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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年07月06日

未来像をハッシュタグで説明する

「そこってどんな場所?」
「一言でいうと何?」
「どんなプロジェクト?」

それを表現するのって難しい。

どちらかというと、
目的が多様であるほうがいいと思っているし、
未来が決まっていないほうがいいと思っている。

かえるライブラリーキカクカイギ@湯島「ヨソラ」。

どんな場にしていきたいのか?
そんなことを話し合う。

場の運営者の高橋さんの話で
印象的だった話。

この場所(ヨソラ)は、
主に子ども(小学生~高校生)向けのプログラミング教室
をやっているのだけど、
最初から「カフェ的な空間」を目指していたのだということ。

つまり、畳があって、ちゃぶ台があって、
そこで作業してもよいということだったり、
木の机を置いたり、
かなり自由度が高い空間を作ってきた。

つまり、カフェ的な空間である。

カフェ空間の居心地の良さは、
目的が多様であること。
「コーヒーを飲む」という
目的以外の利用が認められていること。

たぶんそういうところにあると思う。
それ以外にも店主さんの気づかいというか
こだわりというか、そういうのも居心地の良さに
かかわってくると思うが。
(椅子と照明が居心地の良さの本質らしいので)

じゃあ、そんな「ヨソラ」で
「かえるライブラリー」を展開しつつ、
この場所をどう運営・展開していくのか、そんな話。

たぶん、場所のミッションとしては、
この場所は、昨日のブログの話で言えば、

「コネクティングドット」の「ドット」をつくる、ということ。

その時はどうつながるか分からなかったけれど、
あとで振り返ると、
あ、そういえば、あそこで出会った人が、あそこで借りた本が、
いまここにつながってます。

そういう「ドット」(点)をつくること。

それが「ヨソラ」×かえるライブラリーの
ミッションだと思った。

だから、
顧客は誰か、
顧客にとって価値は何か、

っていう定番の質問を
あえて明確にしないことなのかもしれないな。

かといって、だれでもフリーに来てほしいわけじゃなくて、
キーワードにヒットする人に来てほしい。

つまり、ツイッターのハッシュタグのような、
いくつかのキーワードがあって、
そこにいくつかヒットする人が集まってきて、
集まった人たちで(もちろん全員ではなく)、
顧客と顧客価値を設定して、プロジェクトが生まれていくような、
そんな場になればいいと思った。

「本」「本屋」「手紙」「学び」「スキル交換」
「地域」「パラレルキャリア」「二拠点居住」
とかそういう感じ。

僕自身がやりたい方向性としては、
「かえるライブラリー」のネットワークを通じて、
各「地域」に本やライブラリーを通じた友人ができて、
そこで小さなプロジェクトを一緒にやったり、
東京にいながら関われたり、東京でモノを売ったり、
そういう場所になれたらいいなと思った。

これからの「学び」。
それは「予測不可能性」にあり、
「越境」にあり、「コモンズ」にある。

そのためには、
目的の多様性を許容する「場」があり、
もちろん本棚があり、「身体性」が
発揮できるようになっている。

そんな目的を明確にしない「学び」と
仲間との「出会い」を、
湯島天神の前でやるっていうのが
このプロジェクトの面白いところだと思う。

学びとは何か?
問いかけるようなプロジェクトをつくりたい。


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Posted by ニシダタクジ at 07:31│Comments(0)学び
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