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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年11月07日

当事者意識を発動させるタイミング

「行動が起こる会議」

これが
にいがた未来考房のテーマ。

いままで
山ほど見てきた
「行動が起こらない会議」

言いたいことだけいって
「そうなったらいいよね~」なんて夢を語って、
会議が盛り上がったように見える報告書はできるのだけど。

誰も行動しない。
だから、なにも変わらない。
こんな会議を
大学3年生からずっと見てきた。

大切なのは、会議をすることではなくて、
行動を起こすこと、未来を創っていくことなのだから。

「フューチャーセンターをつくろう」(野村恭彦 プレジデント社)

によると、
行動が起こる会議の3原則は

1 課題提案者が本気であること
2 実行力を持った参加者がいること
3 ファシリテーターが強い意志を持って関わること

従来の「住民参加型会議」には
2しか存在しなかった。

つまり、本気で課題を解決しようと思っている人も
強い意志を持っているファシリテーターもいなかった。
だから、行動が起こらなかった。

一方で、
僕たちヒーローズファームは、
2006年に「社長に挑戦セヨ」というイベントを始めてから

「学生の本気のアクションを起動させるには?」という
テーマで取り組んできて、
「当事者意識をどこで発動させるか?」
つまり、社長の課題意識に共感し、
当事者意識を発動する設計を考えてきた。

さらに、「イノベーション」を起こすためには、
必ずしも明確な課題意識から出発しないほうがいいのでは、
と思ってきた。

そこで今回の未来考房はそこにチャレンジをしている。

シナリオシンキングという未来予測手法を使って、
起こりうる未来をまずはワクワクを抱いて想像し、
イメージできた未来のところに
個人の当事者意識を落とし込んでいくという方法だ。

アクションが起こるには
課題共感と当事者意識の高まりが
絶対に必要なのだが、
最初に当事者意識を高めてしまうと、
考えの枠が狭くなって、
「場」の強みを活かせないのではないかと考えた。

このセッションに集まるメンバーは
今日かぎりの最初で最後のメンバーであり、
何か、意味があると思ってよいだろう。

そこで出た未来への絵を
共有し、そこから自分たちのアクションに落とし込んでいく。

これができると、
会議はずっと面白くなると、
アクションの起こる会議が生まれる。

そんな実験をいましているのだろう。

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Posted by ニシダタクジ at 07:42│Comments(0)学び
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