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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年05月31日

天職の在り処

天職という職業カテゴリーは存在しない。
しかし、同時に、天職は確かに存在する。

福島正伸先生の
「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」(きこ書房)

そこには、
「天職」に出会った人たち、
いや、「天職」に生きる人たちが掲載されている。

駐車場のおじさんにとって、
駐車場の係員が天職だったかどうか、わからないが、
少なくとも、天職だと思える瞬間、
お客さんがこの人、天職だなあと感じられる瞬間があったのだろう。

つまり。
天職があるとすれば、
それは、職業カテゴリーにあるのではなく、

日々の仕事の瞬間にあり、
そして、お客さんや関係者との関係性にあるのではないか。

そう、天職は「あいだ」に存在するのではないか。

天職を生きたければ、
「あいだ」に愛を込めて働くことそして生きること。

「あいだ」に愛を。  

Posted by ニシダタクジ at 06:14Comments(0)就職

2012年05月29日

職業選択の自由

かつて、農家の長男には、
職業選択の自由はなかった。

当たり前のように、農家を継ぎ、
そこで生きていった。

今でも、
兼業稲作農家に生まれたら、
ゴールデンウィークは田植えでつぶれる。

では、それは不幸なのか?
といえば、そんなことはない。

友達に遊びに誘われて、
「田植えだから無理」って答えなきゃいけないのは
そのときはちょっとつらいかもしれないけど、
そののちにたくさんのものを得ていることに気づくことは
少なくないだろう。

実際に、ゴールデンウィークに田植えを
手伝っている人には魅力的な人が多いように思う。

職業選択の自由と引き換えに、
若者は「自分のやりたい仕事はなんだろう?」
という悩みを得た。

個人の時代という自由と引き換えに、
若者は自己責任という不安を手に入れた。

会社という組織寿命の短縮化は、
若者をさらなる不安に陥れる。
いったん就職したからといって、安泰は保証されない。

そんな時代を生きている。

だから、連帯する。
コミュニティに入る。

これは、必然的な流れだろうと思う。

農業と地域は
そこに「タテライン」と「誇り」を
付け加えてくれるのだろうと思う。

「タテライン」
文化、歴史につながっていると実感できること。
先祖のおかげで今があると実感できること。

そんなタテラインがあると、
さらにパワーアップして生きられる気がする。

「誇り」
自分が自分であることを誇りに思うこと。

そこまでいって始めて、
人は「職業選択の自由」に対して、
対応できるのだろうと思う。

「タテライン」と「誇り」を取り戻す。
少なくとも、その重要性を知る、感じるということ。

そういう機会を提供することが
僕の役割なのかなと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:28Comments(0)就職

2012年05月28日

マツナガマサキさん~左脳的生き方と右脳的生き方

人間の脳には、左脳と右脳があって、
左脳は論理的な事柄を、右脳は感覚的な事柄をつかさどっている。
と言われている。

マツナガマサキさん。
30歳。

初めての出会いは長岡。
大嶋義章くんが
6月の石巻視察の行き帰りに
「超∞(無限)大学のマツナガさんが超ぶっとんでるので、是非会ってほしい」
と言われ、大嶋くんが言うなら、すごいんだろうなと思って、期待してました。

期待をはるかに超える、マツナガさんの力。

どんな力かっていうと、
瞳がキラキラなんですよ。

そのときに僕が残したセリフ。
「あんなにキレイな瞳を持った29歳を僕は知らない。」

彼は超就活セミナーを主催し、
「やりたいことがわからない。」学生たちに
熱い人生を届けている。

そんなマツナガさんの著作が近日発売される。
「やりたいことの見つけ方~心のブレーキを外す20のヒント」

書籍の発売を記念して、
新潟でもマツナガマサキ講演会を
企画しました。

6月15日(金)19:00@クロスパル403講義室
参加費:学生1000円 社会人2000円
です。

翌16日(土)はカフェコポコポ
僕と対談イベントです。
「右脳的に生きること」をテーマに
いろいろ聞いてみたいと思います。

詳細はコチラ
http://www.facebook.com/events/356028317786988/

マツナガさんのすごいところは、
何がすごいのか、よくわからないところ(笑)

