プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2014年01月31日

僕たちは生き残るために生きているのではない

移動ブックカフェ「ツルハシ号」への
応援、本当にありがとうございます。

FAAVOは残り1日です。
https://faavo.jp/niigata/project/185

店頭での寄附受付は
100名達成まで行っております。
現在43名の寄附侍が誕生しています。


広川さん、五十嵐さん、長岡から
わざわざありがとうございました。
本の妖精がステキな本を選んでくれたようでよかったです。

さて。
移動ブックカフェ「ツルハシ号」を機に
古本屋さんを立ち上げようと思います。
もっともっと、若い人が本を読む機会を持ってほしいから。

まずは、
僕自身が始めてみようと思います。
2月1日から、ツルハシブックのカラバコを借りて、
「人生を動かすこの1冊」
を古本として販売しようと思います。

料金は均一で
学生300円(社会人500円)
地下古本コーナーよりも若干高めに設定します。

ここは僕自身の自己表現の場です。
これまで読んできた本を
渾身の力でオススメします。

そして、放浪書房さんのように「一期一会」を売る。
そんな場でありたいです。

水曜日。
古本屋さんで
田坂広志「仕事の思想」(PHP 絶版)
を購入。

まだまだ色あせないメッセージ。
こういうのを絶版にしちゃいけないよなあって。

~~~ここから引用

私たちは、人生における「仕事」というものを
「パンを得るための手段」と考えてしまっているのです。
そして、どうせ「パンを得るための手段」であるならば、
「楽な仕事」のほうがよいと考えてしまうのです。

しかし、それは、ある意味で、
「我々は生活の糧を得るために働く」という思想にほかなりません。

(中略)

こうした「仕事の思想」が、逆に、
私たちから本当の「仕事の喜び」を
奪ってしまっていることを見失ってはならないでしょう。

(中略)

書店にいけば、
「サバイバル」や「生き残り」というタイトルのついた
本や雑誌特集が目につきます。
「こんな企業はサバイバルできないない」「こんなビジネスマンは生き残れない」
といったセンセーショナルな見出しは、おそらくは、企業やビジネスマンの危機感を煽り、
書籍や雑誌の売り上げを伸ばそうという出版社側の意図なのでしょうが、
問題はそうした「サバイバル」と「生き残り」の思想が、私たちのこころのなかに
忍び込んでくることです。

いつのまにか、私たちは、
「どうやったらサバイバルできるか?」
「どうやったら生き残れるか?」
という思想に染まってしまっているのではないでしょうか?

~~~ここまで引用

そうなんです。
本屋はメディアなんです。
本屋から発せられるメッセージに、人は影響されるんです。
どんな小さな古本屋でも、それはメディアです。

だから、僕も
小さな古本屋を「メッセージ」と
共に始めようと思います。

僕たちは、「生き残る」ために生きているのではありません。
「メシを食う」ために生きているのでもありません。
ただ、「生きるために」。

「いま、俺は、生きてるぜ。」
そう思える瞬間のために、人は生きているのだと思います。

LOVE&ALIVE
「生きる」を探している20歳の君へ。
愛を込めて、この古本屋さんを贈ります。

「LOVE&ALIVE」2月1日、ツルハシブックス「カラバコ」内にOPENします!  

Posted by ニシダタクジ at 08:06Comments(0)

2014年01月30日

家電を売るために「夢を持て」?

人はいつから夢や目標を持つようになったのだろうか?
本当に夢や目標がないと生きられないのか?

高度経済成長期までは、
人はそんなに就職で悩まなかったのではないか。


三浦展さんは著書「第四の消費」のなかで、
「一人暮らし」と「自分らしさ消費」が
買い替え需要を促進し、日本経済のピンチを救ったのだと言う。

なぜ、「夢・目標を持て」と言われるようになったのか?

乱暴だが、この問いに仮説を立てる。

「それは家電を売るためではないか?」と。

~~~以下「20代の宿題」(2012年10月10日)より転載

三浦氏によると、
2005年から第四の消費社会が始まっているのだという。

ちなみに
1912年~1941年 第一の消費社会
1945年~1974年 第二の消費社会
1975年~2004年 第三の消費社会
なのだという。

第一の消費社会は
東京・大阪の都市部に
流入した人たちによって支えられた。
「洋風化」のながれである。

第二の消費社会は
本格的な工業化の到来を迎え
電化製品や耐久消費財が飛ぶように売れた。
いわゆる「高度成長」時代である。

第三の消費社会は
オイルショック後の低成長時代に始まり、
ウォークマンに代表されるような、
一家に一台から、一人一台の時代である。

三浦氏が2005年から始まっているという
第四の消費の時代は、
「シェア」を基本とする、つながりの時代だという。

第三の消費時代に徹底して分断されてきた社会。
それをつなぎなおしていく時代。
だからこそ、シェアハウスや
商店街の復活が求められるのだと言う。

