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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年03月10日

「HAKKUTSU~発掘」はプレミアムverに変わります

2002年1月。
不登校の中学3年生、シンタロウとすき焼きを食べたとき、
僕はこれを仕事にしたいって思った。
人生に悩める中学生高校生と共に時間を過ごし、悩み、未来を見つめること。

そして、
僕の心の中に生まれた問い。

「中学生、高校生が地域の様々な大人とつながる方法とは、なんだろうか?」

学校や家庭ではなく、
かつての商店街や喫茶店で得ることができた機会。

きちんとした大人だけではなく、
いいかげんな大人もいて、
それでもいいんだってこと。

「お芝居をやっていきたいんだ。」
って夢を語ったら、
「そんなことでメシが食えると思っているのか?もっと現実を見ろ」
って言うのではなく、

「どんなお芝居をしたいんだ?」
と質問してくれるような大人と出会える場所。

学校社会だけではなく、放課後社会が無数に広がっていて、
経済社会だけではなく、無限に世界が広がっているっていうこと。
そんなことが伝えられる地域社会の仕組み。

ずっと、わからなかった。
その方法論。
でもずっと、心の中にあった問い。僕の20代の宿題。

そして、奇跡のようにチャンスはめぐってくる。
2011年6月。
新潟市中央区学校町「一箱古本市」
新発田の古本「いと本」とは隣の隣だった。

僕の左隣には、ステキなおじさまが
ほとんど新刊のキレイな書籍を100円で売ってた。
それが飛ぶように売れた。

僕は、ツルハシの宣伝が主な目的だったから
オグリキャップの写真集やホスピタルクラウンに10,000円の
値段をつけて、できるだけ会話を引き延ばしていた。

そこに小学校6年生の女の子が現れた。
手には、祭りで踊ったご褒美の500円玉入りのポチ袋がにぎられていた。

小学生でも読みやすいエッセイをオススメしたが、
彼女が購入したのは200円のビジネス書だった。
「なに?モチベーション下がってんの?」
とか心の中で突っ込んだ。

そのとき。
僕の中に、ひとつの問いが生まれた。

おそらく彼女はその200円のビジネス書を真剣に読むだろう。
ところが、隣のおじさまのところで100円で買ったお客さんは
その本をちゃんと読むのだろうか?

ああ。
僕だったら、きっときちんと読まないで
パラパラと流し読みにするか、
あるいはいつか読もうと思って積んであるだけだ。

実際、僕自身が古本屋さんで買った本を
そのように読んでいるのだから。

そんなときに閃きの神様が降ってくる。

「それはいつからだ?」
100円で買った本を100円の価値として見るのはいつからだろう?

おそらく。
社会人3年目くらいからではないか。
経済社会の波に揉まれ、
いつのまにか、すべてを貨幣価値換算してしまうようになるのだ。

大学を卒業していれば25歳くらいから、
100円で買った本を「100円の価値」として見てしまう。

だとしたら、
僕は25歳以上に古本を売らなくてもいい。
25歳になったら、定価で買ってもらった方がいい。
そうしないと、人生は変わらないのだとしたら。

こうして、地下古本コーナーのコンセプトは決まった。
30歳以上は立ち入り禁止(25歳だとインパクトがないので30歳にした)
10代は100円、20代は200円。

そして、地域の大人とつなげる仕組み。
「置いてある本はすべて地域の大人から寄贈された本」

今月20日。
国連が定める世界ハッピーデーとなった日に
2周年を迎えるツルハシブックスは、
地下古本コーナーもリニューアルします。

「HAKKUTSU~発掘プレミアムver.」になります。

寄贈者の想いのこもった「この1冊」をメッセージ付で
中学生高校生大学生、20代に届けます。

その「想い」を強化するために、
寄贈者も1冊につき100円を支払ってもらう仕組みに変えます。
つまり、「100円払ってでも、若い人に贈りたい本」が
地下室に置かれることとなります。

そして、1冊の値段も10代は200円20代は300円になります。
ただし、最初の想いを大切にして、中学生・高校生は
100円のままとします。
(中学生・高校生は1冊買った本を他の本と何度も交換できます)

この仕組みでいけるのなら、
全国のいろいろな場所で、商店街で、
家賃のかからない場所さえ用意すれば、
古本屋さんをスタートすることができるようなモデル構築を目指します。

全国にある自治体のうち、本屋ゼロの自治体が17%も存在するそうです。
本屋はいきなり無理でも、このシステムの古本屋さんであれば、スタートできそうです。
またそこは地域の若者も集まる拠点にもなり得ます。

まずは新潟市西区内野
「想い」のある本の詰まった地下室にするため、皆様の参加をお待ちしています。

クリスマス、バレンタインと
ツルハシブックスには恋愛相談に来た高校生2年生、1年生の男子がいました。
そんな瞬間をもっともっと生み出していきたい。

そんな思いを込めて、ツルハシブックスは、
現在、本および寄附を募集しています。

クラウドファウンディングのFAAVOさんのご協力により、
このようなサイトを準備していただきました。
担当のFAAVOオカダさんは新潟のご出身です。

FAAVO限定キャンペーンとして、
寄附サムライになって頂いた方は
10冊まで本を地下に置くことができます。

あなたもサムライになってくれませんか?
寄附サムライ&贈本サムライ、大募集です。

北海道にもサムライが誕生し


熊本からもサムライが参上してくれました。


どうか、皆様もサムライの仲間入りしませんか?

https://faavo.jp/niigata/project/49  

Posted by ニシダタクジ at 07:38Comments(0)