2018年10月03日
光を観る観光
大正大学「地域実習」14日目。

十日町市の株式会社 HOME away from HOME Niigata
(通称 Home Home https://homehome.jp/ )
の井比晃さん。
結婚情報誌の広告を売っていた会社員時代に、
魚沼十日町担当になった。
十日町の結婚するカップルは、
十日町ではなく周辺市町村で結婚式をするような傾向にあったという。
「十日町の結婚を盛り上げないと」と必死に考えていた
井比さんは、いつのまにか十日町そのものを盛り上げないと、
というふうになっていた。
そこに出会いがあり、
「地域おこし協力隊」という制度を知り、移住。
3年間の協力隊として勤務し、旅行会社を設立した。
~~~以下メモ
会社の特徴:お客さんを新潟に呼ぶだけの旅行業
顧客の半分は外国人観光客
事務所として使っている家:タダでもらった。
2年間かけて整備した。
まちのひとに話を聞いたら
1 新しい仕事が始まる場所
2 仕事の拠点となる場所
がほしいのだという。そんなふうに意見を集約してつくった。
せっかくやるなら自分たちでやる。
木を切るところから始めた→家具づくり
エアコン・水回り以外は素人が公示した。
「地域おこし」:まずお金の話をすること。
行政・市民活動・NPO
⇒お金を稼ごうと思っていない。
株式会社である理由
→もうけないといけないから
大地の芸術祭:54万人が来場した:本当なのか?
実数は測られてない。
1人1作品で1カウントされている。
実際の経済効果(いくらお金が落ちたか?)
をどのように測るか?
宿泊業のお客さんは9割が外国人
そのうち6割が中国、韓国、台湾その他アジア系
「大地の芸術祭」を目指してくる。
作家さんがアジアの人が多いから。
中国客はマナーがいい。
海外のエージェント:日本の有名観光地以外の地方がわからない
⇒地方の旅行会社のビジネスチャンス
イギリスの代理店:どうやったらその地域の観光が盛り上がるか、考えている
→大手(JTBとか)に頼むと地方はもうからないことを知っているし
→地方旅行会社はガイドブックに載っていないツアーができる。
例:人気ツアー
・地元のおばちゃんと一緒にご飯をつくろう
・棚田をベストなタイミングで見て、じいちゃんに解説してもらって、糠炊きのご飯を糠漬けをお供に食べるツアー
⇒大手にはできない。
自分で会社をやること、発信すること
→たまにすごい人が来る。
→「おかえり、ただいま」の関係をつくる
東京:関係性が低い。1時間歩いても知り合いに会わない。
田舎:関係性が高い。そこらじゅうに知り合いがいる。
2011年3月11日:帰宅難民になった⇒東京アカンかもって思って協力隊に来た。
大雪で1week封鎖される→マスコミが取材にいったら、
「大丈夫ですか?」「なにかあったん?」:地方のほうが生き延びることができる。
「働き方」よりも「生き方」「暮らし方」を大切にしたい。
「働き方」から「暮らし方」を設計するのでなく、
「暮らし方」から「働き方」を考える。
例:住む場所から先に決める。
地域おこし協力隊:モラトリアム(猶予期間):大学に行くようなもの
「雪を活かす」
東南アジア観光客は雪で喜ぶ:スキーやスノボをしない。
雪遊びがしたい。
たとえば平日のスキー場を貸し切りにして、
雪遊びを存分にするとか
「課題を挙げる」
「遊びに来る」よりも「学びに来る。」
雪国の暮らしを解説すること。
背景、歴史、知恵、日常の生活を語ること
課題を語ること。
「学び」こそが最強のエンターテイメント。
世界遺産的観光開発ではなく、
何度も来てもらうビジネスを
そもそも「観光」とは、
城主が領民の暮らしぶりを見せたところから始まる
それを体験を含めて見てもらうこと。
関係人口:かかわり続ける人を増やす。
~~~以上メモ
面白い人いるなあって。
「働き方」より「生き方」「暮らし方」
ってホントそうだななって。
そういうシフト起こっているよなって。
そして井比さんの面白いところは、
観光の名の通り、
地域の光にスポットを当てて、
それを最大限に活用しようというところ。
まさに「顧客」と「価値」を
考えながらツアーを作っていくところ。
そもそも観光は
城主が訪問者の他の城主に自分の領民たちの
生活・暮らしぶりを見せて、
「どうだ、おれの国づくりは」っていうのを
見せるところから始まったのだという。
わ~。
そうだよな、それそれ、って。
上に書いてあるような棚田ツアーとかって
やるほう(語るおじいちゃん)も
めっちゃ楽しいだろうなあって。
まずはツウの外国人に売り、
その後、日本人にも広まりそうだなあと。
いやあ、僕もそんな旅行つくり、したいなあ。

十日町市の株式会社 HOME away from HOME Niigata
(通称 Home Home https://homehome.jp/ )
の井比晃さん。
結婚情報誌の広告を売っていた会社員時代に、
魚沼十日町担当になった。
十日町の結婚するカップルは、
十日町ではなく周辺市町村で結婚式をするような傾向にあったという。
「十日町の結婚を盛り上げないと」と必死に考えていた
井比さんは、いつのまにか十日町そのものを盛り上げないと、
というふうになっていた。
そこに出会いがあり、
「地域おこし協力隊」という制度を知り、移住。
3年間の協力隊として勤務し、旅行会社を設立した。
~~~以下メモ
会社の特徴:お客さんを新潟に呼ぶだけの旅行業
顧客の半分は外国人観光客
事務所として使っている家:タダでもらった。
2年間かけて整備した。
まちのひとに話を聞いたら
1 新しい仕事が始まる場所
2 仕事の拠点となる場所
がほしいのだという。そんなふうに意見を集約してつくった。
せっかくやるなら自分たちでやる。
木を切るところから始めた→家具づくり
エアコン・水回り以外は素人が公示した。
「地域おこし」:まずお金の話をすること。
行政・市民活動・NPO
⇒お金を稼ごうと思っていない。
株式会社である理由
→もうけないといけないから
大地の芸術祭:54万人が来場した:本当なのか?
