2016年05月08日
ツルハシブックスを目指さない
「成功は一日で捨て去れ。」
とは、ユニクロの柳井さんの言葉であるが。
ユニクロはともかく。
僕は知らず知らずのうちに、
ツルハシブックスを目指してしまっていたのではないかと。
ツルハシブックスのような空間は理想だと思う。
ただひたすらに理想を目指してきたから。
オープン後に試算した。
やるからには日本一の本屋になりたい。
ジュンク堂に勝つにはどうしたらいいか?
ジュンク堂よりも坪当たり売り上げを上回る。
そんな本屋はカッコイイなと。
で試算した。
ツルハシブックスの営業時間内で、
15秒に1冊、単価1500円の本が売れること。
それは無理だ。
と思った。
売ることが無理なのではなく、
それを目指してしまうと、ツルハシブックスはツルハシブックスでは
なくなってしまうから。
そうやって。
誰のために何を売るか?
ツルハシブックスってなんだっけ?
というのをひたすらに問い続けてきて、
結果、サムライの制度ができて、いい空間が出来上がっている。
そこにとらわれていたのではないか。
と昨日ハックツの話をしていて思った。
中高生のいい意味でのたまり場を目指す。
というのは、理想的ではあるが、
それはイコール、ツルハシブックスを目指すのとは違う。
何よりお客さんに向かっていくこと。
ハックツのお客さんである
中学生高校生によりよい空間と時間を提供すること。
ブックスタマのお客さんである
地域ユーザーにも、そのことを知ってもらうこと。
そして経営体としてのブックスタマにも
経済的価値を生んでいくこと。
そのためには、
店内を一体化した取り組みが必要なのだろう
という結論に達した。
仮称「まちの本屋の日」だ。
地域プラットフォームとしての本屋を月に1日だけ出現させること。
そうやって、10代だけではなく、ほかのユーザーにも
従業員さんにも、「まちの本屋」を楽しんでもらう日。
そんな場をつくっていきたいと思った。
そして、
これまでの「成果」をちゃんと表現していくこと。
毎月ハックツに通いながら、この前引っ越していった小学生が
ハックツあてに手紙をくれたこと。
そんな小さな物語がたくさん生まれていること
をちゃんとブックスタマの人にも伝えていかないといけないなと。
お客はだれか?
お客にとっての価値は何か?
その価値を生み出すにはどうしたらよいか?
何がそれを妨げているのか?
それをスムーズにやっていくにはどうしたらよいか?
東京ハックツの場合は
お客はメインは中高生であるが、
一般の地域ユーザーでもあり、
ブックスタマという経営体でもある。
その「あいだ」にプロジェクトを置いていくというデザイン。
それは決して「ツルハシブックスを目指す」
ということではないんだな、と当たり前のことに
いまさら気づいた。
その三者を同時に満たしてこそ、
中高生にとっての場所ができるし。
もし、仮にツルハシブックスのような
日常的なたまり場、秘密基地のような空間を
目指すというのを第一義にするのであれば、
明かりや椅子といったハードの部分からも
考え直す必要があるなあと。
暗やみ本屋ハックツとブックスタマは、
まちの本屋としての役割と可能性を
実験する場にこれからなっていくと思う。
答えなどない。
社会実験を繰り返して、「場」は、できていく。
ツルハシブックスを目指さない。
ハックツはハックツを目指す。
とは、ユニクロの柳井さんの言葉であるが。
ユニクロはともかく。
僕は知らず知らずのうちに、
ツルハシブックスを目指してしまっていたのではないかと。
ツルハシブックスのような空間は理想だと思う。
ただひたすらに理想を目指してきたから。
オープン後に試算した。
やるからには日本一の本屋になりたい。
ジュンク堂に勝つにはどうしたらいいか?
ジュンク堂よりも坪当たり売り上げを上回る。
そんな本屋はカッコイイなと。
で試算した。
ツルハシブックスの営業時間内で、
15秒に1冊、単価1500円の本が売れること。
それは無理だ。
と思った。
売ることが無理なのではなく、
それを目指してしまうと、ツルハシブックスはツルハシブックスでは
なくなってしまうから。
そうやって。
誰のために何を売るか?
ツルハシブックスってなんだっけ?
というのをひたすらに問い続けてきて、
結果、サムライの制度ができて、いい空間が出来上がっている。
そこにとらわれていたのではないか。
と昨日ハックツの話をしていて思った。
中高生のいい意味でのたまり場を目指す。
というのは、理想的ではあるが、
それはイコール、ツルハシブックスを目指すのとは違う。
何よりお客さんに向かっていくこと。
ハックツのお客さんである
中学生高校生によりよい空間と時間を提供すること。
ブックスタマのお客さんである
地域ユーザーにも、そのことを知ってもらうこと。
そして経営体としてのブックスタマにも
経済的価値を生んでいくこと。
そのためには、
店内を一体化した取り組みが必要なのだろう
という結論に達した。
仮称「まちの本屋の日」だ。
地域プラットフォームとしての本屋を月に1日だけ出現させること。
そうやって、10代だけではなく、ほかのユーザーにも
従業員さんにも、「まちの本屋」を楽しんでもらう日。
そんな場をつくっていきたいと思った。
そして、
これまでの「成果」をちゃんと表現していくこと。
毎月ハックツに通いながら、この前引っ越していった小学生が
ハックツあてに手紙をくれたこと。
そんな小さな物語がたくさん生まれていること
をちゃんとブックスタマの人にも伝えていかないといけないなと。
お客はだれか?
お客にとっての価値は何か?
その価値を生み出すにはどうしたらよいか?
何がそれを妨げているのか?
それをスムーズにやっていくにはどうしたらよいか?
東京ハックツの場合は
お客はメインは中高生であるが、
一般の地域ユーザーでもあり、
ブックスタマという経営体でもある。
その「あいだ」にプロジェクトを置いていくというデザイン。
それは決して「ツルハシブックスを目指す」
ということではないんだな、と当たり前のことに
いまさら気づいた。
その三者を同時に満たしてこそ、
中高生にとっての場所ができるし。
もし、仮にツルハシブックスのような
日常的なたまり場、秘密基地のような空間を
目指すというのを第一義にするのであれば、
明かりや椅子といったハードの部分からも
考え直す必要があるなあと。
暗やみ本屋ハックツとブックスタマは、
まちの本屋としての役割と可能性を
実験する場にこれからなっていくと思う。
答えなどない。
社会実験を繰り返して、「場」は、できていく。
ツルハシブックスを目指さない。
ハックツはハックツを目指す。
Posted by ニシダタクジ at 10:25│Comments(0)
│学び
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