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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年05月14日

固定的知能観×他者評価依存

生きづらさ、働きづらさの正体。

それは、
固定的知能観×他者評価依存
から来るのではないか。

新大生よりも県大生が元気なように見えるのは、
受験時に他者評価されなかった「幸運」が効いているのではないか。

自己評価と他者評価のギャップを埋めるには、行動するしかない。
学内活動、学外活動に積極的に取り組み、下がってしまった自己評価を
取り戻していく。

いっぽう
第一志望大学に合格するということは、
自己評価も他者評価も最高レベルの状態にある。

人間の本能は、狩猟採取の時代のおかげで「現状維持」であるのだから、
その自己評価、他者評価を維持しようとする。

それがチャレンジをさせないのだ。
挑戦には失敗が伴う。
そういえば、中谷彰宏さんが言っていたっけ。
「何も失敗しなかった1日は、何もチャレンジしなかった1日だ」

これに固定的知能観「人間の能力は生まれつき決まっていて、変化しない」
が加わったら、だいぶキツい。

目の前に来る課題を
「できるかできないか」で判断してしまい、
「できない」と判断したものは、やらないようになる。

これこそが課題なのではないか。
と僕は考える。

しかもそれは、高校までの12年間の教育の中で
徐々に育まれてきた価値観であり、考え方だ。

これがもし、企業社会に入っても通用するのであれば、
このままで良いだろうと思う。
いや、かつてそれが通用した時代が、社会があったのだ。

一度入社したら終身雇用、一会社員を全うしていく。
顧客に、あるいは上司に評価されるにはどうしたらいいのか?
を考え、それを実行する。
だんだんと序列が上がっていき、幸せな人生が待っている。

これは、会社が50年、100年と続いた時代のストーリーだ。
今は、どうか。
「今年入学した小学生のうち65%は、現在存在していない仕事に就くだろう」
と2011年にアメリカの研究機関が言っているような時代だ。

どんな仕事に就くか、わからないのだから、
まずはその固定的知能観を打破しなければならない。

自分には無限の可能性があり、
それは、たくさんの経験をすることによって徐々に開花していく。
これが成長的知能観だ。

これを持って、しかも自らの価値観を磨くことで、
他者評価に依存しない、自分自身の人生を生きられるようになる。

就職活動をしていて、
2社受かったとして、どちらを選ぶか。
自分の感性を信じるか、世間的にいい会社と言われている、あるいは名が売れている会社
にするか、ということだ。

いや。
他者評価だかではなく、自己評価の軸を持っていて、
かつ、成長的知能観を備えていれば、
全ての仕事は、たとえ、就職活動で1つも合格せずに
フリーターになったとしても、いや、もしくはニート、引きこもりになったとしても、

そこに向き合い、それを成長の機会にしていけばいいだけだ。

それでは、
固定的知能観×他者評価依存の壁を超えていく手法とはなんだろうか?

ひとつの方法は「貢献マインドの醸成」
にあるのではないかと思う。

自己効力感から、チーム効力感。
自分ひとりではできないけど、チームならできるかもしれない、と思うこと。
そして、チームでできるのなら、そのチームに貢献したいと思うこと。

この2つで貢献マインドを育てていくことが
僕らの考える方法論なのかもしれない。

そう考えると、
田舎での田植えとか田植えのあとの「さなぶり」は、
自然と貢献マインドを生んでいたのだろうと想像される。
経済社会とは違い、農村には農村の価値観がある。
そんな世界を知ることも、今の子どもたちにとっては
すごく大切なのだろうと思う。

固定的知能観×他者評価依存

成長的知能観×自己評価
へと変えていくこと。ここが攻めるべき本丸なのではないか、と思うようになってきた春の1日。

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