

「承認欲求」と「他者評価」をイコールで結ばないこと

昨日書いた「他者評価」についてあらためて考える。

これは細かく言えば、
「世の中的に価値があるとされる他者からの評価」(たとえば、学校の先生)
ということになるだろう。
この場合、「他者」は経済的価値、単的に言えば「お金」だったりもする。

人が、学校化社会の中で
(※学校化社会についてはこちら http://hero.niiblo.jp/e484605.html )
「他者評価の檻」に入ってしまうのはなぜなのか。

おそらく、「承認欲求」であると思う。

アドラーは、その呪縛を
以下のように説明する。
(「嫌われる勇気」より http://hero.niiblo.jp/e438912.html )

・承認欲求は不自由を強いる
・他者からの承認を選ぶのか、承認なき自由を選ぶのか
・自由とは他者から嫌われることである
・幸せになる勇気には「嫌われる勇気」も含まれる

なるほど。
それが「嫌われる勇気」か。

だから、
他者評価の檻を脱出するためには、
まずは自らの「承認欲求」について、
存在を認めることが必要だ。

僕のおすすめは、
山竹伸二さんの「認められたいの正体」(講談社現代新書)
なのだけど、

「評価」ではなく「承認」を必要としている。
http://hero.niiblo.jp/e470668.html
(2015.7.16)

日本社会は、経済成長のため、
もっと具体的に言えば、家電や
生活必需品ではないものを売るために、
「個性化消費」というものを生み出した。

つまり、自分が自分らしくあるために、
消費をするということだ。

そうやって、
「承認欲求」を「他者評価欲求」へと
巧みに切り替えていったのではないか。

「承認」とは、
権威のある人から評価してもらう、
つまり「ほめてもらう」こととは異なる。

チームで何かやってみる。
ミーティングでチューニングを行い、個人の調子を確かめる。
プロジェクトの区切りで、チームメイトからフィードバックをもらう。

それは「承認」に満ちた場であるのかもしれない。

ビジネスの本質的には、
画一的な指標、あるいは「世の中的に価値のあるとされる人」
からの評価を求める必要などない。

ただ、顧客に対して、
価値を生み続けること。

それこそが仕事の意味であり、
そこには「承認」があるはずだ。

自分を評価する人を見るのではなく、
自分の顧客を見ること。話を聞くこと。
顧客にとっての価値は何か、考えること。
試してみること。実践すること。
やってみたあとで、フィードバックをもらうこと。

「承認欲求」と「他者評価」をイコールで結ばないこと。

「評価」がほしいのか、
「承認」がほしいのか、問いかけること。

「他者評価」の「他者」を
「顧客」や「チームメイト」に替えること。  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)日記

2017年10月10日

18歳を他者評価の檻から脱出させる

他者評価。

「近代」というシステムが
「効率化」のために生み出した
「評価」システム。

それは「学校」に根強く内包されている。

新潟大学の卒業生に話を聞いたのだけど、
18歳。
大学入学のとき。
劇的な変化が訪れるのだという。

突如として
「評価」してくれる「他者」を失うのだ。

高校まで、学校の先生や親の「求めるもの」を
察知して、それに「応えること」で
他者評価を獲得することに価値があると
思い込んでいたし、その社会に「適応」してきた。

結果、そこそこの偏差値の
地方国立大学に入学することができた。

そこで突如として
評価してくれる他者を失うのである。
不安になるだろうと思う。

特に大学受験で第1志望ではなかった場合は
敗北者として、他者評価を得られずに入学する。

そこで、不安になって、もっとレベル(偏差値)の高い
大学の大学院を受験しようとしたり、
TOEIC高得点や資格取得を目指したり、
公務員試験の勉強やハードなインターンをやったり、してしまう。
つまり、「他者評価を得られるような何か」をしてしまう。

