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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2022年03月09日

衝動とWHYの三角形

高校生のプロジェクトに「なぜか?」とたずねる時。
僕が聞きたいのは、まず「衝動の物語」であって、「合理的理由」や「社会的意義」、「数値的エビデンス」ではない。

いま、ワークシートを作り直しているのだけど、
「自分の好き」「仲間の好き」「他者・地域・社会の課題や資源」
というのを意識しながら活動している時に生まれる「衝動」。
とにかく「好き」でこれをしているとハッピーだ、とか、なぜ、こんなおかしなことになっているんだ?とかの憤り

ひとつひとつの物語の中にある衝動から描く未来をイメージすること。その未来も衝動なのだけど。
WHYと衝動の三角形をまずつくること。
そのWHYを補完するものとしての「社会的意義」や「数値的エビデンス」が必要になってくるんだ。

「衝動」を得る方法は、4つの出会い。
・自分との出会い(自分ってこんなやつだったんだ!)
・仲間との出会い(応援したい!)
・地域(社会)との出会い(この課題なんとかしたい!)
・お客との出会い(この人のために何かしたい!)

自分・仲間サイドと地域(社会)・お客サイドを組み合わせて、
なぜ(描く未来)と誰がどうなったらうれしいのか?というWHY(ビジョン)を描く。
そのWHYを補完するものとして「社会的意義」や「数値的エビデンス」を加えていく。

しかし、まずはそのWHYに向けてWHAT(何をするか?)を考え、HOW(どのようにするか?)に落とし込んでいく。
活動し再び4つの「衝動」に出会う。そしてサイクルが回っていく。
たぶんそういう感じ。

衝動を見つけるために観察が必要となり、観察を駆動するには好奇心が必要であり。

その衝動とWHYの三角形のことを、人は個性と呼ぶのだろうと思う。
そこにプロジェクトを立ち上げていくこと。仕事でも、趣味でも、ボランティアでも同じだ。

自分と他者のあいだに、プロジェクトができていて、そこに自分を差し出すこと。
これを繰り返し、いつの日か「衝動」と「呼びかけ」が一致するとき。
人は「天職」に出会うのだろう。  

Posted by ニシダタクジ at 06:38Comments(0)学び日記