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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年03月01日

つかってくれてありがとう

栃尾・一之貝。
ここに人生最高のランチがある。

そんなランチを求めて、
2月の最終日、栃尾に向かう。

豪雪地帯の冬は、こんな感じ。



すごい。
これ、何mって言うのだろう。

NPO法人UNE。
地域活動支援センターを立ち上げ、
障がい者と高齢者の居場所づくりを進めている。

ヒーローズファームとUNEは昨年春より、
連携して、チャレンジングな若者を送り込むことをお手伝いしている。
到着した時も荒木さんが雪かきを頑張っていた。
午前中は来年度に向けての事業展開の相談。

そして、12時。
おまちかねのランチ。


ごはん、みそしる、煮物、おから、手作り鳥団子、キリイカの和え物。

うまい。
うますぎる。
ごはんが進みすぎる。

しかもそのご飯がまたハンパない。
栃尾・一之貝産コシヒカリ100%
棚田で育まれた美味しいお米、たまりません。

おもわず、「おかわり!」と絶叫したくなるが、
そこは注意が必要。
食べ盛りじゃないんだから、そんなにご飯何杯も食べられないから。



なので、おかあさんたちが
「おかわりどうですか?」
と言ってきても、安易に茶碗を出すとたいへんなことになる。

「学生街かっ!」
みたいなツッコミを入れたくなる大盛になっちゃうから。

だから、
「普通で」→超大盛り
「半分で」→1杯普通に出てくる。
「一口くらいで」→半分出てくる。
という方程式を覚えていったほうがいい。

それにしても10名以上が食卓を囲む絵って
ステキだなと思う。
このランチがUNEが持つ最大の資産なのだと本気で思う。
みんなあのランチを食べたらUNEのファンになると思う。

そして、今日はさらにスペシャルだった。
2月の誕生会の日だった。

サイダーで割ったシャンパンが出てきた!
そこまでして・・・(笑)

料理を作ってくれたナカノさんたちの
誕生日をささやかながらロールケーキでお祝い。
74歳だという。

理事長の家老さんが言う。
「誕生日っていくつになっても、めでたいもんです」

そしてばあちゃんが返す。

「今朝も30分ほど、メガネ(老眼鏡)を探しましたて。(笑)
そろそろボケてきたんじゃないかなって。(笑)
この年になって、誕生日を祝ってもらえて、うれしい。
つかってくれてありがとう」

ばあちゃんの目はうっすらとにじんでた。

こんな世界が、まだ日本にはあったのだ。
栃尾・一之貝。
ここにはばあちゃんたちの出番と、それに応える若者の出番があります。



人生最高のランチ、確かにここにあります。  

Posted by ニシダタクジ at 06:16Comments(0)言葉