しかし、18歳。大学1年生。ひとり暮らし。
それは「他者評価の檻」から脱出する大きなチャンスだ。

もしかしたらそれは「ラストチャンス」、かもしれない。

他者評価のピラミッドを内包した
自己評価のピラミッドに気づくこと。

「他者評価」は、
自分のミッション、自分の人生のための
部分的な価値にすぎないだと気づくこと。

そのためには、視野を広げること。
横ではなく、タテに、時空を超えて、広げること。

空から、地中から、未来から、過去から、
今の世の中を見てみること。

てっとり早いのは本を読むこと。(効率的です。笑)
そして、アクションすること。
旅に出ること、人に会うこと。

アルバイトすること。
インターンに行くこと。
就職すること。

すべては、
リベラルアーツ(人を自由にする学問=教養)
につながっている。

逆に言えば、
すべては、
リベラルアーツに過ぎないっていうこと。

「自由にする」ってどういうことかと思ったけど、
18歳の大学1年生にとっては、
「他者評価の檻を脱出する」自由、っていうことなんだと思う。

本を読む。
旅に出る。
人に会う。
インターンに行ってみる。
プロジェクトをやってみる。
就職してみる。

そして、ふりかえる。
自己評価する。
他者評価をもらうだけではなく、
自分なりの意味づけをつける。

やったこと。
考えたこと。
感じたこと/思ったこと。

この3つを重ねていく。
特に3つ目の「感じたこと/考えたこと」
ここを書くようにしていくこと。
それが檻からの脱出の力になる。

僕は、そんな本屋さんになろうと思う。
それは見た目「本屋さん」ではなないかもしれない。

「偶然性」を入り口にするために、
「本屋さん」というカタチにはこだわらない。

また、場所も、1か所ではなくて、
いろんな場所に同時に行っていき、
違う場所で出会った人たちが出会い、
学びあえるような、そんな空間をつくりたい。

そんなミッションのある本屋、やります。

18歳を他者評価の檻から脱出させる。

それは「させる」ものではなくて、
「自ら脱出する」ための、
ヘリコプターや潜水艦や、船づくりのための
材料や工具を貸し出すということなのだけど。

そして、
就職もリベラルアーツのひとつだという
価値観で就職に臨んでいけるような。
そんな「学び」をつくっていく。

人生は、
他者(就職した会社含む)との協働プロジェクトであり、
そこにあるのは「「パートナーシップ」であること。
そんな感覚を身に付けること。

「チューニング」と「ふりかえり」で
それを実現するような「場」を僕はつくります。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)学び

2017年10月05日

天職は、「たどりつく」もの


「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」(海老原嗣生 星海社新書)

昨日の夕方買って、
今朝の電車の中とひとり朝活で読了。
薄いけど、エッセンスは詰まっている。

クランボルツ博士の「計画された偶発性理論」。
「キャリアデザイン」と対比され、「キャリアドリフト」とも呼ばれる。

そんなクランボルツ理論の真髄を
雇用ジャーナリストの著者的に解読した1冊。

・好奇心
・持続性
・柔軟性
・楽観性
・柔軟性

というのがクランボルツ理論では大切にされているが、
それを

好奇心(面白い)→
冒険(やってみよう)→
楽観(大丈夫)→
持続(納得いくまで)→
柔軟(テングにならない)

という流れに並べなおす。
なるほど。

夢にはこだわりすぎない。
偶然をつかめば、いつでもまた見つかる。

それだけが
突出して語られる計画された偶発性理論だが、
それだけなら、夢で成功する人など出ないことになる。

そこで第二原則
「夢はけっこうかなう」というのが出てくる。

スタートラインにさえ立てば、2~3割の人は
成功する、というのをお笑い芸人をモデルに説明する。
これ、なかなかリアルで面白かった。
長く続いているお笑い芸人やミュージシャンは、
同級生なことが多い。なるほど。

で、どっちやねんってなると
第三原則、夢はしっかり消化しろ、消化して次にいけ。
つまり夢を「代謝」することだと。

バスケのスター選手だった
マイケルジョーダンが大リーグに
挑戦したことなどから、あげられている。

つまり、
夢を持ち、チャレンジし、それを代謝していれば、

いつのまにか、「かなう」夢に行き着く。

夢はかなえるものでも、
見つけるものでもなく、
見つかるもの。

なるほど。
そうだなあって。

僕もクランボルツ理論に出会ったときに思ったのは、
ホスピタルクラウンの大棟耕介さんの話。


病気で長期入院中の子どもに、クラウンをして、笑わせる。
それはクラウンを本業としている大棟さんの
もうひとつの顔だ。

大棟さんはもともと鉄道会社に就職していて、
そこからクラウンに転職するわけなのだけど。
まさにクランボルツ博士的にはキャリアドリフトを生きている。

そして、ホスピタルクラウン自体は、
子どものころになかなか目指せるものじゃない。
そしてそれはボランティア活動であって、
いわゆる仕事ではない。

でも、たくさんの子どもたちを笑顔にしているんだ、
大棟さんは。

天職は、目指すものじゃなくて、
たどりつくものなんだって思った。

夢はかなえるものでも
見つけるものでもなく
見つかるもの。

それと似ているなって思った。

「たどりつく」まで、旅をしてみよう。
そんな風に思った1冊でした。  

Posted by ニシダタクジ at 08:23Comments(0)

