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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年06月08日

「価値観の多様化」ではなくて「価値」そのものが流動化している











話題のスポット、墨田区「喫茶ランドリー」に行ってきました。
洗濯しながら時間を過ごすところ。
パソコンいじっている人多かった。
ジンジャーエール400円。場所代って感じで潔い。
おかわりは200円。
この400円をどう捉えるか?

「価値は何か?」
という問い。

かつてドラッカーは、
経営者への5つの質問として、

1 ミッションは何か
2 顧客は誰か
3 顧客にとって価値は何か
4 成果は何か
5 計画は何か
と挙げた。

一方近代工業社会は、徹底した「効率化」を求めた。
「効率化」こそが利潤の源泉だった。
だから、従業員レベルには、「なるべく考えないこと」が推奨された。

上記の質問であれば、
4と5に集中することで「効率化」された。

ところがいま、工業社会が成熟し、
もはや「効率化」では価値が生めなくなった。

就職活動においても、
「自分で考え、行動できる人」が求められるようになった。
「価値観の多様化」と叫ばれるようになった。

水曜日、毎月恒例の若松ミライ会議。
「価値」について大学生と話していた。

最後の感想で出てきたこと。
・今まで学ぶ立場だったのが家庭教師して教える立場に
なると、自分の「価値」が変わる
・今までと違うコミュニティに「越境」すると、
自らの「価値」が変わる

そうか!
って衝撃が走った。

「価値観の多様化」ではなくて、「価値」が流動化しているんだなって。
いや、そもそも、「価値」とは流動的なものだったんだなって。

それを、国家が、為政者が、システムが、
「価値の固定化」を行ったのだ。
「富国強兵」「経済成長」の名の下に。

テレビや新聞などのマスメディアは
「価値の固定化装置」として機能した。

「欧米に、追いつけ、追い越せ。」
「ほしがりません。勝つまでは。」
みたいな。
「価値」を固定化し、目標を共有しないことには、
戦争や経済戦争で一丸となって戦えない。

学校もそうだ。
固定化された「価値」に見合う人材を輩出することが
学校の使命だった。

ところが、価値は本来流動していて、
固定化されてきた「価値」、
つまり、「情報処理能力が高いほうがいい」
という「価値」が揺らいできた。
(「イノベーション」を起こすには?のような問いが出てきた)

「イノベーション人材を教育で生み出せるのか?」
というジレンマがある。

「イノベーション」とは、
既存の枠組みではない「価値」を創出すること
だとしたら、

「イノベーションが価値である」という共通認識のもとに
開発されたプログラムからは、
イノベーション人材は輩出しえない。
という矛盾につき当たるのではないかと思う。

そして、
「就活」の違和感の源泉がそこにもあるのだろうと思う。

固定化された価値を「強化」するための学校システムから、
価値が流動化しつつある経済社会システムへの移行が、
ジレンマに満ちているのではないかと思う。

価値は流動化している。
いや、価値は本来、流動的なものなのだ。

それを体感できる場に身を置くこと。

学校社会だけじゃなくて、地域社会。
東京だけじゃなくて、地方。
日本だけじゃなくて、世界。

流動化する「価値」の中で、
自分自身の価値を考え、問いかけ、仮説を立て、
実践してみること。
そして、自分で「価値」を感じること。
その繰り返ししかない。

それは団体やチームでも同じだ。

設立の時に設定した「価値」
今年の団体・チームにとっての「価値」で
あるかどうかは分からない。
確認しなければならない。

それは社会によっても、
そこに集うメンバーによっても変わる。
いや、ひとつひとつの事業、もっと言えばイベントによっても変わる。
だから、それを確認しなきゃいけないんだよ。

この事業の「価値」は何なのか?「顧客」は誰なのか?
そんな問いがあるミーティングをしないといけない。

このイベントの集客目標は200名です。
マッチング目標は30名です。
そのためには、まずリストを2000名分集めます。
アプローチは、メールが何通で、SNSは毎日更新します。

みたいなミーティングだけをやっていないだろうか。

流動化する「価値」をつかむため、
ひとりひとりが感じている「価値」を共有すること。
事業によって生み出された「価値」を認識すること。

「仕事」はいつも、その先にあるのではないか、と僕は思う。

「価値」を考え続け、その「価値」を生み出すために
プロジェクトをつくり、自らの「価値観」を
プロジェクトやチームメイトとの関係性の中から
流動的に形成していくこと。

たぶん、これが必要になってくるのだろうな。
そういうミーティングをつくっていくような仕事したいなと思った。

大学生が「やりたいことがわからない」と悩むのは、なぜだろう?

それは、「自分のやりたいことを決める」ということは
自分の「価値」をいったん固定するということとイコールだから、
価値が流動化する社会において、それをやっていいのだろうか?
と不安になるからではないだろうか。

「価値」は常に流動している。
その「やりたいこと」は仮決定に過ぎないのだ。

「価値」を決めすぎず、「行動」を決める。
「行動」しながら、「価値」を問い続ける。
「やりたいこと」は仮説にすぎない。

そんな感じで進んでいけばいいのではないかなと思いました。

若松ミライ会議、僕のほうが学びになっています。
ありがとうございます。

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Posted by ニシダタクジ at 08:31│Comments(0)学び
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