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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2009年05月14日

専門高校は選択肢を広げる

人生の決断。

15歳
17歳
21歳

どの高校に行くか?
どの大学、あるいは専門学校、もしくは就職するか?
就職先をどこにするか?

そんな決断を迫られる。
ヒントがない。

そうすると。
とりあえず、普通科。
とりあえず、大学。

と先延ばしにする。

いや。
決めたくても決められないのだ。

そしてもうひとつ。
いま、進路を決めてしまうと、
「人生を狭めてしまうのではないか?」
という不安があるからだ。

ここに「山登り型」キャリアの
ひとつの弊害が生まれている。

先延ばしにすればするほど、
選択肢は広がるのではなく、
これだと思う仕事に出会える可能性は減る。

ところが。
農業高校や工業高校に入る。

すると、そこでは専門的な知識の学びがある。
世の中の仕事がどのようになっているかという
仕組みを知る。

資格試験の勉強も始まり、
社会人とは、どのようなものかを体感できる。
すると。
選択肢はむしろ広がる。

こういうのにはやっぱり向いていない
と思ったときに、次のアクションがとれる。

ところが。
とりあえず普通科、そしてとりあえず大学
と進んだときに、それを問いかける機会はない。
あったとしてもアルバイトくらいだ。

しかし。
大学生のアルバイトを受け入れている
業種はものすごく限られている。
販売業務か、体力か頭脳勝負の仕事。

世の中のことを体系的に
学ぶ場はほとんどないと言ってよい。

そこで21歳の決断。
就職。
やっぱり向いていないかもと思い、退職。
そこからのリカバリーはかなり、難しい。
年を取れば取るほど、
次の仕事に切り替えるのは難しくなる。

だから。
もっと早い段階で、
ビジネスを体系的に学ぶ場が必要なのだ。

選択肢を広げるのは、
普通科ではなく、専門高校だった。

しかし。
現実は90%が普通高校に進学する。
経験を補完する仕組みが必要なのだろう。

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Posted by ニシダタクジ at 06:56│Comments(0)学び
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