プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 107人
オーナーへメッセージ

2013年05月03日

贈与経済という関係性の豊かさ

昭和39年、新潟地震。
震源域に近かった粟島は
そのとき、1.5mほど隆起、井戸水が枯れ、
稲作が不可能な土地となった。

以来、粟島では米をつくっていない。
つまり、粟島では、自給自足はできないのだ。

だから、米を本土から買っているか、
あるいは送ってもらっているか。

この送ってもらっているの相手が
親戚であるとは限らない。

海産物を送り、
そして米が送られてくる、ということがあるそうだ。

それはまさに贈与経済だ。
物々交換ではない。

なぜなら、送られてきた海産物と
お米が、等価であるかどうか、分からないからだ。

島の中ではなんともできないから、
島外との関係性でなんとかする。
そこには関係性の豊かさが生まれる。

何かあったとき、心配する気持ちが生まれる。
うれしいことがあったとき、共に喜び合える。

「何かができない」ということは、
関係性をつくるチャンスを
神様から与えてもらっているのかもしれない、と思った粟島2日目でした。

同じカテゴリー(日記)の記事画像
「なりきる」チカラ
そのプロジェクトは仕事として取り組みますか?
あなたにしかできない貢献は?
技術ではなくセンスを磨く「修行」
「正しさ」という暴力
経験に対する開放性
同じカテゴリー(日記)の記事
 まなびのよはくをデザインする (2024-08-30 07:24)
 「違和感」の置き場所 (2024-07-27 07:31)
 なぜ「問い」が必要なのか (2024-07-26 08:28)
 「なりきる」チカラ (2024-07-24 06:37)
 高校生がコミュニティ・デザイナーになりきってヒアリングに行く (2024-07-23 08:03)
 「目指すものと在り方」と、「目的と手段」と「あたまとこころとからだ」 (2024-07-20 07:36)

Posted by ニシダタクジ at 06:10│Comments(0)日記
この記事へのトラックバック
新潟市北区エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。
ケノーベルからリンクのご案内(2013/05/03 09:16)【ケノーベル エージェント】at 2013年05月03日 09:16
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。