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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年02月08日

さわやかな敗北

さわやかな敗北

岐阜県立吉城高校
YCKプロジェクト報告会2019に参加。
YCKとは(吉高 地域 キラメキ)の略称
地域でさまざまな活動を行った生徒からの発表。
発表中のバックミュージックにJ-popがかかっているのが新鮮。

地域課題探究

課外特別プログラム★課外

総合学習

教科学習

というような設計。特筆すべきはプロジェクトの数。こんなにたくさんあるんだって。
発表では「こんな人におススメ」っていう後輩に活動をお勧めするような内容が入っていて、
先輩から後輩へとプロジェクトが引き継がれていることが分かった。

感動したのは、
学校設定科目地域課題探究の2つのプロジェクト
1つは孫の日企画「お孫さんと最高の思い出をつくろう」企画
探検×ものづくりを合わせた企画。

10月の第3日曜日(孫の日)に企画。
8組18名が参加した。

なぞなぞや紙飛行機を投げたり、絵を書いたりレクリエーション的な要素も大きかったが、おばあちゃんたちは別室でケーキをつくって最後に孫にプレゼントするとか、かなりこだわったつくり。最後に撮った写真を送ったりもする。ホスピタリティにあふれた企画。

申込者のうち1組は、「孫がいなんだけど、参加したい」と問い合わせたおばあちゃんにスタッフの高校生が孫の代わりをやったのだという。別れ際おばあちゃんが泣いていたという。なんかあったかいな。

もう1つは三寺ミッション「お寺で語ろう私たちの飛騨」企画
・お祭りに合わせて外国人向けのガイド本をつくる。
・寒いので暖かい汁物をふるまう。

そして対話を行う。
行きつけの店、わが町自慢などから入って、入りやすくする。

住職さんは言っていた。「お寺がどんな場だったのか?」を問いかけられた、と。
「地域」って何か?っていう壮大な問いをなげかけられたような気がした。

この2つのプロジェクトを聞いていて思ったことは、「お客の設定」がとても大切だということ。誰のためにやるのか?を突き詰めていくと、やることにつながる。

キャリア教育に必要なのは、「お客」なのではないか。と思った。友達の誕生日にやる「バースデーサプライズ」のように企画を考え、実行し、フィードバックをもらうこと。お客を設定し、懸命に活動を考えている分、フィードバックが熱い。

最後に、進路の決まった3年生からのメッセージ。
英語が得意だと思っていたのに、外国人と話せずにくやしかったこと。学校に教えに行ったときに、「なんで?」と聞き返され、答えられなかったこと。教わる側の視点が足りない。そうして学ぶ気持ちにスイッチが入り、大学に合格したこと。

「さわやかな敗北」

高校生にとって、自分の足りなさ、できなさに気づくこと。
それは大きなモチベーションのスイッチになる。
これをいつやれるのか?高校生の早い段階で、もっと言えば、中学生のうちでもいいから、やれたほうがいい。

同質性集団の中で比較によって敗北感を得るのでは無く、自分なりのミッションを持って実験・挑戦した後の敗北感を得ること。

「さわやかな敗北。」
それを可能にするのは、地域というフィールドと地域の人という学びのパートナーと、ふりかえりのデザインだろうなと。


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Posted by ニシダタクジ at 15:25│Comments(0)学び
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