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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年05月02日

福祉×ツーリズム

粟島でのスタディツアー1日目。
粟島の福祉の現状を聞く。

福祉の最大の課題だと僕が思うのは、
リタイア後から要支援・要介護になる前
の人たちへの支援だろうと思う。

定年退職後の男性だったり、
畑をやっていたけど足腰を悪くして、
畑に出れなくなった女性だったり。

まだ、日常生活に支障はないほど、
元気なんだけど、社会との接点を
急激に失っていく。

「趣味を持て」
なんて簡単に言うけど、
人は、自分のためにはあまり頑張れない生き物だ。

「生きがい」をどうプロデュースするか?
という観点から、考えていくこと。
「仕事」「役割」をどう作っていくか、ということ。

それを観光の側面からアプローチできないか?

そこで思いついたのが
「ダイアログ・ウイズ・バーチャン」

島のばあちゃんの1日を体験するツアー
しかもそれは元気なばあちゃんではなく、
足腰を悪くして畑を引退しつつあるばあちゃんに密着。

朝4時に起きて(!)
昼間は散歩して近所のばあちゃんと道端で話す。
少しだけ家の料理を手伝って、夜8時過ぎに寝る。

そんなばあちゃんの話し相手になるツアー。
方言がわからない人のために、
方言一覧表をつくり、紙にしておく。
そうすれば、まずは言語の違いを乗り越えられる。

体験型観光は何かをするツアーだった。
これはあえて、「何もしない」ツアー

しかし、ただ単にひとりで放浪の旅に出て、
誰とも話さずにひとりを満喫するのとはまたちょっと違った、
人の温かさに触れられるツアー。

携帯も、スマホも、パソコンも、
すべて手放して、
島のばあちゃんとの対話を楽しむ。
そんな観光がいま、求められているのかもしれない。
何よりそれがばあちゃんの生きがいづくりにもつながってくる。

福祉×ツーリズム
ほかにもいろいろ考えられそうだ。

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Posted by ニシダタクジ at 04:59│Comments(0)アイデア
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