プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年01月15日

信念という串に刺さった団子の個性


「未来のスケッチ~経営で大切なことは旭山動物園に全部ある」(遠藤功 あさ出版)

をこたつのある本屋、池袋・天狼院書店で購入。
ステキ空間でした。
そして三浦さんにサインをもらう。


旭山動物園は「行動展示」でブレイクしたのだが、
それは単なる奇抜なアイデアが生まれたのではない。
「信念」という共通の基盤の上に、個々の強い想いがのっている
14枚のスケッチ、そしてそれをつくる地道な努力とチームワーク。

まるで1つの串に刺さった団子のように、
個々をひとつにまとめる信念。
ではその信念とは?

~~~ここから引用

当園では、ありのままの動物たちの生活や行動、しぐさの中に
「すごさ、美しさ、尊さ」を見つけ「たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ」
を感じて欲しいと考えています。

ペット種のように触れ合う、可愛がる、芸をさせる、立つレッサーパンダのような
擬人的なかわいらしいポーズに価値をつけるといった切り口から
野生種への興味や関心をもってもらうべきではないと考えています

~~~ここまで引用

そうか。
「行動展示」は
ありのままの動物たちの生活や行動を
どうやって見せるか?
と考え尽くした結果であって、

一朝一夕で
「こんなふうにやったら面白いんじゃないか?」
と誰かが思いついたわけではないのだ。

この信念。
この信念こそが、会社を継続させていくかどうかを決めるんだなと思った。

そして、なんといっても
「たくさんの命あふれる空間の居心地の良さ」
ここですね。

ツルハシブックスの本屋という舞台も
こんなことを感じられるような場に
なりたいなあと強く思った。

「われわれは何を売っているのか?」
そして、「何に価値がある、と思っているのか?」

この二つを表現できるチームをつくること。
そしてそれを共感・共有すること。

ここからしか何もかも始まらないと感じた、
冬の夜だった。

ステキな本をありがとう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:48Comments(0)