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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年11月17日

魂の時代

農業社会から工業社会、そしてサービス業社会へ。

経済の拡大と共に、個人は分断され、
人々は孤独となった。
世界から求められているのは、
賢い消費者になること。

我思う。ゆえに我有り。
そこから始まった個人の時代。

対して、日本は長らく
「共同体の時代」をすごしてきた。

いや。
農業社会であるならば、共同体で
生きざるを得ない。

田植え
稲刈り
溝の掃除

ひとりでは、不可能。
だから家族で、地域で助け合うしかない。
その代わりの煩わしさはもちろんあっただろうけど、
もはや選択の余地はなかった。

人々は分断され、
「経済合理性」を唯一の価値基準として、
判断するようになった。
それが賢い消費者化だ。

近年の若者には、
それが生まれたときから染み付いている。

そういえば、僕も高校のときそうだった。
「日本史なんて、受験に必要ないのに、
なんで勉強しなきゃいけないんだ。」
と本気で思っていた。

あまりにも
「なんのために」を追い求めた結果。
大切なものを置き去りにしてきたと言った。

とある経営者の方が言っていた。

最近辞めた新人がこう言った。
「今の仕事は、自分がやりたかった仕事の選択肢のうちの1つに過ぎない。
だから、他の仕事をやってみます。」

そう言われたら、言われたほうは返す言葉が無い。
それどころか、そんな気持ちでやられていたら、
同僚やお客さんはたまらないだろうと思う。

コンビニでおにぎりを買う感覚で、
仕事を選んでいるのだ。

それが賢い消費者化の弊害だろうと僕は思う。

選択して、経済合理性、つまり費用対効果が
あまりないと思ったら、
他のものを買えばいいのだ。
それがあらゆるところに浸透してきた。

僕が打破したいものはそこにある。
そしてそれは可能だと思う。

だって。
賢い消費者になっても、
大切なものは得られないのだから。

自分自身の本当の幸せ。
自分の魂に正面から向き合ったときに、
どんなことが幸せなのか?という問い。

そこから出発すれば、
いつからでも、幸せな人生は待っている。

「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」(福島正伸 きこ書房)
は、きっとそんな時代を切り拓いていく本なのだろうと
改めて思った。

僕がこの本に出会ったとき、一番感じたのは、
「この本が売れれば、その地域は、世の中は、明るくなる」
って確信した。

知り合いの本屋さんに激オシして、
売りまくってもらった。

そう。
魂の時代。

入門編はこの本からです。

PV「人であふれた駐車場」(映像)
http://www.youtube.com/watch?v=eJw-W2Ja1ho

タグ :福島正伸

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Posted by ニシダタクジ at 07:38│Comments(0)日記
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