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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年06月23日

本屋というメディア

古本屋さんは、
他者評価社会への挑戦だと思った。

「他者評価」とは突き詰めていくと、
「経済社会における貨幣価値」となる。

勉強ができないよりもできるほうがいいのは、
乱暴な言い方をすれば、そのほうが「お金になる」からだ。

しかし。
その価値、そのものが揺らいでいる時代を
生き始めた僕たちは、どう生きていったらいいのか、
不安になる社会を生きている。

だから。
本屋というメディアが必要なんだと思った。

新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネット、そして本。

答えのない時代に、
メディアに対して、求めるのは、

「答えを教えてくれること」ではなくて、
「ヒントを得て、仮説と検証を繰り返し、行動していくきっかけをくれること」
なのではないか。

だとすると、
メディアに求められるのは、

発信者と受信者の双方向コミュニケーション
受信者同士の相互コミュニケーション

そして何より、
ひとりの個人として、
「メッセージを発していく」ということなのではないか。

世間を代表して、
「けしからんことだと思います」
といっているだけでは、
人たちに求められなくなっていくのではないか。

そして、
ユーザー同士をただつなぐだけでは、
協働(コラボ)は起こらないのではないか。

新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・インターネットでもなく、そして本でもなく、
「本屋というメディア」が必要なんじゃないか。

ひとりの個人としてメッセージを発し、
そこに偶然やってくる人たちとコミュニケーションし、
仲間になり、新しい動きをつくっていく。

それができるのが、
本屋であり、古本屋さんなのだと思う。

答えのない時代、
本屋が担う役割はどんどん大きくなっていく。

本屋は、まだやれる。

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Posted by ニシダタクジ at 07:56│Comments(0)
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