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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年04月07日

まちを学校に

現代の松下村塾とはなんだろうか?
ずっとそんな問いの中にいた。



商業界5月号。
小阪裕司さんと
ウィー東城の佐藤社長が掲載されていて
思わず買ってしまった。

これは面白い。

小阪さんの
今、分かれている2つの道
というところ。

これから、残っていくビジネスには2つの道がある
ひとつはインフラをつくるということ。

コンビニ
通販
輸送
携帯電話

などなど。
すでにインフラ化しているビジネスがたくさんある。

そこでテーマになるのは
「利便性」=低価格を含む
である。

一方でもう一つの道とは、
「ハッピーをもたらすもの」を売ることだと言う。

価値創造と顧客づくりの「商い」
を目指していくことだと小阪先生は語る。

選ばれる消費になるためには
お客をハッピーにし続けることが必要であり、

「ビジネス」ではなく「商い」の発想へと
転換していく必要がある。

経営を左右するのは、
「お客数×来店頻度×客単価」、ではなく、
「生涯顧客数×生涯消費」なのである。
つまり、そのお店でずっと買い続けてくれる人だ。

そのためには、
お客との関係性を変えていく必要がある。

駆け引きの相手ではなく、
仲間であり、師匠と弟子の関係だ。

「師匠と弟子」

これは2004年に僕が
吉田松陰先生に出会ったときに、
ピンときたテーマだった。

ともに学ぼう。
誰もが師匠であり、誰もが弟子であるような
そんな地域社会を作れたら、と思った。

今回、11年の時を経て、
ようやくその具体的な絵が見えた。

ウィー東城でも取り組まれていることだが、
本屋を、そして商店街そのものを
学びの場にしてしまうことだ。
いわば「ソーシャル商店街」とでもいうのだろうか。

各お店で自分たちは学ばせてもらっている。
その対価として商品代金に載せて払っている。
そんな感覚。
お店のほうもお客さんから学ばせてもらっている。

そんな場を作っていくことが
これからの小売店の未来を、
商店街の未来を切り開いていくのだと思った。

「まちを学校に」

このテーマが10年の時を超えてよみがえってきた。
だからこそ人生は面白いのだなあと思った。

ウィー東城の佐藤さんも書いていたけど、
きっと本屋はその中心であり、最前線に立つことができる。

ともに学ぼう。

練馬区上石神井の「暗やみ本屋 ハックツ」プロジェクトも
「中学生高校生から学ぼう」と思っている
大人たちと一緒に、これからの本屋のカタチを
つくっていきたい。

https://readyfor.jp/projects/hakkutsu  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)日記