2017年10月04日

「問い」に出会うこと

「問い」に出会うこと。
それは「違和感」から始まるのかもしれない。

僕が最初に出会ったメッセージは
中学校2年生の時の瀬戸大橋開通の際の
大成建設のCM、「地図に残る仕事」だった。

高校3年生のとき。
図書館で鳥取大学遠山正英先生の
「沙漠緑化に生命を賭けて」を読んで、
これこそが僕の「地図に残る仕事」だと思い込んで
鳥取大学農学部を第一希望に。

1年浪人している最中に
GATTウルグアイラウンド交渉があって、
米の輸入のことで大揺れしていたとき。
「俺に任せろ」って受験したけど、
第一志望には受からず、米どころ新潟へ。

生きる意味を無くしてギャンブル依存症になったが
授業だけは皆勤賞。
友達がほとんどいなかったので
食事や飲み会に誘われず、

紀伊国屋書店新潟店に電車で行っては、
本を買って読んでいた。
本の影響で環境問題や微生物応用技術にハマり、
各種勉強会に出るようになった。

そして出会った一言。
「この微生物技術で、自動車の排ガスは環境を汚染しなくなる。」

えっ。
そういう問題?

感じた強烈な違和感。
環境問題ってそういう問題でしたっけ?
そうじゃないって思った。

環境問題をどのようにとらえるか。
これは人によってさまざまだろう。

僕はこの一言のおかげで、
より深く、哲学的に、そしてマクロに環境問題を
考えるようになった。
環境問題がもしチャンスだとしたら。

そんなときに僕は宮沢賢治の
「農民芸術概論綱要」に出会った。

われらは世界のまことの幸福を索ねよう
求道すでに道である

っていうやつ。
誰人もみな芸術家たる感受をなせ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html
なんだかとっても大きな問いをもらった。

そのときから僕のキーワードのひとつに
芸術、芸術家というのが加わった。

大学院のときには、
自分で書いたエッセイを印刷して、旅先で配っていた。

1998年10月に出したのが、
「I am here 芸術家の時代へ」
だった気がする。

いま思うと恥ずかしくなってしまうタイトルなのだけど、
そのときは大真面目だったなあ。

20年過ぎたいまでも、
その問いは胸に突き刺さる。

いかに生きるか?
そんな問いに出会うこと。

それこそが20代の宿題なのかもしれない。

つづく。  

Posted by ニシダタクジ at 08:32Comments(0)足跡

2017年10月03日

企業も、乗り物


「ゆめのはいたつにん」(教来石小織 センジュ出版)

この本を読んで、
夢は乗り物なのだって思った。

http://hero.niiblo.jp/e478586.html
「夢はのりもの」(2016.4.18)


「ミレニアル起業家の新モノづくり論」(仲暁子 光文社新書)

この本のラストに、
同じことが書いてあってびっくりした。

~~~以下引用

振り返ってみると、フェイスブックもツイッターもインスタグラムも
最初は大きな野望なんて持たずに、ノリで始まっている。
どれも世界をどう変えたいといった大志や理念などを掲げたりせず、
半径2mの不満を解決する、みたいなところが出発点だ。

この段階のスタートアップに、ビジョンとかミッション、バリューは不要で、
そんなことを紙に書いたり議論している時間があればさっさとコードを書いたほうがいい。

会社全体にミッションとバリューが行き渡っていると、
各メンバーが迷うことなく意思決定することができ、
コミュニケーションコストが下がる分だけ組織全体のスピードが上がる。

私たちの企業は「シゴトでココロオドル人をふやす」ための
ビークル(乗り物)であり手段であって、目的ではないからだ。

一世紀先に残る「思想」をつくりたい。

「仕事=つらい」というのは、産業革命以降に資本家と労働者という
関係性の中で生まれた1つの価値観であり、
すでに局所的には賞味期限切れになっている。

アンラーニング。
これまで常識だと刷り込まれて疑わないもの、
学習してしまったことを逆に捨てていくということだ。

~~~ここまで引用

なるほど~。
って。
企業も乗り物なんだって。

そして、乗り物になる前には、
まず、歩いてみること。
半径2m以内の誰かや自分自身のためにやってみること。

そこで、お客がいることが確信できたら、
企業という乗り物をつくる。
ミッションとバリューを定義する。

会社全体にミッションとバリューが行き渡っていれば、
ホウレンソウは要らない分、スピードが上がる。
結果、お客さんに届くサービスとなり、
ライバルに勝てることになる。

