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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2008年11月02日

「駄」の魅力

11月3日に開催される
「だがしや楽校~おやじ万博08」の
きっかけは、
山形県で中学校教員をしていた松田道雄さんの著作
「駄菓子屋楽校」を読んだことだった。

幼い頃の駄菓子屋の記憶。
社交場であり、学びの場だった駄菓子屋。
大切なことをたくさん教えてもらった。

現代にもう一度あの空間をつくり上げよう。
それが駄菓子屋楽校という取り組みだった。

松田さんには何度かお会いしたことがあるが、
興味深かったのは「駄」の話だった。

駄菓子の「駄」はとるに足らない、
たいしたことないという意味の「駄」。

10円、20円のお菓子を買うのに、
何分迷っているのだろうという「駄」

その後も店のばあちゃんたちと話をしたり、
子ども同士でけんかをしたり。
まったくお金を生まない時間がたくさんある「駄」

しかしながら。
「駄」の中に、大切なものがあったのではないか。
いや。
「駄」だからこそ実現可能な空間があったのではないか。

成果主義。
生産性をいかに上げるか。
ムダをいかになくしていくか。

それを追い求めすぎた結果。
失われた「駄」。

「駄」の世界をふたたび復活させること。
そこに大きな魅力を感じる。

PS 当日ボランティアのみなさん、ありがとうございます。
だがしや楽校のボランティアに来ても、
自分の将来には、まったく役に立たないと思いますが、
「駄」の魅力を探しに来てください。

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Posted by ニシダタクジ at 05:21│Comments(0)言葉
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