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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年07月21日

儲けるということ



僕たちはお金以外のものも儲けたいと思っている。
欲張りなのかもしれない。
各地でコミュニティデザインの仕事をするなかで、
多くの友達を儲けることになる。仕事が終わった後も情報交換し、
たまに遊びにいくといつでも迎えてくれる友達を得る。
こうした人たちとのつながりは僕たちにとってかけがえのない財産だ。
「藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?」(藻谷浩介 山崎亮 学芸出版社)より

ステキですね。
山崎亮さん。

コミュニティデザインとは、
お金だけじゃなく、いろんなものを儲けていく。
そんな仕事なんだろうと思う。

画一化された価値観が人々を苦しめている。
その頂点にあるのが経済合理性、目的最適化、効率化
という世の中の仕組みだ。

「目的、目標を持って、いまを生きること」
これは確かに大切だ。
しかし、朝起きてから、夜寝るまで、
すべてを合理的に、効率的に生きることは、
幸せな時間なのだろうか。

いや。
そもそも、経済成長とはなんだったのか?
とこの本は問いかける。

僕は15年前にGDP(GDP 経済総生産の指標
と幸せの指標が必ずしも一致しないことを知った。

当時は環境をテーマに学んでいたが、
環境を汚染し、それをリカバリー(修復)するほうが
キレイな自然や里山のように守られるよりも
GDPの数値は上昇するのだ。

この本は、時を超えて、
そんな思いを新たにしてくれた。

経済のもともとの意味は
「経世済民」、つまり「世の中をうまく治めて人々が幸せな生活を送ることができるようにすること」ということだった。
だから、お金をたくさん得ることというわけではなく、多様な方法で人々がより幸せになることが
本来的な意味での「経済成長」であり、お金がたくさん手に入るということは
そのうちの一つの指標でしかなかったはずだ。
(同書より一部引用)

なるほど。
そういうことだ。
幸せになるために、経済という手段があったのに、
いつのまにか手段と目的は逆転して、

経済的であることが幸せの条件である、
というようになってしまったのだ。

しかし。
しかしだ。

時代はもう、折り返したはずだ。
合理性、効率性を追求し続けても、
すでに、合理的ではなくなった事例がいくつもある。

反対に、「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著 あさ出版)
のように、障がい者雇用をはじめ、社員を大切にしている会社の
業績が伸びている。

「豊かさとは何か?」

そんな誰もが抱いている根源的問いに
ひとりひとりがそれぞれの答えを見出せる社会を
僕は豊かな社会だと言いたい。

いつも素晴らしい本をありがとう。山崎亮さん。  

Posted by ニシダタクジ at 06:29Comments(0)