2017年10月03日
企業も、乗り物

「ゆめのはいたつにん」(教来石小織 センジュ出版)
この本を読んで、
夢は乗り物なのだって思った。
http://hero.niiblo.jp/e478586.html
「夢はのりもの」(2016.4.18)

「ミレニアル起業家の新モノづくり論」(仲暁子 光文社新書)
この本のラストに、
同じことが書いてあってびっくりした。
~~~以下引用
振り返ってみると、フェイスブックもツイッターもインスタグラムも
最初は大きな野望なんて持たずに、ノリで始まっている。
どれも世界をどう変えたいといった大志や理念などを掲げたりせず、
半径2mの不満を解決する、みたいなところが出発点だ。
この段階のスタートアップに、ビジョンとかミッション、バリューは不要で、
そんなことを紙に書いたり議論している時間があればさっさとコードを書いたほうがいい。
会社全体にミッションとバリューが行き渡っていると、
各メンバーが迷うことなく意思決定することができ、
コミュニケーションコストが下がる分だけ組織全体のスピードが上がる。
私たちの企業は「シゴトでココロオドル人をふやす」ための
ビークル(乗り物)であり手段であって、目的ではないからだ。
一世紀先に残る「思想」をつくりたい。
「仕事=つらい」というのは、産業革命以降に資本家と労働者という
関係性の中で生まれた1つの価値観であり、
すでに局所的には賞味期限切れになっている。
アンラーニング。
これまで常識だと刷り込まれて疑わないもの、
学習してしまったことを逆に捨てていくということだ。
~~~ここまで引用
なるほど~。
って。
企業も乗り物なんだって。
そして、乗り物になる前には、
まず、歩いてみること。
半径2m以内の誰かや自分自身のためにやってみること。
そこで、お客がいることが確信できたら、
企業という乗り物をつくる。
ミッションとバリューを定義する。
会社全体にミッションとバリューが行き渡っていれば、
ホウレンソウは要らない分、スピードが上がる。
結果、お客さんに届くサービスとなり、
ライバルに勝てることになる。
そんな共感できる「思想」を持った企業という
「のりもの」に乗り込むというのが就職である。
目的地にたどり着くために結んだパートナーシップ。
その先の景色(ビジョン)を見たいから、
ミッションに共感して、バリューを大切に生きていくために
一緒に乗り込むための乗り物。
それが企業なのでしょうね。