そんな共感できる「思想」を持った企業という
「のりもの」に乗り込むというのが就職である。

目的地にたどり着くために結んだパートナーシップ。

その先の景色(ビジョン)を見たいから、
ミッションに共感して、バリューを大切に生きていくために
一緒に乗り込むための乗り物。
それが企業なのでしょうね。  

Posted by ニシダタクジ at 08:15Comments(0)就職

2017年10月01日

「目的」を無くす、ズラす「場」の魅力



https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp/

フレディ・レック ウォッシュサロン トーキョー
東横線学芸大学駅から徒歩15分ほどのところにある
7月にオープンした
クリーニング・コインランドリー・カフェの複合タイプ
洗濯のグッズも売っている。

周りにおしゃれなカフェがたくさんあるので
純粋なカフェ利用はいなかったみたいですが、
逆に言えば、みんな洗濯してる途中にお茶してるんだね。

昨日の武蔵新城のミーティングで話した、
みんなにとっての居心地のいい場所のミーティング。

おもしろかったのが
「日記を書きたくなる場所」

いいね、それ。
どういうときに人は日記を書きたくなるのだろう。

「目的」がないとき。
カフェに行って、お茶を飲んだ瞬間。
その時間、目的がなくなる。

その時間が心地がいい。
なるほど。

定有堂書店の奈良さんが
言っていた「本屋の青空」は
それかなあと。

店に入って本棚を眺めていると、
どんな本を買いに来たか忘れてしまうような本屋。
気が付くと、目的以外の本を買ってしまったような、
そんな空間。

目的を無くしたり、ズラしたり。
そういう空間、場がいいのかもしれない。

それが「余白」ってことなのかもしれない。
冒頭のウォッシュサロンも
洗濯機に洗濯物を投入した瞬間。
60分という空白の時間ができる。

その時間をどう過ごすのか?

その余白、余裕に、生まれてくる何かを
大切にするような場が求められているのかも。

いい仮説、できました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:52Comments(0)日記

2017年09月29日

就活を再定義する


「ミレニアル起業家の新モノづくり論」(仲暁子 光文社新書)

盛岡さわや書店で購入したうちの1冊。
ビジネスSNS「Wantedly」の設立者。

「コミュニティ」とはまた少し違う「トライブ」
という言葉を「共同体」のニュアンスで
つかっている。

これには、
ラーメン好き、や
iphoneユーザーみたいな
ものも含まれる。
もちろん複数のトライブに同時に属することができる。

佐々木俊尚さんのいう、「レイヤー」にも近い概念。

まだ読み途中だけど、エッセンスだけ引用

ここで言う「ミレニアル世代」とは、
1982年前後生まれの2000年に18歳だった
人たちのことを言っている。

~~~ここから引用

ミレニアル世代はスペックを消費しない。
では何を消費するのか?思想を、ストーリーを、whyを消費する。

トライブとはストーリーであり、美学であり、
ビジョンやバリューとも言い換えられる。
強い求心力を持ったトライブは製品としても、働く場所としても強いし、
そうでない製品はいくら安くても、どんなに高い給与でも、強いトライブに負ける。

もはやその世代にとって就職活動とは、「生活の糧を得る」のではなく、
納得のいく人生を送るために「どのトライブに所属するか決める」作業なのだ。

~~~ここまで引用

そうそう。
たしかにそうだわ、って。
いま売れているもの。
選ばれているもの。

秋田の蔵元「新政」の佐藤社長の
Dancyuで言っていた
「思想なき日本酒はつくらない」

http://hero.niiblo.jp/e412737.html
参考:メーカーの誇りはどこにいったのか
(2014.4.30)

あれですよ、あれ。
思想やストーリーや、whyを買っているんだ。
それがあるから、クラウドファンディングのプロジェクトに
投資するのだ。

「トライブ」という共同体は
「コミュニティ」より柔軟な印象がある。

すぐにつくれるし、すぐに壊れる。
すぐに入れるし、すぐに抜けられる。
縛りがあまりない。

「就職」はそういうふうに
変容しつつあるのだろう。

それはもちろん
Wantedlyのような会社があることによって。

会社は、「コミュニティ」から「トライブ」になっていく。

で、あるとするならば、
「就職」「就活」に対する見方も変わらざるを得ないだろう。

僕自身が思っているのは、

「就職」「就活」というのは、「学びの場」選びである
と思っている。
そしてそんな価値観を伝えたいと思う。

本を読むのも、旅に出るのも、
学校の授業を受けるのも、トークライブを聞きに行くのも、

インターンをするのも、就活をするのも、
もっといえば「就職」さえも、

どこで学ぶか
なにを学ぶか
だれと学ぶか

その選択に過ぎない。
「就職」というと、「それで人生決まってしまう」的な
恐怖があるけど、全然そんなことはなくなりつつあるのだ。

そうであるとすると、
「キャリアデザイン」的に、目標設定して達成を繰り返して
PDCAひたすら回していく、みたいな設計だけでは、
人生は進んでいけないのではないか。