~~~ここまで転載

1974年~75年
オイルショックが起きた直後に
工業社会モデル、つまり大量生産大量消費の
ビジネスモデルは限界に達していた。

なぜなら。
すでに家庭には家電が行き渡っていたからだ。



耐久消費財の普及率グラフを見て分かる通り、
1975年の時点で、
冷蔵庫、洗濯機、テレビの世帯普及率が90%を超えた。

しかし。
たくさんの人が家電業界に勤めていた。
ローンでマンションやマイホームを買ってた。

だから。
洗濯機を、冷蔵庫をテレビを売り続けるしかなかった。

そのためにどうしたらいいのか?
「ひとり暮らし」であり、「買い替え需要」を生むことである。

国は、「夢を実現するために、東京に出て一人暮らしを」と宣伝した。
企業は「差別化戦略」を強いられた。
個人も同様に「差別化」「個性化」を求められた。

そこで出てきたのが、
「夢・目標を持て」だったのではないだろうか。

その目的は、ものすごく乱暴に言えば、
家電を売るためだったのではないか。

「ひとり暮らし需要」を喚起する。
4人暮らしが別々に暮らせば、4倍の家電が必要である。

さらに、
自分を磨くための本を読んだり、
通信教育の講座を受講したりする。
さらに消費が伸びる。

つまり、
「夢・目標を持て」というのは、
本人のためではなく、消費の拡大のために言われたのではないか、
という仮説だ。

この仮説がある程度当たっているとしたら。

三浦さんの言うには、
すでに2005年から「第四の消費」時代に入っていて、
個性化消費の時代ではなくなっているので、

「夢・目標を持て」というのは、
もともとの目的である「消費拡大」の
ミッションとはマッチしていないことになる。

もしかすると、
だからこそ、若者は
「夢・目標を持て」という大人からのメッセージに
どうにも納得ができないのではないだろうか。

じゃあ、どうすればいいのか。
「夢・目標を持たずに、厳しい社会を生きていけるのか?」
というご指摘を受けるだろう。

僕は、
「夢・目標を持つ」こと自体が悪いと言っているのではない。
「夢・目標第一主義」が若者を苦しめているのだと言っているのだ。

まずは行動することだと僕は思う。
行動すると、人の役に立ちたくなる。
そのためにまた行動する、学ぶ、役割を果たす。

その繰り返しをしていると、
「夢・目標」が自然と現れてくる、向こうから現れてくるのではないかと思う。

じゃあ。
どうやって行動を始めるのか。

これは、おそらくは「恩返し」という動機づけが最もパワフルだと思う。
お世話になったお返しに何かをしたい、
そんな動機付けをつくっていくこと。

そこから始めていくことが
遠回りのようでもっとも確実なのかもしれない。

だから粟島で、商店街で、
移動ブックカフェで、「恩返ししたくなるような」機会をつくっていくこと。
きっとこれが僕たちのミッションなのだろう。

~~~
移動ブックカフェ「ツルハシ号」
FAAVO新潟での支援は残り2日となりました。
ラストスパートの応援をよろしくお願いします。
https://faavo.jp/niigata/project/185


☆店頭での寄附侍も募集しています☆
1,000円の寄附で寄附侍認定バッチを差し上げます。
※学生は500円で認定します!

寄附侍になる方法は以下の3つです。

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附
事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、
郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。   

Posted by ニシダタクジ at 07:34Comments(0)日記

2014年01月29日

人はいつから夢や目標を持つようになったのか?

人はいつから夢や目標を持つようになったのだろうか?
本当に夢や目標がないと生きられないのか?

僕自身、
「夢、目標がないと生きられない」
と思っていた。

なんのために勉強するのか?

その答えが分からない限り、
学びのモチベーションが上がらなかった。

高校受験の時は、高校バスケットをするために
(ちなみに僕は残念ながらスラムダンク前の世代だ)
大学受験の時は、沙漠緑化や環境問題あるいは日本の農業をなんとかしたい、と思って。

高校の時は、結局レギュラーにはなれず、
まあ、それはそれでよかったのだけど。

深刻なのは大学のとき。
知れば知るほど、そこには絶望が広がっていた。

本を読めば読むほど
すでに手遅れだと、データは言っていた。

「自分は何をするために新潟に来たんだ?」
と、僕は、生きる意味を失った。

「夢、目標がなければ、生きていく価値がない」

そういう教育を受けていたかどうかは分からないが、
少なくとも大学生の僕はそう思っていた。

しかし果たして、それは本当だろうか?


高橋歩さんの著作、「LOVE&FREE」(2001年発売の不朽の名作)
の中での一言に衝撃を受ける。

「夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が最強」

そうだったのか。
夢があろうとなかろうと、楽しんで生きていければいいのか。

そもそも。
生きていく上で夢や目標は本当に必要なんだろうか?
じゃあ、なぜ、夢や目標を持った方がいいのか?

そう考えると。

「夢や目標を持て」と言われ始めたのは、
どうやら最近の話なのではないか。

夢や目標をなぜ持った方がいいのか?
おそらくはその答えは「幸せになるため」だろうと思う。

かつて、夢や目標が機能した「特殊な」時代があった。

明治政府が学校という制度を作った。
「富国強兵」という共通した目標の中で、
人々は工場で働き、その中で自らの夢を設定した。

戦後、「所得倍増」「経済成長」という
大きな目標の中で、
「三丁目の夕日」のような心温まる世界があった。

いま。
その「大いなる何か」がない。

「2020年の東京オリンピックで日本を誇れる国にしよう」
では、共通の目標にならない時代。
「日本を今一度せんたくいたし申し候。」
という龍馬の言葉に熱くなった志士たちがうらやましいとさえ思う時代。

「夢、目標を持て」
と言われることはかえってつらいのではないだろうか。
「大いなる何か」がないのに、
自分のためだけに、夢や目標なんて、持つ方が難しいのではないか。


まずは自分を好きになり、
目の前の人を好きになり、
なにかの、誰かの役に立ちたいと思って行動する。

それが「仕事」につながり、
役に立てているから、モチベーションが上がり、
そこでようやく目標が決められるのではないか。

「夢」から始まる、ではなく、「好き」から始まる、
そんな世の中のほうが僕は好きだなあ。

だからこそ。
地域社会の役割は、「好き」を見つける機会を
数多く提供することだ。

「役に立ちたい」という動機づけを
どのように起こすか?
を考えることだ。

「本」と「地域の多様な大人」で
その機会を提供したいと思う。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」
FAAVO新潟での支援は残り3日となりました。
ラストスパートの応援をよろしくお願いします。
https://faavo.jp/niigata/project/185


☆店頭での寄附侍も募集しています☆
1,000円の寄附で寄附侍認定バッチを差し上げます。
※学生は500円で認定します!

寄附侍になる方法は以下の3つです。

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

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Posted by ニシダタクジ at 06:33Comments(0)日記

2014年01月28日

部分的承認

小劇場「ツルハシブックス」

そこでは、様々な役を演じなければならない。
いや、もちろん演じなくてもよいのだけど、
様々な役を演じることができる。

そして、
そのどれもが自分だ。

「ロールプレイングゲーム(RPG)」
というゲームがある。

あれは、
「役割(role)」を「演じる(playing)」ゲームだ。

ツルハシブックスでは、
その瞬間、あなたに役割(役)が発生する。

そしてそれを演じる。
それは、もしかしたら「本当の自分」ではないかもしれない。
いや、
自分も知らない、「隠れていた自分」なのかもしれない。

その瞬間。
なんらかの可能性が開花するかもしれない。


「認められたいの正体」(山竹伸二 講談社現代新書)

で著者は
「親和的承認」(ありのままの自分を受け入れてもらう)の
大切さを説く。

しかし。
全人格を受け入れてもらうことは、
血縁関係がなければなかなか難しいだろう。

だから。
部分的承認をするような場をつくったらいいのではないか。

あなたのこの役割については、
私は承認している。

とそういう承認を数多く作っていければいいのではないかと思う。

そのためには、
さまざまな役割を演じる「舞台」が必要なのではないか。
つまり、軽い「集団的承認」と「親和的承認」のあいだの空間だ。

現代社会において、
「ナリワイ」が必要なのは、
もしかしたら、そのような部分的承認を与える場だからではないか。

「本当のあなた」がどんなあなたかは知らないけれど、