ステキな映画のように、
「何がいいのか、わからないけど、なんかよかった。」

そんな講演会にしますので、
みなさん、マツナガマサキさんを「ライブで」
感じに来てください。

お待ちしています。

マツナガさんの名言
「ディズニーランドのパレードっていいなあと思ったんです。
だったら、自分がパレードになったらいいんだ、と思って。」

電飾を身体に巻きつけて、街を練り歩く

100人電飾パレードを開催。
(新潟では昨年12月に開催)

これを見て、聞いて
「そんなことして、何になるんだ?」
と思った人。

完全に左脳的生き方に支配されています。危険です。
いや、そんなことないんですけど、
世の中の生きづらさの大きな要因がそのように
「目的最適化」社会にあるんだと思います。

人文学部に進学?ロシア文学を専攻したい?
「それで就職できるのか?」
美術学校に行きたい?彫塑をやりたい?
「それで食っていけるのか?」

そんな「目的最適化」社会から一歩外に出たい人、
マツナガマサキ氏の生き方がヒントを与えてくれます。

ご期待ください!



  

Posted by ニシダタクジ at 08:14Comments(0)就職

2012年05月25日

トンネルを抜けると、

長岡バイパスを川崎ICで降り、
山に向かって進みます。

10分ほど登ったところで、
トンネルがあります。

「けっこう長いね。」
そんな話をしながら、しばらく進みます。

トンネルを抜け、
すぐに右折。
「一之貝→」の看板が目印です。

目の前に広がる絶景。
そう。
トンネルを越えると、そこは栃尾でした。


すごい景色です。
思わず声を上げてしまいます。

軽トラの荷台にも乗っちゃいます。


美味しい山菜たっぷりのランチ500円を頂きました。
美味しかったです。
ありがとうございます。


おいしくてやさしいランチは
栃尾一之貝の「UNEHAUS」で
いただけます。

「豊かさ」を問い直す、
素晴らしい機会になると思います。

いっぺんに大好きになりました。
また行きます。  

Posted by ニシダタクジ at 10:41Comments(0)日記

2012年05月24日

アイデンティティ・クライシス

数年前、「モチベーション3.0」(ダニエル・ピンク 大前研一訳 講談社)を読んで、
モチベーション危機こそ、現在の課題だと思った。

特に大学生や若手社会人にとって
モチベーションの危機が離職などの
様々な課題につながっていると思った。
言わば、「モチベーション・クライシス」だ。

「モチベーション・プロデューサー」を肩書きに、
若手をモチベートすることこそ、自分の役割だと思った。
今でもそれは変わらないのだが、

「モチベーション・クライシス」の根っこに、
コミュニティの崩壊があるということを
最近実感している。

なぜ、モチベーションが上がらないのか?

これについて「モチベーション3.0」は
自分があるいは自分のやっている仕事にやる気が起きるのは、
金銭的、精神的報酬があるときよりも、
仕事そのものを楽しめたり、「誰かのためになっている」という実感があるときだ。

「誰かのためになっている」
それこそ、コミュニティの中の構成員としての自分を
認識するということではないのか。

そしてそのときに、
自らのアイデンティティが形成されていく。
自分は人の役に立てる何者か、なのだと。

その機会が少ないのだ。

家庭で手伝いをすることもなく、
地域のスポーツ少年団で後輩の面倒をみることもなく、
クラス委員となって、真剣にクラス運営を考えてみることもなく、

とにかく勉強すること。
そして早くやりたいことを見つけ、夢に向かうこと。

そんな効率性重視の教育や地域の中で失われたもの。
それが役割とそれに伴うアイデンティティ。

地域コミュニティ崩壊の問題はどこにあるかと
言われるとたくさんあるとは思うが、
若者にフォーカスすれば、
それは、アイデンティティの不安と連動していることであると思う。

自分が何者なのか?
自分は交換可能な誰かなのか?

いや。
そんなことはない。

自分にもオンリーワンな仕事、天職がどこからにあるはずだ。
自分を待っている人が必ずいるはずだ。

確かにそうだ。

しかし。
それは考えて、選んで見つけるものではない。

いつかたどり着く、終わりなき旅だ。

今すぐに出会えなくても、
一歩ずつ、目の前の役割を果たしながら、
歩みを進めていくこと。

アイデンティティの構築はすぐにはできない。
ひとつずつ、瞬間重ねて、年輪を重ねるようにできていくもの。

モチベーションクライシスは
アイデンティティ・クライシスから。
そしてその要因であるコミュニティ・クライシス。

それを同時に解決するソーシャルデザインがいま、
求められているのだろう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:23Comments(0)日記

2012年05月22日

正解なんてない

正解なんてない。

この真実を、いつ知るのだろうか。
人生に正解はない。
就職に正解もない。

自分に向いている仕事、
天職なんてないのだ。

裏返せば、すべての仕事が天職であり、
すべての人生が正解である。

「今を生きる」ことだけが僕たちに与えられている。

正しい進学
正しい就職
その先に正しい人生が待っている。

その幻想をいつ破るのか?