「キャリアドリフト」的に、いろんな人に会い、
いろんな本を読み、さまざまなトライブに属してみて、
その中で取捨選択していく方法論も必要になってくる。

そんな中で大切になってくるのは
やっぱり自信というか、自己肯定感だ。

自信を失わせてきたのは、他者評価である。

http://hero.niiblo.jp/e412737.html
「他者評価」藩から脱藩する
(2017.6.5)

堀江貴文さん「本音で生きる」(ソフトバンク新書)
の言葉、「自信がないのは経験不足だからだ。」
を引用している。

そうそう。
自信がないのは経験不足だから。
だから、自信というのは「やったことがある」っていうこと。

やってみる。
ふりかえる。
そうやって、画一的な他者評価の呪縛を解いていく。

たくさんのトライブに属すことで、
多様な他者評価を得るのもいい。
そして最後は、自分自身を自己評価する。
それを繰り返して、自信がついていく。

そしてようやく、
就活のスタートラインに立てるのではないか。

自己分析して、自分に向いている仕事探して、
試験受けて、よくわからない評価にさらされて、
親やまわりが知っているような企業に無事、就職する。
そんな他者評価前提の人生でいいのか。

やってみる。
「顧客はだれか」「顧客にとって価値はなにか」と
ドラッカーの5つの質問に答えながら、
自分自身の人生を経営するとは何か問いかける。

そのためには、
大企業での1DAYインターンやってる場合じゃなくて
小さな会社で社長に触れながら3週間以上のインターンシップや
自ら立ち上げるプロジェクトを運営してみること。

その上で、就職、就活を考えていくこと。

僕はそんな機会を提供したい。

「就活」を再定義する。

「就活」も「就職」も学びの場選びに過ぎない。

だとしたら、誰と学びたいか?っていうのもすごく大切だよね。  

Posted by ニシダタクジ at 08:08Comments(0)就職

2017年09月28日

ハックツの「手紙」ブランディング

鮫ヶ浦水曜日郵便局
https://samegaura-wed-post.jp/

水曜日にだけ開局する郵便局。
というアートプロジェクト。

もともとは熊本の赤崎で行われていたプロジェクト
http://www.akasaki-wed-post.jp/
ここのロケーションもすごい。

アートとは、日常に問いを投げかけることだ。
と僕は北澤潤さんに教えてもらったのだけど。

まさに水曜日郵便局は、そんなプロジェクトだ。

水曜日という限定で
全国からやってきた手紙を交換して
誰かに届ける。

見知らぬ人の水曜日の手紙が届ける。

いままで1万通以上の
手紙がやりとりされたのだという。

なんか、ハックツは手紙だって
2年前に気づいたのだけど、
(いや、そもそも仕事が手紙だってことね)

そういう意味では、
もっとブランディングを手紙に寄せていっても
いいのかも、って思いました。

便箋とは言わないけど、
手紙っぽく、紙を選べるようにしたり。
寄贈されたときに消印押すとか。
そういうブランディングがあってもいいのかも。

水曜日郵便局は、
「生きてる感」のアートだと思った。
「いま生きてるぜ」っていう感覚を必要としているのだなと。

そういう意味では、
10代に本を通じて手紙を届ける「暗やみ本屋ハックツ」
もなかなかいい線いっていると思うんだよね。

仕事ってホントは手紙を届けるようなもんじゃないの?

そんな問いを世の中に発信しつつ、
世界はひとつじゃないことを10代に伝えたい。  

Posted by ニシダタクジ at 08:04Comments(0)アイデア

2017年09月27日

本屋ゼミ、始めます

八戸で出会った大学3年生に
盛岡のORIORIでおすすめ本を紹介した。

これから就活なので、読んでおいたほうがいい本。
浮かんだのは、クランボルツ博士のキャリアドリフトと
西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」

そして、言われたのが
定期的に紹介してほしいのだという。
近くにいたら、いくらでもやるのだけど。
関西から来ていたので。

ちょっと待てよ。
定期的に本を紹介する?
大学生向けに?
それ、いますぐできるじゃん。
ブログ上でもできる。

ということで、本屋ゼミ、始めますよ。
サブタイトルは「本と人と旅から始まるリベラルアーツ」
とかにしようかな。
旅していくの、全国。
名付けて、「旅する本屋ゼミ」。

