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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年10月25日

感じること、考えること、当事者意識を持つこと

「誰も幸せになってないじゃないか。」
大学3年生の僕はそうつぶやいた。

「どれだけ消費すれば満足なのか?」
(アランダーニング ダイヤモンド社)
を読んだときだった。

消費は2倍に増えた。
しかし、幸せだと感じる人の数は増えていなかった。

この衝撃は相当なものだった。
では、なんのために、働いていたのか?
幸せになるためではなかったのか?
と憤った。

その後、環境問題への対処法と
理想とする農業の探求に向かっていった僕は、
ひとつの結論に達した。

環境問題が「問題」なのではなかった。
いや、もちろん問題なのだけど、
僕が解決したい問題はそこではなかった。

環境問題の根本原因は、
大量生産・大量消費・大量廃棄という
社会全体のライフスタイルであり、

それを可能にしているのは、
ひとりひとりが
「環境」に対しての当事者意識を持たないこと。

極端な話、
自分の家の中や土地の周りは
キレイにするけど、
コンビニで買い物したり、輸入もののエビを食べたり、
っていうのはそんなに意識せずにやっている。

そう。
当事者意識を持たないことは、
自分のアタマで考えないことであり、
それ以前になにも感じないことである。

そして、
それって幸せなんだろうか?

テレビコマーシャルが言う幸せに自らの幸せを委ねた。
それが、高度経済成長ではなかったか。
そして、その結果、人々は幸せになったのだろうか?
いや、あまりなっていないんじゃないか。

幸せとは、
感じること、考えること、そして当事者意識を持つこと。

そこからしか始まらない。

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Posted by ニシダタクジ at 06:04│Comments(0)日記
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