2015年04月16日
まちの本屋というメディアをつくる
商店街の中のまちの本屋とは、
いったいなんだろうか?
どんな機能を期待されているのだろうか?
僕の本屋さん観=本屋の機能、役割
は3つある。
ひとつめは「居場所」機能、
コミュニティの拠点となり得る本屋
本屋という誰もがフラットな立場であり、
たくさんの本に囲まれているという空間には、
多様性が受け入れられるという雰囲気がある。
それは、
もともとまきどき村という畑をやる動機付けにもなった
「畑はコミュニティの拠点となり得る」
という直感から出発している。
ふたつめは「教育(学びの機会提供)」機能
これは、暗やみ本屋ハックツなどの動機づけとなった
不登校の中学校3年生との出会いから、
中高生にとって、地域の大人と偶然出会える仕組みが必要だ
と思ったこと。
もちろん本を通して、
いろんな世界が広がっていくというのも
本屋ならではの機能だと思う。
そして最後、みっつめが「メディア」機能だ。
これはサンクチュアリ出版の営業時代に
とあるヴィレッジヴァンガードの店長が言った一言
「郡山にカフェを作ろうと思っているんです。」
この一言から始まった旅だ。
半年後に本当にカフェが2か所もできて、
「本屋は自由自在に、まちをつくれるんだ!」
と感動し、いつか自分も本屋をやろうと思っていた。
実際に本屋をやってみて、
そしてそのあともいろんな本屋をめぐり、
また本屋さんの話を聞いて、感じていることは
「本屋」そのものがメディアであるということ。
メディアとは「媒介」という語源からわかるとおり、
対話をする装置のこと。
恵文社一乗寺店の堀部さんが言っていたけど、
「まちの人と対話しながら本棚を作っています」
というように、
本屋とはまちの人との対話装置である。
そして、郡山のヴィレッジヴァンガードで起こったことは、
まさに対話の結果、人の行動が起こることだった。
そして何より、
カフェを始めた人が
そのヴィレッジヴァンガードで本を買ったかどうか?は
あまり重要ではないということ。
店長が「カフェをつくりたい」と思い、
お菓子作りの本を選び、マグカップやランチョンマットを
置いたコーナーをつくった。
その波動というか意思が誰かから誰かを通して伝わり、
実際にはカフェができたのではないか?
本屋というのは、実はそういう場所なのだと、
いまとなっては思う。
僕にとっての本屋観は、
「コミュニティの拠点」であり、「教育機会提供の場」であり、
そして「メディア」という3つの機能を備えた場所のこと。
これから動き出す「暗やみ本屋ハックツ」も、
上石神井の街や人と対話しながら
ひとつのメディアを作り上げていけたらと思う。
そんなメディアづくりの機会を、
あなたもご一緒しませんか?
「暗やみ本屋ハックツ」は現在クラウドファンディング挑戦中です。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu
4月30日まで、
ツルハシブックスでは劇団員を募集しています。
http://tsuruhashi.skr.jp/boshu
いったいなんだろうか?
どんな機能を期待されているのだろうか?
僕の本屋さん観=本屋の機能、役割
は3つある。
ひとつめは「居場所」機能、
コミュニティの拠点となり得る本屋
本屋という誰もがフラットな立場であり、
たくさんの本に囲まれているという空間には、
多様性が受け入れられるという雰囲気がある。
それは、
もともとまきどき村という畑をやる動機付けにもなった
「畑はコミュニティの拠点となり得る」
という直感から出発している。
ふたつめは「教育(学びの機会提供)」機能
これは、暗やみ本屋ハックツなどの動機づけとなった
不登校の中学校3年生との出会いから、
中高生にとって、地域の大人と偶然出会える仕組みが必要だ
と思ったこと。
もちろん本を通して、
いろんな世界が広がっていくというのも
本屋ならではの機能だと思う。
そして最後、みっつめが「メディア」機能だ。
これはサンクチュアリ出版の営業時代に
とあるヴィレッジヴァンガードの店長が言った一言
「郡山にカフェを作ろうと思っているんです。」
この一言から始まった旅だ。
半年後に本当にカフェが2か所もできて、
「本屋は自由自在に、まちをつくれるんだ!」
と感動し、いつか自分も本屋をやろうと思っていた。
実際に本屋をやってみて、
そしてそのあともいろんな本屋をめぐり、
また本屋さんの話を聞いて、感じていることは
「本屋」そのものがメディアであるということ。
メディアとは「媒介」という語源からわかるとおり、
対話をする装置のこと。
恵文社一乗寺店の堀部さんが言っていたけど、
「まちの人と対話しながら本棚を作っています」
というように、
本屋とはまちの人との対話装置である。
そして、郡山のヴィレッジヴァンガードで起こったことは、
まさに対話の結果、人の行動が起こることだった。
そして何より、
カフェを始めた人が
そのヴィレッジヴァンガードで本を買ったかどうか?は
あまり重要ではないということ。
店長が「カフェをつくりたい」と思い、
お菓子作りの本を選び、マグカップやランチョンマットを
置いたコーナーをつくった。
その波動というか意思が誰かから誰かを通して伝わり、
実際にはカフェができたのではないか?
本屋というのは、実はそういう場所なのだと、
いまとなっては思う。
僕にとっての本屋観は、
「コミュニティの拠点」であり、「教育機会提供の場」であり、
そして「メディア」という3つの機能を備えた場所のこと。
これから動き出す「暗やみ本屋ハックツ」も、
上石神井の街や人と対話しながら
ひとつのメディアを作り上げていけたらと思う。
そんなメディアづくりの機会を、
あなたもご一緒しませんか?
「暗やみ本屋ハックツ」は現在クラウドファンディング挑戦中です。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu
4月30日まで、
ツルハシブックスでは劇団員を募集しています。
http://tsuruhashi.skr.jp/boshu
Posted by ニシダタクジ at 06:31│Comments(0)
│日記
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