うん、いい。
川喜田二郎先生の「移動大学」の
めっちゃ小さいバージョン。

テーマを決めないとな。

「自由」
「学び」
「対話」
「世界」
「自分」

「はたらく」
「くらす」
「食べる」
「つくる」

とか。
10個目思い浮かばない。
誰か、いいテーマがありましたら、募集します。

って考えつつ、過去のブログの本の紹介見てたら、
http://hero.niiblo.jp/e485015.html
パスを受ける準備はできているか?
(2017.6.9)

~~~「せいめいのはなし」より引用

サッカーやラグビーのようなボールゲームには
太古的な起源があると思うんです。よくできている。
人間が営むべき基本的社会活動の原初的な構造を持っています。

与えられたものは次に渡さなければならず、
渡すときにできるだけ多様な形の、自由で、
ファンタスティックで、予想を裏切るようなパスを
しなくてはいけない。

ボールをもらったらワンタッチで次にパスしなければいけない。
だから、パスをもらってから、そこで「次、どうしようかな」
と考えていたら間に合わないのです。

ふだんからずっと考えていなくちゃいけない。
いつもいつも「いまパスをもらったら次にどうパスしようか」
を考えている。

贈り物の受け手がどこにいて、
どんなふうに自分を待っているか、
自分がもらったら遅滞なく次に渡す相手に
あざやかなパスを送ることだけを
日々、考えているような人こそが、
贈与経済の担い手になりうる人だと思うのです。

与える先は、ボールゲームと同じで、
「その人の前にスペースが空いている人」です。
次にパスする選択肢がいちばん多い人。
ボールゲームでは必ずそういう人に向けて、
パスが送られる。

もらったボールを退蔵する人や、
いつも同じコースにしかパスを出さない人の
ところにはボールは回ってこないんです。

そういう点で、
ボールゲームの意義は、人間の経済活動の、というよりも
社会を構成していくときの根本原理が
書き込まれているんじゃないかとぼくは思っているんです。

~~~ここまで引用

うんうん。
やっぱそうだな。
10個目は「おくる」だな。

「ラグビーはなぜ、後ろにしかパスを出せないのか。」
そんな問いを考えてみたい。

そんな感じで、「本屋ゼミ」、始めます  

Posted by ニシダタクジ at 08:18Comments(0)

2017年09月25日

商売はよ、ここ、ハートだがんな



山形市・郁文堂書店の原田伸子さん、81歳。
ソトコト2017年8月号の表紙を飾っている。

郁文堂書店のプロジェクトは
クラウドファンディングのサイトを通じて
知っていたので、一度行ってみたかった。

東北芸術工科大に進学した
「湯ミット」の川合くんと一緒に。
山形市内を歩くのは久しぶりだった。

いわゆる「エリア・リノベーション」
が進んでいる。
たくさんの古い建物が
手を入れられて、生まれ変わっていた。
ここ郁文堂書店もそのひとつ。

昨年のビエンナーレに合わせて、
東北芸術工科大学の大学生たちが
店を片付け、アート会場として使った。
その後、クラウドファンディングで
改装することになった。

改装の当事者たちには残念ながら
会えなかったのだけど、原田さんがそこにいた。

本屋のテーブル席では
読書会が行われていた。

僕と川合くんはいったん、元祖リノベーションと
言われる三沢旅館を改装したシェアハウス「ミサワクラス」
を見に行ってた。

そのとき、思い出した。
山形が誇る銘菓、ふうき豆の山田屋さんに
言って、ふうき豆を買いに行った。
読書会の人たちも食べられるし。

店にもどって、ふうき豆を見せると、
伸子さんはうれしそうな顔をした。
「みんなに食べてもらおう」と。

さっそく小皿を14枚もってきて、
僕と川合くんは盛り付けに専念。

そのあいだに、伸子さんは14枚のおしぼりを絞ってきた。
そしてお茶も14杯分入れ始めた。



そして、タイミングを見て、
読書会の人たちに差し入れ。
みんな、びっくりしてた。


僕たちは別テーブルで
川合くんと伸子さんと、話していた。



聞かせてくれた昔話。
昭和のころ、井上ひさしさんや司馬遼太郎さんも
やってきて、地方出版の本を買いに来たのだという。
ほかにも、営業の人たちが立ち寄っていった。

そんなとき、「お茶っこしようか」
と言って、お茶を出したのだという。

「あ、お茶っこって言えば」
と言って、奥に引っ込んだかと思うと
漬物を二つ、持ってきてくれた。

そして、みそ漬けのほうにグラニュー糖を
ふりかける。
「えっ!」と思ったけど、郷に入れば郷に従え。



おそるおそる、口にする。

こ、これは・・・

と美味しんぼ的な衝撃が・・・と思ったけど、
普通に味噌漬けで食べたほうがいいんじゃないかな、と。笑

でも、あったかい時間だった。
僕も自分の本屋さんの話を少しした。

この店でお茶を飲んで行ってもらう。
そんなことを伸子さんは何十年も続けてきたんだろうな。

電車の時間があって、
帰る時間になってしまった。

帰り際に、伸子さんが、僕の目を見て、言ってくれた。

「商売はよ、ここ、ハートだがんな」

なんだか、ジーンとして、泣きそうになった。

郁文堂書店のリノベーションは、
そんな精神はそのまま残しながら、
若者も入ってこれるような店づくり。
こういうのって大学生だからこそできるような気がした。

原田さん、
僕もハートの詰まった本屋になります。

「あなたは、なんのためにお店をやるの?」
そんな強烈な問いをもらった気がした。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:11Comments(0)