いま、目の前で演じられているあなたを私は必要としています。

その繰り返しこそが
家庭や地域での親和的承認が得られにくい世の中における
有効な「親和的承認」の「部分的承認方法」なのではないだろうか。

そんな空間を若者は必要としているのではないだろうか。  

Posted by ニシダタクジ at 08:17Comments(0)日記

2014年01月27日

劇団ツルハシブックス

気がついたら私も
本屋という舞台の
共演者になっていました。

これが
ツルハシブックスの新テーマ。

コンセプトは「Shared Story」

「ジブン発掘本屋」から、「物語が始まる本屋」へ。

そんな脱皮をしている最中。

でも。
そう思うと、
レジに立っているのは、
ものすごくワクワクすることになってくる。

ツルハシブックスは小さな劇場である。

だから。

そこにいる人は、みんな「劇団員」で
そこにあるものは、みんな「大道具小道具」で

もしかしたら昨日と同じように見える人でも、
今日は違う役を演じているかもしれなくて。

そういうお客の僕だって、
昨日とはちがう役が与えれていたりするわけで。

あのドアを開けるとき。
「今日はどんな役を演じればいいんだろう」って
ちょっとドキドキしちゃうような。

そういう空間だったらすごい面白いだろうな。
って。

「サードプレイス」
では、自分は自分のままだけど。

ツルハシブックスでは、
「第3の自分」「第4の自分」が
どんどん顔を出して、たくさんの自分を演じられるようになる。

そんな場所だったら、
毎日でも行ってみたくなるかもしれないな。

Little theater with books and ...
それがツルハシブックスなのかもしれません。

「第3の自分」を演じられる空間へ。



※FAAVO新潟「移動ブックカフェツルハシ号」のこり5日となりました。
もうひと頑張りですので、みなさまからの広報協力をお願いいたします。
https://faavo.jp/niigata/project/185

※店頭での寄附サムライ受付は100名達成まで行っております。

26人目27人目の寄附侍、せんちゃんと風間さん  

Posted by ニシダタクジ at 07:14Comments(0)日記

2014年01月26日

「本屋」というメディアをつくる

昨日。
お店に来た高校3年生女子が言った。
「ここって普通の本屋じゃないですよね?」

ドキッ。
バレました?
なんでわかった?

「やたら話しかけて来ますよね?
そういうお店ないですから。」

さすが。
女子高校生。
感性が高い。

話を聴くと、僕も覚えているのだけど、
何回か、地下で小説を発掘していたのだという。
そのたびにいろいろ聞かれるので、
不思議だなあと思っていたそうだ。

「そう。ツルハシブックスはみんな、劇団員なんだ。」
「ひとりひとりが、ここで芝居を演じているような、それでいて見ているような。」

そんな話をしていたら、
かつて、ソファーに座っていたお客さんが
つぶやいたことがあるのだと今井さんが言った。

「なんか、ショートフィルム見てるみたいですね。」
入れ替わり立ち替わり、いろんな人が来て、
いろんなことを話して、帰っていく。
それをじっと止まってみていたら、ショートフィルムを見ているようだったのだという。

そう。
ツルハシブックスは小さな劇場で、
そこにいる人たちは劇団員だったり、
出演者、エキストラだったりする。

そういう「メディア」をいま、創っているのかもしれないと
最近思うようになった。

人生を振り返って、
自分が影響を受けたメディアとは
何だろうか?
と考えてみる。

僕は、団塊ジュニア世代で、
千葉県の真ん中くらいのベッドタウン的な住宅地で育った。

そんな僕が影響を受けたメディアを3つ挙げるとすれば、
・少年マガジン系の社会派マンガ
・読売新聞のスポーツ欄
そしてなんといっても、社会的ブームとなった
・ドラマ「スクールウォーズ」だろう。

マガジンは当時、ジャンプに続く2番手で、
様々な冒険をしていたように思う。

僕が楽しみにしていた
マガジン連載(当時)のマンガ「SHOGUN」は今風に言えば、
完全に「世界を舞台にしたソーシャルビジネスマンガ」と言えるだろう。
地球環境問題や食糧問題、戦争に貧困の課題など、世界が抱えていた課題を
ビジネス手法で次々と解決していく壮大なスケールに心が躍った。

読売新聞のスポーツ欄は
完全にジャイアンツサイドから記事が書かれていたのと、
スポーツ記事って、余韻の残るような書き方をするので、
それが完全にいまの文章を書くときに影響を受けているなあと思うのだ。

事実を巨人側から見るとどうなるのか?
みたいなところと、
あとは、
「挑戦はまだ始まったばかりだ」みたいな。

そういう余韻が残る感じはきっとあのときに
勝手に体にしみついちゃったのだろうなあと思う。

そしてなんといってもドラマ「スクールウォーズ」だ。
高校ラグビー日本一の伏見工業の実話を元につくられたドラマで
荒れ狂っていた学校がラグビーによって成長していく姿を描いた。

田坂広志さんは働く上で
「死生観」「世界観」「歴史観」が大切だというけれど、
僕の幼き頃の「死生観」は
確実にスクールウォーズによってつくられたと思う。

重要登場人物のひとりであったイソップ。
17歳で脳腫瘍のため、死ななければならない運命に
あった高校生の葛藤とその周りの者たちの行き場のない感情に、
小学生だった僕は大きく影響された。

あの日から僕は
「人は何のために生きているのか?」という問いが生まれた。
メディアが人の人生に与える影響はこんなにも強力だ。

そしていま。
メディアはネットの時代だと言われる。
若い世代では、テレビを見ているよりもインターネットをしている時間の方が長い
というデータも出ている。

そして人は、情報の洪水の中で、
何を信じ、何を信じなければいいのか、わからなくなっている。

いまこそ。
目の前にくるモノから、自分の感性で判断し、情報を手に入れる、
そして双方向のやり取りから、新しい道を探っていく、
かつてラジオやミニコミ誌が果たしていた役割(いや、現在も果たしているか)、
そんな原点に返るようなメディアが必要なんじゃないか。

そしてそれこそを人は求めていて、
しかもそれが可能になるのが、僕は「本屋」なのではないか、と思っている。

ヴィレッジヴァンガード郡山アティ店の店長が言った
「郡山にカフェをつくりたいんです」
を聴いたとき、そして実際に半年後にカフェができていたという
事実に立ち会った時の衝撃の大きさは、

「本屋」というメディアの持つ可能性を感じたからこそ、
ではなかっただろうか。

「本屋」はメディアになれる。
いや、本当はすでにメディアなのだ。

よく本屋さんのコーナーにある
新刊・話題書コーナーとか
週刊とか月刊の売上ランキングとか見ていると、
「これがいまのトレンドなんだなあ」と思う。

しかしそれよりも何よりも、
僕が本屋さんに言って、しかもビジネス書コーナーを見ると感じるのは、

「20代のうちにやっておかなければならない・・・」
とか
「課長になる前に・・・」
とか

ああいうタイトル見るだけで僕はちょっとドキッとしてしまう。

あ。
俺、やってないかもな・・・
もう30代も終わるのに・・・
みたいに反省モードが始まってしまう。(笑)

それくらい本屋はパワフルなメディアだと思う。

メディアが伝えるべきはなんだろうか?と考えれば、
おそらくはかなり多くのメディア関係者が
「希望」だと答えるだろう。

じゃあ、ツルハシブックスというメディアが発信すべき「希望」とは、なんだろうか?

そんな問いから始めてみることだ。
僕個人がもっとも伝えたいのは、

「才能思考」:自分の才能はこんなものだ、と限界を設定してしまう思考

「成長思考」:自分の才能は現時点では全然発揮されていなくて、やればやるほど、失敗すればするほど開花の道を進むだけだと思う思考
にしていくことだ。

そしてそれは本来、すべての人に備わっている思考法で、
子どもの頃は、みんなそうだったんだ。

序列をつけられるという繰り返しの中で、
その時点での能力の差を
自分の持つ才能自体の差だと認識してしまう。

「成長思考」を取り戻すには、
小さなチャレンジを繰り返してみるしかない。
やってみてやってみて、できないこともあるけど、できることもある。

そんなことが伝えられたら、
僕はメディアに携わる者としての役割を自分なりに果たせるように思う。

そんなメッセージを持って、
「劇団ツルハシブックス」は、
今年から、いろんな場所に移動していくのだろう。

ツルハシブックスがメディアだとしたら、
あなたがそこで伝えたいものは何ですか?

引き続き、移動ブックカフェ「ツルハシ号」への応援をお待ちしています。
現在店頭では21名
FAAVO新潟では24名の寄附侍が誕生しています。


※社会人1年目の高橋愛さんも寄附サムライになっていただきました。ありがとう。

FAAVO新潟期限まで、あと5日です。
https://faavo.jp/niigata/project/185
☆小山雅由さんから熱い支援もいただきました!シビれた。




移動ブックカフェ「ツルハシ号」であなたが伝えたいことは何ですか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:39Comments(0)日記

2014年01月25日

物語が始まる本屋

函館蔦屋書店で
