2016年06月20日
複数の役割を演じるということ
「下り坂をそろそろと下りる」(平田オリザ 講談社現代新書)
「わかりあえないことから」
につづく、平田オリザさんの1冊。
まだ第1章しか読んでいないのだけど、
やっぱり鋭いところついてるなあと。
小豆島の事例。
子育て層が移住してきて、
活気がある小豆島。
離島でありながら人口3万人という、
その中で産業構造が成り立つようになっていることも大きい。
平田さんは演劇を取り入れた
コミュニケーション力の授業を展開している。
印象に残ったのは、
小豆島高校の野球部の話。
参考:
http://geinou-resistance.info/1325.html
今年の春のセンバツ高校野球に
21世紀枠で選ばれた小豆島高校。
その強さの秘密を
平田さんは、少人数がゆえの
複数ポジションをこなすところにあるのではないか、と言う。
複数の役割をこなす。
そのことが人々の自主性、主体性を伸ばす。
それによって関係性もよくなるのではないか?
参考先URLを見ても、
フェリーでの練習試合にいくときも
行き帰りの船の中が
よいミーティングの場になっているのだという。
なるほどな。
ふりかえり、がちゃんとできているのだなあと。
これkらが楽しみな1冊です。
Posted by ニシダタクジ at 07:29│Comments(0)
│本
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。