2016年08月17日
本屋とは「偶然」の宇宙
こんなとんでもない景色を見た後、
只見線に揺られて、新潟・魚沼へ。
3年前の大雨のため、一部がバス代行輸送となっており、
只見駅で2時間待ち。
只見駅でレンタサイクル200円を借り、
放浪書房の行きつけ、たもかく本の街へ。
1冊だと定価の半額
コミック10冊1000円
ということでなんとかして10冊に
届けようとした瞬間。
目の前に飛び込んできた1冊。
「草子ブックガイド」(玉川重機 KCモーニング)
第1話はロビンソン漂流記。
「問い」、そして「生きる」が詰まっている1冊。
ちゃんと読んだことないのだけど、
このマンガを読んでると、
読みたくなってくるから不思議です。
只見のまちの古本屋で偶然に出会った1冊のマンガ。
その1冊で、
ほんの少しだけ人生が動く。
本屋さんとは、そういうもので、
だから僕は本屋さんをやりたかったのだろうと思います。
本屋の「価値」とは、偶然を届けること。
小さな「人生の動き」に寄り添う本を届けること。
そんな本屋をやりたいな、と思う。
そしてそれは、本屋でなくてもいいんだな、きっと。
本屋が一番、そんな機会をつくりやすいのだろうと思う。
第2巻の「銀河鉄道の夜」の話もおススメです。
Posted by ニシダタクジ at 06:19│Comments(0)
│本
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