函館のアニことミチバさんにオススメしてもらい
買った本。


「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」
(箭内道彦 宣伝会議)

このタイトル。
そしてこのシビれるようなまっすぐな内容。

いま、このタイミングで読むべき本だと思った。
函館に行ってよかったって思った。

「ツルハシブックス」とは、いったいなんだろうか?
と改めて問いを立てる。

スターバックスがコーヒーを売っているのではないとしたら、
ツルハシブックスは何を売っているのだろう?
ツルハシブックスの価値とはなんだろう?

なぜ、サムライはサムライになるのだろう?
サムライの誇りとはなんだろう?

11月の合宿で、
気がついたら巻き込まれているような空間に
価値があるとサムライたちは言っていた。

気がついたら、共演者になっているような空間。
そんなのを生み出していくのが価値なのだろう。

ということは、
ツルハシブックスは劇場なのではないか。
そして、サムライたちは、劇団員であり、
舞台「20140125」の演出家であるのではないか、と思った。
(それは時代劇なのかもしれないが)

本との出会い、人との出会いによって、
新しい物語が始まる、かもしれない空間、
それがツルハシブックスであり、
それを演出し、共演者となるのがサムライの役割ではないか。

「偶然」というのは、
「物語の始まり」のこと。

あの日、あのとき、あの場所で、
「偶然」出会った、いや立ち会っただけなのかもしれない。

でも。
あの日、たしかに物語が始まっていた。

それに気づくのはもしかしたら5年、10年と経ってから
なのかもしれないけど。

そういうのに、価値があると
思った人たちの集まり、
それが「劇団ツルハシブックス」なのかもしれないなあと。

15年前。
まきどき村を始めたときのことを思い出すと、
当時、みんなが集まってきて、畑をして、
ご飯を食べて、帰る。

「何が楽しいのか?」
と地元の人や周りの大人によく不思議そうに見られた。

でも、気がついたら、
世の中は、そういうのものをレジャーのひとつとして、
認識するようになっていた。
今風に言えば、「いろりで朝食朝活」とでもなるのだろう。

今回も、きっと
「ツルハシブックス」という実験をしているのだ。

提供する価値は、
本との出会いや人との出会いではない。

「物語が始まること」だ。

店を開ける時に、
「本日の劇場ツルハシブックスはこれより開演します。」
と思いながら店を開け、

閉めるときは、
「自分は今日、どのくらいの物語の始まりに立ち会ったのだろう?」
と振り返る。

その物語の質と量が自分たちの存在意義となる。
そんな空間を創れないだろうか?

箭内さんの本のタイトル
「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」
をひとひねりして、

「もし、仮に、僕たちがいま、文化を創っているとしたら。」
という前提で考えてみるというのはどうだろうか?

ツルハシブックスという新しい文化をつくっているとしたら、
いま、何をすべきか?

そんな問い。

現時点では、
物語が始まる本屋を創っている、と。

そして、
移動ブックカフェ「出張ツルハシ」号は
かつて、駄菓子屋やまちの本屋が果たしていたような、
物語が生まれる空間・瞬間を各地につくっていく取り組みです。

☆ツルハシ号50人委員会を立ち上げませんか?☆

全国のみなさん、各地で50人委員会、100人委員会を
立ち上げて、一口1,000円あるいは500円を集めて、
ツルハシ号を呼びませんか?

50,000円の寄附で、
全国どこの街にも出張します。

委員会を立ち上げたいという方はご連絡ください。
寄附侍認定バッチを送るかもしれません。

地域応援クラウドファウンディングFAAVO新潟
https://faavo.jp/niigata/project/185

☆店頭での寄附侍も募集しています☆
1,000円の寄附で寄附侍認定バッチを差し上げます。
※学生は500円で認定します!

寄附侍になる方法は以下の3つです。

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
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3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、
郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
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Posted by ニシダタクジ at 06:54Comments(0)日記

2014年01月24日

十五の君へ

タイムカプセルに入れた手紙。
未来の自分に宛てたメッセージ。
その逆バージョンをやってみる。

そう。
アンジェラアキ「拝啓 十五の君へ」
の庶民バージョン。

日本列島を共感の渦に巻き込んだあの歌。
僕は、あの歌を聴くと苦しくなる。
そんな地域社会に誰がしたんだ、って
くやしくなる。

あの歌にあるのは、
共感だけだ。
じゃあ、どうしたらいいか?
への展望はない。

今だからこそ、
十五の君へ、何かできるんじゃないか。
そんなことを想いながら手紙を書いてみることにする。

十五の君へ

受験勉強、がんばってますか?
「何のために学んでいるんだろう?」
という問いとの折り合いはついていますか?

周りの大人はみんな、
「将来、何になりたいんだ?」「夢を持て」
とか言って、
セリエAに入団した本田圭佑選手の卒業文集を見せたりしてくるかもしれません。

本田選手のように、
「人生の早い段階で、なりたい職業を決めて、
そこに向かって努力を続けて、夢を叶える。」

これは素晴らしい生き方だと思います。
こういう生き方ができるなら素晴らしいと私も思います。

でも。
僕が十五のあなたに、伝えたいのは、
「それが唯一の夢の叶え方ではない」
ということです。

世の中の変化は想像を超える速さで進んでいます。
アメリカの大学の先生は、こんなことを言っていました。
「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、
大学を卒業する時、今は存在していない職業に就くだろう」と。

15年後には、
世の中の仕事の3分の2は入れ替わっていると言っています。

だから、あなたが15歳のいま、
夢が明確に決まっていることは、
そんなに重要なことではないのです。

では、どうしたらいいのか?
僕は「知性と感性を磨く」ことをやったらいいと思います。

先の見えない時代、社会で頼れるのは
自らの知性と感性だけだからです。

学びましょう。
楽しんで。
本を読みましょう。
ワクワクしながら。
そして、様々な人に会いに行きましょう。
運命の出会いを求めて。

そうやって磨かれた知性と感性によって、
いつか、あなたも天職に出逢えるでしょう。

「天職」という職業があるのではありません。
「ああ、これが俺の天職だ」と思える瞬間があるだけです。

それまで、知性と感性を磨きましょう。

僕はそんなあなたのために、
学校での学び以外の
「本」と「地域の大人」をあなたに届けようと思います。

もう少し、待っててください。
きっとあなたの元にも届きますよ。  

Posted by ニシダタクジ at 08:28Comments(0)思い

2014年01月23日

未来は掌の中にある



僕に読書習慣をつけてくれたのは、
この1冊、この1フレーズだった。

シルバーホテル2Fにあった紀伊國屋書店新潟店で
いつものように農業・環境関連コーナーから
1冊の本を手に取り、レジに向かっているとき。

事件は起こった。

「起業家に必要なたった一つの行動原則」
~成功者は「思い」を5分ごとに確認する~

マジか~!
5分ごとって!!

その当時、起業家という言葉がなんなのか、
よくわかっていなかったけど、
この1フレーズに衝撃を受けて購入。

次に読んだのは、
「起業家精神」だった。


当時。
環境問題をどのようにして解決するか?
に最大の関心事項があった僕は、
この本に大きなヒントをもらった。

環境問題の根本原因は

二酸化炭素でもフロンガスでもなく、
それを生み出した、資本主義、経済至上主義社会でもなく、

ひとりひとりが、「自分の幸せ」を自分で決めることなく、
世の中のムードに迎合して、
「なんとなく、大きい車に乗ってた方がいい。」とか
「なんとなく、でかいエビを食べた方がいい」とか

そういう価値観の問題なんだって。

そしてそのせいで、消費はめちゃめちゃ増えたのに幸せな人は増えていない。
これってやっぱりおかしくないか?

その根本原因をなんとかしないと、いけない。

だから、「起業家精神」だ

目の前に起きていることを人のせいにしない。
全て自分が引き受けて、自分が解決していく。

これこそが人が幸せになるために必要で、
環境問題を根本的に解決する唯一の方法だ、
と確信した。

どのようにそれを伝えたらいいのだろう?

と考える日々が18年ほど前から始まっている。
だから、僕は、学生と新潟の社長のマッチングイベントをして、
長期インターンシップ「起業家留学」をやったのだろう。

伝えたいことは、ただひとつ。

未来は自らの掌の中にある。

だから。