それには、経験が必要だ。

その経験とは2つ。

「正解できなかった」という経験。
受験失敗、就職失敗など、敗北を味わい、そこから這い上がること。

「正解などない」という経験。
これは、ボランティア、あるいはビジネスの現場で学ぶのが良いかもしれない。

そして、もうひとつ。

「正解なんてしなくても生きていける」という実感。
これは仲間だったり地域だったり
リアリティのあるつながりを体感すること。

正解なんてない。

だからこそ、人生は面白く、
人をつながっていけるのだと思う。  

Posted by ニシダタクジ at 08:04Comments(0)日記

2012年05月21日

迷わず行けば、行けばわかるさ

18日金曜日、
滋賀県彦根市の聖泉大学に
お邪魔してきました。


2月の大学関係者向け勉強会で
知り合いました聖泉大学の有山先生の
実践を見学させてもらいました。


研究室には、こんな文字が。
(有山先生の全授業で、これは黒板に貼られています)

「私たちは地域や企業にどんな夢を与えられるのか?」
素晴らしい問いです。
問いが人生と地域を創ります。

突然の訪問に関わらず、
来賓席を用意していただき、
たいへん恐縮です。

今回、見学させていただいたのは、
人間学部人間心理学科2年生の必修授業、
聖泉HSJ企画というバーチャルカンパニー(仮想会社)
を立ち上げて、学びのフリーマーケットという、
市民講師による学びの祭典を創り上げるという授業です。

2年前から始まって
1500名、2500名と
参加を伸ばして、今年の目標はなんと
3500名だそうです。

13時半からの本番に備え、
準備段階から、気合が入っております。
3代目社長の松浦健吾さん


気合入れのため、ぺヤング超大盛です。
食べてる人始めて見ました。笑。

そして、本番。
シビれました。
まぶしかった。

ETIC.のギャザリングに初参加したときの
感動が蘇ります。

スーツを身にまとい、
役割分担を発表し、
最後に社長からのメッセージ。
失敗を恐れることなく、前に進んでほしい。

そう。
このHSJ企画からは、
たくさんの感動エピソードが生まれているのです。

某有名映画監督に
市民講師の打診をしたところ。
どんな企画?
企画書は?
そんなんでお願いできるのか?

とか散々言われて、追い返された。
学生たちもそうとう凹んで、帰ってくる。
そして、もう一度、企画書をつくって持っていく。

すると、「もう一度くるのを待っていたんだ」と行ってくれ、
無償で講師を引き受けてくれる。
そんな奇跡が何度も起こっています。
そのたびに有山先生は胸が熱くなるそうです。

この企画は、
学生たちの成長だけでなく、
地域コミュニティをつなぎなおす、
地域にとって意義の大きい企画だと思いました。

現社長、松浦さんが締めくくる。

この道を行けばどうなるものか。
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。

若者にとって、本当に大切なメッセージだと思います。
心震える瞬間でした。

最後にみんなで写真撮影。
いい顔、してるでしょう。


泣き虫先生、有山先生を泣かせるために、
今年もやっちまいましょう。

本番当日は僕も駆けつけたいです。
ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:00Comments(0)学び

2012年05月18日

あむりた~佛教大学二条キャンパス

京都の佛教大学二条キャンパスに学食があります。
あむりた。

障がい者就労継続支援A型という
形態で運営される学食を
運営するのは、京都の
中小企業家同友会を中心としたメンバー

その発起人である
土井さんに話を聞きました。

土井さんは
修学旅行生にも人気のレストラン
「思風都」のオーナー会長。

もともとはアトピーに苦しむ子を持つ親との出会いで、
身体にやさしい食事を出すようになった。

料理からやさしさが伝わる食事がコンセプトで
修学旅行生から絶大な支持。
「いちばんの思い出は?」と聞かれ、
「思風都のランチバイキング」と言う修学旅行生多数。

そんな人気店のノウハウを詰め込んだ
学食があむりただ。

ランチバイキングは一般1000円なのだが、
学生・教職員はなんと500円。
バランスのとれた食事ができるということで
人気を集めている。

「福祉にも経営感覚が必要だ」と土井さんは言う。

そして、厳しく言うときは、厳しく言う。
就労して社会に出たら、そういう人はいっぱいいるのだから。
そのたびに精神的にまいっていたら、仕事にならない。

支援するとは何か?

