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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2022年02月25日

「問いかけ」と「リスペクト」と「好奇心」


「問いかけの作法」(安斎勇樹 ディスカバートゥエンティワン)

3日目。いよいよ佳境に入ってきました。
ミーティングとかワークショップとかをかじってきた僕には、ズンズンと刺さります。

4-2 質問の精度をあげる「フカボリ」と「ユサブリ」
~~~
フカボリモード:チームの根底にある「こだわり」がはっきりせずにぼやけているときに、解像度を高めるためのモード
1 素人質問:みんなの当たり前を確認する
2 ルーツ発掘:相手のこだわりの源泉を聞き込む
3 真善美:根底にある哲学的な価値観を探る

ユサブリモード:固定観念や価値観のズレなどの「とらわれ」が見えてきたときに、揺さぶりをかけて、新しい可能性を探るためのモード
1 パラフレイズ:別の言葉や表現に言い換えを促す
2 仮定法:仮想的な設定によって視点を変える
3 バイアス破壊:特定の固定観念に疑いをかける

☆ルーツ発掘:こだわりの種を見つけたら、whyとwhenでストーリーを掘り下げる。
⇒これ、マジで大切だなあ。
そしてこだわりが発露しやすいポイントとして
1基準の高さ2過剰な投資3違いの識別4怒りのツボ5偏愛対象6違和感

MIMIGIRIのプロフィールシート:
・得意なこと・好きなこと・何をしているときが幸せか・苦手なこと・どんな特にモチベーションが下がるか・趣味・好きなもの・過去の自分らしいエピソード⇒自分の「こだわり」の開示⇒自分のルーツをテーマに人事の司会進行でラジオ番組を実施⇒ランチタイムに放映

★メインの質問から必要なプロセスを逆算する
ビジョンセッションであるなら、ビジョンの方向性で
昨日の四象限の話で行けば右上の「組織・社会×未来」の部分
⇒谷型のプロセスと山型のプロセス
谷型:組織×過去⇒個人×過去・未来⇒組織×未来:組織のビジョンを到達点にしたいとき
山型:個人×過去⇒組織×未来⇒個人×未来:個人の展望を到達点にしたいとき
~~~

いやいや。なんとなんと。

ここまで読むと、昨日のミライカイギのメカニズムがさらに解説されていました。
高校生とプロジェクトや寮運営をやる上で大切なのは、やはり「ルーツ発掘」だろうなと。

「ルーツ発掘において大切なことは、相手をリスペクトすることです。相手には秘めた才能と魅力があることを信じて、好奇心を持って明らかにしていくのがあなたの役目です。」

1基準の高さ2過剰な投資3違いの識別4怒りのツボ5偏愛対象6違和感
というこだわいの種を見つけて、それをwhyとwhenで掘り下げていくこと
これが大切なのだろう。

質問するとしたら
2 過剰な投資⇒これまで一番時間をかけたことは何か?
4 怒りのツボ⇒これまで許せなかったことは何か?
5 偏愛対象⇒偏愛マップを作ってそれを掘り下げる。

とかですかね。
プロジェクトをやる前に、まずひとりひとりのこだわり:源泉を知ること。

2017年、茨城・大子町での合宿を思い出した。
ツルハシが掘るもの(17.10.15)
http://hero.niiblo.jp/e486023.html

~~~
1 根っこの思いを自覚する
2 境界を超えてつながる土壌
3 感性に従ってやってみる

インタビューワーク
1 自分の住んでいるまちを好きだなと思った時。
2 人生で誇りに思うこと。本領発揮したシーン
3 根っこの想いは何か?

インタビューワークのゴールは、想いの源泉に触れる。というか、掘り当てること。
そうすれば、温泉が湧いてくるように、やればやるほど力が出てくる。
~~~

そこからなのだろうと。それを高校生が相互的にできるようになったら楽しいだろうな。

高校生が(いや、大学生も、40のオッサンも)身につけるべきは、課題を解決する能力やプロジェクトを遂行する能力よりも、「問いかけの作法」と、相手(チームメイト)に対するリスペクトと好奇心なのだろう。

そんなプログラムをつくっていきたいね。

いい本、ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 08:09Comments(0)学び日記