つかむしかない。  

Posted by ニシダタクジ at 08:00Comments(0)

2014年01月22日

移動ブックカフェ「ツルハシ号」ができること

中学生高校生に「機会」を届ける。
「偶然の出会い」が生まれる場を届ける。

これが移動ブックカフェ「ツルハシ号」導入の目的です。

ツルハシブックス本体の経営も
軌道に乗っているとは言えないのに、
このタイミングでチャレンジするのはなぜか?

と考えると、
きっかけは、越前浜の星名さんでした。
「注文まとめたら、配達してくれるか?」
という一言からでした。

その配達する先が、
小さなカフェのような場所だったら。

地域の人たちが集まり、
本や雑誌が届くのを楽しみに待っています。
そこで自然と地域の中のコミュニケーションが生まれます。

本は人と人をつなぐツールになる。
それが出発点だったので、そんなことをイメージしました。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」は
地域コミュニティの拠点となる場を生み出すだけではなく、
様々なことが可能になります。

0 移動ブックカフェという場づくり

1 注文された本の配達

2 家庭で不要となった古本(寄贈本)の回収

3 「月刊農家」さんとのコラボで野菜の集荷

また、もちろん街中をカラフルな車両が走ることで、
宣伝効果にもつながります。

移動ブックカフェでやりたいことは、
粟島での出張販売です。
本屋も図書館もない島に、ブックカフェを届ける。

そんな日が実現したら、
みんな一緒に粟島で日本一小さな本屋、
一緒にやりませんか?

☆ツルハシブックスでは「寄附サムライ」を募集しています☆

寄附サムライになる方法は、以下の3つです

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、
郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。

あなたも、寄附サムライになって頂けませんか?   

Posted by ニシダタクジ at 07:42Comments(0)日記

2014年01月21日

ファンドレイジングの2つの質問

2009年1月。いまから5年前。
僕は、初めて「ファンドレイジング」という言葉を知る。

「ファンドレイジング」とは、資金調達のこと。

NPOであれば、
寄付を集めたり、
助成金を受けたり、
行政の事業を受託したりすることだ。

「日本ファンドレイジング協会」代表理事の
鵜尾さんは2001年、
インドネシアのバリ島でのシンポジウムで
衝撃的な一言に出会う。

「ファンドレイジングは、単にお金を集める手段じゃない。
ファンドレイジングは社会に対して問題の所在を理解させ、
変革を求めるという意味で、ミッション達成のために必要不可欠の活動なんだ。」

そう。
ファンドレイジングは資金集めの方法ではなく、
社会を変える「ツール」(道具)なのだ。

たくさんの寄付を集めているファンドレイザー(資金調達をする人)
の女性がワークショップで放った一言は衝撃的。

「私は、寄付をお願いしたことはない。」

鵜尾さんはビックリした。
え?
こんなに寄付を集めているのに?

彼女は続けた。

「私がやっているのは、第一に潜在的支援者に対して、
自分のNPOのサービスの受益者たちが抱える問題を説明し
共感を得ること。第二に、NPOが持つ解決策について説明し、
納得してもらうこと。この2つを繰り返し行っているにすぎないのです。」

なるほど。

問題への「共感」と解決策への「納得」
この2つが自発的寄付を生んでいく。

言い換えると。
NPOの資金調達にはこのような説明が
すぐにできることが必要なのだ。

誰が問題を抱えていて、
その解決策がどうしてそれなのか?

まずはこの問いに答えよう。

「15歳が抱えているのは、
「コミュニティ」と「コミュニケーション」の場の不足であり、
そこには、商店街や街の小さなお店といった、地域コミュニティの核となる「場」が
失われたことにあると思う。

だから、マンガや本といったコミュニケーションツールを使って、
15歳に「コミュニティ」と「コミュニケーション」を届ける、
移動ブックカフェで「場」をつくりたいと思っている。

こうして15歳が人と出会い、
地域で何か行動することによって、
小さな自信が生まれてくる。」

まだまだ、説明がうまくできませんが、挑んでいこうと思います。

「15歳が自分と自分の人生を好きになり、
自分と地域と社会の未来創造へ向けて歩き出している地域社会の実現。」
これが僕のミッションでした。

ずっと、その実現方法が分かりませんでした。
光明が見えたのは、ツルハシブックスオープンから3か月後の一箱古本市。

小学生5年生の女の子が僕のお店で、1冊のビジネス書
を買いました。

お祭りで踊ってもらった500円で、200円のビジネス書を買いました。。
この時、僕はハッとしたのです。

となりのおじさんが100円均一でまだ新品同様の本を売っていたのですが、
飛ぶように売れていきます。
1人2冊、3冊と買っていきます。
となりのおじさんは午前中でほぼ品切れ状態になりました。

それを見ていて、僕は思ったのです。
「買った人たちは、本を読むのかなあ」って。

僕自身のことを振り返ると、
ブックオフの105円コーナーで本をよく買いました。
3,4年前のベストセラーが山のように積んであります。
「どうして売れたのか?」と気になるので、とりあえず読んでみたいということになります。

しかし。ここで何が起こるか?
105円で買った本を、
きちんと読まないのです。
「105円の本だから」と軽く読んでしまうのです。

小学校5年生の女の子が200円で買ったビジネス書。
それはもしかしたら彼女の人生を変え得る1冊になるかもしれません。

しかし。
36歳(当時)のオッサンは
105円の本では人生は変わらないのです。
少なくとも1500円の本を買うか、
10,000円のセミナーに出るか、しか人生は変わらないのです。

これが経済社会で生きていくということです。
もちろん、感性の強い人はそんなことはないと思いますが。

だから、僕は古本を大人に売ることはやめようと思いました。
人生が変わらないから。

地下古本コーナーHAKKUTSUの
30歳以上立ち入り禁止はそのようにして生まれました。



しかしながら、
もうすぐ3年になるいま。
HAKKUTSUは中学生高校生の
人生にインパクトを与えているか?

と考えると、まだまだそうなっていないと思います。
だから、まず取り組みたいのはマンガ古本。
より中学生高校生と20代、30代、40代の大人
を熱くつなげます。

そして、移動ブックカフェ。
家の近くにそのような「場」があることで
「機会」を提供したいと思っています。

今回、FAAVO新潟にチャレンジしています。
たくさんの人々の志を頂いて、
あらためて、このプロジェクトの意義を日々考えるようになっています。
そして想いを強くしています。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」で
中学生高校生に機会をつくります。

https://faavo.jp/niigata/project/185  

Posted by ニシダタクジ at 05:31Comments(0)日記

2014年01月20日

まち全体を学校に

「学校を創りたい」とかつて思っていた。
今の学校に替わり得る、
新しい学校を創りたいと思っていた。

吉田松陰先生の野山獄でのエピソードを知った。

海外渡航の罪で
投獄された松陰先生は、
一生出られるかわからない獄の中で、

一緒に獄中生活をしていた人を講師にして、
俳句教室、書道教室、難しい本の解説などを行った。
自身も、読んできた本を語ったりした。

するとどうだろう。
獄中の雰囲気が明るくなったというのだ。

このことに僕は衝撃を受けた。
「学び合う」だけで、獄中にも希望が生まれるのだ。

このとき。
「僕は学校をつくりたい」、のではなくて、
「まち全体を学校にしたい」と思った。

では。
学校とは、なんだろうか。

成長の舞台。

一言で書けばそのようになるだろう。

だから。
家庭も、職場も、商店街のような日常生活の場も、
みな、「学校」機能は果たせる。

昨日はサムライ朝ミーティングだった。
大切にしているのは「共感の場」づくり。
共感しているゴールに向かって、
自分は今日、何をするんだろうか?

先週までに何ができて、
何ができなかったのか。
そう問いかけること。

自分自身のためではなくて、
コミュニティのために何ができるのか?
それが学校という機能をパワフルに果たすようになるのではないかと思った。

自分自身の夢の実現のために努力し続けられる子はそうはいない。
誰かのために。何かのために。
そして集団の役に立つために、人は頑張れるのだし、成長できるのだと思う。

そういう場をたくさんつくっていくことが
とても大切だ。

ツルハシブックスは、そういう場のひとつになりたい。

そしてたくさんの成長の機会をつくっていくのだ。  

Posted by ニシダタクジ at 05:55Comments(0)足跡

2014年01月19日

本屋が「コミュニティ」と「コミュニケーション」を売る

今年1番の衝撃。
14日に移動中に読んだ
CCC(TSUTAYA本部)社長の増田さんの一言。