考えさせられる機会となった。

厳しくしかられて乗り越えられる経験を
どこかでしなければ、働き続けることはできない。

だとしたら、
その役割を誰かが担う必要がある。
そんな現場になっている。

そのうえで土井さんは
従業員ひとりひとりにキャリアシートをつくり

これができるようになった。
これが上手になった。
など、できることを書いて、
本人に伝えているのだそうだ。

共に育つ。
そんな企業の現場が京都にありました。

熱いお話、ありがとうございました。
新潟でも、動いていきたいです。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:35Comments(0)日記

2012年05月16日

敗北と再生

敗北と再生。
この繰り返しが就職活動には
凝縮されている。

敗北。
高校受験、大学受験を
軽く突破した人にとっての大きな挫折。

社会人からすれば、
「たいしたことない」
って片付けられそうだけど、
本人たちはそんなに簡単ではない。

しかし。
誰もがいつか通る道。

敗北と再生。
それを繰り返し、自分は自分になっていくのだろう。

僕が僕であるために、勝ち続けなければならない。
のは、本当なのだろうか?

敗北と再生を繰り返すことで
僕は僕になっていくのではないだろうか。

僕は僕の中にあるのではなく、
人との関係性にあるのだと思うから。

敗北すればいい。
そして、再生するんだ。

ゼロからのスタートではない。
ちゃんと、ひとつひとつが
自分を作る礎になっている。

ただ、それが分かるのに、15年くらいかかることがある。
それだけだ。

敗北と再生を繰り返し、僕は僕になる。  

Posted by ニシダタクジ at 06:25Comments(1)就職

2012年05月14日

やりたいことを見つける、という価値

「自分がやりたいことは何か?」

20代の僕にとって、
それはとても重要なことのように思えた。

生きる、死ぬに値する、
大きな問いのように思えた。

そこに挑んだ。
なんとなく見つかったように思った。

しかし、
また悩んだ。

「自分が本当にやりたいことはなんだ?」

その問いから逃れられることはなかった。
いや、今でもその問いの中にいるのだろう。

しかし。
やりたいことは、決して自分の中にはないのかもしれない。

人との関係性によって、
やりたいことは変わってくる。

人と人のあいだに、やりたいことがある。
世の中と自分のあいだに、やりたいことはある。

やりたいこと
できること
求められること

この3つの円の真ん中に、天職があるとすると、
すべては、時間の流れとともに変わっていく。

だから。
「やりたいことを見つける」ということの価値は、
そんなに大きいものではない。

だって。
世の中が激変している過渡期にあるのだから。

やりたいことが明確だったとしても、
その仕事が、あと10年、あと5年
採用を続けられるほどの業績を上げ続けられるか、
まったく確かではないのだから。

その問いは常に人生で問い続けること。
そしてそれがわからなかったとしても、
たいして悩む必要はない。

やりたいことがわからなければ、
できること、求められることを先にやっていけばいい。

20歳のボクへ。
高橋歩の言葉を贈ります。

「夢があろうとなかろうと楽しんで生きているヤツが最強」(LOVE&FREE サンクチュアリ出版より)  

