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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年03月23日

ノーファシリテーション!~「まわしよみ新聞」の魅力

開発者の陸奥賢さん直伝!
茨城新聞でまわしよみ新聞!
@コミュニティスペースcocoon@常陸多賀
でした。


こんな感じ。


18歳の高校生からおじさんまでが集まりました。


陸奥さん直伝中


かっこいいムツサトシ/観光家・コモンズデザイナー


陸奥さんが書いたまわしよみ新聞の見本

まわしよみ新聞について詳しくはこちらから
http://www.mawashiyomishinbun.info/

作り方はこちらから。
http://www.mawashiyomishinbun.info/manual/

今回は、陸奥さんが茨城県に来られるということで、
僕も直伝されにいってきました。

準備するもの:新聞、はさみ、四つ切画用紙、のり、プロッキー(色ペン)

1 新聞(茨城新聞1か月分)を用意する
2 新聞を読み、「気になる」「おもろい」「なんだこれ」を切り抜く
3 1人1記事ずつ、記事の概要となぜその記事を選んだのか語る、そして雑談する
4 4つ切り画用紙に張り付けて、コメントを書き込む。

できあがった新聞を見て、
陸奥さんもいっていたけど、
「あたたかみがある」って。

そうそう。たしかに、色とりどりのコメントを読んでいる
だけで楽しくなってくる。

あと、最後に編集して1枚の新聞にするときに
編集力とパラレル思考が鍛えられるなと

今回主催した
「ローカル・パラレルキャリア・ラボ」的にも
なかなかありだなと。

「まわりよみ新聞」は
総合コミュニケーションツールになっているなと
あらためて思う。

そしてすごいなあと思ったのは、
ワークショップでありながら、
「ノーテーマで、ノーファシリテーション」であるということ。

通常のワークショップには、テーマがあり、
ファシリテーター(役)が配置されることが多い。

ところが、
まわしよみ新聞は、全員が同じだけ新聞を読み、
1人1人順番に1記事ずつプレゼンしていくことによって
1人が同じだけしゃべれる。

そしてこれは陸奥さんが解説してくれたんだけど、
後半の編集して、1つの新聞をつくるというのは、
同じ作業(手を動かす)を同時に行うという
ノンバーバル(非言語)コミュニケーションが
行われているのだ。

これ、やっぱすごいことだなと。

短時間で「チューニング」するツールとしては、
とってもいい時間になるなと思う。

25日に青森・八戸で「デーリー東北新聞社」さんと
やってみるのだけど、これは何度もやっていくと、
とてもいいチームができていくような気がする。

何よりも、
僕が「キャリアドリフト」文脈で言っている、
(今回のパラレルキャリアプロジェクトもそう)

「オープンマインド」(心を開く)
「価値観をチューニングする」
「偶然をつかむ」

が「まわしよみ新聞」には
要素として含まれているんだなと。

これを教育現場などでやったら、
子どもたちは気づかずに、
「キャリアドリフト」という手法を体験することに
なっているのかもしれない。

そういう意味では、
まわしよみ新聞のインパクトはとても大きいなと思った。

地域のまちづくりのミーティングみたいなやつとか、
まずは「まわしよみ新聞」でチューニングしたほうがいいと思う。

大学生の地域づくりの入り口としても
めちゃめちゃいいなと。

おそるべきはノーファシリテーション。
つまり、誰も場をホールドしなくてもできるということ。

そんな自由な空間から、生まれてくる何かがある、
そんな風に強く思った夜だった。  

Posted by ニシダタクジ at 07:53Comments(0)学び