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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2009年08月02日

わらしべ長者

群馬県片品村。
横浜からひとりの女性が
自然農法にあこがれて、やってきた。

農業をコツコツとやっていた。
それだけではなかなか生活がなりたたない。
冬は雪で閉ざされる。

どうしたものかと思っていると、
家におじさんが尋ねてきた。
「生きてるか~?」

聞けば、自分のことを風のうわさで聞いて、
なんとか力になろうと思って来てくれたという。
そのおじさんがくれたアイデアがレンタルスキー。
片品は関東での屈指のスキー場である。

レンタルスキー屋さんに新規参入する。
常識では考えられない。
すでに20年前のバブルの残骸のような
レンタルショップしかない。

しかし。
そのおじさんは言った。
僕のは新しいから、ほかのレンタルショップと違うから。

たしかに。
おじさんは趣味でスキー板を何本もコレクションしていたので
最新版だった。
ほかのレンタル屋さんは20年前のスキーを貸している。

噂は口コミで広がった。

問題はスキー板しかないということ。
お正月にくるお客さんはウェアも一緒に借りたいのだ。

どうしようかと思っていると、
またしても奇跡が起こる。
某有名スキーウェアメーカーの営業の人と知り合う。
「サンプルがありますので。」

サンプルといっても、最新のウェアだ。
それを無料で譲り受ける。
こうして冬の仕事ができた。

すごい。
現代版わらしべ長者だ。

20代の宿題。
それはわらしべ長者を経験することかもしれない。
田舎にはわらしべ長者になれる要素が詰まっている。  

Posted by ニシダタクジ at 06:28Comments(0)