Posted by ニシダタクジ at 07:04Comments(0)就職

2012年05月11日

生きる力とは、アイデンティティを再構築する力

打ち砕かれる。

プライド、自信、そしてアイデンティティ。
自分が自分であること。

そう言えば
尾崎豊が歌っていた。

「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない。」

そうアイデンティティを維持するためには、
勝ち続けなければならない。

しかし。
人生には、負けがつきものである。
いや。
挑戦のある人生には負けが必ずついてくる。

人生を左右する挑戦の第1弾は
高校受験、大学受験であろう。

これを運良くあるいは、運悪く勝ち抜いた、
あるいは、推薦入試でくぐり抜けた人たちの
アイデンティティは、ひとまず守られる。

一方。
受験の敗北者たちは、
打ち砕かれる。
プライド、自信、アイデンティティ。

15歳
18歳
22歳

何度でも、人生の敗北はやってくる。
そして打ち砕かれるアイデンティティ。

自分は何者なのか?
なんのために生まれてきたのか?
そんな根源的問いと向き合うことになる。

そこから、たくさんの経験や友人を得て、
ふたたび、アイデンティティを構築していく。
そして自分は再び自分になるのだ。

僕は僕であるために、勝ち続けなきゃならない。

のはあまりにもたいへん過ぎるし、チャレンジを抑制してしまうだろう。
勝てる戦いしかしなくなる。

大切なのは、
敗北のあと、どうやって僕自身を再構築していくか。
ではないだろうか。

そのためにも、コミュニティが必要なのだろうと思う。

敗北しようと僕は僕だと言ってくれる人たちが
必要としてくれる人たちの存在が力になるのだろう。

生きる力とは、
アイデンティティを再構築する力。

そしてそれは個人だけの力ではなく、
コミュニティの力でもある。  

Posted by ニシダタクジ at 06:32Comments(0)日記

2012年05月10日

価値とは何か?

いま、20代にとって、重要な問いは
「価値とは何か?」
という問いなのではないか?

人生が生きるに値する価値があるのかどうか?
自分自身がいまこの世に存在する意義とは何か?
という根源的問い。

価値観の多様化。

いま、僕たちは、
誰もが自分の幸せを自分で定義しなければならない
時代を生きている。

自分で定義せず、他人の価値観に従って
自己の幸せを評価することこそ、
不平不満、不幸の始まりだからだ。

精神的自立。
その第1歩がそこにあるように思う。

では。
そのためには、どうすればいいのか。

出会い。

でしかない。

たくさんの価値観に出会う。

そのためには、たくさんの人と出会い、
本を読まなければならない。

人の価値観は
それまでに出会った人や本の
価値観の集合体、そしてその編集によって決まる。

「誇り」に出会うこと。

これが一番大切なのかもしれない。

僕が全国の農家をひたすら回っていたのは、
そこに「誇り」を感じていたのだろう。

「誇り」こそ価値だと今でも思う。

20代の時に形成した価値観で、
人生は大きく変わってくる。  

Posted by ニシダタクジ at 06:34Comments(0)思い

2012年05月09日

帰る場所があるということ

おかえりなさい。

そう言ってくれるふるさとがある、ということ。
それにはコミュニティが必要だ。

家族というコミュニティ
親戚一同というコミュニティ
近所づきあいというコミュニティ

地域コミュニティが崩壊しつつあるいま。

もしかしたら、それは居酒屋かもしれない。
知り合いのマスターが「おかえりなさい」と言ってくれるかもしれない。
もしかしたら、それは大学の研究室かもしれない。
教授が言ってくれるかもしれない。

そしてそれは、内野商店街かもしれない。
そう言えば、会津若松の会社を退職し、
実家のある愛媛県に車で帰った増田さんは、
内野商店街のみんなに挨拶回りをしていたっけ。

大学時代の青春をかけた地域が帰る場所「ふるさと」となっていく。

たまに帰りたくなる場所。
それは、もしかしたら、青春の何かを賭けて
挑戦した場所なのかもしれない。
そして、そこにコミュニティがあるということかもしれない。

いま。
多くの大学生に、帰るべき場所はあるのだろうか。

大学時代にしなければならないことのひとつに
自らのチャレンジによって、関係性をつむぎ、
帰るべき「ふるさと」を自ら生み出すことなのではないだろうか。

もちろん。
そんなもの、もっていなくても、生きていくことはできるのかもしれない。

しかし。
帰る場所がひとつもない人生よりも
たくさんの帰るべき場所がある、
というのは、豊かな人生のような気がしないだろうか。

粟島や栃尾の一之貝は、
そういう場所になっていくのかもしれない。

いや、むしろ
たくさんの人の帰る場所になる。
という使命を帯びているのかもしれない。

そのための
「青春を賭けたチャレンジ」を
デザインすることがコーディネーターの使命
なのだと思う。

僕たちは、この手で、ふるさとを創っているのではないだろうか。

  