~~~ここから引用

そして日本最大の書店チェーンとなった責任を胸に、
私はより一層強く思っている。
ー本を売るつもりはないー、と。

(中略)

そこに売られているのは、単なる書籍や雑誌という物体ではない。
私はいつも「提案」を店内に陳列したいのだ。それはこの先も変わらない。

~~~ここまで引用

つながった!
と思った。

スターバックスはコーヒーを売っているのではなく、
旭山動物園は動物を見せているのではなく。

人が欲しいのは、
「第3の場所」だったり、
「命あふれる空間の居心地の良さ」だったりするわけです。

そして、
TSUTAYAの店頭に並んでいるのは、
「本」や「雑誌」ではなく、「ライフスタイル提案」に他ならない。

そして、僕は
「本屋」や「出版業界」の厳しい現状はまさに
そこに原因があると思う。

「本」が欲しいのではなく。
「生き生きとした人生」が欲しいのだ。

北書店の佐藤雄一さんの
「いい本を仕入れて、いい棚をつくる」という
シンプルな熱い想いによって作られた棚を見て、
本を選び、佐藤さんと対話しながら本を買いたいのだ。

「物語」
それは、人と人の間に作られる。

もし、モノを売るのに、
「物語」が必要だとしたら、
お客さんとコミュニケーションをしなければならない。

もし、モノを買うのに、
「物語」が必要だとしたら、
店員さんとコミュニケーションをしなければならない。

「まずはあなたのことが知りたい」
と思わなければならない。

人々が求めているのは、
「コミュニティ」と「コミュニケーション」だ。

そしてそれは、
かつてあったような「地縁的」「血縁的」コミュニティではなく、
趣味やサークル、目指す方向性などといった「趣味的」「志向的」コミュニティだ。

これからの本屋が、
いや、小売店の多くが売るべきもの。
それが「コミュニティ」と「コミュニケーション」だと思う。

いや、小売店ばかりではない。
デパートも、行政も、マンション運営者も、
ひとりひとりのお客のニーズが「コミュニティ」と「コミュニケーション」にあるとすれば、
そこに向かって「商品」「サービス」をつくっていかなければならない。

「農」「食」「本」の
三大コミュニケーションツールを使って、
僕たちはそれを実現していくのだろうと思う。
そして、それをもっとも必要としているのは、15歳、中学生高校生だ。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」は
交通手段を持っていない中学生・高校生に
「コミュニティ」と「コミュニケーション」を届ける企画です。

企業スポンサーもお待ちしています。
企業ロゴマーク等の掲載も検討します。
ご相談ください。

全国のみなさま。
寄附サムライになって頂けませんか?

全国どこの中学生高校生も、
「第3の場所」という「コミュニティ」と地域の大人との「コミュニケーション」
を必要としています。

あなたの街でもやりませんか?

☆ツルハシブックスでは「寄附サムライ」を募集しています☆

ツルハシブックスでは2014年より「本屋」を届けるプロジェクト、
移動ブックカフェ「ツルハシ号」を始動いたします。
そのための車の購入・改修費として資金を集めています。
昨年の改装費用20万円に引き続き、寄附サムライを募集します。
車両取得・改修費などとして、目標額は50万円です。
(昨年は100名以上の方に寄附サムライになっていただきました。ありがとうございました。)

寄附額と特典は以下の通りです。
1,000円寄附:寄附サムライ認定缶バッチ
3,000円寄附:寄附サムライ名刺
5,000円寄附:バッチ+名刺+本の妖精が選ぶこの1冊
50,000円寄附:バッチ+名刺+あなたの街で出張ツルハシブックス2日間(日本全国対応)
他となっております。


☆紅茶協会の楠会長にも寄附サムライになっていただきました。☆

寄附サムライになる方法は、以下の3つです

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、

郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。

あなたも、寄附サムライになって頂けませんか?   

Posted by ニシダタクジ at 06:51Comments(0)思い

2014年01月18日

CREATE OR DIE

朝から血がたぎるような1冊に出会った。


「僕たちはこれからなにをつくっていくのだろう」(箭内道彦 宣伝会議)

いやあ。
素晴らしいよ。
熱い。

「働くっていいもんだ」って思える魂の1冊。

~~~ここから引用

客席のその人は怒っていた。
「あなたの言うことはすべて綺麗事だ。
その綺麗事に騙されてこの業界に入る純真な若者が現実を知り不幸になる。
その責任は重大だ」と。

綺麗事上等。
広告は面白いという嘘を、僕は死ぬまでつき続けたい。
この仕事を志す若者が一人でも増えるように。

彼らは現実に直面し、愕然とするだろう。
だけどその壁を乗り越え、もう一度綺麗事に軟着陸する、
そんな一握りの若者の可能性にバトンをつなぎたいと強く強く思う。

~~~ここまで引用

いやあ。
これですよ。
働くっていうのはそういうことでしょ。

箭内道彦、カッコいい。
熱く働きたい、と思うすべての社会人に贈る魂の1冊です。

CREATE OR DIE!
「創造せよ、さもなくば死を。」

熱いぜ、箭内さん。  

Posted by ニシダタクジ at 06:59Comments(0)

2014年01月17日

「本屋」という「双方向」メディアの可能性

「ツルハシブックスは何を売っているのだろう?」

昨年6月。
スターバックスコーヒーの岩田松雄さんの本の一節
「スターバックスはコーヒーを売っているのではない。」
にガツンとやられて、始まった問い。


昨日、函館蔦屋書店に行ってきた。
朝7時からここに連れて行ってくれた道場さん、ホントにありがとう。

函館のアニこと道場さんに再会したのは
昨年8月のマイクロライブラリーサミット。

まちライブラリー礒井さんのオーラに
魅了されているふたりが15年ぶりに再会。
道場さんは当時、僕がコーナーをしゃべっていた
ラジオ局のディレクターだった。

いまでもラジオをど真ん中にして、
移動式カフェ「クローバーカフェ」
コワーキングスペースでの小さなコーヒースタンド「bar 311」を
やっている。楽しんでるなあ。

函館蔦屋書店
北海道の友人たちが絶賛しているので
気になって、青森から足を延ばした。

その途中に読んでいた本。


文化の樹を植える。「函館蔦屋書店」という冒険(ネコパブリッシング)

この本のラストにシビれた。

「本は生活提案の最高のメディアである」
題されたところの一節

~~~ここから引用

そして日本最大の書店チェーンとなった責任を胸に、
私はより一層強く思っている。
ー本を売るつもりはないー、と。

(中略)

