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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年12月15日

自分に向き合うのではなく、「場」と「問い」にフォーカスする その2

昨日のつづき。

第1期:1985~1999
キーワード「生きる意味」「豊かさ」「農」「自然」「思考停止」「センスオブワンダー」・・・

第2期:2000~2014
キーワード:「コミュニケーション」「15歳」「瞬間」「創造」「学び合えば希望は生まれる」

第3期:2015~
キーワード:「アイデンティティ危機」「創造的脱力」「場のチカラ」「チューニング」「予測不可能性」「高校魅力化」

ということで、第2期から「問い」の変遷を。

2000年8月、巻町へ転居。大学院を半年残しての移住。
一軒家で知り合い向けゲストハウス、本屋、学習塾を小さくやってみた。
「まちづくり」ってなんだ?

2002年、地ビール屋退職後、中学3年生シンタロウとの出会い。

どうしてこの子は、無職の僕に心を開いたんだろう?
⇒仮説1 むしろ無職だからよかった⇒多様な大人に会える機会をつくる。
⇒NPO法人虹のおと設立して子どもの遊び場づくり

15歳が自分と地域と社会を好きになり、自分と社会の未来創造へ向けて歩き出している地域社会の実現。

2004年「小説吉田松陰」の野山獄エピソード
⇒学び合えば獄中でさえ希望を生むことができる。
⇒学び合いの場づくりどうつくるか?

2004年中越地震
ボランティアってなんだ?
⇒一方的に与える、与えられるものじゃなく、双方向コミュニケーション。

子どもが日常的に地域の大人と接するには?
⇒神社で子どもと遊ぶ虹のひろば
自分に向き合うのではなく、「場」と「問い」にフォーカスする その2

2006年NEC社会起業塾応募をきっかけにNPO法人ETICのチャレンジコミュニティプロジェクト(チャレコミ)に参画
大学生の地域企業インターンシップ事業を立ち上げ。

「社長に挑戦セヨ」:1泊2日で社長の出したお題に学生がビジネスプランを考える。
学生と社長が学び合う場をつくれないか?

長期インターンシップ。
顧客は誰で、価値は何か?(ドラッカーの5つの質問)

2011年ツルハシブックス開店
⇒大阪・スタンダードブックストアをモデルに。
⇒再来店するには?
⇒1回目客の滞在時間を伸ばす

「本」を介して、人と人がつながる。
「サムライ」「劇団員」システム導入。
参加型本屋になり、店員とお客の区別をあいまいに。

大学と連携したコミュニケーション講座や商店街や粟島でのプログラムづくりを行う。
粟島3泊4日で大学生が劇的に変わる!

「長期インターンシップ」のお客は誰で、価値は何か?に悩む。
その優秀な子たちには、僕がサービス提供をしなくてもいいのではないか?

「就活」に向かう大学生の「やりたいことがわからない」「自分に自信がない」
という悩みが深刻なことに気づく。

「やりたいことがわからない」はなぜ苦しいのか?
巻き込まれて、小さなプロジェクトをやってみること。

⇒「うちのまち なじみのお店 ものがたり」プロジェクト
大学生がコーディネーターとなり商店街で講座を開く。

「就活」というコミュニケーションデザインへの疑問
⇒「夜景企画会議」
大学生と中小企業の社長が新潟の夜景を見ながらビジネスアイデアを考える。

第3期:2015年~

茨城大学社会連携センター・COCコーディネーター。
COC=センターオブコミュニティ=コミュニティの拠点としての大学を目指す文科省事業

授業構築サポート(茨城学・地域PBL)
大学生の地域プロジェクト支援

岡倉天心との出会い
西洋と東洋を茶で結べないか?⇒コミュニケーションデザイン

暗やみ本屋ハックツ立ち上げ「10代限定古本屋」
茅ヶ崎美術館ハックツ展示「ハックツ」というコミュニケーション・ツール

2016年ツルハシブックス閉店
居場所になるリスク⇒コミュニティは閉じやすいこと。
どうすれば開かれ続けるのか?

カフェゼミ×つながるカレー 加藤文俊先生
⇒「予測不可能性」こそがエンターテイメントの本質

にいがたイナカレッジ、取材型インターンひきだし、新城劇場。
チューニング・ファシリテーション⇒
「価値観とルーツ」を語る自己紹介と、思ったことを言える場づくり、振り返りのエンターテイメント化

場のチカラ⇒アウトプットを出すのは個人のチカラでもチーム力でもなく場のチカラ
山口周「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」で退職を決意。

2018年退職
「創造的脱力」(若新雄純)というコンセプト
創造的脱力アプローチが得意だったのに創造的破壊アプローチを志向したこと。
大学のような大きな組織にはフラットなコミュニケーションが成立しにくいこと。

2019年阿賀黎明高校魅力化プロジェクトへ

課題整理と魅力化のポイントは?
⇒留学生の確保がカギ
⇒寮の設定と募集活動へ。
ベネフィットじゃなくてWHYを語るべき。

2020年コロナショック
オンラインでないとたどり着けない場とは?

「高校魅力化」をコミュニケーションの手段として
地域の人と「見つけ合う」ことが可能なのではないか。
場のチカラを高め、「学び合い」から「見つけ合い」へ。

その瞬間を見たい。
「探究」活動をベースに、地域と高校生との問いに対してのフラットな場が生まれること。

自分に向き合うのではなく、「場」と「問い」にフォーカスする その2

こうして見てくると、
土曜日に久保さんが言っていたように、
「問い」はどんどん変わっていく。
「問い」が変わるということは、自分(の思考)も変わっているということ。

だから。
手法としては、自分に向き合い、目標を立てて、達成を繰り返し、成長実感を得るよりも、
実は「場」と「問い」に注目して、「場」をベースに活動し、結果、「問い」が深まる(変化・進化・深化する)
探究活動やマイプロは、そんなことを繰り返すためにあるのではないか。

「やりたいことがわからない」
「自分に自信がない」

全然問題ない。
結果を出すのはあなた個人ではなく「場」だからだ。

「自分自身の問いが見つからない」

全然問題ない。
「場」をベースに活動し、ふりかえりの時間を多くとっているから。
共感や違和感をベースに「問い」を見つけていこう。

問いがなんとなく見つかったら、その問いに対するアクションを起こし、
さらに自分で振り返り、「問い」を育てる(変化・進化・深化させる)
問いが変わると共に、実は変わっていた自分に気づく。

そんな繰り返しでアイデンティティはなんとなく構築され、アップデートされ続けるのでは、という仮説。

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Posted by ニシダタクジ at 06:42│Comments(0)日記
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