2017年09月24日

これからの(僕の)本屋

これからの本屋。
って言っちゃうと、
本屋業界の人に怒られちゃうんで。

これからの(僕の)本屋
を考えてみようと。

原典となるのは、
宮澤賢治「農民芸術概論綱要」
農と芸術。
これを本屋という形で表現する。

「近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
「われらはまことの幸福の道を索ねよう
求道すでに道である。」
「風とゆききし雲からエネルギーをとれ」

的な世界観を表現したい。
まあ、硬く言えば、人生を芸術にするような、
そんな本屋さん。

僕の師匠は20代の宮沢賢治から
30代の吉田松陰、
そして40代の岡倉天心まで、つながってきているのだけど。

やっぱり、プレイヤーである宮沢賢治を
ベースにしていきたいなと。
行動する人、宮沢賢治。
信じてまっすぐ進む人、吉田松陰。
インスパイアする人、岡倉天心。
そんな感じを併せ持った人になりたい。

これからの本屋。
大学生~20代にリベラルアーツ(人を自由にする学問=教養)の
機会を提供する本屋

思想としては、
本を読む、旅に出る、インターンシップをする、
などすべての活動は、リベラルアーツである、っていうこと。
「就職」や「就活」もそのひとつにすぎないっていうこと。
そんな感覚。

僕自身は、
インターンシップのプログラムづくり
からこの業界に入っていったのだけど、

最初の違和感は、優秀な学生たちと接し、成果を目指しているときに、
「この人たちは自分がいなくても、うまくやっていけるんじゃないか」
って思ったこと。

その反動もあって、本屋さんでは、
「やりたいことがわからない」「自信がない」
っていう人たちがたくさん来ていたように思う。

本や人との出会いを通じて、
「きっかけ」に出会い、「世界」が広がり、「行動」が起こる
そんな本屋さんを目指した。

その先に。
「うちのまち なじみのお店 ものがたり」
(まちゼミの大学生コーディネーターVer)
「夜景企画会議」
(経営者と学生が夜景を見ながら会社の事業を考える)
などをやっていたが。

でも実際は、自分で何かアクションを起こしていくこと。

八戸ブックセンターで
出版企画書を書いて思ったけど。

出版予定日の項目に日付を記入することで
がぜん、出版がリアルに感じられた。

「夢に日付を」っていうのは、唯一の方法じゃないけど、
やっぱりそれなりに有効なんだなと。

そして、僕がやってきたのは
モチベーションを高めるためのワークショップ
ミーティングやふりかえりの手法

そういうのを伝えていけるような本屋さん。

そうやって人は、
人生を生きていく。

大学で出会っているキャリアデザインだけじゃなく、
キャリア理論はたくさんあるのだっていうこと。

キャリアドリフト(計画された偶発性理論)
をベースにして、目標を立てるときは立てる。
それは自分だけじゃなくて、
チームでやってみるのがいいかもしれない。

キャリアデザインとキャリアドリフトの
「動的平衡」が成り立っているようなキャリア形成。

自分が小さな舟であることに気づき、
仲間に出会い、大きめの小さな舟を自らつくっていける、

そんな人が生まれていくような本屋さんをつくりたい。
もはやそれは本屋さんではないのかもしれないけどね。

そんな思いを込めた棚を、考えていこうっと。  

Posted by ニシダタクジ at 05:53Comments(0)思い

2017年09月22日

歌っているようなランチ

秋田県大仙市。
「樫食堂」という小さな食堂がある。
テーブル席が3つだけ。

今週の営業は20日、21日のみ。
12時~14時





すてきなロケーション。
僕が大学生の時やりたかった農家レストラン
ってこういうやつだったのかもなあと。
そして、昼定食。900円。

なんていうか。
ビックリした。

「ミナを着て旅に出よう」(皆川明 文春文庫)の帯に書いてある
辻村深月さんの言葉を思い出した。

「ミナペルホネンの服は、服それ自体が内側から歌っているようだ。」

そうそう。
そういう感じ。
野菜が、料理が、歌っているようだった。
音楽が聞こえるようだった。

たぶんそれは、
西村佳哲さんが「自分をいかして生きる」(ちくま文庫)
で言っているような、

生き方やあり方レベルでの共感というか
そういうやつ。

新潟で言えば、ラーメン「いっとうや」
に出会って以来の衝撃。

それって、理屈じゃないなと。
カラダっていうか、身体性なんだな。
肌感覚なんだなと。

樫食堂の料理の野菜たちが
楽しそうで、うれしそうで、歌っているようで、
なんとも言えない感情が残ったランチになりました。

僕もそこにある本たちが歌っているような本屋になります。
ありがとう。

  