実数は測られてない。
1人1作品で1カウントされている。
実際の経済効果(いくらお金が落ちたか?)
をどのように測るか?
宿泊業のお客さんは9割が外国人
そのうち6割が中国、韓国、台湾その他アジア系
「大地の芸術祭」を目指してくる。
作家さんがアジアの人が多いから。
中国客はマナーがいい。
海外のエージェント:日本の有名観光地以外の地方がわからない
⇒地方の旅行会社のビジネスチャンス
イギリスの代理店:どうやったらその地域の観光が盛り上がるか、考えている
→大手(JTBとか)に頼むと地方はもうからないことを知っているし
→地方旅行会社はガイドブックに載っていないツアーができる。
例:人気ツアー
・地元のおばちゃんと一緒にご飯をつくろう
・棚田をベストなタイミングで見て、じいちゃんに解説してもらって、糠炊きのご飯を糠漬けをお供に食べるツアー
⇒大手にはできない。
自分で会社をやること、発信すること
→たまにすごい人が来る。
→「おかえり、ただいま」の関係をつくる
東京:関係性が低い。1時間歩いても知り合いに会わない。
田舎:関係性が高い。そこらじゅうに知り合いがいる。
2011年3月11日:帰宅難民になった⇒東京アカンかもって思って協力隊に来た。
大雪で1week封鎖される→マスコミが取材にいったら、
「大丈夫ですか?」「なにかあったん?」:地方のほうが生き延びることができる。
「働き方」よりも「生き方」「暮らし方」を大切にしたい。
「働き方」から「暮らし方」を設計するのでなく、
「暮らし方」から「働き方」を考える。
例:住む場所から先に決める。
地域おこし協力隊:モラトリアム(猶予期間):大学に行くようなもの
「雪を活かす」
東南アジア観光客は雪で喜ぶ:スキーやスノボをしない。
雪遊びがしたい。
たとえば平日のスキー場を貸し切りにして、
雪遊びを存分にするとか
「課題を挙げる」
「遊びに来る」よりも「学びに来る。」
雪国の暮らしを解説すること。
背景、歴史、知恵、日常の生活を語ること
課題を語ること。
「学び」こそが最強のエンターテイメント。
世界遺産的観光開発ではなく、
何度も来てもらうビジネスを
そもそも「観光」とは、
城主が領民の暮らしぶりを見せたところから始まる
それを体験を含めて見てもらうこと。
関係人口:かかわり続ける人を増やす。
~~~以上メモ
面白い人いるなあって。
「働き方」より「生き方」「暮らし方」
ってホントそうだななって。
そういうシフト起こっているよなって。
そして井比さんの面白いところは、
観光の名の通り、
地域の光にスポットを当てて、
それを最大限に活用しようというところ。
まさに「顧客」と「価値」を
考えながらツアーを作っていくところ。
そもそも観光は
城主が訪問者の他の城主に自分の領民たちの
生活・暮らしぶりを見せて、
「どうだ、おれの国づくりは」っていうのを
見せるところから始まったのだという。
わ~。
そうだよな、それそれ、って。
上に書いてあるような棚田ツアーとかって
やるほう(語るおじいちゃん)も
めっちゃ楽しいだろうなあって。
まずはツウの外国人に売り、
その後、日本人にも広まりそうだなあと。
いやあ、僕もそんな旅行つくり、したいなあ。
Posted by ニシダタクジ at 19:22│Comments(0)
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