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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年05月26日

「未成年」を抜け出る

「未成年」を抜け出る
「わたしのはたらき」(西村佳哲 弘文堂)

のラストから引用

西村さんが今回の嬉しい出会いのひとつとして
坂口恭平さんが紹介したカント「啓蒙とは何か。」

~~~ここから引用

「啓蒙の定義。啓蒙とは何か。
それは人間が、自ら招いた未成年の状態から抜け出ることだ。」

“抜け出る”ことだと書いてある。
“抜け出させる”ことではなないんですね。

「未成年の状態とは、他人の支持をあおがなければ、
自分の理性を使うことができないということである。」

この文章に少しドキッとします。
とくに「未成年」という言葉に。

それは自分に「その部分はありはしないか?」
というのが一つ。

あと、
「人を未成年の状態に留めておくような仕事を、
自分はしてはいないだろうか?」と

「ほとんどの人間は、自然におしても
既に青年に達していて、他人の指導を求める
年齢ではなくなっているというのに、
死ぬまで他人の指示をあおぎたいと思っているのである。」

「また他方では、あつかましくも、
他人の後見人と僭称したがる人もあとをたたない。」

人に「ああしなさい」「こうすべきだ」と指図する人たち。
いまで言えば自己啓発をビジネスにしている人たちが
該当するんでしょうか。

書かれたのは1784年ですから、230年前からいるのか。

ということは、他人に指南を求める心性も
現代人の特質というわけではなくて、
その資質として人間が持っているものなのかもしれない。

それでもなお、「本人がみずから抜け出る」
ことが大事であると考えるなら、重要なポイントは、
「大人になりましょう、と諭すことじゃない。
ちゃんと「大人扱いする」ことだと思うわけです。

~~~ここまで引用

なるほど。「未成年」の状態から、本人がみずから抜け出ること。
これって、「20代の宿題」なんじゃないかな。

自分で考え、自分で判断し、行動する。
そして結果を他者からフィードバックをもらいながら、
みずから受け入れていく。
きっと、この繰り返しでしかない。

会社や世の中のせいにしない。

今年2月、岡倉天心から学ぶこれからの成人式という
タイトルでプレゼンをした。

岡倉はまさに、
未成年の状態を抜け出した人だったと思う。

自らの感性を信じて、
東京美術学校(現東京藝大)を飛び出し、
インドにわたり、五浦に日本美術院を移設。
そして世界へ、自らの理想と思想を発信し続けた。

五浦に、その魂が眠っている。

それを拾いに行くところから、
20代の宿題は始まるのではないか。

五浦からはじまる、
これからの成人式、僕は強くお勧めします。

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Posted by ニシダタクジ at 05:48│Comments(0)
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