Posted by ニシダタクジ at 18:10Comments(0)

2017年09月21日

「本屋」という芸術



9月21日。
宮沢賢治さんの命日。
すでに84年が過ぎた。

いや、84年しか立っていない
と言えばいいのか。

「農民芸術概論綱要」
僕の人生を、価値観を、大きく揺るがせた1冊。
1926年に農民芸術概論を講義・執筆した。

僕がその文に出会ったのは、
たしか1996年の冬だったように思う。
筑波大学の橘先生に出会った。

僕は「感染」してしまった。
学びの最大の動機である「感染動機」。
まさに人は「感染」する。

僕も感染してしまった。
2か月に1度行われる
橘先生の公開ゼミ「つくば有機農業ゼミ」
に新潟から通っていた。

宮沢賢治や宮崎駿を取り上げ、
現役の農家さんたちを含めて議論した。
農業のやり方ではなく、
根っこの部分のあり方、存在を話し合っていた。

僕が昨日気づいたこと。
「就職」という概念を変えるということ。

僕が大学4年生のときに決断したのは、
「就職しない」ってことじゃなかったこと。

宮沢賢治が「農民芸術概論綱要」で言ったような、
芸術を生きる。ということ。
あのとき、僕は
「畑がなければ生きられない」と心底思った。

「農民芸術の総合」より

おお朋だちよ 一緒に正しい力を併せ
われらのすべての田園とわれらのすべての生活を
一つの居きな第四次元の芸術に創りあげようではないか・・・

そうそう。
それです。

農業と芸術。
これがキーワード。
そういう意味で僕は芸術家になりたい。「芸術家の時代」をつくりたい。
心底そう思ったんだ。
いや、芸術家の時代が来るんだと。

もし、人生が芸術であるとするならば。
就職とはいったいなんだろうか。

「就職」を「結婚」と同じく人生の一大イベントであるかのように
みんなが信じ込んでいるのは、そこにビジネスが動くからではないのか。
労働者を生み出すための方便ではないのか。

石の上にも3年。
継続は力なり。

いや、それは嘘じゃない。
たしかに会社に3年いれば、一人前になる。
その会社にとって、ね。

でも、その先に幸せはあるのかい?
って問いかけたくなる。

かつて。
終身雇用制度がしっかりとしていたころ。

石の上にも3年。
ガマンが大切。
というのもある程度意義があっただろう。

それができれば定年まで勤められて、
郊外に小さな家を買えて、ローンを返せて、
年金でのんびりした老後を過ごせる。
そういうことができた。
でもそれってフィクションだよね。もう。

「就職」という概念を変える時が来ているのではないか。

「就職」は少し大きな船に乗る、ということ。
行き先が似ていそうだから、そこに乗ってみるよっていうこと。
この人と一緒に船旅をしてみたいから、乗ってみるよっていうこと。
乗るからには何か、お手伝いできることはありますか、っていうこと。

そんな感じ。

「起業」も同じ、「バンドやろうぜ」って仲間を誘うときみたいに、
「小さな船、つくってみない?」
っていうこと。
小さな船は波を受けやすいし、天候不順に弱い。

でも、こいつらとだったら、
そういうのも楽しそうだなって
思えるから船に乗るんだよね。
だから、いつでも降りていい。

そんな感覚をつくっていくこと。
これが僕のやる本屋の使命なのかもしれない。

世界を広げる。
横ではなく、縦に。
世界は何重にも複層になっているから。
そんな風に世界の断面図の見方を提供する本屋になりたい。

もし、人生が壮大なキャンパスだとしたら、
本を読むのも、旅に出るのも、インターンも、就職も
期間の長さは異なるが、単なる一科目にすぎない。
そんな風に見えたほうが、人生楽しくなる気がする。

僕も、そんな船に乗りたい人たちと、
本屋という芸術を、一緒につくりたい。

宮沢賢治先生、あとは僕に任せてください。
できるかできないかわかんないけど、やってみますわ。  

Posted by ニシダタクジ at 06:46Comments(0)足跡