Posted by ニシダタクジ at 08:26Comments(0)アイデア

2012年05月08日

日本が変わった日、それは10月27日

名言セラピー幕末スペシャル。

これ、面白いですね。
そしてどこまでも熱いです。

坂本龍馬、高杉晋作、福沢諭吉ら幕末~明治の
カッコイイ人生が詰まっています。

日本が変わった日。
それは10月27日。
吉田松陰が小伝馬町で処刑された日。

あの日。
松陰先生が詠んだ辞世の句。

身はたとひ
武蔵の野辺に
朽ちぬとも
留めおかまし
大和魂

自分はここでくたばっても、
日本を大切に思う心をここに置いていく。
きっと誰かが後を継いでくれるだろう。

これですね。
留めおかまし、大和魂。

僕は東京に滞在するとき、
朝、時間があるときには
小伝馬町の十思公園に行き、
この歌の石碑を見るのです。

そうそう。

留めおかまし。
大和魂。

10月27日。
また、松陰先生に会いに行こうと思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)

2012年05月07日

未来は僕等の手の中

かとうゆういちくんとのトークイベント。
念願すぎて緊張しまくりました。

僕は、ここに立つにふさわしい人間だろうか?
という問いが襲いかかってきました。

彼のように、「生きている」のだろうか?
と問えば、僕はまだまだ足りないように思います。

生きて。
感じて。
伝えて。
そして撮って。

そうやって日々を生きているかとうゆういちくんでした。

彼が写真に詰め込むのは
「営み」そのものなんだなあと改めて思いました。

彼の人生を変えた香川県の農家のおっちゃんの話。
僕も姿で伝わる男になりたいと思いました。

かとうくんと僕の共通点をひとつ、見つけました。
「好きになる」から始める、ということ。

彼の特技は相手のキラっと光るところを
見つけるのが得意で、そうすると好きになってしまうのだそうです。

ああ。
彼の写真はそういうのも入っているんだなあと思いました。

僕は結構、無条件に好きになってしまうほうなので、
キラっと光るところを引き出していく、彼のようなことも
ステキだなあと思いました。

本屋さんの一つの役割に
「好きを分かち合う空間」
というのが加わりました。

いま。
この場所で。
新しい時代が、社会、人生が生まれている。

そんな爽快感のあるトークライブでした。

不安でいっぱいの時代。
だからこそ、未来は僕等の手の中にあるのです。

  

Posted by ニシダタクジ at 07:04Comments(0)日記

2012年05月04日

役場の2階

「打ち上げが役場の2階でありますので、
ボランティアの方も参加してください。」

お。
ついに、役場の2階デビューです。
うれしい。

ジュータンに、テーブルが並んでいます。
北海道生搾り。
いいっすね。

ブリのイタドリ巻!これが美味かった。


乾杯!!


踊りあり。


これが、聖地、役場の2階です。

中締めあとの帰り際、見たら、でっかいタイが捌かれていました。


役場の2階、なんとも言えない豊かな空間です。
酒がうまい。

世界で一番美味い発泡酒を飲みました。
ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 07:05Comments(0)日記

2012年05月03日

島びらき

粟島、島びらき、初参加しました。

ニイダヤ直伝の干物。


今年から始まった七輪村。


セルフで焼いて食べられます。
サザエも10個以上入って800円とか、ビックリする価格。


モデルとなってくれたのは、ケンジくん。


定番のわっぱ煮も堪能しました。


もうひとつのふるさと、粟島の島びらきです。  

Posted by ニシダタクジ at 06:40Comments(0)日記

2012年05月01日

天職

天職とは、職種のことではないのかもしれない。

役割に気づき、それを果たす喜びを感じられる瞬間のことを
「天職」と呼ぶのではないか。

ホスピタルクラウン、
大棟耕介さんのニュース映像を
見ていると、すごくそう思う。

僕の友人が
かつて会社を辞めたときに言っていた。
「この仕事が誰かの笑顔につながっている。
そんな実感の持てる仕事がしたい。」

そんな実感が持てない仕事がたくさんある。
そして、自分が会社の役に立てなくて、つらくなることもある。

天職が
「役割に気づき、それを果たす喜びを感じられる瞬間」のこと
だとすると、

日々。
実は、僕たちは天職に出会っているということができる。

目の前にいる誰かを
喜ばせようと思って、何かをさせて頂く。

ここにはいない誰かのために、
あるいは未来の誰かのために、
いま、行動すること。

それを天職と呼べるのかもしれない。

天職とは職種のことではないとしたら、
いま、この瞬間から人を天職を生きることができる。

役割を果たす喜びを感じられる地域社会を、共に創っていくこと。

さあ。
5月1日のスタートです。
ヒーローズファームは、メンバー全員で粟島です。  

Posted by ニシダタクジ at 06:30Comments(0)言葉