そこに売られているのは、、単なる書籍や雑誌という物体ではない。
私はいつも「提案」を店内に陳列したいのだ。それはこの先も変わらない。

~~~ここまで引用

TSUTAYAが伸びたのは、
「本」ではなく、「提案」を売っていたから。

だから、本好きな人が「通」ぶって、
「TSUTAYAなんて本屋じゃないよ」、と批評するのは、
ある意味で当たっている。

でも、もし。
多くの人々が求めているのが
「本」ではなかったとしたら。

ここに僕は、TSUTAYAがどんどん増えていって、
本屋がどんどん消えていく理由を見るような気がする。
「本」が欲しいのではない。
「人生をよりよく、より楽しく、よりエキサイティングに生きること」が欲しいのだ。

だとしたら。
逆説的ではあるが、本屋は、まだ、やれる。

それは「本」こそがこれから求められていく、
「人と一緒に何かを創っていく」ときの最高のツールになり得るからだ。

代官山蔦屋は、
「完成されたオトナの蔦屋」だ。
知的好奇心をくすぐる棚構成に、
その人にピッタリの本を見つけ出してくれる
「コンシェルジェ」がそこにいる。

たしかに、ここには、
「生活提案」があふれている。
ワクワクが詰まっている。

では、函館蔦屋はどうか。
代官山の棚構成を踏襲した本棚。

しかし。
空間は広々としている。
キッチンのある料理書コーナーは全国でもなかなかないのではないか。

函館蔦屋書店という「冒険」と名付けられたように、
この店舗は、本屋としての「双方向メディア」の可能性を示していると思った。
料理やイベントを通して、人と人が双方向のコミュニケーションをすること。
そんな実験をすることになるのだろう。

「完成版」よりも「試作版」のほうが
「コミュニケーション」を生む。

そういう意味では本屋の「棚」
というのは、最高の双方向メディアなのだと改めて思う。

そんなことを書いていると思い出すひとつのエピソードがある。
僕の本屋の原点と言えるヴィレッジヴァンガード郡山アティ店での
サンクチュアリ出版地方営業のときのエピソードだ。

「カフェをはじめる人の本」や
お菓子作りの本、マグカップやランチョンマットなど
カフェづくりをしたくなるようにキレイにディスプレイされたコーナーを
帰り際に見つけ、営業トークで「このコーナー、いいっすね。」と軽く言った僕に
返ってきた言葉は、

「郡山にカフェをつくろうと思ってるんです。」

え?
なんですか、それ?

「僕が気合を入れて、カフェの棚をつくれば、読んだ人が
カフェを創るんじゃないかと思って。
僕、東京から来たんだけど、郡山にくつろげるカフェがなくてさ。」

なんと!?

そんなことができるんですか!
本屋ってそんなことができるんですか!

と、ものすごい衝撃を受けた。

その半年後。
営業でふたたび訪れたとき。
店長は笑顔で言った。

「西田さん、カフェができました。2軒。」

スゲー。
本屋ってスゲー。
街を自由自在に創れちゃうんだって。
あのときに僕はいつか本屋をやろうって強く思った。

それを改めて振り返ると。

郡山アティの店長がやっていたことって、
まさに本屋というメディアなんだなあと思う。

そのお店で、
カフェやお菓子作りの本を買ったかどうか、は
実は問題ではないのだ。

「郡山にカフェがあったらいいな」
「あなたが創ってくれたらうれしいな」
というメッセージを本棚を通じて表現した。
その表現が時空を超えて誰かに伝わったのだ。

これからは、「本」ではなく、
「本屋」自体がメディアになる。

そして本棚は、本屋は、
インターネットをはるかに凌ぐ
魅力的な双方向コミュニケーションツールとなるだろう。

それは、本棚も、本屋も
「未完成」で「試作型」だからなのかもしれない。

「未完成」であるということは、
たくさんの人が関われる可能性があるということ。
「試作型」であるということは、
たくさんの実験ができるということ。

そしてそれこそが、いま、世の中の人が、
いや社会が求めていることなのではないだろうか?

「本屋の時代」
それは、確実にすぐそこまで来ている。
そして僕は、それを
中学生高校生大学生のためにやりたいのだ。

「未完成」だから「双方向」のコミュニケーションを取りながら
「試作」し続けること。
これこそが「生き方」「働き方」の
つくりかただと思うから。

まずは移動ブックカフェ「ツルハシ号」という「メディア」を持とうと思う。
中学生高校生大学生に「機会」と「メッセージ」を届けるために。

☆ツルハシブックスでは「寄附サムライ」を募集しています☆

ツルハシブックスでは2014年より「本屋」を届けるプロジェクト、
移動ブックカフェ「ツルハシ号」を始動いたします。
そのための車の購入・改修費として資金を集めています。
昨年の改装費用20万円に引き続き、寄附サムライを募集します。
車両取得・改修費などとして、目標額は50万円です。
(昨年は100名以上の方に寄附サムライになっていただきました。ありがとうございました。)

寄附額と特典は以下の通りです。
1,000円寄附:寄附サムライ認定缶バッチ
3,000円寄附:寄附サムライ名刺
5,000円寄附:バッチ+名刺+本の妖精が選ぶこの1冊
50,000円寄附:バッチ+名刺+あなたの街で出張ツルハシブックス2日間(日本全国対応)
他となっております。


☆函館にも寄附サムライが誕生しています。浪川さん、ありがとうございます☆

寄附サムライになる方法は、以下の3つです

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、

郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。

あなたも、寄附サムライになって頂けませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:33Comments(0)日記

2014年01月16日

「俺の道徳」~人生の指針となるマンガ古本販売

青森県庁主催の
「みんなが好きになる会社カフェ」
の第5回にゲスト出演してきました。
http://www.pref.aomori.lg.jp/kensei/seisaku/min-cafe.html

ナビゲーターはあの「魔法のマーケティング」の著者、川上徹也さん。
川上さんの進行のおかげで、安心してお話することができました。

後半はワークショップ。
今回のテーマは
「商品にまつわる物語」とは一味違う
「商品以外の物語」を考える。

そこで考えたのが、
移動ブックカフェ「ツルハシ号」で考えている
古本マンガ販売のプロジェクト

「ツルハシ号」のミッションは、
中学生・高校生に「偶然」を届ける。
「偶然」とは、
人との出会いであり、本との出会いでもある。

そのときにパワフルなツールとなってくるのが
マンガではないかと思う。

引っ越しても引っ越しても
「捨てられないマンガ」というのがある。

それは、
「人生を変えたフレーズ」だったり、
「物語を貫くコンセプト」だったりする。

僕にも、
そんなマンガたちがある。

3つだけ挙げるとすれば、
「SHOGUN」
「覇王伝説 驍」
「沈黙の艦隊」
かなあと思う。

沈黙の艦隊25巻の
「私が深海で手に入れるものは、人類の未来に対する永遠の希望なのです」
のワンフレーズは、僕にとって何よりも大きな「道徳の教科書」的な存在だった。
これを次世代に想いのリレーができたらいいなあと思う。

そこで、移動ブックカフェ「ツルハシ号」では、
移動式の「マンガ図書館&販売」機能を持ちたいなあと思っている。
思い入れのある捨てられないマンガを預かり、
そこで読めるようにする。

もし、どうしても全巻読みたいとなったときに、
販売をするような仕組みができないだろうか。
たとえば、20代は1冊200円 10代は1冊150円
中学生高校生は1冊100円で販売する。
もちろん全巻セットで購入が前提である。

マンガを提供した人は、
売れた場合にのみ、1冊あたり50円を受け取る。
そんな仕組みでマンガカフェ+マンガ古本屋さんができたらステキだなあと。

もちろん、購入しなくても、そこで読むだけでもいい。
イメージは、僕らが高校時代に行ったような、
高校の近くにある「コンビニ」的な、個人商店。

横にカップラーメンとかを食べるソファ席みたいのが
ついていて、部活の帰りに、そこにたむろして、
たわいもない会話を楽しむ。
授業をサポってそこに顔を出して、店主との会話を楽しむ。

そんな「居場所機能」を備えたお店が
どこの高校の近くにもあったと思う。

いつのまにか。
そんな店は「商品販売機能」だけを切り離した形で
「セブンイレブン」や「デイリーヤマザキ」にとって代わられてしまった。

僕はその「居場所機能」だけを復活させるようなことが
できたら楽しいなあと思っている。
瓶のコーラとかジンジャーエールとか。
そういうのを販売したりして。

「俺の道徳~人生で大切なことは、すべてマンガから教わった」
みたいな。
道徳の教科書に出てくるいい話なんて1つも憶えていないけど、
マンガのセリフは覚えている。
そんな大人たちの想いを僕たちはつなぎます。

そんな企画を考えた。

そして参加者の方からアドバイスを頂く。
・マンガをテーマにした飲み会:高校生だったらジンジャーエール
・マンガを描くようなワークショップ
・商店主とマンガについて語る会
など、いろんなアイデアをいただいた。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」はこの春から始動する予定で、
現在はそのための資金を集めるため、寄附サムライを募集している。

青森でもサムライが生まれています。
薪ストーブのある暮らしを提案している田中さんです。


寄附サムライになる方法は、以下の3つです

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、

郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。

あなたも、寄附サムライになって頂けませんか?

あと、「俺の道徳」と呼べるようなマンガが家に眠っていたら、
ぜひご紹介ください。
移動ブックカフェと一緒にマンガを語りに行くのもあり。

地域の中学生高校生に
人生の指針となるマンガの感動を届けませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:14Comments(0)アイデア

2014年01月15日

信念という串に刺さった団子の個性


「未来のスケッチ~経営で大切なことは旭山動物園に全部ある」(遠藤功 あさ出版)

をこたつのある本屋、池袋・天狼院書店で購入。
ステキ空間でした。
そして三浦さんにサインをもらう。


旭山動物園は「行動展示」でブレイクしたのだが、
それは単なる奇抜なアイデアが生まれたのではない。
「信念」という共通の基盤の上に、個々の強い想いがのっている
14枚のスケッチ、そしてそれをつくる地道な努力とチームワーク。

まるで1つの串に刺さった団子のように、
個々をひとつにまとめる信念。
ではその信念とは?

~~~ここから引用

当園では、ありのままの動物たちの生活や行動、しぐさの中に
「すごさ、美しさ、尊さ」を見つけ「たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ」
を感じて欲しいと考えています。

