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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年12月25日

「生きる」という問い

「生きる」という問い

「たたみかた」(アタシ社)
23日の鎌倉さんぽで購入しました。

今年の4月に発行された創刊号は、
福島特集。

この前、逗子であった、
10代のためのブックフェアで
「アタシ社」を知った後だったので、
ビビっときました。

まえがきでもう、問いがいっぱい。

自分の「正しさ」がどこからやってきたのかも知らないで、
他者の「正しさ」を理解しようとすることができるだろうか?
これが、私が私に投げかけた問いである。

ただ一つの「正しさ」は存在しない、という結論に至ったからこそ、
その存在しないはずの「正しさ」を探せたらなあと思うようになった。
できる限り、全ての生命が調和的に生きられるような、そんな「正しさ」。

いいな。
そうそう。
終わりのない問い、正しさ。
それは、「美しさ」と言い換えてもいいかもしれない。

そういうやつ。

巻頭に出てくる「上野」の話は
とってもグッとくる。

東北の人たちにとって、「東京」とは
上野のことだと。
長らく発着駅であった上野。

以下、本文から。

~~~以下引用

東北の、そして福島の余韻をまだちょっとだけ残した、
あの混沌の街。闇市に始まり、高度経済成長を支え、
「ヒルズ」的な商業施設を拒絶し、昭和の亡霊を一人引き受け
今ではアジアの混沌を、その深い懐の中に迎え入れている上野。
生きることの根源がそこにはあるんだ。

~~~ここまで引用

そっか。
上野ってそういうところか。
たしかに、包容力ある。

ここに出てくるアメ横の魚屋「魚草」の店主、
大橋さんのコメントが素敵だ。

「アメ横で魚屋をやるっていうのは、
矜持と忸怩を2つ持たなければいけないんだ」

いいなあって。
そこには、「生きる」っていうのがあるなあって。

キレイなだけじゃないし、
正しいだけじゃない。

そこに、自分なりの「生きる」があるのだろうなと。

そんな文を電車の中で、読んでいたら、
あ、そういえば、今日アメ横行けるなって。

常陸多賀「クリエイティブ図書館‐kazamidori」で本棚つくってから上野へ移動。
「生きる」という問い
アメ横

八百屋を探したけど、魚屋さんばっかりで、
地下街でようやく発見。

「生きる」という問い
めちゃアジアでした。
金額も電卓を見せられる感じです。

せっかくなので、魚草(立ち飲みは年内最終日でした)
「生きる」という問い

そして、合羽橋・飯田屋さんへ。
「生きる」という問い

200種類のおろし金の中から、
ジンジャーエールつかうジンジャーシロップ用の
生姜を下ろすためのおろし金を吟味!

「生きる」という問い
新城劇場の麗花さんも実演!

結局、下ろし界のベンツ、に決定しました。
「生きる」という問い

最後に飯田さんと!
「生きる」という問い

料理人を幸せにしたい。
いい料理道具を手に持ったときの、
その「ひと手間」が、たくさんの人を笑顔にする。
そんな飯田屋さんのミッションを感じた。

暮らすこと。
食べること。
生きること。

「働くこと」も大切だけど、
暮らすこと、食べること、生きること。

そういう根源的な問いにも、
自分なりの「生きる」を探し、実践していきたい。

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Posted by ニシダタクジ at 08:30│Comments(0)
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