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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2009年08月01日

受験と就職の違い

「努力は裏切らない」
中学高校のときに、何度も聞いた言葉。

努力は裏切らない。

これは勉強にいたっては確かにその要素が強い。
たしかにテスト本番に風邪をひいたりして
実力を発揮できないことがあるかもしれないが、
基本的には勉強は、努力した分だけ結果となってついてくる。

ところが
就職活動は違う。

大学生は生まれて初めて
努力と結果が相関しない、つまり、努力しても報われない世界を
知ることになる。

「街場の教育論」(ミシマ社)で
内田樹さんによると、
面接会場に入って5秒で合否は決まっている。
一言も発する前に、勝負はついているのだ。

この人と一緒に働きたいかどうか。
それだけだという。
能力とか適性とかではないのだ。

ところが、ほとんどの大学生は
就職活動を受験勉強の延長だと考えてしまう。
これは選別であり、競争であると。
個人の能力の格付けである、と。

ところが、決まる人は何社でも決まり、
決まらない人は決まらない。

このときに大学生は初めて、
「努力しても報われないテスト」、
「選抜基準の分からないテスト」にさらされる。

そのときにどう対応するか。
さきほどの採用担当者からすると、
自分がもっている雰囲気、
しかも、それは楽しく仕事ができそうだという雰囲気だ。

「自分の付加価値をどう高めるか?」
ということも大事だと思うけど、
「人とどううまくやっていくか。」
「楽しく仕事ができそうかどうか」

そんな雰囲気を鍛えることも大切。

ということは、
たくさんの人に出会い、
たくさんのコミュニケーションを通じて、
「雰囲気」を鍛えていくことがとても大切になってくる。

自分ひとりで、
いろんな集まりに出てみる。

ひとりでの営業を経験してみる。

そんなことが生きる力になります。  

Posted by ニシダタクジ at 06:18Comments(0)