ペット種のように触れ合う、可愛がる、芸をさせる、立つレッサーパンダのような
擬人的なかわいらしいポーズに価値をつけるといった切り口から
野生種への興味や関心をもってもらうべきではないと考えています

~~~ここまで引用

そうか。
「行動展示」は
ありのままの動物たちの生活や行動を
どうやって見せるか?
と考え尽くした結果であって、

一朝一夕で
「こんなふうにやったら面白いんじゃないか?」
と誰かが思いついたわけではないのだ。

この信念。
この信念こそが、会社を継続させていくかどうかを決めるんだなと思った。

そして、なんといっても
「たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ」
ここですね。

ツルハシブックスの本屋という舞台も
こんなことを感じられるような場に
なりたいなあと強く思った。

「われわれは何を売っているのか?」
そして、「何に価値がある、と思っているのか?」

この二つを表現できるチームをつくること。
そしてそれを共感・共有すること。

ここからしか何もかも始まらないと感じた、
冬の夜だった。

ステキな本をありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:48Comments(0)

2014年01月14日

ナリワイを考えるONJINワークショップ

初リトルトーキョー。
1月6日に告知スタートしたのに
まさかの定員オーバー。
リトルトーキョーのチカラか、ソトコトのチカラか。
「本」っていうキーワードのチカラなのか。



「働き方」をメインテーマに告知していたので、
プレゼンとワークショップを開催。

テーマは「本業はなんですか?」廃止宣言。
「ナリワイをつくる」を題材に、働き方について
いろいろと考えました。

やっぱり
0か100か
みたいなところってある。

就職か起業か?
社員かノマドか?
みたいな。

この議論ってはっきりいって意味がないと思う。
というか、ただ、2分化して説明しているだけで、
テレビの視聴者的には価値があると思うのだけど
実際に働いている当事者にとっては、
このような0か100かみたいな分け方によって何かを得られることはない。

そんな現在に一石を投じる本が「ナリワイをつくる」だ
60年前までは複業は当たり前で、
田んぼで米を作りながら酒をつくり、家をつくり、ときに神社の番をしていた。

だから。
これだけ時代が不安定になっているのに、
ひとつの仕事を専業にすることのほうが大きなリスクだし、
専業にすると、広告費がかかったり、薄利多売をしたり、不安を煽って売ったりするので
どうしても精神的ダメージを受けやすくなる。

そうじゃなくて、
年間30万円稼げるナリワイを少しずつつくっていこう
というのが趣旨だ。

昨日はそのナリワイづくりの練習として
「ONJINワークショップ」に挑戦した。

金沢大学の杉本くんと一緒に開発したワークショップ。
自分自身の人生を決定づけた出来事、人、本などから、ナリワイを考えるというもの。

これをやると人生が振り返れるし、
モチベーションが上がるんですよね。
会社員でも何かナリワイを始めてみたくなる。

そんないい時間になりました。
トークライブ+ONJINワークショップの2時間~2時間半コース、
これはどこでもできるなあと思いました。

高井さん、羽藤さん、佐川さん
寄附サムライ、ありがとうございました。
  

Posted by ニシダタクジ at 05:49Comments(0)就職

2014年01月13日

「人柄就職」という可能性

昨日、ツルハシブックスに1人の就活生がやってきた。
リクナビ、マイナビ、合同企業説明会・・・

「そんなのって何かおかしくないか?」
と感じているという。
その感性は僕は本物だと思う。

まるで、ベルトコンベアに載せられているような、
これから自分はどこに売られていくのか?
そんな違和感。

その「違和感」を無視することなく、
「違和感」がどこからくるのか?考えることはとても大切だと思う。

僕はその違和感は、
・ずっと一生働き続けるわけでもないのに、あたかも「一生捧げます」と振る舞うこと
・「リクルートスーツ」というものを着ながら、世の中のルールに従います、と言いながら、個性を見せなければいけないこと
などなど。

いろんなところにあると思います。

そして、「出会いがある」と前向きになれる大学生もいれば、
「感性が失われそうだ」と思って、立ち止まる大学生もいる。

それは別にいいことでも悪いことでもない。

ただ、これから生きていくのに、大切なのは感性なので、
その違和感を「違和感」として大切に育むことは大切だ。
そしていつか、それを言語化できるようになる時が来るのかもしれない。

しかしながら。
いま、こうして、就活生を目の前にして、
「いつかわかるから」というのは
あまりにも人間味がないので、何かアクションを起こしたいなあと思う。

就活生が企画する
5社×30名の就職座談会
なんていかがだろうか。

大学生がナビに載っていない
中小企業にインタビューに行って
その企業のブースを作りこむ。

そこで社長×学生のイベントを開催する。
そこで行われるのは、「人柄就職」だ。

今の就職のアピールスタイルは
完全に条件付の結婚相談所みたいになっている。

身長は170㎝以上
年収はこれくらいで
二男が望ましい。
農家の長男はちょっと・・・
みたいな。

就活生だと
TOEICが何点で留学経験があって、
東京のベンチャー企業でインターンしてて、
こういうスキルがあって、将来はこういう夢があって、
御社のこういう理想に惹かれて、入社を希望しました。
みたいな。

そうじゃないでしょう、イマドキの結婚は。
「なんとなく、人柄がよさそうで」
「一緒にいると落ち着けるので」

って決まってもいいんじゃないかなと思います。

そんな就職活動、企画してみようかなあ。と。  

Posted by ニシダタクジ at 05:29Comments(0)日記

2014年01月12日

12日付新潟日報に掲載されています



1月12日付の新潟日報12面「県内総合面」に
ヒーローズファームの活動が掲載されています。

「ヒーローズファーム」の名称は、
畑で美味しい野菜が育つとき。
そこには、太陽や土、風、ミミズや微生物、と
たくさんの関係性の中で、
ダイコンは初めて美味しいダイコンになる、という
想いを込めました。

人が育つときも、
ひとりの有能な教師がいれば
立派な人が育つわけではなく、

効いているのかいないのか、
わからないような、ミミズのような地域の大人が
いたほうがステキな人が育っていくのではないか。
と思います。

僕は農学部時代に
畑サークルをつくり、
北海道から鹿児島まで全国各地の農家に話を聴く旅をしていました。
そこでもっとも衝撃を受けたのが「自然農」でした。


(川口由一の「自然農」というしあわせ DVDブック ツルハシブックスで発売中です。)

耕さない
肥料・農薬をやらない
草と虫を敵としない

こんなテーマでやっている農家さんたちの畑は、
畑が農家さんたちの顔をしていたのです。

「その草を残すべきか、刈るべきか、畑に立つと自然と分かるようになる」
(徳島・沖津一陽さんの言葉)

「答えなどないんだ。」
と僕は自然農の農家さんに教えられ、
やっと人生がスタートしたように思います。

畑に立ち、自らの人生を賭けて、目の前の作物に向かい合う。
そんな風に生きていけたらいいと思いました。

ヒーローズファームの「ファーム」とは、
自然農の畑のような「ファーム」です。

「ヒーロー」とは、テレビに出ている人のことではなく、
地域活動に汗を流している、身近にいるカッコいい大人だったりします。
「どう生きたらいいのか?」と悩んでいるカッコ悪い大人だったりもします。

そんなたくさんの関係性に支えられて、
自分は自分の人生を生きていく。
そんな農園のような場所、そして地域があったらいいと思います。

僕たちがやっているのは、
「土づくり」なのではないでしょうか。

あなたも、美味しい野菜が育つ「土づくり」に参加しませんか?

☆ツルハシブックスでは「寄附サムライ」を募集しています☆

ツルハシブックスでは2014年より「本屋」を届けるプロジェクト、
移動ブックカフェ「ツルハシ号」を始動いたします。
そのための車の購入・改修費として資金を集めています。
昨年の改装費用20万円に引き続き、寄附サムライを募集します。
車両取得・改修費などとして、目標額は50万円です。
(昨年は100名以上の方に寄附サムライになっていただきました。ありがとうございました。)

寄附額と特典は以下の通りです。
1,000円寄附:寄附サムライ認定缶バッチ
3,000円寄附:寄附サムライ名刺
5,000円寄附:バッチ+名刺+本の妖精が選ぶこの1冊
50,000円寄附:バッチ+名刺+あなたの街で出張ツルハシブックス2日間(日本全国対応)
他となっております。



昨年の寄附サムライになってくれた、熊本県立大の小野さんと菊野さんです。ありがとう。

寄附サムライになる方法は、以下の3つです

1 店頭寄附
ツルハシブックス店頭で受け付け用紙がありますので、
そちがにご記入の上、お申し出ください。

2 地域応援クラウドファンディングFAAVO新潟で寄附
https://faavo.jp/niigata/project/185

3 直接振込で寄附

事前にメール等で、氏名、住所、連絡先電話、メールを記入の上、

郵便振替口座 00580-2-92404 加入者名 NPO法人ヒーローズファーム
または
第四(ダイシ)銀行内野(ウチノ)支店(普)1858245
口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
へお振込みください。

あなたも、寄附サムライになって頂けませんか?
若者を育てる「土づくり」を一緒に始めませんか?  

Posted by ニシダタクジ at 08:55Comments(0)日記